産後の抜け毛がひどい!髪の毛が抜ける原因とその対処ケアについて

産後 抜け毛

ほり まや

妊娠・出産は女性の体にとって大きな変化を与えます。そんな妊娠・出産を乗り越えた産後に多い悩みのひとつが抜け毛です。10人に7人のお母さんが抜け毛を経験しているとも言われています。そんな産後の抜け毛の原因とオススメの対処ケアについてお話しします。

産後の抜け毛が起こる原因

産後の抜け毛が起こる原因

自分の髪の毛が急にたくさん抜けてしまうとショックを受けてしまうという話を出産後のお母さんから聞きます。しかし、産後の抜け毛は病気のせいではなく、自然な体の変化によって起こるものです。ここからその抜け毛の原因について詳しく説明します。

ホルモンの影響

妊娠すると、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは妊娠を維持し、出産に向けての準備や産後の母乳育児の準備のために胎盤でたくさん作られます。エストロゲンには髪の毛にハリ、コシを与え、髪の毛の成長を促す働きがあります。

また、プロゲステロンには髪の毛が生えて抜けるまでの周期を伸ばす働きがあります。出産によってエストロゲンとプロゲステロンを作っていた胎盤が外に出ることでこの二つの女性ホルモンは激減します。そのせいで妊娠中に抜けにくかった髪の毛が急にたくさん抜けてしまうのです。

参考:出産後の抜け毛の原因は?子供を産むと薄毛になる?|カミわざ – アデランス

ストレス

出産後は、今までと生活が一変し、24時間赤ちゃん中心の生活になります。その慣れない育児のストレス睡眠不足は、自律神経を乱してしまいます。自律神経が乱れることで血液の流れが悪くなり、髪の毛に栄養が届きにくくなってしまいます。それが抜け毛になりやすい原因です。

参考:【クリニック監修】「産後に抜け毛対策?」産後の抜け毛はどうしておきる?正しい対策は?|脇坂クリニック大阪

産後の抜け毛で困っているママたちの声

産後の抜け毛はいつからいつまで続く?

産後の抜け毛はいつからいつまで続く?

産後の抜け毛はずっと続くわけではありません。どのくらいで落ち着いてくるか詳しく説明します。

抜け毛のピークはどのくらいか

髪の毛には毛が生えて抜けるまでの周期(ヘアサイクル)があります。ヘアサイクルは、2~6年かけて新しい髪の毛が生えて成長する成長期、その成長が2~3週間止まる退行期を経て髪の毛が抜ける休止期が3~4ヶ月あります。普通は髪の毛1本1本がバラバラのヘアサイクルのためまとめて髪の毛が抜けることはありません。

しかし妊娠が終わるとプロゲステロンが急に減ってしまうことで多くの髪の毛が一気に休止期に入ってしまうのです。休止期は3~4ヶ月続くため、抜け毛のピークは産後3~4ヶ月ごろから始まることが多いです。このピークは個人差はありますが、産後6ヶ月ごろに落ち着くことが多いと言われています。

生理が始まると抜け毛が落ち着くことがある

生理が始まるということは、女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンが妊娠前の状態に戻るということでもあります。この女性ホルモンが元の状態に戻ることによって、自然と抜け毛が落ち着くことが多いです。生理が始まる時期は人それぞれバラバラです。早い人は産後2ヶ月くらいから、遅い人だと1年半くらいかかります。

また、授乳をしていると、赤ちゃんが乳首を吸うことでプロラクチンというホルモンがお母さんの体で分泌されます。このプロラクチンはエストロゲンとプロゲステロンの分泌を抑制するため、生理の開始が遅くなりやすいです。

産後の抜け毛に対するケア

産後の抜け毛に対するケア

産後の抜け毛を少しでも減らすためにできるケアについてお話しします。

生活のリズムを整える

産後赤ちゃんに合わせた生活になるため、不規則な生活になってしまいます。不規則な生活はホルモンバランスを崩してしまう原因でもあります。徐々に赤ちゃんとの生活に慣れていきながら生活のリズムを整えていきましょう。また、睡眠は成長ホルモンを分泌します。この成長ホルモンには発毛を促す作用があるため、赤ちゃんの生活に合わせて休めるときに休むようにしましょう。

ストレスをため込まない

ストレスは髪の毛にとって大敵です。産後ストレスのない生活は難しいですが、自分の好きなことをして適度にストレスを発散し、ため込まないようにすることは大切なことです。また、お母さん一人で育児をするとストレスは大きくなってしまいます。周りのサポートを上手に受けながら育児を行うこともストレスを軽減する一つの手です。

バランスのとれた食事をとる

バランスのとれた食事は髪の毛を育てることにつながります。以下に特にオススメする栄養を説明します。

タンパク質

髪の毛はタンパク質から作られています。積極的に摂取するように心がけましょう。

≪タンパク質が多く含まれる食材≫

  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
  • 大豆製品
  • カツオ
  • マグロなどの赤身魚

イソフラボン

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあります。そのため、イソフラボンを摂取することが髪にハリ、コシを与え、成長を促進することにつながります。イソフラボンは大豆製品に多く含まれています。イソフラボンは取りすぎると子宮内膜症や乳がんのリスクとなってしまいます。1日あたり、40~50mg摂取することをオススメします。

≪イソフラボン40~50㎎の目安≫

  • 納豆なら1パック
  • 豆腐では半丁ほど(150g)
  • きなこでは大さじ5杯分
  • 豆乳では200gほど

カルシウム

カルシウムは骨を作るだけでなく、脳の神経細胞の働きに関わっています。カルシウムを摂取することで、脳の神経細胞の働きを促進し、ストレスを軽減することにつながります。ストレスが軽減することで自律神経を良くし、頭皮の血行促進につながります。これによって、育毛を促すのです。カルシウムは1日600mgほどの摂取が推奨されています。

≪カルシウムが多く含まれる食材≫

  • 牛乳やチーズなどの乳製品
  • 大豆製品
  • 小魚
  • 小松菜やほうれんそうなどの葉物野菜

ミネラル(亜鉛や鉄)

亜鉛や鉄などのミネラルは育毛を促す働きがあります。わかめやひじきなどの海藻類はミネラルが豊富です。また他にも、牡蠣ホタテなどの貝類やカシューナッツやアーモンドなどの豆類、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜、レバー、ウナギにもミネラルが多く含まれているのですすんで摂取しましょう。

≪ミネラルが多く含まれる食材≫

  • わかめやひじきなどの海藻類
  • 牡蠣やホタテなどの貝類
  • カシューナッツやアーモンドなどの豆類
  • ほうれん草や小松菜などの葉物野菜
  • レバー
  • ウナギ

ビタミン

ビタミンは頭皮の血流を促して、タンパク質から髪の毛を作る働きを良くしてくれます。そのビタミンの中でも、ビタミンB2、B6、B7、ビタミンE、ビオチンは髪の毛にとって良いと言われています。ビタミンEの摂取量の目安は1日6㎎ほどです。多く摂取しすぎると頭痛や吐き気、下痢などの症状を引き起こします。普通の食事からの摂取では取りすぎることはありませんが、サプリメントなどで摂取する場合は取りすぎに注意しましょう。

≪ビタミンB2が多く含まれる食材≫

  • レバー
  • ウナギ
  • 納豆

≪ビタミンB6が多く含まれる食材≫

  • レバー
  • ウナギ
  • カツオ
  • マグロ
  • イワシ
  • にんにく

≪ビタミンB7が多く含まれる食材≫

  • レバー
  • ピーナッツ、アーモンドなどの豆類

≪ビタミンEが多く含まれる食材≫

  • 植物油
  • ナッツ、アーモンドなどの豆類
  • ゴマ

≪ビオチンが多く含まれる食材≫

  • レバー
  • いわし
  • 納豆

頭皮にやさしいヘアケアを行う

頭皮にやさしいヘアケアを行うことは頭皮や髪の毛へのダメージを最小限に減らすことにつながります。

正しくシャンプーをする

正しくシャンプーを行うことは、一番身近で基本的なヘアケアです。シャンプーは頭皮や髪の毛汚れを落とすために大切なことですが、方法を間違えると抜け毛が増える原因にもなりかねません。正しいシャンプーの方法を以下に説明します。

自分の肌に合う低刺激のシャンプーを使う

洗浄力の強いシャンプーや自分の肌に合わないシャンプーは頭皮や髪の毛の負担になる可能性があります。また、今まで使っていたシャンプーでも産後体質が変わって、肌に合わない場合があります。できるだけ、自分の肌に合う低刺激のシャンプーを使うようにしましょう。どのシャンプーを使うかわからない場合は行きつけの美容室で相談してみるのもオススメです。

シャンプーの前にくしでとかして

シャンプーの前にくしでとかすことで、頭皮の血行を良くします。また、髪の毛の絡みを取ってくれることにつながり、実際にシャンプーをする時に髪の毛にお湯が浸透しやすくなります。

しっかり濡らしてシャンプー液は泡立てて

シャンプー液を付ける前に、髪の毛全体をしっかりと濡らします。この時、最低でも3分はしっかりシャワーで流すように濡らします。これだけでも頭皮の70%ほどの汚れが落ちるので頭皮が痛みにくくなります。

また、シャンプー液は頭皮に直接つけるのではなく、しっかり手のひらで泡立ててから髪の毛につけるようにしましょう。そして、下を向いてシャンプーをすることで、髪の毛は逆毛になってしまい、キューティクルの損傷につながります。上を向いてシャンプーするようにしましょう。

頭皮を優しくマッサージする

ゴシゴシ強く洗ってしまうと頭皮を傷つけてしまい、抜け毛を悪化させてしまいます。爪を立てずに指の腹で優しくマッサージするように洗いましょう。

ぬるま湯でしっかりシャンプー液を流す

シャンプー液が頭皮に残ってしまうと育毛を妨げてしまいます。最低でも3~4分ほどはしっかりとぬるま湯で流してください。

トリートメント類は頭皮につかないように

トリートメント類が頭皮につくことで毛穴の呼吸を防いでしまい、逆に育毛を妨げる原因になります。毛先に丁寧につけるようにしましょう。

しっかりと乾かす

髪の毛が濡れたまま自然乾燥で放っておくことで空気中のごみが頭皮について、細菌やダニが繁殖しやすくなります。また、髪の毛のキューティクルが開いたままになってしまい、髪の毛が痛みやすくもなります。なるべく早く、せめて髪の毛の根元だけでもしっかり乾かすようにしましょう。

乾かすときは髪の毛の生えている方向に逆らわずにドライヤーを当てます。そして温風で乾かしたあと、仕上げに冷風に切り替えて髪の毛全体に風をあてることで、髪の毛のキューティクルが冷やされて閉じるためツヤのある髪になります。

オススメのヘアアレンジ

オススメのヘアアレンジ

抜け毛が落ち着くと今度は逆に髪の毛の生え始めの短いツンツンとした髪の毛がアホ毛のように見えて気になるようになってきます、この髪の毛と簡単アレンジで付き合っていきましょう。まず、アレンジ前にワックスなどでこの短い毛の飛び出しを抑えることが基本です。その上でオススメのヘアアレンジを紹介します。

ポンパドール

前髪をふんわりとあげてトップにボリュームを出すことで、おでこの生え際を逆に隠せます。

フルリフアリ ゆる~くふんわりポンパドール


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くるりんぱ

ただ髪をひとまとめにゴムで結ぶより、ひとまとめにした髪の毛の結び目の根本に毛先を入れて引っ張り出してくるりんぱをするだけで一気におしゃれな髪形になります。

くるりんぱ


■楽天参考価格:540円(税込)

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ねじりアレンジ

サイドの髪をねじってとめるだけでも簡単におしゃれなヘアアレンジができます。

フルリフアリ ねじりアレンジピン(3本入)


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ターバンや帽子を活用する

髪の毛の生え際が気になる時にターバンや帽子をうまく活用することもオススメです。デザインやカラー次第でいろんなおしゃれを楽しみましょう。

スカラハット


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パーマやヘアカラーはいつからOK?

パーマやヘアカラーは髪の毛に大きなダメージを与えやすいです。できれば、産後の抜け毛が落ち着いてから行うことをオススメします。しかし、産後どうしてもパーマやヘアカラーを行いたいお母さんもいるでしょう。そのようなお母さんは自分で市販のものを使うのではなく、美容室で行うようにしましょう。美容室で使われているヘアカラーやパーマの液の中にはできるだけ髪の毛にも体にも優しい成分でできているものもあります。

美容室で行うパーマやヘアカラーは2時間ほど時間がかかってしまいます。長時間同じ体勢で過ごすことは産後のお母さんにとって大きな負担を与えます。できるだけ楽な姿勢でいられるようタオルを丸めて背もたれ部分に入れたり、クッション使う工夫をすることをオススメします。

また、パーマやヘアカラーの液が頭皮から血管の中に入ってその成分が母乳へ移行する可能性もゼロではありません。そのため、もしヘアカラーやパーマをする場合は担当の美容師に授乳中であることを伝えましょう。

産後の抜け毛は徐々に落ち着くので心配しないで

髪の毛が抜けること自体がストレスになることもあります。産後の抜け毛は女性ホルモンの影響で自然に起こることであり、時間とともに徐々に落ち着きます。心配せずにできるヘアケアを行っていきましょう。

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