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赤ちゃんがうんちをしない原因は?マッサージやオリゴ糖を使った月齢別の便秘解消法

実は便秘には具体的な定義がありません。ですが、“通常の排便習慣よりも排便がみられない期間が著しく長い状態“を差します。赤ちゃんの便秘にも個人差があり、数日排便がなくても機嫌が悪くならない子もいれば、1日出ないだけで暴れる子もいます。赤ちゃんはいきむ力が弱いので、ママが上手に排便を促していきたいものです。月齢別に原因や解消法を知り、赤ちゃんの慢性的な便秘を改善させてあげたいですね。

赤ちゃんがうんちをしない原因は?マッサージやオリゴ糖を使った月齢別の便秘解消法

2017年08月25日更新

MAKI (看護師)

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[1]なんで赤ちゃんが便秘になるの?

赤ちゃんの便秘について

赤ちゃんは毎日排便がないからといって、便秘とは言えません。特に母乳の赤ちゃんは、便が毎日出ない子もいます。排便の際に強く力む子もいますが、便秘だから力むのではなく、力む練習をしている場合があります。赤ちゃんの便秘の症状は、お腹が張って便が固くとても臭いことです。また量が少なく、苦しそうにしていたり、便秘が続くと食欲不振や嘔吐を伴ったりすることもあります。そのような症状の時は、便秘の可能性があります。

赤ちゃんの便秘の原因

母乳やミルク不足

赤ちゃんは日々成長します。それに伴い、母乳やミルクが足らずに水分不足を招いている場合があります。母乳の場合、しっかり飲めているなら白湯などを与える、母乳不足ならミルクの量を少しずつ増やすといいでしょう。

離乳食を機に便秘

離乳食は5~6ヶ月頃からスタートしますが、その頃にスタートしていない、または5ヶ月より前に離乳食をスタートしている場合、便秘になることがあります。繊維質やたんぱく質を摂取することで排便を促せます。また、腸の機能が未熟な時期に離乳食を始めてしまうことも、便秘になる原因です。離乳食を始めると、水分が不足しますのできちんとミルクなどの水分補給をしましょう。

運動不足

大人も同じですが、運動不足は便秘の原因となります。ずりばいやハイハイをしだしたら、たくさん動けるように声をかけて動いてもらいます。まだねんねの赤ちゃんは、お母さんが無理のないように足を動かしてあげるといいですよ。

病気

先天性の病気で、便秘の場合があります。先天性の病気ではない場合も、排便機能が未熟だと便秘になります。

  • 鎖肛(直腸肛門の奇形)
  • 肛門が開いていなかったり、直腸の内側が狭くなっていたりするい病気

  • ヒルシュスプルング病(先天性巨大結腸症)
  • 直腸が欠如している病気

酷い便秘で嘔吐してしまう、体重が減ってしまう場合は一度病院に行くといいです。

生活リズムの乱れ

生後3ヶ月くらいは、昼夜逆転の生活も珍しくありませんが、月齢が大きくなるにつれ生活リズムを整える必要があります。親の都合で夜遅くまで起こしていると、生活リズムが乱れて腸がうまく働かずに便秘になることもあります。赤ちゃんの性格もあると思いますので、無理をせず少しずつ生活リズムをママが作ってあげましょう。

[2]新生児~5ヶ月赤ちゃんの便秘解消法

新生児~5ヶ月赤ちゃんの便秘の特徴

生後5ヶ月までの赤ちゃんは、排便回数に個人差があります。赤ちゃんをよく観察し、いつもより回数が少ない日が続く、排便時に苦しむ、お腹が張っている、赤ちゃんの機嫌が悪いといった症状が表れた場合は、便秘を疑ってみましょう。母乳やミルクがメインなので、この時期の赤ちゃんの便は緩めです。

新生児~5ヶ月赤ちゃんの便秘解消法

マッサージをする

有名なのが「のの字マッサージ」です。お風呂上りに裸の状態でお腹にのの字を描くように動かします。ベビーオイルをつけてもいいですよ。ツボを押すのも効果があります。赤ちゃんの足の裏や手を揉みます。細かいツボ押しじゃなくても、効果があります。

綿棒で浣腸をする

月齢が小さいと、いきむ力が弱いためうまく便が出ない子もいます。大人用の綿棒の先端の綿を柔らかくし、オリーブオイルやベビーオイルなどを塗って、肛門に出し入れします。肛門の先端だけではなく、綿棒を1cm程度入れ、腸の壁に沿って綿棒で円を描くように優しく刺激するように綿棒を動かします。ただ浣腸が癖になると、浣腸をしないと排便できない子になってしまいます。小さなうちはいいですが、月齢が上がってきたら別の方法に切り替えてあげましょう。

体を動かす

運動ができないこの頃の赤ちゃんには、ママが足を動かしてあげるといいです。歩くように左右の足を上下させる、やさしく円を描くように片足ずつ動かすなど、膝を曲げ伸ばしする屈伸運動をするといいですよ。

糖水を与える

砂糖水には、腸の便を柔らかくする働きがあります。5%の砂糖水がいいとされています。白湯100㎖に5gの砂糖を加えてよくかき混ぜます。人肌に冷めたら、30~40㎖与えてください。与えすぎないように気を付けましょう。

[3]離乳食期赤ちゃん(生後5ヶ月以降)の便秘解消法

離乳食期赤ちゃんの便秘の特徴

離乳食が始まると、今までと違う食生活になるため、便秘になりやすい赤ちゃんが増えます。母乳やミルクが不足しがちなので、水分は多く与えるといいです。なるべく便秘が慢性的にならないように、しっかりケアしたいですね。

離乳食期赤ちゃんの便秘解消法

離乳食のメニューを変える

今までは母乳やミルクだけだった食生活ですが、ママが考えた献立がそのまま赤ちゃんの体になっていきます。便秘かな?と思ったら、便秘解消のメニューに変更するといいですね。サツマイモやバナナ、リンゴやヨーグルトなど便秘解消に役立つものがいいですね。中でもヨーグルトは色々なトッピングができます。フルーツやきな粉を混ぜたり、オリゴ糖を少量入れたりするのもいいです。

マッサージやうつ伏せにする

のの字マッサージはこの月齢の子にも効果があるので、とてもいいです。赤ちゃんでも使えるアロマオイルを使用すると、効果があるとされています。首が座ってきたら、うつぶせ寝にしてお腹を圧迫させるのも、便秘にはいいとされています。うつ伏せにする際は、赤ちゃんの近くにいてあげましょう。

運動や生活リズムを整える

起きている時間が決まってきたら、生活リズムを整えるといいです。早寝早起き、ご飯を食べる時間を決めると、排便する時間も決まってきます。親の都合で夜遅くまで寝かしつけしないことのないよう、ママがお子さんの生活リズムを作ってあげましょう。

[4]1歳以降の赤ちゃんの便秘解消法

1歳以降の赤ちゃんの便秘の特徴

1歳以降の便秘は、生活習慣や食べ物などの影響により離乳食が始まった頃から便秘が続いていることが特徴です。また排便時に痛い思いをして、排便をするのが嫌な子もいます。

1歳以降の赤ちゃんの便秘解消法

食事でコントロール

好き嫌いがはっきりしだす頃、野菜を食べない子どもも多いです。偏食すると、食物繊維がきちんと取れず、便秘体質になってしまいます。野菜を細かく刻んだり、可愛く型抜きにしたりして、子どもが食べやすい工夫をしてあげましょう。家庭菜園で野菜を育てると、意外に口にすることがあります。お友達と一緒のときによく食べるなら、外でお弁当を広げてランチするのもいいですね。ヨーグルトとフルーツを一緒に食べるのも効果的で、甘みのあるオリゴ糖を混ぜると子どもは喜びます。

外でたっぷり遊ばせる

体も心も発達してくると、家の中だけでは物足りなくなります。公園や福祉センターなどに行き、たくさん遊ばせることも大事です。ストレスが原因で便秘になることもあります。できるだけ多くの体験をさせてあげると、心も穏やかに満たされた気持ちになりますよ。

[5]赤ちゃんの便秘、きちんと対応を

病院に行くタイミング

色々試したけど、どうしても便秘が解消しない場合は、病院に行くのがいいです。悩むのが病院に行くタイミング。1週間出ていない場合は、病院に行って診察してもらった方がいいですね。それ以外に、便秘でお腹が張って嘔吐してしまう、機嫌が悪い、うんちをするときに痛がって泣いてしまうなど症状があれば受診していいですね。かかりつけの小児科に受診しましょう。

痙攣性便秘になる赤ちゃんも

言葉を話せない赤ちゃん。お尻が痛い、気持ち悪いなどストレスで自律神経のバランスが乱れて痙攣性便秘になる赤ちゃんもいます。便秘と下痢を交互に繰り返すので、赤ちゃんにとってつらい状態です。赤ちゃんの状態を、常に気にかけてあげましょう。ストレスのない生活を送れば、痙攣性便秘は治るとされています。

便秘赤ちゃんは血便が出ることも

おむつ交換の際に血が出ていたら、びっくりしてしまいますよね。1日で血が止まるものなら、ちょっと肛門が切れてしまったのでしょう。毎回のように血が出る、排便の際は泣き叫ぶなどあれば、痔の可能性があります。痔になったら病院を受診して、おむつ交換のたびに肛門は清潔にしてあげましょう。排便時に痛いと子どもが思ってしまうと、力まなくなりますます便秘になります。痛がっていたら早めに対処しましょう。

イオン飲料は与えすぎに注意

水分補給にイオン飲料を与えているママも多いと思います。全く与えてはいけないわけではありませんが、水やお茶を飲まなくなる可能性があるのでイオン飲料は適度にあげたいです。イオン飲料は甘いので、虫歯になる心配もあります。水分補給が必要な風邪の時や、外でたくさん陽を浴びた時など与えるタイミングを決めておくといいですね。

オリゴ糖で赤ちゃんの便秘解消へ

赤ちゃんから摂取できるオリゴ糖。市販で売っているものもあれば、ネット通販で買えるものまで様々です。与えすぎには注意すべきオリゴ糖ですが、適切な量を摂取すれば便秘解消に繋がります。6ヶ月未満の赤ちゃんは0.5gを、6ヶ月以上の赤ちゃんは1g与えてみましょう。6ヶ月未満の赤ちゃんは、ミルクに混ぜたり母乳の乳首に塗ったりするといいです。6ヶ月以上の赤ちゃんは、ヨーグルトと一緒に与えるといいですよ。

[6]赤ちゃんの便秘は生活習慣を見直すチャンス

赤ちゃんの便秘は、ママを悩ませる種の一つです。苦しそうにしている我が子を見ると、どうにかしてあげたいと思いますよね。母乳なのに便秘をしている場合は、ママの食べたものや体の状態が母乳に反映されます。また、ママが疲れていてストレスが溜まっていたり、冷え症だったりしても母乳に影響が出ます。離乳食が始まったら赤ちゃんの生活リズムを整えることは大事です。ママやパパの生活スタイルもこの機会に見直してみてはいかがでしょうか?赤ちゃんの便秘を解消してあげて、快便生活を送りましょう。

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