オートミールという食品の名前を聞いたことありますか?オートミールは、栄養価たっぷりでダイエット効果が期待されているため、女性の間で人気の食品です。そんなオートミールが、離乳食にも使えるということで、ママたちの間でも注目の食品となりました。今回は、オートミールの栄養素や離乳食への使い方、またおすすめのオートミールなども詳しくご紹介いたします。
オートミールって何?
オートミールとは
オートミールとは、「燕麦(えんばく)」という種類の穀物を脱穀して蒸し、そのあとに潰したものを指します。
グラノーラやコーンフレークに似ていることから、海外では昔から食べられている食品でしたが、日本ではグラノーラが流行り始めたときに、オートミールも知られるようになりました。
オートミールと同じ穀物で私たちに馴染みのあるものといえば、お米ですよね。通常お米は、脱穀という行程を経て精米されてご家庭に届きます。脱穀されていない状態のものを、玄米といいます。玄米は、胚芽などに含まれる栄養素が残ったままの状態なのですが、オートミールも玄米のようなものと考えると、わかりやすいのではないでしょうか。
オートミールの栄養素
オートミールは、タンパク質、鉄分、カリウム、マグネシウム、カルシウムといったミネラル類、ビタミンB群やビタミンEなどのビタミン類もたくさん入っています。白米よりも多く入っており、食物繊維に関しては、白米の約20倍も含まれているといわれています。
30g(1食)中の栄養成分は以下の通りです。
[table “23” not found /]さらにオートミールは一食あたり30g程度をお湯などでふやかしてから食べることで、糖質の量が通常ごはんの半分以下になることが特徴として挙げられます。
オートミールの効果
ではそんな栄養素たっぷりのオートミールですが、どのような効果が期待出来るのでしょうか。
ダイエット効果に期待あり!?
オートミールは糖質量が半分以下に抑えられるということもあり、糖質オフダイエットにいいのではないかと期待されています。
さらに、オートミールには食物繊維が「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類が含まれており、便秘の予防にも効果が期待できるといわれています。それぞれの食物繊維は、水分を吸収して排便を促したり、独特の粘りで排泄をスムーズにしてくれたり、2種類が合うことで効果がさらにアップするといわれているのです
コレステロール対策に効果あり!?
オートミールに含まれる食物繊維、特に水溶性のものは、コレステロールを排泄してくれる働きが期待されています。人間の身体は無くなったコレステロールを補うため、血中のコレステロールを利用しようとします。そうすることで、結果的にコレステロール量を減少させることが期待されているのです。
血糖値のコントロールに効果あり!?
オートミールの場合、血糖値が緩やかに上昇するといわれています。海外で朝食などによく食べられていることが納得できますね。
血糖値の上がり方を数値化したGI値は55に設定されています。ごはんはGI値84なので、比較しても低いことが明らかですね。
赤ちゃんの離乳食への使い方
では、栄養素たっぷりで良い効果のあるオートミールを離乳食で使う場合は、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
いつから食べられる?
オートミールだけではありませんが、穀物は1日2食になる生後7〜8ヶ月頃に野菜や果物と一緒に組み合わせて食べると良いといわれています。もちろん食べ始める時期は個人差がありますので、離乳食が始まって1ヶ月頃を目安に考えると良いでしょう。
この時期は、離乳食にだんだん慣れてきて、色々な食べ物に興味を示す時期です。お子さんが興味を示した時が、色々な離乳食を試すチャンスです!その時期を逃さないようにしていきたいですね。
どのぐらいの量食べていいの?
量は白米をあげる時と同じように少しずつ増やしていきましょう。初めからたくさん用意しても、食べきることはできません。スプーン1杯から始めることがおすすめです。
また、調理方法も白米と同様に、離乳食を始めたばかりの頃は液体状に近い滑らかなものを作りましょう。食べれるものが増えてきたら、バナナと合わせたりお肉料理のつなぎとして入れたりするのもおすすめです。
注意点は?
アレルギーに注意
健康に良い食品だから誰でも食べられる!というわけではなく、オートミールは穀物のため、アレルギーに注意しなければなりません。小麦と同じグルテンが含まれています。小麦ほど多いものではありませんが、離乳食を食べる時期は赤ちゃんにとっても敏感な時期です。心配な場合は医師に相談するなど適切な処置を行ってください。
おすすめのオートミール3選
日食 プレミアムピュアオートミール
原材料情報
原材料原産国は、アメリカ、オーストラリア、カナダ、フィンランドから輸入されています。また、オートミールの原産国の異なる原料が混合される事はありません。若干原料原産国が変わる事によって、味や食感が若干変わる事があるそうですが、栄養成分や品質については問題なくオートミールを楽しむことができます。また、最終加工地は日本なので、品質の面でも安心です。
アレルゲン、コンタミ情報としては、オートミール原料の輸送・貯蔵・製造設備は小麦、大豆、その他の雑穀にも使用しているため、アレルギーが敏感の方は気をつける必要があります。
また、最新の設備で夾雑物の除去をしていますが、ごくまれにオーツ麦の穀皮が含まれる場合があるので、離乳食などで使用する前に必ず確認をしましょう。
また、現段階では、オーツ麦については遺伝子組み換えのものは流通いないため、遺伝子組み替えによる心配もありません。
こだわり
日本食品のオートミールは、日本人にあわせて加工されたえん麦(オーツ麦)を使用しているため、とても人気があります。もちろん100%のオートミールで、保存料、着色料は一切使用していません。
また、毎日使うのに便利なチャック付きです。お子さんの離乳食として使うのに安心な「乳児用規格適用食品」でもあります。
品質
日本食品のオートミール製品は全て無添加で、原材料はオーツ麦のみ。とても安心できますね。また、オートミールは「オーツ麦の全粒をうすで引き割り、それを水蒸気でむらしながらローラーで薄くして、焼釜でロースト」という過程のみ。加工度が低いからこそ、悪い物質が入る危険性も少なく済みます。一切の加工助剤を使用していないのも、日本食品の特徴。香りを安定化する香料や味を整える調味料、色味を統一する着色料、栄養素を調整する栄養素などの添加物は一切使用しておりません。
ネットで大人気なのが、この日本食品『プレミアムピュア オートミール』です。日本人向けに作られているということもあり、子どものお口に合いやすいのかもしれません。
お子さまの離乳食はもちろん、朝ごはんとしてママも一緒に食べるのも良いですね。冷たい牛乳かヨーグルトをかけてシリアルとして食べたり、ケーキやクッキーなどのスイーツに使ったり、またハンバーグのつなぎとしても使用できます。
公式HPにレシピなども載っていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【公式HP】日本食品 オートミールについて
【公式HP】日本食品 オートミールを使ったレシピ
ローカー アララオーガニックジャンボオーツ
ネット通販でも口コミの多いローカーのオートミール。ローカーは、オーガニックやリサイクルを推進する活動で数々の賞を受賞する企業姿勢とともに、自然志向の国イギリスで高く評価されているメーカーです。1983年という早い時期から環境保護につながるオーガニックにいち早く着目しており、信頼と実績のある企業です。
日本有機栽培認定食品(有機JAS)としても認定されているので、安心して食べることが出来ます。
クエーカー オールドファッションオートミール
利用者の多いクエーカーのオートミール。パッケージの男の人が印象に残る商品です。ナチュラルの素材そのままのオートミールはもちろんですが、味が付いているものなど種類があるのも特徴の1つです。癖がなく、オートミールデビューする人にもおすすめ。
粒は大きめで噛みごたえがあるので、離乳食に使用する場合はすりつぶしたり、こしたりすることを忘れずにので、安心して食べることが出来ます。
行いましょう。
オートミールで離乳食のレパートリーを増やそう
オートミールを知らなかった方も、取り入れたくなったのではないでしょうか。栄養素たっぷりのオートミールは、これからさらに注目が集まること間違いなし!栄養をたくさん与えたい離乳食期から利用していきたいですね。
白米を食べてくれなかったお子さんがオートミールだと食べる場合もあります。レパートリーを増やして、短い離乳食期を楽しみましょう。