千葉県松戸市が2年連続“待機児童ゼロ”達成!その子育て支援の政策とは?

今、子育てママの中で最も問題視されているのが「待機児童問題」です。そんな中、千葉県松戸市が2年連続で待機児童ゼロを達成しました。一体、松戸市はどんな政策を行っているのでしょうか?

松戸市が2年連続「待機児童ゼロ」

千葉県松戸市が2年連続で国基準の「待機児童ゼロ」を達成しました。

松戸市は“東京に隣接した子育てしやすい街”として待機児童対策をはじめ、様々な取り組みを行っています。

日経DUAL・日本経済新聞社が行った「共働き子育てしやすい街ランキング2016~全国編(東京を除く )~」でも全国第5位にランクインするなど、その取り組みが評価されています。

松戸市の子育て支援政策

松戸市はどのような子育て支援政策を行っているのでしょうか?ご紹介します。

待機児童ゼロ対策

現在、松戸市は待機児童対策を最優先課題として取り組んでいます。
実際に保育園への入所で、第1希望から第3希望のどこかに入所できた割合は93%で、兄弟姉妹で同じ施設に入所している割合は95%と全国的にも高い数値をだしています。

小規模保育施設の整備

保育の受け皿を大幅に拡大するため、0~2歳児の受け入れを行う小規模保育施設の整備を積極的に進めています。その施設数は千葉県内最多の45で、松戸市内全駅の駅前・駅中に保育施設が整備されています。

幼稚園の助成金制度

松戸市では幼稚園の預かり保育を推進。「幼稚園に入園させたいけど、仕事をしているから無理」「保育園よりお金がかかるから無理」とあきらめている方のために、幼稚園の「時間の壁」「お金の壁」をクリアする助成制度を実施しています。

早朝から夕方まで預かってくれる幼稚園があり、利用の際にかかる預かり保育の費用を松戸市が助成。これまで保育園しか選択できなかった就労している人でも、同程度の負担額で幼稚園での教育を選択できることから、利用者は平成27年度の100名から平成28年度は208名と倍増しています。

子育て相談が充実!市認定の“子育てコーディネーター”

各地域に松戸市認定の“子育てコーディネーター”が常駐

主に0歳から3歳児向けに無料開放されている親子の遊び場「おやこDE広場」や「子育て支援センター」に市認定の子育てコーディネーターが常駐しています。
乳幼児とその保護者が気軽に集える広場で、遊びや交流・友達作りの場として活用しながら、「子どもの発達はどこに相談すればよいか」「保育園や幼稚園の入園についての相談はどこにすればよいか」など気軽に相談することができます。

保育サービスの総合案内「利用支援コンシェルジュ」

保育希望者の条件に合った施設の選定や手続きについて相談にのってくれる「利用支援コンシェルジュ」を設置。保育施設選びなどの相談であれば上記の子育てコーディネーターと連携することもできます。ダブルの相談体制で子育てをバックアップしています。

5歳児からの英語教育を市内すべての公立保育所で実施

ネイティブ講師による「楽しい英語あそび」を導入

松戸市内すべての公立保育所で、5歳児を対象にしたネイティブ講師による「楽しい英語あそび」を実施しています。公立保育所での実施は、全国的にも珍しく人口30万人以上の自治体では初めての取り組みです。

子ども・ママも心強い!優れた小児医療と周産期医療が充実

松戸市は、地域のかかりつけの病院から高度な技術を持つ大きな総合病院まで医療施設の数が多く、医療体制が充実しています。その中で、通常医療だけではなく、緊急性の高い救急医療を24時間体制で受け入れる3次救急医療機関「救命救急センター」を持つ「松戸市立病院」があります。

ここは松戸市民だけではなく、県外近郊の地域の中核をなす病院として知られていて、院内には小児救急も行う「小児医療センター」や、妊娠したお母さんが安心して出産できる「地域周産期母子医療センター」も併設しています。

小児救急と高度で専門的な医療を担う「小児医療センター」

“千葉県小児医療の中核病院”として有名な小児科はもちろん、小児外科小児脳神経外科、小児心臓血管外科を備え、小児救急医療や専門性の高い治療が必要となるお母さんへの医療を行っています。近郊市区町村や東京都、埼玉県、茨城県などからも診察に来くる方がいるほど、医療・設備ともにレベルが高い病院です。356日24時間体制で子供たちの命と健康を守っています。

安心して出産できる「地域周産期母子医療センター」

松戸市立病院が周産期医療に対する取り組みが高い評価を受け、「地域周産期母子医療センター」に認定されました。
新生児集中治療を行うNICUもつ新生児科や、分娩リスクの高い妊婦への対応が可能な産科を備え、さまざまな疾患に対応しています。

子育てファミリー必見!松戸市の住宅取得補助金

3世代同居等の住宅取得補助金制度

子育てを手伝ってもらったり、将来的に介護などのサポートをしたりと、“お互いの不安や負担を減らして安心して暮らすことができる“と子育てファミリーに最近人気の「近居」と「同居」。
松戸市では、そんな人たちの声に応えようと、2016年度から「松戸市子育て世帯 親元近居・同居住宅取得補助金」を実施しています。

金利引き下げで、よりお得に住宅を購入

2017年5月には、子育てを積極的に応援する松戸市の取り組みが認められ、千葉県内で初・金利引き下げの協定を締結しました!
松戸市の住宅取得補助金の対象者が「フラット35」を利用した場合は、最初の5年間の金利が0.25%引き下げられることになり、さらにお得に住宅を購入できるようになります。「松戸市子育て世帯親元近居・同居住宅取得補助金」と併せて活用するのもいいですね。

※参考:PR TIMES
※参考:まつどDE子育て


子育ては地域選びが大事

いかがでしたでしょうか?松戸市は子育て支援がとても充実していましたね。
地域によって、子育て支援に力をいれている地域もあれば、公園や緑が多くのびのびと暮らせる地域、教育カリキュラムが充実している地域など様々です。自分たちが子育てをする上で何を最優先するか考えて住む場所を決めるといいですね!
また、その地域の自治体のホームページをみると行っている政策が載っているので是非参考にして下さい。

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