「ベビーオイル」はスキンケア・ヘアケアにも大活躍!8つのおすすめ活用術をご紹介

乾燥しがちな赤ちゃんのお肌を、保湿するためのベビーオイル。ベビーオイルという名前だから、赤ちゃんだけのものと思っていませんか?実は赤ちゃんだけでなく、女性に嬉しい、大人にも使える便利な利用法がたくさんあるんです。コスパもよく全身のケアに使えちゃう、美容におすすめのベビーオイルの活用法をお伝えします。

ベビーオイルってどんなもの?

ベビーオイルとは、赤ちゃんの肌を乾燥から守り保湿するために塗るオイルのことです。赤ちゃんの肌の保湿のほかに、ベビーマッサージに使ったり、沐浴の際に数適入れて入浴剤代わりにして乾燥を防いだりするためにも使われています。生まれたその日から使えるほど低刺激のため、お肌が弱い人でも安心して使うことができます。

ベビーオイルの主成分は?

ベビーオイルの主成分は製品によっても異なりますが、多くのベビーオイルは「ミネラルオイル」を主成分としています。ミネラルオイルとは鉱物油のことで、石油を原料としています。

石油と聞くと危険なのではと考える方も多いかもしれませんが、実はミネラルオイルは化粧品にも多く使われていて、皮膚保護剤として知られているワセリンなどもこのミネラルオイルが使用されています。非常に安定性が高く、肌への刺激が少ないため、赤ちゃんの肌でも安心して使うことができるのです。

どんなベビーオイルがあるの?

  • Johnson&Johnson(ジョンソン&ジョンソン)ベビーオイル
  • ■容量:300mL
    ■Amazon価格:569円(税込)
    ■Johnson&Johnson公式ホームページはこちら

    ベビーオイルといえばまず思い浮かぶのがこれ、という方も多いのではないでしょうか。成分はミネラルオイルと酢酸トコフェロールという酸化安定剤のみ。さらっとしてべたつかず、お肌の潤いをやさしく守ってくれます。

  • pigeon(ピジョン)ベビークリアオイル
  • 赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分ピジョンベビーリピッド(イソステアリン酸コレステリルタス・セラミド2)を配合しているベビーオイルです。新生児でも使用できるように、香料や着色料、パラベンが含まれていません。

    ■容量:80ml
    ■Amazon価格:730円(税込)
    ■pigeon公式ホームページはこちら

    ベビーオイルの使い方と注意点

    ベビーオイルは直接肌に塗るほか、お風呂に入れたり、洗顔料に混ぜたりとさまざまな使用方法があります。安全性の高いオイルなので注意点は多くありませんが、肌や髪に塗る際には大量に塗りすぎないようにしましょう。ベビーオイルは油ですので、油焼けの原因になります。ベビーオイルを塗った後に外出をするのも日焼けの原因になり得ます。ベビーオイルを使う時はの方がよいでしょう。

    また、開封後は空気に触れることで徐々に酸化していきます。ベビーオイルにはそれぞれ使用期限が決まっていますので期限内に使い切るようにしましょう。オイルをできるだけ酸化させず清潔に使うために、下記3つのことを心がけましょう。

    ■遮光でき、一定の温度が保てる場所で保管する
    ■清潔な手で使用する
    ■ふたは開けたらすぐ閉める

    ベビーオイルのスキンケア活用法

    ベビーオイルは顔にも使える?

    ベビーオイルは、化粧品にも使われるミネラルオイルを主成分にしているので、顔にも使用することができます。市販のクレンジングオイルでは洗浄成分が強すぎるという方は、ベビーオイルでクレンジングをすることもできます。ちょっと試したいという時は、市販の洗顔料にベビーオイルを少し混ぜるだけで、洗い上がりがつっぱらず、しっとりとするのでおすすめです。

    乾燥肌対策にベビーオイルは使える?

    ベビーオイルといえば保湿ができる、というイメージが強いので乾燥肌対策にも使えるのでは?と思う方も多いでしょう。しかし実は、ベビーオイルは肌には浸透しないため、実質的には保湿にはならないのです。ベビーオイルは油のため肌の表面に塗ることで、肌内部の脂がベビーオイルに溶け込み、肌の脂分が失われてしまい、結果インナードライが進行してしまうということも起こります。

    ベビーオイルの効果は、肌へ浸透することではなく保護膜になることで、水分の蒸発を防いだり、摩擦による刺激やアレルギー物質の侵入などダメージから守ってくれるのです。

    ベビーオイルを使う順番

    ベビーオイルで保湿をしたい場合は、しっかりと化粧水や乳液で保湿をした後に、ベビーオイルで保護膜を作ってあげると良いでしょう。

    パッチテストをしてから使おう

    ベビーオイルはアレルギー・皮膚刺激性テスト済みのものも多いですが、すべての人にアレルギーや刺激が起こらないとは限りません。心配な方は、一度目立たない場所でパッチテストをしてから使用してみてくださいね。

    ベビーオイルで毛穴もケアできる

    ベビーオイルで毛穴もきれいになる?

    小鼻の横の角栓汚れが気になる、角栓パックでは刺激が強すぎで不安、という時にはベビーオイルで小鼻の皮脂汚れを落としてみましょう。市販のパックや角栓を取り除くアイテムは、角栓を取り除くことはできますが肌にもダメージを与えがちです。その点、ベビーオイルなら低刺激なので安心して使うことができます。

    ベビーオイルと綿棒で小鼻の角栓を取る方法

    ベビーオイルをたっぷりと綿棒にとったら、ごしごしとこすらず、くるくるとなじませるようにやさしくマッサージをしましょう。角栓が目に見えて詰まっているところには横からちょっと押し出すようにやさしく押してあげると角栓が出てきます。マッサージ後は、しっかりと洗顔と保湿をしましょう。洗い上がりの肌を冷やしてあげると毛穴が閉まってより効果的です。
     

    ベビーオイルのヘアケア活用法

    肌に使うイメージのベビーオイルですが、実はヘアケアにも使うことができちゃいます。

    ベビーオイルでウェットヘアが作れる

    しっとりした質感が魅力的なウェットヘアは、専用のスタイリング剤を買わなくてはいけないから大変と思っていませんか。実は、ジェルやワックスなどのスタイリング剤を使用することなく、ベビーオイルを使用することで再現できちゃうんです。

    ベビーオイルを使ったスタイリングはとても簡単

    お好みでストレートアイロンでストレートヘアや、ウェーブ、コテなどで巻き髪を作り、なりたい髪型にセットをします。ここからがベビーオイルの出番。ベビーオイルを数滴手にとり、手のひらでなじませた後、くしゅくしゅと揉みこんでいくだけで憧れのウェットヘアが完成しちゃいます。ベビーオイルをそのまま振りかけたり、手にべったりとつけて髪につけてしまうと、ウェットヘアではなくギトギトとした清潔感のない仕上がりになってしまいます。

    ポイントはあくまでも少しずつ、手になじませた後に、ウエットにしたい部分によく揉みこむことです。ちょっとしたまとめ髪や、ポニーテールでも、ウェットヘアを取り入れることでニュアンスのある仕上がりを作ることができます。ベビーオイルならプチプラなうえ、ほかにも幅広い用途に使えるため、安心して試すことができますね。

    静電気対策にもベビーオイルが使える

    静電気で髪がうまくまとまらない時にも、ベビーオイルが使えます。特に乾燥の季節は、静電気のせいで髪のダメージが進行し、絡みつきや切れ毛の原因になることが多いのです。シャンプーの後に通常のリンスやトリートメントなどのケアをしてよくすすいだ後、濡れたままの髪に手のひらで伸ばしたベビーオイルをつけます。

    そのまま髪の中ほどから毛先まで、なじませるようにして手ぐしで整えた後、クシでとかします。あとはそのまま乾かすことで、しっとりとした広がりにくい髪を作り出すことができます。

    ベビーオイルで頭皮マッサージもできる

    低刺激なベビーオイルは、頭皮マッサージにも使うことができます。オイルによってすべりやすくなるためマッサージがしやすくなり、油分によって皮脂汚れが油に馴染み、浮いてきやすくなります。髪に良いオイルといえば、椿油やあんず油などが有名ですが、なかなか高価なため頭皮マッサージまでにはまわせませんよね。その点ベビーオイルなら安価でたっぷり使えますし、洗い流した後も保湿効果が続きます。

    髪にベビーオイルを使うときの注意点

    髪にベビーオイルを使う時は、紫外線対策が重要です。髪は紫外線によるダメージをうけやすいのですが、ベビーオイルは油成分のため、紫外線を通しやすくなります。ベビーオイルには、UVカット成分などは特に含まれていませんので、ベビーオイルでのヘアセットは夜の外出の時のみにする、紫外線が強い場所では帽子をかぶる、髪専用の日焼け止めスプレーをするなど、ベビーオイルとは別に対策をとりましょう。

    その他にもこんなに使えるベビーオイル

    スキンケア、ヘアケアに使えるベビーオイルの活用術を紹介してきましたが、まだまだベビーオイルは全身に使えちゃいます。定番の使い方から意外と知られていない使用方法もご紹介します。

    ベビーオイルでマッサージ

    赤ちゃん用として、ベビーマッサージにも使われることが多いベビーオイルは、大人でもボディマッサージに使う方が多いんです。ベビーオイルでボディマッサージをすると、その保湿効果で乾燥による皮膚トラブルを防いでくれます。お風呂上りなどに水分と一緒に閉じ込めるようにボディに使ったり、ボディクリームで保湿をした後にベビーオイルでマッサージをしながら表面を保護していくイメージでつかうと、より効果を高めることができます。

    ベビーオイルでマッサージをすれば、オイルの効果で滑りやすく、リンパのマッサージなどもしやすくなります。マッサージ効果で血行もよくなり、たまっていた老廃物を流してあげることでむくみ知らずのボディになれそうですね。

    ベビーオイルでかかとやひじのケア

    かかとやひじのガサつきも、しっかりケアしたいところの一つですよね。特に夏場はビーチやプール、街歩きでもサンダルなどの素足で過ごすことが多いので、かかとへの視線が気になります。

    そんなかかとやひじの乾燥にもベビーオイルは使えます。お湯を張った洗面器にベビーオイルを数滴たらして、ゆっくりとマッサージしながら揉みこんでいきます。仕事から帰ってきた後にゆっくりとマッサージできたら、一緒に疲れも癒してくれそうですね。

    ベビーオイルでネイルケア

    ベビーオイルは、ハンドケアにも使うことができます。乾燥が気になるときに、ハンドクリームの代わりとして手のマッサージにもつかえるほか、なんとネイルのケアまでできちゃうんです。使用方法はとっても簡単で、ベビーオイルを手にとり、もう片方の手で、ネイルに塗布していきます。指を使ってくるくるとやさしく爪をマッサージすることで、ネイルにツヤとうるおいを与えてくれます。

    ネイルオフした後の爪は、それまでのネイルやリムーバーなどで負荷がかかってしまっています。肌と一緒で爪にまで気遣える女性でありたいですよね。素肌でも爪を綺麗に保つためにネイルケアにも力を入れましょう。専用のケア剤をそろえなくとも、ベビーオイルでできちゃうなら簡単です。

    注意点を守って、安価なベビーオイルで全身ケアしちゃおう

    プチプライスでどこでも購入できるベビーオイル。いくつかある注意点を守れば、全身に使えるコストパフォーマンスが高い優秀アイテムです。ぜひ日常ケアのひとつのアイテムとして取り入れてみてくださいね。

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