ベビースイミングはいつから?レッスン内容や効果、おすすめ施設4選

いまママたちに人気の習い事のひとつにベビースイミングがあります。赤ちゃんのうちに水に親しむことで水を怖がらなくなったり、早く泳げるようになったりとメリットもありますが、いつから始められるのかや、衛生面など気になることもたくさんありますよね。ベビースイミングのメリットや通わせる際の注意点をご紹介します。

目次

ベビースイミングとはどんなもの?

ベビースイミングとは?

ベビースイミングとは、赤ちゃんだけでなく、ママやパパが一緒にプールにはいり、水に親しむ様々な運動を行うものです。

赤ちゃんはもともと羊水の中にいたこともあり水に順応する能力を持っています。赤ちゃんのうちからスイミングを始めることで、水に恐怖心を覚えることなく、水に早く慣れることができます。

ベビースイミングはいつから始められるの?

ベビースイミングはスクールにもよりますが、生後4ヶ月~6ヶ月で始めることができます。

首がしっかりと座ることはもちろん、お昼寝などの生活リズムも安定してきてから始めた方が赤ちゃんの負担になりにくいでしょう。自宅近くの通いやすいスクールをあらかじめ探していくつか検討しておくと良いですね。

ベビースイミングはいつまで続けられるの?

ベビースイミングのクラスは大体3歳前までを対象年齢にしています。それ以降もスイミングを続けたければ幼児クラスが用意されているスクールも多いので、子どもの意見を尊重しながら今後どうするかを決めると良いでしょう。

ベビースイミングの衛生面は大丈夫?

べビースイミングを開催しているスクールの多くは、専門施設ではなく、大人も子どもも入れるプールで、幅広い年齢のクラスを開催しています。

不特定多数の人が入るプールに赤ちゃんを入れても大丈夫なのか、不安になる方も多いのですが、プールは塩素で殺菌されているため、一般のお風呂よりも人体に有害な細菌は少なくなっています。

また、気になる塩素濃度も、保健所でしっかりと濃度が定められているため、人体に有害な濃度になっていることはありません。敏感肌の赤ちゃんはプールに入った後、ベビー石鹸などでしっかりと洗って塩素をすすいであげましょう。

ベビースイミングの効果は?

こんなにあるベビースイミングのメリット

赤ちゃんの能力を高め、ママやパパとスキンシップができるベビースイミングにはたくさんのメリットがあります。一部をご紹介します。

水への恐怖心がなくなる

ベビースイミングを始めると、赤ちゃんは水の中という環境に慣れるため、お風呂など水がかかるシーンでも嫌がらなくなります。また、水の中での呼吸方法を覚えられるので、水への転落などとっさの事故でも危険時の呼吸の確保がしやすくなります。

生活サイクルが安定する

スイミングは全身運動のため、昼間におもいっきり体を動かすことでぐっすり眠ることができます。定期的な予定ができることで昼夜の区別がつきやすくなり生活サイクルが安定します。

体力をつけられる

全身運動をすることで持久力、バランス感覚、柔軟性が向上し、心肺機能が強くなります。スイミングは風邪の予防や喘息にも効果があるといわれており、基礎体力作りに効果的です。

ママのリラックス時間になる

ママも水の中に入って一緒に運動することになるため、ストレス解消にもなります。家で赤ちゃんと二人きりでいることの多いママにとっても違う環境ができるため、リラックスした楽しい時間になるでしょう。

お友達がたくさんできる

これはどの習い事でも言えますが、同じくらいの月齢の赤ちゃんのママが集まり、定期的に会うことになるため、自然と会話もでき、ママ友ができやすくなります。

レッスン後にお茶をする機会などが増えれば、赤ちゃんにとってもママにとっても長くお付き合いのできるお友達ができるかもしれません。

ベビースイミングのレッスン内容は?

ベビースイミングのレッスン内容にはどんなものがある?

ベビースイミングのレッスン内容はスクールによって異なりますが、まずはプールサイドで準備運動を赤ちゃんとママが一緒に行います。その後水の中に入って、水に慣れてから、メインのレッスン内容に入っていくことになります。

月齢が小さいころには、赤ちゃんよりママの動作の方が多くなりますが、徐々に水の中でできることが増えるようになると、赤ちゃんメインのプログラムが増えていきます。

レッスンの終わりにはお楽しみ時間のようなプログラムやストレッチの時間も取られていることが多いです。実際に水の中に入ってメインのレッスンをしている時間は60分のプログラムで、30~40分ぐらいのことが多いようです。

ベビースイミングの教室はどう選べばいい?

ベビースイミングのスクールは自宅から通いやすいのはもちろんですが、デリケートな赤ちゃんを水に入れることになるので、水質はきちんとしているかや施設は衛生的かなどもきちんと確認して選びましょう。

また、赤ちゃんの負担にならない水温は33度~32度と言われています。レッスン内容も、赤ちゃんに無理強いはしないか、月齢に合わせた対応やクラス分けがされているかなどを見てみましょう。

ほとんどのスクールで見学や体験を受け入れているので実際に行ってみて合うかどうか確認してみるのをお勧めします。

ベビースイミングにおすすめの時間は?

ベビースイミングに通う時間帯は、ママに無理のない時間であることはもちろんですが、いつもお昼寝をしているような時間は避け、なるべく赤ちゃんが元気でご機嫌な時間のクラスに通えるようにすると良いでしょう。

また、赤ちゃんが成長してからも続ける可能性をかんがえると、キッズクラスのスクールの時間も通わせられる時間や曜日に設定されているか、確認しておくとさらに安心です。

ベビースイミングの相場は?

ベビースイミングの料金の相場は、だいたい月8回で6000円から8000円程度のところが多いようです。

その他に入会金や年会費、事務手数料などがかかるところもありますので、スクールをいくつか検討するときは合わせて確認をして比較すると良いですね。

 

ベビースイミングの注意点や気になること

ベビースイミングの注意点は?

メリットの多いベビースイミングですが、いくつか注意したい点もあります。

感染症に注意

多くの赤ちゃんが集まる場所なので、プール目やはやり目などのウイルス性の感染症や、急性中耳炎や外耳炎などの感染症には注意しましょう。赤ちゃんの体調があまりよくないときは、無理をせずお休みするようにしましょう。

水中毒に注意

水中毒は水を飲みすぎると血中のナトリウム濃度が低くなり、脳が一時膨張し、覚醒水準を下げることによって起こる症状です。

赤ちゃんは口の中に水が入ると反射的に飲み込んでしまうため、水の中に入れたり、顔をつけるさせる前に、ママが口を閉じて息を止めるところを繰り返し見せて、覚えさせます。

赤ちゃんは真似っこが上手なので、自然とママを見て口を閉じ、水の中ではどうすればいいのかを覚えます。

ベビースイミングの時におむつはどうするの?

ベビースイミングに通うのは月齢の小さい赤ちゃんも多いためどうしても気になるのがおむつの問題です。赤ちゃんをプールに入れる際のおむつの決まりは特になく、スクールごとのルールに従うことになります。

プール用の紙おむつや、赤ちゃんのおしっこやうんちが漏れないようなタイプの水着もあるので、指定されたものを使用しましょう。

ベビースイミングで泣いてしまうのが心配

ベビースイミングではじめのうちは泣いてしまう子も多いですが、赤ちゃんが泣くのは当然のことですし、環境や水に慣れていないだけのことも多いです。インストラクターの人も赤ちゃんが泣くことに慣れているので心配することはありません。

ママが不安でいると赤ちゃんに伝わり余計泣いてしまうので、泣くことを過度に気にすることなく、大きく構えている方が赤ちゃんも早く慣れてくれます。

ベビースイミングで水を飲んでしまう

赤ちゃんがほんのちょっと水を飲んだくらいでは過剰に心配することはありませんが、大量の水を飲んでしまうと水中毒の心配もあるので、水中でしっかりと口が閉じられるようになるまでは無理に水の中に潜らせないようにしましょう。

万が一赤ちゃんが水を大量に飲んで苦しそうにしていたら、膝の上にうつ伏せにのせて胃をおさえるようにすると、水が出てきます。万が一のときのために覚えておきましょう。

ベビースイミングの持ち物は?

ベビースイミングに持っていくものは、赤ちゃんとママの水着とキャップやタオル、水用オムツ、替えのオムツ、飲み物などです。

水の中は思った以上に体力を消耗するので赤ちゃんはもちろんママの分も水分は用意するようにしましょう。その他に会員証やスクール独自の持ち物があることもあるので、各スクールの指示に従いましょう。

ベビースイミングの水着は?

ベビースイミングの水着は、赤ちゃんをしっかりと保護でき、体温を逃がしにくいタイプのものを選んであげましょう。

水の中で激しく動くこともあるので、ストレッチ性が高く、肌が擦れても傷まないものにしましょう。ママ用の水着は海などの水遊び用のものでなく、一般のスイミングスクールに通えるようなフィットネス用の水着を選びましょう。

SwimZip 長袖 MadrasMania

男の子向けのラッシュガードです。前あきジッパーで着させやすく、ジッパー部分に当て布がしてあるので、赤ちゃんの敏感な肌にも安心です。

ミキハウス ドットフリル フレンチワンピース水着


ミキハウスブランドのワンピース水着は、フリルに水玉リボンと女の子が大好きなモチーフが盛りだくさんのうえ、70センチからラインナップがあり、ベビースイミングにも使えます。

こんな水着でプールに浮いている赤ちゃんが我が子なら、自慢できちゃいそうですね。

ベビースイミングのとき化粧はする?

ベビースイミングは赤ちゃんと一緒にママもプールに入るため、化粧は落とす必要があります。更衣室に併設のパウダールームがある施設も多いので、そこで化粧は落として、プール後に化粧直しをするようにしましょう。 

おすすめのベビースイミング教室

大手スポーツクラブではベビースイミングのスクールを持っているところが多いです。駅近で通いやすい立地にあることが多いので、検討してみてはいかがでしょうか。

セントラルスポーツ

セントラルスポーツでは生後6ヶ月から3歳未満の赤ちゃんが対象のベビースイミングを行っています。1回40分から60分で週に1回から2回のコースがあります。

レッスンは準備運動のあと、水慣れから、水でぶくぶくなどのスイムアクション、浮き具をつけて浮く、移動するなどのサーキットを行ったりするようです。

ルネサンス

ルネサンスの親子べビーのクラスは生後6ヶ月〜4才未満を対象にしています。ルネサンスのスイミングスクールは「エンジョイスイミング」がコンセプトで、「知育・徳育・体育」の3つをバランスよく形成しつつ、健全な心と身体を育むことを目標としています。

親子ベビーのクラスでは赤ちゃんとママが水の中でスキンシップをしながら、赤ちゃん同士、ママ同士がコミュニケーションの輪を広げることが目的となっているそうです。

コナミスポーツクラブ

コナミスポーツクラブのベビースイミングは生後4ヶ月〜2歳11ヶ月までを対象にしています。クラスの内容は、水遊びや水慣れを中心に行い、体調やご機嫌、体力に合わせて楽しく水に慣れることができるようにすすめてくれます。

スポーツベビーというベビー向けの体操教室もあるので、合わせて検討してみても良いかもしれません。

ティップネスキッズ

ティップネスキッズのビギナー・アドバンスのクラスは生後4ヶ月~2才11ヶ月を対象にしています。親子のコミュニケーションタイムで水慣れをして手遊び歌や、おもちゃなどを使って楽しみながら水平姿勢がとれるように練習し、水慣れ度を上げるためのサーキット練習、最後にはエンジョイタイムといった流れで進むようです。

ベビースイミングでスキンシップをしながら水に親しもう!

 
ベビーができる習い事はいろいろありますが、ベビースイミングは赤ちゃんにとって水慣れもしやすく、メリットがたくさんあります。注意点を守って楽しく通えれば、スイミングが大好きになるかもしれませんね。

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