バルーンアーティストは風船で人びとを笑顔にする仕事!その活躍場所や給料事情について

長細い風船を膨らませて、犬の形などを作るバルーンアートをご存知でしょうか。お祭りなどのイベントで子どもたちに人気のパフォーマンスを仕事にしている人のことをバルーンアーティストといいます。今回は、バルーンアーティストの仕事について解説していきます。

バルーンアーティストとは

風船で人びとを笑顔にする【バルーンアーティスト】のになるには どんなところで活躍しているの?

バルーンアーティストの仕事内容

バルーンアートの始まりは、アメリカの主婦たちがホームパーティーで部屋を飾り付けたことからだと言われています。これが広まり、飾り付けからパフォーマンスのひとつとして知られていくようになりました。日本では、バルーンアートを大道芸人がパフォーマンスとして取り入れ、子どもたちを楽しませることも多くその存在を知る人が増えました。バルーンアーティストは、結婚式などの飾り付けをしたり、祭りなどのイベントでショーを行います。

バルーンアーティストの給料

バルーンアーティストは、結婚式場やショップの飾り付けをする仕事と、イベント会場でショーに参加する仕事があります。それぞれ収入が異なり、イベント会場で開催されるバルーンアートイベントでは、1回で3万円~10万円程度の収入になります。結婚式やショップに装飾する場合は、イベント会社に勤務して会場に出向き、会場を飾り付ける仕事をします。

求人サイトなどの情報をもとにすると、会場を飾りつける会社に正社員として勤務する場合は、初任給が20万円から25万円程度になっています。アルバイトの場合は、時給約1,000円程度です。お祭りなどのイベントは、人気が出れば頻繁に呼んでもらえるようになります。

バルーンアーティストが活躍するところ

風船で人びとを笑顔にする【バルーンアーティスト】のになるには どんなところで活躍しているの?

結婚式場などで飾り付け(バルーンデコレーター)

バルーンデコレーターの仕事は、結婚式場や商業施設、展示会を風船を使って飾りつけをすることです。顧客は企業が多く、装飾は大掛かりなものになります。限られた時間で素早く丁寧に飾り付けをする必要があります。飾り付けをするテーマに合わせた風船の色や形、デコレーションを考えて顧客が満足する飾り付けをします。チームで協力して仕事を請け負うこともあります。

風船関連のグッズを販売する(バルーンショップ)

風船に関わる仕事のひとつに、風船やそれに関連する器具などを販売するショップで働くというものがあります。膨らませた風船を売る店と、膨らませる前の風船を売る店があります。風船を膨らませて店頭に飾って売るショップもありますが、風船を扱うショップの多くは通信販売が多いです。

イベントでパフォーマンス(バルーンパフォーマー)

バルーンアーティストの仕事と聞いてすぐに思い浮かべるのは、お祭りなどのイベントで風船を使って動物や花の形を作る仕事でしょう。これを「バルーンパフォーマー」と言います。最近では、イベントで子どもたちにバルーンアートを教える催しも人気です。サーカスなどでピエロが観客にバルーンアートを披露したり、大道芸人が多くの人を楽しませるためにバルーンアートを作って見せることもあります。人を喜ばせる、楽しんでもらうことが好きなことが好きな人には向いている職業です。

バルーンアーティストになるために資格は必要?

風船で人びとを笑顔にする【バルーンアーティスト】のになるには どんなところで活躍しているの?

バルーンアーティストに必要な資格はありません。風船があれば誰でも始められますが、知識や技術がなければ結婚式場などの飾り付けをするのは難しいでしょう。バルーンアーティストを職業にしたいと考えているなら、一定の知識や技術を学ぶことが重要で。それを証明するための民間の資格試験がありますので、取得しておくといいでしょう。

Bpro検定試験 [JBAN(日本バルーンアーチストネットワーク)]

JBAN(Japan Balloon Artists Network)は、バルーンアートがまだ世の中に広がっていない時期に発足し、バルーンアートを世に広めるために活動を始めた団体です。この団体が行なっている「Bpro検定試験」は、プロのバルーンアーティストが必要とする知識や技術を図るもので、この資格を取得することで知識や技術の証明になります。アーティストの情報交換やビジネスの支援を行う目的もある団体ですので、検定試験を受けて会員になり仕事をするためにアーティスト同士の情報効果の場としても利用するといいでしょう。

バルーン業務安全管理エキスパート [JBA(日本バルーン協会)]

この資格は、安全にバルーンを扱うこと、バルーン業務を行うことを目的にJBA(Japn Balloon Association)が認定する資格です。バルーンを扱う場面は、イベントでお客様に配ることや販売するなどがありますが、そのときの風船を使用する場面での安全管理能力を問うのが目的で「バルーン業務安全管理エキスパート」の資格を設立しました。取得するためには、バルーン業務安全管理講習を受講した後に6年間資格を保持して、さらに試験に合格する必要があります。

バルーンを学べる講座

風船で人びとを笑顔にする【バルーンアーティスト】のになるには どんなところで活躍しているの?
バルーンアーティストについて独学で学ぶのは難しいため、風船の扱いについての知識や技術を学べる講座を受けることをおすすめします。講座はさまざまなものがありますが、中でも有名なスクールをご紹介いたします。

エミリーズバルーン・アートビジネススクール

エミリーズバルーン・アートビジネススクールは、日本初のバルーンスクールとして1995年に開講されました。このスクールを卒業した人の中には、海外でバルーンスクールとして活躍している人もいます。スクールの内容は5日間で受講できるもので、全部で5つのコースに分かれています。初級コース1から上級コース2まであり、5日間をまとめて受講できない場合は、1つずつコースを受講することができます。カリキュラムを受けるごとに受講証明書が発行されます。

初級は、バルーンアートを仕事にするために必要な知識と技術を楽しみながら取得していきます。中級のコースは、パーティや結婚式場の飾り付けの基礎を学びます。そして、上級のコースではバルーンに関する特殊な技術である、バルーンの打ち上げや打ち下ろしなどを幅広く学びます。その他には、レベルアップしたい人のためにセミナーがあったり、趣味としてバルーンアートを体験してみたい人へのホビーコースなども開催されています。

夢くらふと協会

「夢くらふと協会」は2014年に設立されました。協会の名前である「夢くらふと」とは、細長い風船の廃材を利用して作る雑貨で、協会オリジナルのものです。バルーンアートを作る際に使用する風船を再利用して作ることができるリサイクル工作のことを言います。

この協会では、短時間でで資格が取得できる「1日6時間で資格取得バルーンアート認定資格講座」や、親子で楽しめる「親子で一緒にバルーンアーティストになれる認定資格講座」、子ども向けの講座「キッズバルーンアーティスト認定資格講座」の3つの講座が人気です。そして、協会の会員になると、イベントやセミナー、交流会に参加できるので、バルーンアーティストとして活動していくためにも会員になることをおすすめします。

ドリームバルーンアートスクール

バルーンアートスクールは、新しくバルーンでのビジネスを展開していく人、またはバルーンを使ったビジネスを拡げていくために成功してもらいたい、という理念を持って設立されました。スクールは少人数制のレッスンのクラスが大人気で、バルーンの基礎からブーケ、スタンド、アーチなどを学び、結婚式の装飾まで細かくカリキュラムが分かれています。その一つひとつを丁寧に指導してくれるので、しっかり学ぶことができます。

また、受講した後にビジネスを始める人へ適切なアドバイスやビジネスを始めるために必要な書類を提供してくれるなど、卒業後のアフターフォローも行なってくれます。また、バルーンアーティストとしてスキルアップを目指す人のために、世界公認バルーンアーティスト(CBA)取得のお知らせや、バルーンアートの大会への参加案内があります。そして、バルーンに関する機材や商材などの取扱いがあり、低価格で購入することができます。

イベントサイトに登録して活躍!

風船で人びとを笑顔にする【バルーンアーティスト】のになるには どんなところで活躍しているの?

バルーンアーティストの講座や資格、活躍できる職場をご紹介しました。風船を自由自在に扱って人を喜ばせることができるバルーンアーティストは、人を笑顔にできる素敵な職業ですね。イベントなどでたくさんの人に触れ合いたい、多くの人を楽しませたいと考える人は、イベントサイトに登録するのをおすすめします。人気が出れば指名が多くなり、仕事が増えることもあります。色々なイベントに参加して、楽しい時間を多くの人に与えられるでしょう。

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