鍵師になるにはどうすればいい?資格取得方法や求人状況について

Hiroko

玄関や車の鍵を失くしてしまったことはありますか?もしも鍵を失くしてしまったらとても困りますよね。鍵を開けてもらうために鍵師に頼んで家の鍵を開けてもらったことがある人もいるのではないでしょうか。この鍵師になるためには資格は必要なのかなど、今回は鍵のプロフェッショナルである「鍵師」について解説いたします。

鍵師の仕事

鍵師の仕事内容

鍵師の仕事は、家や車の鍵をなくしてしまったお客様からの依頼を受け、特殊な技術を使って鍵を開け、鍵のトラブルを解消する仕事です。また、鍵を開けるだけではなく、防犯のために家の鍵を複雑なものに交換したり、家の鍵の合鍵を作ったりする鍵に関するプロフェッショナルの仕事をするのが鍵師です。

鍵師の給料

鍵屋の給料は就職先によって異なりますが、鍵屋に正社員として就職した場合は、平均月収は約20万円ほどです。企業によりますが、ボーナスの支給があり安定した収入は得られるところが多いようです。

ただ、鍵屋は大手企業の会社がなく、個人事業や小規模の会社が多いため、高収入を得るのは難しいです。アルバイトで鍵屋で働く場合は、平均時給は約900円〜1,000円です。

鍵師の中には独立して開業する人もいます。その場合はお客様からの依頼があったら出向いていき、作業をする働き方になります。平均で1回の工賃が10,000円〜20,000円程度で、解除が困難な難しい鍵の場合や複数開ける場合などで工賃が変わってきます。

鍵屋の仕事は毎日決まった仕事があるわけではなく、鍵に関するトラブルが起きたり、交換したいと依頼してくるお客様がいないと収入がありません。鍵師は収入が高いと思われていますが、テレビに出るような高収入を得ている鍵師はほんのひと握りです。

鍵師の休日・勤務時間

  • 勤務時間
  • 鍵屋に就職して働く場合は、会社の営業時間に合わせて働きます。営業時間は長いところだと、早番と遅番のシフト制の勤務体制を取っているところがあります。中には24時間体制でお客様の依頼に何時でも対応できるようにしているところもあります。

    鍵屋として独立している場合は時間は関係なく、いつでも対応するようにしている人が多いです。カギのトラブルが発生するのは仕事から帰ってくる夕方から夜にかけての時間が多いため、遅くまで仕事することがよくあります。

  • 休日
  • 鍵屋で働いている場合は、他のスタッフと交代で休みをとり、週に2日程の休みがあります。カギのトラブルは曜日に関係なく起こりますので、土日が休みというのではなく順番で休むところが一般的です。

    独立開業している場合は自分で休みを設定して休日を作ります。しかし、鍵のトラブルはいつ起こるかわからないため、休みの日に電話がかかってくることもあります。その場合は休みでも対応するか断るかは自己判断になります。

鍵師になるには

鍵師として働くために資格は必要?

日本鍵師協会が主催する「鍵師技能検定試験」に合格し、認定されないと「鍵師」と名乗って仕事をすることはできません。

専門的な知識されあれば鍵に関する仕事をするのは可能ですが、鍵というプライバシーを守るものを扱う仕事は信頼が重要です。この検定試験に合格して「公認鍵師資格所持」であることを示すことは、お客様からの信用を得るためにつながります。安心して仕事と依頼してもらうためにも、持っていたほうがいい資格といえるでしょう。

鍵師になるための勉強

  • 鍵師に弟子入りする
  • 鍵師になるためには、鍵に関する専門的な知識を学ぶ必要があります。鍵を開ける専用の道具や機械の扱い方を知り、専門的な知識や技術を身につけなければ仕事ができません。知識や技術を得る方法として、鍵師の弟子になって学ぶ方法があります。独立して鍵師として活躍している人について現場で学ぶのです。

  • スクールに通う
  • 鍵師になるための公的な学校は存在しません。鍵師に弟子入りしてスキルアップしていく人もいますが、資格取得を目指す人は鍵師に必要なことを学べるスクールに通う方法をとるのが一般的です。

    スクールでは、鍵についての基礎的な知識を学んで、実習を受けて鍵の解錠技術や作成の技術を学びます。学校によっては独立開業を目指す人のために、そのノウハウを教えてくれるところもあります。
    鍵師を養成するスクールは、一般的な専門学校のように1~2年通うところはほとんどなく、数日から最長でも2ヶ月程で卒業できます。代表的なスクールは「日本鍵師協会」が主催する「鍵師養成7日間講習」があり、業界の中でも信頼性が高いスクールです。

    鍵師技能検定試験

  • 鍵師資格の種類
  • 鍵師の検定試験は技能レベルによって区分があります。

    <二級鍵師>
    鍵の扱いについて、倫理感を持っている。鍵についての専門的な基礎知識を有していて一般的な錠の取り付けや取り替えの技術、開錠の技術が一定レベルがある。

    <一級鍵師>
    高度な専門知識を持ち、一般的に普及されている錠はもちろん特殊な錠の取り付けや取り替えの技術があること。それらの開錠技術などを持っていること。

    <マスター鍵師>
    鍵に関しての専門的な知識、取り扱い技術や開錠技術等を持っている。また、高度な全般的な知識があり、それらを人に教えることができる。協会が優秀と認めた者に与えられる資格。

  • 受験資格
  • 受験資格は、18歳以上の日本国籍を持っている前科がない人、です。ただし、外国人でも協会の審査により認められ、保証人がいる場合は例外的に受験が可能です。

    鍵師の資格を取得する時には、まずは二級から受験してステップアップしていきます。一級を受験するためには二級に合格して協会に登録していること、マスター級を受験するためには一級に合格していることが受験資格です。

鍵師は通信教育でなれる?

鍵師の仕事は鍵を開けたり、鍵の取り付けです。これは他人のプライベートに関わることで、倫理を重要とする仕事です。スクールでは実際に鍵を開ける実習を行います。このような仕事を学ぶためには、DVDやテキストで学ぶのは不可能で、通信教育で学ぶことはできません。

鍵師として働く

鍵師の求人はあるのか

鍵師は個人規模で経営をしている人が多いので、募集が出ることはほとんどありません。また、近年は鍵師が飽和状態に近いと言われているため、就職は難しいのが現状です。

鍵師の開業

鍵師は独立開業して働く人が多い仕事です。事務所を設ける必要はなく、仕事に必要な道具と移動する車があれば仕事をすることが可能です。

また、仕事をするにはお客様を開拓していくために積極的な営業が必要です。そのための宣伝費用や道具、移動の車の資金がかかることを念頭に入れておきましょう。そして、多くの鍵屋がいる中でお客様を獲得していくためには営業力も必要となるでしょう。

鍵師に向いている人

  • 手先が器用な人
  • 特別な道具を用いて細かい作業を行う鍵師になるためには、手先の器用さが求められます。神経を集中させ、丁寧に地道な作業を行うので、細かい作業が苦手な人には向いていないのではないでしょうか。

    専門的な知識や技術を学ぶため、勉強熱心で向上心があることも求められます。鍵は年々進化しています。その鍵に対しての仕組みや技術を学ぶことが重要なので、勉強熱心な人は鍵師に向いていると言えます。

  • コミュニケーション能力があり真面目な人
  • 鍵師の仕事はお客様の鍵のトラブルに対応することです。家の鍵や車の鍵をなくしてしまったケースでは、お客様の大切な財産である家や車を開けることをします。
    お客様の不安を少しでも取り除き、安心して任せてもらうためにもコミュニケーションは重要です。初対面の人に警戒されるようでは仕事になりません。このような仕事は人の口コミがとても重要になってきますので、信頼していただければ口コミで仕事がもらえる可能性もあります。

  • フットワークが軽い人
  • 鍵師の仕事はいつ仕事が入るか分かりません。鍵のトラブルがなければ仕事がない、という仕事なのが鍵屋ですから、夜中に仕事の依頼がくる可能性もあるのです。困っているお客様のためにフットワーク軽く対応できる人は鍵屋に向いていると言えるでしょう。そして、外での作業も多いため体力も必要です。

鍵師の将来性

鍵師には公的な資格は必要なく、誰でもスクールなどで知識・技術を身につけることは可能です。手に職をつけたいと鍵師を目指す人が増えている近年、鍵師は増加傾向にあります。独立してもすぐに顧客がつくことは難しく、仕事は鍵のトラブルへの対応がほとんどなので、お客様の依頼がなければ収入もないわけです。

また、最近ではスマートフォンのアプリを使った鍵を開け閉めする商品が出てくるなど、鍵のIT化も進みつつあります。すぐには普及されることはないですが、今後このようにIT化が進めば鍵師の活躍の場が限られてくると予想されます。そうなってくると、鍵師として新しい知識や技術が必要になってくるでしょう。

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