子どもの咳が止まらないで長引く!咳止めの方法とは?

昼間は元気に遊んでいる、子ども。昼間はそんなに気にならない咳が、特に寝る前に咳がでてきて、止まらない。そんなこと、よくあります、あります!

子どもの咳が止まらない…夜にひどくなる理由は?

夜になるとどうして咳はひどくなるのでしょうか?

それは…。みなさん、交感神経と副交感神経ってご存知ですか?とてもわかりやすく説明すると、起きていて、よしっ!やるぞ!と、体の各臓器・器官の気持ちを引き締め、緊張させて仕事させるのが交感神経。(メラメライオン?)

夜寝る前、リラックスして、お昼間、お疲れ様~!各臓器器官たちよ、今日の疲れをとってゆったり過ごそうね!と、リラックスさせるのが副交感神経です。(リラックマ?)夜働いているのは、もちろんおやすみ前ですから、リラックマ、いえいえ、副交感神経。体の各所はすっかりリラックスモードなのです。

気道の粘膜も緊張がゆるみ、だら~ん…。せまくなります。すると、過敏になり、咳がでる、とまあ、こういうシステムに体はなっているのですね。夜に咳が出やすくなるのは、仕方のないことですね。

また、夜寝ようと横になると、鼻水が喉に落ちてきて、喉に絡みつきますね。気持ち悪い、こんこん…。と、咳が出ます。鼻水が原因の時は、上半身を少し起こしてあげてください。45度くらいの角度が理想ですが、少しでも効果があります。枕だけを高くすると却って眠れなくなる(首がつらい)のでやめてあげてくださいね。

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胃腸風邪

子どもの咳が長引く原因とは!?

  • 風邪
  • インフルエンザ
  • 喉頭炎
  • 気管支炎
  • 百日咳
  • マイコプラズマ肺炎
  • 副鼻腔炎
  • クラミジア感染症
  • クループ症候群

などが疑われます。子どもは抵抗力がまだ大人よりも弱く、気道などに炎症を起こしやすかったり、咳をまだ上手にできず、痰を外に排出できずにいて咳が出やすいです。様子を見て、2週間以上続く咳は病院へいきましょう。それに、咳って体力を消耗して、つらいものです。

あちこち妙なところに力が入るからか、筋肉痛になったりしますしね。夜咳が止まらないとよく眠れないのでつらいです。2週間以上ひどい席が止まらないというのはお子さんにとってつらいことです。

軽い風邪の場合の咳はたいがい2週間以内に治ってしまいます。咳は体の中に起こっている何らかの異常を知らせるサインです。長引く場合は特に、ストレスに・腫瘍・先天異常など、いろいろな病気が潜んでいる可能性があります。2週間以上長引く咳は、はやめに病院を受診しましょう。

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子どもの咳止めに効く市販薬や対処方法とは!?

市販の薬

鎮咳薬(読み:ちんがいやく) 咳止め
去痰薬(読み:きょたんやく) 痰を出し易くする薬
気管支拡張薬 気管支を拡張して、呼吸をしやすくする薬

などがありますが、むやみに止めてはいけない咳(痰を体の外に排出しようとする咳)もありますので、咳止めはむやみに使わないほうがいいかもしれません。

咳が止まらない場合

  • 加湿器を使う
  • マスクをする

などして、のどを乾燥しないようにしましょう。

  • のどを蒸しタオルで覆うのもよい
  • タバコを吸うのは外で
  • きれいな空気を吸わせてあげましょう

夜間の咳が止まらないとき

  • 湯冷ましや水を少しづつ飲ませてあげるとよい
  • 上半身少し起こしてあげるのもよいです

上のような方法を試しつつ、様子を見て長引くようならば病院を受診しましょう。思わぬ病気が隠れているかもしれません。

受診の際には

  • 発熱の有無
  • 咳や発熱はいつから続いているのか
  • いつごろひどいのか
  • どういった咳か(ケンケン・ゴホゴホ・痰が絡んでいそう など)

慌てずきちんと答えられるようにしておきましょうね!

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