2歳児の遊びってどんなものがあるの?外でも室内でも親子で楽しめる遊び15選

できることが増えてきて、さまざまな遊びに挑戦できるようになる2歳児。運動面では、走る・飛ぶ・登るなど、運動能力が発達し、製作面では、ハサミを使ったり、クレヨンでくるくると渦巻く丸が描けるようになったり、手先も器用になってきます。そんな2歳児におすすめの、親子で楽しく遊べる遊びをご紹介します。

2歳児の特徴とは

2歳児になると、1歳児の時と比べ、歩き方がしっかりしてきたり、走ったり、高いところから飛べたり、階段の上り下りを、大人の補助なしにできるようになったりなど、動きが活発になってきます。

また、できることがたくさん増え、「何でもできる!」と自信がつくため、できないことがあると癇癪を起こすのも特徴といえるでしょう。

そんな2歳児のお子さんに対し、親子で遊べる遊びにはどのようなものがあるのでしょうか。雨の日の室内での遊び方、晴れの日の外での遊び方など、違うシチュエーションごとに楽しむことができるさまざまな遊び方をご紹介します。

雨の日でも楽しめる室内遊び!おすすめ3選

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雨の日は外に出て行けず、子どもも退屈しますよね。でも子どもは、パパやママと一緒に遊びたい気持ちがいっぱいです。そんなときにおすすめの3つの遊びはこちらです。

ごっこ遊び

女の子・男の子関係なく、人気があるごっこ遊び。「かぞくごっこ」「戦隊ヒーローごっこ」「アイドルごっこ」などなど。子どもの想像力はとても豊かなので、一緒にごっこ遊びをするととても楽しいですよ。

かぞくごっこは、子どもがパパ・ママ役で、パパ・ママが子ども役になることが多いです。その時に使う子どもの言葉が、実はパパとママとそっくりだったりもして、嬉しいような、恥ずかしいような気持ちにもなります。「よく大人を見ているな」と改めてわかる遊びです。

「戦隊ヒーローごっこ」や「アイドルごっこ」なども、本人そのものになりきっていて、思わず見入ってしまいます。また、覚えたセリフを言ったり歌ったりと、たくさん出てくる言葉に遊びながらも、成長を感じるのではないでしょうか。

おえかき

机や床が汚れた時のことを思うと、意外にも家では挑戦できないことの1つですよね。しかし、子どもはおえかきが大好きです。机に新聞紙を敷いて一緒に絵を描いてみてください。パパやママが、絵を描くことが苦手でも大丈夫!子どもはパパやママと一緒におえかきを楽しんでいるんです。

また、2歳児になると、休みの日に家族で出かけた思い出やパパ・ママの顔を一生懸命描くなど、絵が形になってきます。その絵をもらうと一生の宝物になりますよね。

いろんな色を使ったり、クレヨンや色えんぴつを使ってみたり、子どもが楽しんでいる様子を見ると嬉しいですよね。

ブロック・積み木

ブロックや積み木は、子どもの発想力をより高めます。高く積んで遊んでみたり、お家を作ってままごとをしたりなど、1歳児のときには難しかった遊びをするようになります。

ブロックのへこみ部分と突起をくっつけるのは、子どもにとっては難しいことですが、それができるようになり、より遊びの幅が広がります。電車や階段など、作るものも増えてきます。

また、パパやママと一緒にもっと高く積み木を積んで遊んだり、ブロックでお家を作るとき、住んでいるお家にある机や椅子に見立てると、こういうこともできるんだと、子どもの発想力をより伸ばします。

天気がいい日はお日さまの下で外遊び!おすすめ3選

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天気がいいと外に出てたくさん体を動かしたい、元気いっぱいの子ども。パパもママも、子どもと一緒に体を動かして、運動しながら楽しみましょう。

外ならではのおすすめの遊びを3つご紹介します。

おいかけっこ

子どもの顔がいつもの遊びよりキラキラ輝く外遊び定番のおいかけっこ。追いかけられるだけで、とても楽しいんです。後ろから「待て待て~!」なんて言いながら追いかけられると、捕まりたくない気持ちからスリルも満点で、なぜかケタケタと笑いながら走る子ども。それを見るとこっちまで自然と笑顔になってきますよね。

2歳児にもなると走りも早くなってきます。そしてすばしっこい活発な動きで、2歳児とはいえ、パパやママも捕まえるのが大変。体力を使いますが、子どもの走っている姿を見ると、疲れた体を起こしてでも、一緒においかけっこをしたくなりますよ。

ボール遊び

ボール遊びでは、投げるだけではなくポーンと蹴ることもできるようになります。投げる楽しさも、蹴る楽しさも両方味わえます。

一緒に遊ぶときは、少しだけ高く上にボールを投げてみてください。ボールを受け取ろうと必死になって取りに行く姿は、真剣そのものです。

また、ボールをコロコロと転がして、そのボールを一緒に取りに行くのも楽しいですよ。

使うボールの目安としては、子どもに当たってもあまり痛くない柔らかさのもので、野球のときに使うボールの大きさよりは、サッカーボールくらいの大きさが良いでしょう

ブランコ

公園でよく見るブランコは、子どもの大好きな遊具の1つです。子どものバランス力を高める遊具でもあります。

安全を考慮して、座る場所が、背もたれ付きのシートになっているブランコもありますが、ほとんどがよく見る、背もたれも何もないブランコです。

2歳児はまだ自分の力でブランコを漕ぐのが難しいです。ブランコに乗る際は、子どもが鎖を持っている手をしっかりと握りしめてあげてください。そして優しくゆっくりと押してください。

子どもが手を握られるのが嫌で、「手を離して」と言うこともあります。そのときは離してもいいですが、押す強さやブランコの高さに配慮しながら遊ぶことに心掛けましょう

お家でも工作をしたい!おすすめ3選

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お家で工作をするのはなかなか難しいですよね。でもお家にある道具で工作ができるんです。簡単にできて、2歳児が楽しめるおすすめの遊びを3つご紹介します。

ハサミを使って紙を切る

ハサミを持たせるのって怖いですよね。手や指を切ってしまったらどうしようと心配になりますが、2歳児になると、ハサミを使う練習をする保育園もあります。持ち方がわからない子どももいるので、どうやって使うものなのかと勉強できます。

初めてハサミを使うときは、柔らかい紙から切るといいでしょう。例えば、スーパーの広告や、折込チラシなどを、短冊切りにしておくといいですね。その広告を切るときに、「こうやって切るんだよ」とお手本をみせると、子どもの想像もより膨らみます。

利き手によっても使うハサミが異なります。子どもの手に合ったハサミを用意してあげるといいですね。家でハサミを使うときは、必ずパパやママが隣についてあげてくださいね。

新聞紙を使ってモノを作る

新聞紙が家になければ、広告や包装紙でもかまいません。くるくる巻いてまきまき棒や、ぐちゃぐちゃにしてボールを作るのもおすすめです。勢いよく振りかざすと、パンッ!といい音が鳴る紙鉄砲など、さまざまなものを作るのに使えます。

いつもよく見るただの紙が、子どもの興味を惹くものに大変身すると子どもも大喜びです。2歳児になると、紙が巻けるようになります。また、巻くのが楽しくなり、繰り返していくうちに、最初は太かった巻きも細くなっていて、いつの間にか得意なことの1つになっています。

のりを使ってペタペタ貼り絵

のりを2歳児の子どもに使わせるのは、ハサミの時とは違う意味で心配になりますよね。手にのりがついたまま、机や床に触ると掃除が大変です。でものりに触れさせ、手の感覚を鍛えるのも大事になります

のりを使うときは、あらかじめ、机に紙を敷いたり、のりを触った手を拭く用に濡れた布巾を
用意しておきます。そうすれば、手を洗いに行くまでにある程度はのりが落ちているので、手洗いも掃除も楽になります。

ハサミを使って切った広告をのりで貼り付けると、貼り絵が楽しめます。紙を手でちぎってのりで貼ると、ちぎり絵もできます。折り紙など、色のついている紙を使って遊ぶのも、子どもの視覚を鍛えます

保育園での遊びの人気3選

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保育園ではどのような遊びをしているのか、人気の3つをご紹介します。

流行りの曲にのってダンス

テンポが良く体が自然に乗る曲が、子どもは大好きです。まだ1回しか踊っていないのに、「あの曲のダンスが踊りたい」と、子どもからリクエストされることもあります。

また、流行りの曲はずっとテレビで流れていたり、車の中でパパやママが流していたり、子どもが自然と覚えていきます。歌いながら踊る姿はとても可愛いです。

保育園で特に人気の曲は「エビカニクス」です。家でも一緒に踊ってみてください。子どもたちが好きそうなリズムと歌詞が詰まっています。

絵の具を使った製作

絵の具を使うときは、子どもも興味津々です。絵の具を実際に触って指スタンプをしたり、手形を取ったり、足形を取ったりして、絵の具でしかできない製作をします。手形などは、お誕生日カードに貼って、成長を感じられる製作もしています。

絵の具はなかなか家では挑戦しにくいですよね。2歳児が保育園で絵の具製作をするときは、保育者が何人かついています。家ではできにくい製作を保育園で挑戦させてくれるので、嬉しいですよね。

マット乗り

マット乗りは、椅子取りゲームのようなもので、曲が流れている間はマットの周りをぐるぐる回り、曲を止めるとマットにジャンプする遊びです。

勢いよくマットの上に乗り、バランスを崩してマットから落ちて悔しい思いをする子どももいます。椅子だと難しく、座るときに椅子が動いてケガをしかねないので、マットだと安心して取り組めます。

お家でも簡単にできるゲーム3選

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実際に2歳児の子どもが保育園でも遊んでいるゲームを3つご紹介します。
パパやママとも一緒に楽しめるものなので、ぜひ一緒に楽しんでください。

わたしはだれでしょう~鳴き声当てクイズ~

例えば動物の鳴き声をモノマネします。「わんわん!」と鳴けば「犬」ですね。
クイズを答えるときも、「わんわん」「にゃんにゃん」「ブーブー」と答えさせるのではなく、「いぬ」「ねこ」「くるま」と答えられるように意識できると、いいですね

じゃんけん・ぽん!

一般的なじゃんけんの遊びです。2歳児には少し難しいですが、石のグー・ハサミのチョキ・紙のパーというように説明をしてあげると、子どももよりわかりやすいです。

大人と子どもで本気のじゃんけん、ぜひやってみてください。

このいろなーんだ!~色あてゲーム~

家具や家電など、家にあるものでできます。「この色なーんだ?」と指さし、そのものの色を答えてもらうゲームです。家だけではなく、出かけた先でも尋ねると、だんだんと色がわかるようになります。

たくさん体を動かして遊ぼう!

子どもの体力は計り知れないので、ついていくパパやママがヘトヘトになりますよね。でも体を動かして遊ぶ子どもの顔は、とてもキラキラしていて素敵です。

そんな元気いっぱいの2歳児には、満足がいくまで目一杯遊んでもらうことが大切になります。大変なことですが、この時期は今しかありません。

親子の絆をさらに深めるためにも、一緒にたくさん遊びましょう!

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