医療事務の資格の種類を未経験から上級者まで難易度別に紹介!おすすめのスクール6選と勉強方法も

Kaede

医療事務の仕事は全国どこにでも働く場所があるため人気の仕事です。そのため医療事務の仕事へ転職をするために資格取得を目指す人も多いでのはないでしょうか?今回は医療事務の資格の種類や勉強法について紹介します。

医療事務の仕事をするのに資格は必要?

医療事務の仕事とは

医療事務の仕事は病院の一般事務の仕事と思われてしまいがちですが、実際は企業の一般事務とは異なる点がいくつかあります。そこでまずは医療事務の主な3つの業務について紹介します。

  • 受付業務
  • 来院した患者さんの受付業務も医療事務の仕事です。受付の時に診察券と保険証を確認します。初診の場合は保険証をもとに新しくカルテを作成し、再診の場合は保険証の内容に変更がないか確認し、カルテを準備します。
    また会計時の準備のために医療費補助などを受けていないかをこの時点で確認します。このように受付業務では確認事項が多くあるため漏れがないように慎重に行います。

  • 会計業務
  • 診察が終わった患者さんのカルテを確認しながら会計作業を行います。

  • 請求業務
  • レセプト業務とも言われ、国民健康保険団体連合会(国保連)に対して医療費の内患者さんの自己負担額を引いた金額を請求するために請求書を作成する業務です。毎月、その月に来院した患者さんごとに個人情報や保険の情報、その月に行った医療行為を細かく入力して、請求書を作成します。

医療事務の資格とは

医療事務の資格は国家資格ではなく民間資格です。そのため資格を取得していなくても医療事務の仕事ができます。医療事務の資格は各民間団体がそれぞれ実施しているため複数存在します。また資格によって医療事務の業務全般が試験範囲の資格もあれば、レセプト作成やカルテの情報管理に特化したものなど資格によって試験範囲もさまざまです。

医療事務の資格取得のメリットとデメリット

医療事務の仕事は資格を取得していなくても仕事ができます。しかし多くの病院の求人は未経験者よりも実務経験者を募集するケースが多いです。そのため医療事務の資格を取得しておくことで、実務経験が少なくても一定のスキルを持っていることを証明できます。

また未経験から医療事務の仕事に転職する場合は、事前に医療事務の資格試験にチャレンジすることで仕事の内容を把握できます。一度資格を取得しておけば、育児などでブランクがあっても復職しやすいです。もし医療事務の仕事を長く続けたいと考えるなら、取得しておく方がいいでしょう。

一方デメリットは、医療事務の資格は比較的取得しやすいといっても、試験のための勉強が必要です。資格取得のためのスクール費用などお金がかかることや、資格試験のために時間が取られてしまいます。多くの民間団体が医療事務の資格を実施しているため、自分に必要な資格を選んでから受験しなければ、資格取得自体が無駄になってしまうこともあります。

医療事務の資格の種類と難易度

医療事務検定試験(日本医療事務協会)

日本医療事務協会が実施する医療事務の資格です。試験範囲は医療保険制度、患者様応対、医療費計算、請求事務の知識など医療事務全般の基本的知識及び、スキルが審査の対象です。日本医療事務協会が実施する講座を受講後に受験できます。授業に使用したテキストは持ち込みできるため、暗記が苦手な人でも安心です。医療事務検定試験の合格率は88.1%(平成28年度実績)と高く、資格取得後は転職サポートも行っているため、未経験から医療事務の仕事へ転職したいと考える人にオススメです。

→ 日本医療事務協会 医療事務検定情報サイト 公式HP

医療事務技能審査試験(日本医療教育財団)

医療事務技能審査試験は日本医療教育財団が実施する医療事務資格です。試験に合格するとメディカルクラークの称号が与えられます。医療事務の業務である受付、診療報酬請求事務など業務スキルがあるかどうかが問われます。またほかの医療事務試験ではあまり問われない患者接遇に関する問題が出題されます。年間5万人以上が受験し、合格率は2級、1級共に60%前後です。

→ 技能審査認定 医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®) 公式HP

医療事務管理士(技能認定振興協会)

技能認定振興協会が実施する医療事務の資格です。2ヶ月に1回試験があり、合格率は50%前後です。合格者には医療事務管理士の称号が与えられ、認定書が交付されます。資格を取得することで医療保険制度や診療報酬の仕組みを理解し、正確に診療報酬を計算することができるスキルを有することを証明できます。

→ 医療事務管理士技能認定試験 公式HP

診療報酬請求事務能力認定試験(日本医療保険事務協会)

厚生労働省が唯一認定している公益財団法人日本医療保険事務協会が実施する試験で、合格率が30%前後と医療事務の資格の中で一番難しい資格です。受験資格は特にないため市販されている参考書やテキストを利用して独学でも合格を目指せます。診療報酬請求が正しくできるかどうかと、受付・会計・オペレーター業務など医療事務全般の業務ができるかが問われます。試験は年2回実施され、学科と実務試験が行われます。

→ 診療報酬請求事務能力認定試験 公式HP

医療事務認定実務者(R)(全国医療福祉教育協会)

2016年からスタートした全国医療福祉教育協会が実施する資格で、試験は毎月実施されます。合格率は60〜80%前後と今まで紹介した医療事務の資格の中でも一番難易度が低いです。出題範囲は受付業務に関する問題が多く、初めて医療事務の仕事をする人向けの資格です。一般の方や通信講座の受講生は自宅で受験し、通学講座を受講している人は会場受験です。

→ 医療事務認定実務者 公式HP

医療事務資格取得のための勉強方法

市販のテキストで独学

医療事務の資格試験用の参考書やテキストを購入して勉強する場合は、いろいろなテキストを購入するのではなく、テキストを一冊に絞って勉強するといいでしょう。独学は一番費用を抑えられます。
しかし、その反面自分で資格試験までのスケジュールや勉強に対するやる気を持続させなければいけません。特に仕事をしながらの場合、試験に向けて勉強時間を確保しなければいけないため、コツコツ毎日勉強できる人や自己管理がきちんと行える人でなければ難しいでしょう。勉強にかかる費用は約1万~1万5,000円程度と言われています。

専門学校や通学講座で学ぶ

講座に通学して学ぶメリットは、授業に出席することで仕事をしながらでも勉強時間を確保できることです。また疑問点が出てきた時にすぐ講師に質問することができるのも通学講座のメリットです。ただし学校が近くにない場合などは通学時間も含めて時間の確保が必要です。
医療事務資格を取得するための講座は約6万~9万円程度のため、ある程度費用を準備する必要があります。また専門学校でより専門的な知識を身に付けようと思った場合は、通学期間が1年から2年必要で費用が約200万円とかなり高額です。

通信講座で学ぶ

書店でたくさんの参考書やテキストからどれを選んでいいか分からない場合や、自分で学習スケジュールを立てられない人は通信講座を利用するのもいいでしょう。通学講座よりも費用を抑えることが可能です。また添削課題を提出することで自分の苦手な部分もわかります。講座によっては分からないことを質問することも可能です。費用は約5~6万円が一般的です。

おすすめスクール6選

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーの医療事務通信講座は、医療事務の最難関資格である診療報酬請求事務能力認定試験の資格取得を狙えます。テキストとDVDだけでなく、スマホから動画で学ぶことができるので従来よりもわかりやすくなっています。また添削指導が無制限のため、不明点や苦手なところをなくすことが可能です。講座終了後は全国のヒューマンアカデミーの校舎で最新の求人を閲覧できたり、自己分析から面接対策までサポートを受けられます。

日本医療事務協会

通学講座と通信講座が開講しています。通学講座は最短で8日、通信講座は最短で1ヶ月で資格取得できるので、勉強時間が長期間確保できない人にオススメです。講座を受講することで就職に必要な実戦力を養成するだけでなく、医療事務検定の資格取得が可能です。また資格取得後も就職サポーターによるサポートなどを受けられます。

ニチイ

通学講座と通信講座で資格取得を目指します。ニチイの契約医療機関から現場の状況を把握し、すぐに反映させることで、より実践的なカリキュラムで学べます。通学できる教室が全国に約300校あります。通信講座でも受講期間中なら無料で通学コースの授業を聴講できる無料聴講制度があるため、通信講座だけだと心配な人でも安心です。

資格の大原

映像通学と通信講座で学べます。コースは入院設備のないクリニックへの転職を目指すコースと総合病院への就職を目指すコースの2つがあるため、自分のキャリアプランに合わせて選択できます。どちらのコースとも医療事務(医科)能力検定の資格取得を目指します。

ユーキャン


4ヶ月で医療事務認定実務者(R)試験の資格取得を目指す通信講座です。試験は毎月実施されているため受講期間内であれば再受験が可能です。自宅で勉強も資格試験の受験もできるため、小さなお子さんがいる人でも資格取得ができます。また添削課題の提出がペースメーカーになるため、自分のライフスタイルに合わせて合格までのスケジュールを組めます。

資格の学校TAC(タック)

通学講座と通信講座で学べます。オリジナル教材を使用して、最短で1ヶ月で効率的に学ぶことが可能です。通信講座の場合でも分からないことが出てきた場合、メールで質問したり、受講生限定の「質問・相談会」に参加して講師に直接質問することができます。また自宅で受験できるTAC医療事務技能認定試験は受験料無料です。

自分にぴったりの勉強法で医療事務の資格を取得しよう!

医療事務の仕事は全国各地に働く場所があり、長く続けられるため、昔から女性に人気の仕事です。そのため未経験から医療事務へ転職したいと思う人も多いのですが、実際の求人は実務経験者対象のものが多く、未経験からの転職は難しいです。

この時に強い味方になるのが医療事務の資格です。未経験でも資格を取得することで、医療事務に関する基本的な知識やスキルを持っていることを証明できます。もし将来医療事務の仕事をしたいと考えているなら、ぜひ資格取得にチャレンジしてみてはどうでしょうか?

0