大学中退から正社員の就職を目指す方を支援!求人サイトや面接のコツ・女性におすすめの職種を徹底解説

大学に入学したものの、何らかの理由があって学校を中退した人が就職をする時は、最終学歴が高校卒業ということになります。そして就職活動をするときは、面接の時になぜ大学を中退することになったのかを聞かれるでしょう。大学中退者がどのように就職活動をしていくか、解説していきます。

大学中退して就職活動をするにあたって大切なポイント

正社員にこだわろう

大学を中退してから仕事を探す時に、自分は大学を卒業していないので正社員になれないのではないかと不安に思う必要はありません。

何か理由があってアルバイトをすることもあるかもしれませんが、収入や保険などの福利厚生を考えたら正社員として働くことをおすすめします。大学を中退した年齢は多くの人が20代でしょう。20代のうちなら大学中退でも充分就職先は探せます。

終学歴に注意すること

大学を中退して就職することになった時、注意するべき点は「最終学歴は高校卒業」になることと、時期によっては「中途採用枠」の採用枠を狙うことです。中途採用で採用となると企業側は「即戦力」になる人を探しています。その採用枠を狙って就職活動をしている人も多いので、競争倍率が高く、社会に出て仕事をしたことがある人を採用したい企業側のニーズを考えると難しい面もあります。
まずは大学中退の場合、どのように就職先を探したらいいかをご紹介いたします。

自分自身の強みは何かを考える

大学を中退したからといって、卑屈になることはありません。
自分の強みは何か考えてみてください。大学に入学して何をしていましたか?サークルに入って活動していたら、その活動から何を学びましたか?大学で教授や仲間に出会い、何か得たものはありますか?考えてみましょう。

学歴では高卒にはなりますが、大学に入学したことで得られたものは高卒の人以上にあるのではないでしょうか。入学するために受験勉強に打ち込んだ努力や、大学の試験に向けて取り組んだことなど、努力は無駄にはなりません。これまでの経験を振り返って、自分の強みは何か探しアピールポイントにしましょう。

大学中退した方も安心!就職サイトや就職支援先

インターネットの求人サイトで探す

インターネットの求人サイトには中途採用の募集枠がたくさん載っています。気をつけるべきは「高卒可」の募集枠に応募することです。最近ではインターネットの求人サイトもたくさんあり、募集も分かりやすく載っています。

ハローワークで探す

最寄りのハローワークで仕事を探すという方法もあります。ハローワークではさまざまな職種の求人があります。企業規模も、社員数名の会社から大企業までと幅広く、その中から自分に合った会社を探すことができます。

仕事が見つかるまでは、無料で相談会や面接の練習会などを行なってくれるところもあります。また、職業訓練のカリキュラムもあって(有料もある)パソコンの基本的な操作の仕方などの講座があるので、スキルアップのために利用するのもいいでしょう。

エージェントに紹介してもらう

転職エージェントに登録して仕事を紹介してもらう方法があります。転職エージェントは転職したい人だけではなく、大学中退者にも紹介できる仕事がたくさんあります。登録すると専属の就職アドバイザーがついてくれて、就職活動について色々なアドバイスをしてくれます。

転職エージェントには3社ほど登録するのをおすすめします。数社登録しておくと、常に何社か紹介してもらえる状態を保てますし、各会社のアドバイザーから色々な情報を得ることができるからです。
大学に通っている場合は、就職活動の時期になると学校が説明会を開催してくれたり、就職課というところで履歴書の書き方や面接の練習をしてくれる場合があります。しかし、大学を中退している人はそのような指導を受けることができません。

その点ではこのようなサイトに登録して、就職活動について専門の人からアドバイスがもらうのは賢い就職活動の方法だと言えます。

新聞折込や求人誌で探す

新聞の折込や無料の求人誌にも正社員の募集がたくさん載っています。新聞の折込では近隣の会社が募集を載せているので、自宅の近くで働きたい人にはおすすめです。多くの折込は週一回入ってきます。

大学を中退したから就職できないはウソ!目指せる就職先・求人

公務員を目指すこともできる

大学中退者は最終学歴が高卒になります。公務員を目指す場合は、高卒でもなれる公務員の仕事を選ぶ必要があります。公務員は人気の職業なので倍率は高いですが、高卒で目指せる公務員はあるので挑戦してみてもいいですね。

コミュニケーションが得意な人は営業職を目指してみよう

営業の仕事で高卒でも応募できる仕事はあります。大学中退者といっても、大学受験の経験がある実力は認められるはずです。

営業は、法人を相手にする会社と個人を相手にする会社があります。法人が相手の会社では相手企業へプレゼンテーションを行なったり、相手を納得させる優れたコミュニケーション能力が必要です。個人を相手にする会社は一人ひとりと向き合って、納得していただけるようなコミュニケーションを取ります。人と話す事が好きで、接客業の経験がある人には向いているかもしれません。

人気の事務職・医療事務も目指せる

一般事務の仕事は比較的募集が多く、「未経験可」や「高卒以上」の条件募集が多いです。一般事務は、職種によりますが他の社員の補佐を行うのがメインの仕事になります。人を支えるのが好きな人には向いていると言えます。
一般事務は多くの会社がパソコンを使って仕事をします。最低でも、WordやExcelなどの基本操作ができることが大切なので、就職活動をしながらパソコンの勉強をしておくといいでしょう。

人と接することが好きな人は接客業がおすすめ

接客業は沢山の種類があります。飲食店から販売店まで、幅広い業種の接客業があるので分野を絞って探すのもいいですね。
接客業・販売業は正社員・パートタイマー・アルバイト・派遣社員・契約社員など様々な雇用形態の人がいます。自分が好きなものを扱う会社を目指すのもいいですね。好きなものに囲まれていると、やる気もアップしますし他の人もにすすめたいと思えます。接客業・販売業は接客と販売だけではなく、店の掃除や商品の陳列、金銭管理、レジ打ちなどの仕事も行います。

大学受験の経験を生かした塾講師

大学中退といっても、大学を受験して勉強していたという実績があるので採用される可能性が高いです。塾講師の仕事は自分の得意科目を受け持つことができるので、それをアピールすると採用されやすいです。学生の頃からアルバイトで塾講師をやっていた人は特に有利になるでしょう。

大学中退した人の面接対策!

大学中退を履歴書に書くべき?

大学中退者にとって、履歴書の学歴の書き方を悩むことでしょう。「中退」と書くことで自分のマイナスポイントになってしまうと思うからです。実際、何かを途中でやめるということをいいと思う人はあまりいません。
しかしそれは理由によるので、履歴書の大学中退の理由を簡潔に書くといいでしょう。「家庭の事情によって」などと書くことで、履歴書を目にしたときの印象が少し違います。履歴書は手書きの場合は丁寧に、読みやすく書きましょう。

面接で大学中退の理由を聞かれたらどう答えたらいい?

面接の時に、必ずと言っていいほど「なぜ大学を中退したのか」ということを聞かれるでしょう。その時の答え方で採用されるかどうか左右されます。大学を中退した理由が仕方がなかったと思われれば、不採用にする判断基準にはならないからです。

答え方としては、「本当はもっと勉強がしたかったが中退せざるを得ない理由があった」と伝えることです。「家族が病気になり、経済的に学費を払うのが難しくなった」「病気やケガによって通学することが難しくなった」など、仕方がなかった理由を述べるようにしましょう。

職務履歴書の書き方のコツ

募集した会社から職務経歴書を提出するように指示された場合は、どのようなことに気をつけて職務経歴書を作成したらいいのでしょうか。

大学を中退した人は社会経験がありません。なので、今まで経験してきたアルバイトについて書きましょう。アルバイトをやっていた時の職位などがあったらそれを書きます。バイトリーダーをやっていて、シフトの作成を任されていたことがあったら責任感がある人だとアピールできます。
応募した会社と同じ職種でのアルバイト経験がある場合は、アルバイトでも経験があることで教育の時間が短縮できるので、採用に有利になる場合があります。職務経歴書は自分がやってきたことがアピールできるものなので大いに活用しましょう。

採用されたらまずやるべき3つのこと

提出書類を用意する

採用が決まったら会社から書類を用意するように連絡がくる場合があります。給与振込用の銀行口座が分かるもの(通帳)、マイナンバーカード、住民票など会社によって揃える書類は変わるので、しっかり確認して漏れのないように注意しましょう。

身だしなみをしっかりしていく

採用になり、会社へ初めて出社するときは身なりを整えて行きましょう。
スーツははじめのうちは就職活動をしていたスーツでも大丈夫です。シャツは無難に白がいいでしょう。男性は髭を剃ります。職種によりますが、特に飲食店は男女とも爪を短く切っておきます。女性はメイクはナチュラルにし、ネイルは派手な色は控え、飲食店の場合はネイルはしないでおきましょう。会社によっては身だしなみの決まりがあるので、面接の際に聞いておきます。

最低限のビジネスマナーを身につけていこう

社会経験がなくても、これから社会人として働くのでビジネスマナーを事前に勉強しておくことが大切です。電話対応やメールの送り方など、前もってどのように対応するのかを知っておきましょう。

大学中退でも就職はできる!自信を持って臨もう!

企業側は大学中退であっても採用しない理由にはなりません。企業は人を見るからです。
大学を中退した理由が「勉強が嫌になった」「面白くないから」などという理由なら、会社も途中で辞めてしまうのではないかと思われます。しかし、納得できるような理由だったら採用される確率はあります。やる気をアピールして、真面目な態度で面接に臨めば大丈夫です。自分は大学を中退したからと、マイナス思考にならなくてもいいのです。これから色々なことを吸収できるのだ、と前向きになって就職活動に臨みましょう!

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