離乳食初期の量や味付け、注意点は?管理栄養士がおすすめする食材別レシピ10!

赤ちゃんが生まれて少し大きくなってくると、気になってくることの1つに「離乳食」があるのではないでしょうか?今の母子手帳には生後5ヶ月を目安に開始、一般的な子育て雑誌やサイトにおいても生後5~6ヶ月から開始と勧めるものを目にすることが多いです。特に初めての赤ちゃんの場合だと離乳食に関する疑問もたくさんあると思います。今回は離乳食初期の進め方や注意点とともに、おすすめのレシピをご紹介します。

離乳食初期について

離乳とは、母乳または育児用ミルク等の乳汁栄養から幼児食に移行する段階のことを言います。そして、離乳食とは一般的に、初期・中期・後期・完了期の4つに分けられています。2007年度に厚生労働省が発表した「離乳食の進め方のガイドライン」の中においては、個人差が考慮される形となり月齢での区分がなくなりました。

また最近では、母乳育児支援の講習やテキストにおいては「補完食」という言葉(母乳に加えて他の食物を与えることを意味する)の方が適切だとも言われ始めています。

参考文献:「授乳・離乳の支援ガイド」の策定について|厚生労働省

離乳食はいつから始めるの?

離乳食はいつから始めるの?

離乳食の初期では、それまで母乳やミルク等だけで育ってきた赤ちゃんが初めて他の物を口にすることになります。そのため、まずは口に食べ物を入れて飲み込むことに慣れる必要があります。

一般的に離乳食は5~6ヶ月から開始しましょうと勧めているものも多いですが、早すぎる離乳食は消化器官に負担をかけたりアレルギーなどのリスクもあったりと提唱する専門家もいます。赤ちゃんの成長には個人差があります。

周りの月齢の近い赤ちゃんが離乳食を開始しているとつい焦ってしまうこともあるかもしれませんが、月齢ばかりにとらわれるのではなく赤ちゃんの様子をよく観察してからスタートすることを心がけましょう。私の考える離乳食開始の目安6つは下記になります。

離乳食開始の目安

  • 首や腰がすわっていて、支えるとしっかり座れること
    食べ物を噛んで飲み込むためには、上半身がきちんと起きていることが大事になります。
  • 食べ物に興味を示す、手を出すようになってくる
    大人が食べているものに興味を持ち出すのも1つの目安になります。
  • 唾液がしっかりとでるようになってくる
    唾液は消化酵素の1つであり、唾液が出ることは「消化の準備ができ始めましたよ」というサインになります。
  • スプーンなどを口の中に入れても押し出さなくなる
    赤ちゃんは哺乳反射という口に入ったものを舌で押し出すという反射がありますが、これがなくなってくると離乳食の受け入れ準備ができたとも言われています。
  • 赤ちゃんの体調が万全であること
    上記の目安もとても大切ですが、何よりも大切なのは赤ちゃんが元気であるかどうかです。特に体調が悪い時に無理に食べさせる必要はありません。
  • ママの心の準備ができた時
    離乳初期はあくまでも「母乳(ミルク)に加えて栄養素を補給する食事」という考え方の時期なのでママにとっても無理のない程度で頑張れば大丈夫です。

以上、あくまでも目安に過ぎないので赤ちゃんの様子を見ながら、ママも心の準備をしてストレスになるのではなく楽しく取り組めるようになったら開始しましょう。

離乳食初期の進め方

離乳食初期の進め方

基本的に初期の段階は赤ちゃんに食べさせるということが目的ではなく「母乳やミルク以外の食事があるんだよ~」ということを知ってもらうという気持ちで大丈夫です。

離乳食と聞くと「母乳から離れるために与える食事」と思われがちですが、この時期はまだまだ母乳やミルクがメインでも問題ないので「うちの子が離乳食を全然食べてくれない。」などと悩む必要はありません。

では、実際に離乳食を開始するようになった時には、どのような手順で離乳食を進めていったらよいのか解説していきましょう。

1番最初の離乳食は

1番最初の離乳食レシピは10倍粥という水分の多いお粥もしくは重湯を作って赤ちゃんに食べてもらいましょう。

固形物をまだ口にしたことのない赤ちゃんにはまず飲み込みやすい状態で与えてあげると良いです。短くてもまずは最初の1週間は10倍粥もしくは重湯で十分です。他の食材は早くても2週間以降にしましょう。

離乳食をあげる時間は

特に初めての食材を与える時には、アレルギー反応が出る可能性もあります。アレルギー反応が出た場合にすぐ対処ができるように1日1回食の段階(回数が増えていった場合も初めての食材を与える時には)においては午前中に与えることをおすすめします。

与えた後に様子がおかしい場合などには小児科を受診することをおすすめします。

2回食への移行のタイミングは

2回食への移行は離乳食を開始して1ヶ月を目安に回数を増やしてみましょうと言われています。あくまでも目安であるので、赤ちゃんがしっかりと嫌がることなく飲み込めて、食事を楽しめているようであるのならば、回数を増やしてあげてみても大丈夫でしょう。

もし、嫌がったり食べなかったりという場合でもママが悩んだり無理やり食べさせたりする必要はありません。この時期はまだまだ補完食という言い方もあるようにあくまでのメインは母乳やミルクでも大丈夫な時期です。焦らずに赤ちゃんの欲しがるものを与えてあげてください。

離乳食初期のおすすめメニューは

基本的には初めは重湯や10倍粥。そして、そこに徐々にお野菜を蒸したりボイルしたりで柔らかくなったものをペースト状にして与えてあげるので十分です。

そして、よく食べるようになってきたらたんぱく質も少しずつ与えていきましょう。離乳食初期におすすめのメニューのレシピは後半でまた詳しくご紹介させていただきます。

離乳食初期に1回に与える量はどのくらい?

まず、初めは小さじ1から開始しましょう。小さじ1を数回に分けて少しずつ与えてあげれば大丈夫です。

あげる際も無理やり口の中に入れるのではなく、赤ちゃんの口の前にもっていき、赤ちゃんが自ら自分で口に入れるという動作で食べられるようにしてあげましょう。

食べさせるというのではなく、自分で食べるということをさせてあげることが大切です。食べるようになってきたら少しずつ量を増やしていってあげましょう。

離乳食初期の目安としては最終的には粥で小さじ6、他の食材で小さじ4~6ぐらいまでです。初めからこの量ではなく小さじ1から様子を見て徐々に増やしていってください。そして、初めての食材の場合はアレルギーの問題もあるので小さじ1から与えることをおすすめします。あくまでも目安なのでこれを完食できなくても焦る必要はありません。赤ちゃんそれぞれのペースに合わせて行ってください。

離乳食をあげる時に注意すべきこと

離乳食をあげる時に注意すべきこと

では、実際に離乳食を与える時に注意点について解説していきましょう。

味付けについて

離乳食初期の時期は「母乳やミルク以外の食べ物があるのを知る時期」+まだまだ腸をはじめとする消化器官が未熟な状態であるので味つけをする必要はなく、素材そのものの味を味わってもらいましょう。

それでももし、味をつけたいというのであれば、無添加のだしパックや野菜だし、昆布やいりこ・かつおからだしをとって使用しましょう。

食材について

赤ちゃんに新しい食材を与える際にはできるだけ1日1種類を小さじ1からにしましょう。アレルギーなどの問題が起きた時に症状を軽くするためと原因を突き止めやすいためにでもあります。

離乳食初期におすすめの糖質(穀類・芋類)は?

エネルギー源となる糖質を豊富に含む穀類・芋類は赤ちゃんにとっても食べやすく開始初日から食べられるものになります。おすすめの食材はお粥じゃがいもさつまいもになります。初めの段階はそのままでは食べられないので、すりつぶしたり裏ごししてペースト状にすると食べやすくなります。

毎日用意するのは大変という方は何食分かをまとめて作って1食分ずつに分けて冷凍保存して使用しても良いでしょう。もし、可能であるならば無農薬のものを選んで与えてあげるのも良いでしょう。

離乳食初期におすすめの良質なたんぱく質(肉類・魚類・豆類)は?

たんぱく質は他の食材と比べて消化がしにくいので、未熟な赤ちゃんの消化器官にはまだまだ負担をかけてしまいます。野菜などを与えてしっかり食べるようになってから数週間後を目安に与え始めてみましょう。

赤ちゃんが食べるのを嫌がる場合や排泄物を観察して明らかに消化不良を起こしているというような場合には無理に与える必要はありません。

おすすめの食材は食べやすい豆腐鯛(タイ)鮃(ヒラメ)鰈(カレイ)などの塩分や脂肪分の少ない白身魚から始めましょう。鱈(タラ)も白身魚ですが、塩分が高くアレルギーの可能性も高いので離乳食初期に与えることはあまりおすすめできません。

そして、豆腐ですが同じ豆類である味噌や納豆のように発酵された食品ではないので毎食・毎日与えるのには消化に負担をかけてしまうので少し注意は必要です。

離乳食初期におすすめの野菜や果物は?

野菜や果物は離乳食初期から食べても大丈夫なものと、離乳食期には避けておきたいものとがあるので何をどの時期にどのくらいあげるのかは少し注意が必要です。

そして、初期の段階においては消化器官に負担をかけないためにも生食は避けて必ず加熱するようにしましょう。アクや苦味の強いもの、繊維質の多い根菜類、粘り気があり痒みを引き起こしやすい山芋や里芋、つぶしにくい物は避けた方が良いでしょう。

おすすめの野菜は人参玉ねぎ、きゅうり、大根、かぶ、ブロッコリー、トマト、キャベツ、かぼちゃ、ほうれん草や小松菜の葉の部分などになります。

果物を与える場合には糖質や野菜に十分慣れてから与えるようにしましょう。おすすめの果物はバナナやりんご、イチゴ、みかん、ぶどうなどになります。もし、可能であるなら、無農薬や自然農法などで育てられた新鮮なものを与えてあげることで好きになってくれるかもしれません。

離乳食を嫌がる時の対応について

離乳食を開始すると「一生懸命作ったのに、子どもが全然食べてくれない」「どうしたら食べてくれるのか分からない」などと悩むママ達が多いのではないでしょうか?

離乳食の開始の目安や進め方を説明していますが、これはあくまでも目安です。離乳食は補完食とも呼ばれるように、まだまだ母乳やミルクがメインで問題ない時期であるので、あまり悩みすぎないようにしましょう。

アレルギーの対策について

赤ちゃんがどの食材にアレルギー反応を示すかは実際に食べてみるか血液検査をして調べるかでしか分かりません。そのため、初めての食材に挑戦する時には1日1種類で小さじ1から試して、赤ちゃんの様子をしっかりと観察してみましょう。

初めての食材を2種類以上同時に与えてしまうと、もしアレルギー反応を示した時にどの食材が原因なのか特定が難しくなってしまうので注意が必要です。

また、もしアレルギー反応が出た場合にもすぐに病院の受診ができるように新しい食材に挑戦するのは平日の午前中にすることをおすすめします。食べた後には発疹や発作といったアレルギー反応が起きていないか観察することを忘れないようにしましょう。

離乳食初期の食材別おすすめメニューレシピ10

ここからは離乳食初期に使用ができる食材別に紹介しましょう。

じゃがいもを使ったおすすめレシピ

じゃがいものマッシュ

じゃがいものマッシュ

<材料>
じゃがいも

<作り方>

  1. じゃがいもをしっかり洗い、皮をむき5㎜~1㎝のダイス状にカットする。(無農薬のものを使用する場合は、皮と身の間に栄養が豊富にあるので皮はむかないことをおすすめします。)
  2. 柔らかくなるまで蒸す(もしくは茹でてあげて、水をきる)。
  3. すり鉢に入れてすりつぶし、滑らかになるように裏ごししてあげる。
  4. すぐに使用しない分を1回分(約小さじ1)に小分けして冷凍保存しておく。

このメニューはこのままでも食べることができるし、お粥にまぜてあげたり、だしと組み合わせて野菜スープにしたりと活用法もいろいろあるので便利ですよ。ただし、冷凍の期間が長くなると冷凍焼けなどをして味も食感も悪くなってしまうので、1週間を目安で食べきることをおすすめします。

豆腐を使ったおすすめレシピ

基本の豆腐のペースト

<材料>
絹ごし豆腐
(木綿豆腐や焼豆腐ではこの時期の赤ちゃんにとっては少し硬いのでまずは絹ごし豆腐の使用をおすすめします。そして、できるだけ原材料がシンプルなにがり以外の食品添加物が使用されていないものを選ぶことをおすすめします。)

<作り方>

  1. 小さな鍋にお水を入れて軽く沸騰させる。
  2. 絹ごし豆腐を入れて、1分30秒くらいさっと湯通ししてあげる。
  3. 湯通しした豆腐をスプーンやフォークの背、すり鉢ですりつぶしたり、裏ごししたりして滑らかにしたらできあがり。

この豆腐のペーストのまま食べても良いですし、これを使って別メニューへもアレンジできます。

豆腐と小松菜の白和え

豆腐と小松菜の白和え

<材料>
絹ごし豆腐
小松菜
だし(昆布を一晩水に漬けておいた水出汁で大丈夫です)

<作り方>

  1. 小松菜を洗って細かくカットする。
  2. だしで小松菜が柔らかくなるまで煮る。(作り置きの豆腐のペーストがない場合はこの時に一緒に豆腐を煮れば大丈夫です。)
  3. (2)をミキサーにかけて滑らかくする。(ミキサーやブレンダーがない場合は小松菜だけを取り出してすり鉢ですりつぶしてあげましょう。)
  4. (3)と豆腐を混ぜ合わせたらできあがり。

毎回、だしをとるのは大変で続けられないという方におすすめなのは水出しのだしです。夜寝る前にポットの中に水とかつお節や昆布・いりこなどを漬けておけば翌朝にはだしのできあがりです。

白身魚を使ったおすすめレシピ

基本の白身魚ペースト

基本の白身魚ペースト

<材料>
白身魚の切り身(新鮮なもの)
→骨の処理が心配な方はお刺身用を使用しても大丈夫です。

<作り方>

  1. 鍋にお湯を沸騰させる。
  2. 沸騰したら切り身を入れて身が白くなり中までしっかり火が通るまで火にかける。
  3. 火が通ったら取り出して、骨や皮を取り除いてから身をほぐす。
  4. すりつぶしてお湯で伸ばしてあげたらできあがり。お湯でなくだしでもOK。

白身魚と大根のスープ

白身魚と大根のスープ

<材料>
白身魚
大根
だし

<作り方>

  1. 基本の白身魚のペーストを用意する。
  2. 大根を洗い、皮をむき、適当な大きさに切る。
  3. 鍋に水(もしくは米のとぎ汁。ない場合は米を少し入れてあげるでも大丈夫です)を入れて、弱めの火加減で柔らかくなるまでゆでる。
  4. 火からおろしたら、すりおろしてあげる。
  5. 鍋で(1)と(4)とだしを軽く煮込めばできあがり。

今回はスープとしてご紹介していますが、だしではなく10倍粥とあわせてお粥として食べてもおいしいメニューになります。大根は部位によって甘さや固さが異なる野菜になります。真ん中部分が甘くて柔らかい部分になるので離乳食に使用する際にはその部分を使用することをおすすめします。

また大根はたんぱく質分解酵素というのを持っており、たんぱく質を体に吸収しやすいようにお手伝いをしてくれる働きがあるので未熟な赤ちゃんの消化器官を助けるという面においても白身魚と大根はおすすめの組み合わせの1つでもあります。

トマトを使ったおすすめレシピ

基本のトマトペースト

基本のトマトペースト

<材料>
トマト(もしくはミニトマト)

<作り方>

  1. 大きいトマトの場合はヘタの反対側に包丁で十字の切れ目を入れる。
  2. フォークなどに突き刺し、ガスコンロであぶると皮がむきやすくなります。※もしくは、沸騰したお湯の中にヘタをとったミニトマト(もしくは切れ目を入れた大きなトマト)を入れて、皮がむけてきたら冷水にあげたらきれいに皮がむけます。
  3. 種を取り除いて、裏ごししたらできあがり。

トマトは水分が多い野菜なので、お湯やだしでのばしてあげなくても大丈夫です。

トマトとさつまいものお粥

トマトとさつまいものお粥

<材料>
10倍粥
トマト
さつまいも

<作り方>

  1. さつまいもを茹でるもしくは蒸して、柔らかくなったらつぶして裏ごしする。
  2. 鍋で10倍粥と(1)を合わせて軽く煮込む。
  3. 器に(2)を入れて、基本のトマトペーストをトッピングしたらできあがり。

トマトは火を通すことで酸味を抑えて甘味を感じやすくなりますが、酸味で食べにくいという場合には、さつまいものように甘味のある食材と組み合わせて食べると食べやすくなりますよ。

にんじんを使ったおすすめレシピ

人参かぼちゃ玉ねぎのスープ

人参かぼちゃ玉ねぎのスープ

<材料>
人参
かぼちゃ
玉ねぎ
だし

<作り方>

  1. 人参、かぼちゃ、玉ねぎを小さく切る。
  2. 鍋に(1)とだしを入れて、野菜が柔らかくなるまで煮る。※もしくは、(1)を柔らかくなるまで蒸して、だしと合わせる。
  3. (2)をミキサーやブレンダーを使用して滑らかにしたらできあがり。

このスープは大人も赤ちゃんも一緒に食べることができるのでおすすめのメニューです。赤ちゃんは大人が食べているものを欲しがるし、一緒に食べられるメニューがあれば料理も少し楽になるのでその点からもおすすめです。

バナナを使ったおすすめレシピ

バナナとりんごのとろとろ煮

<材料>
バナナ
りんご

<作り方>

  1. ばななをつぶしてペースト状にする。
  2. りんごは洗って皮をむき(無農薬のものを使用する場合には皮はむかなくても大丈夫です。)、すりおろす。
  3. 鍋に1と2と水を入れて軽く火を通したらできあがり。

バナナは加熱しないであげるという方もいるかもしれませんが、念のため初期の段階では加熱うして食べさせてあげましょう。また、果物の組み合わせなので甘くなりがちなので、甘さの濃さを水の量で調整してあげましょう。

りんごを使ったおすすめレシピ

さつまいものりんご煮

さつまいものりんご煮

<材料>
さつまいも
りんご

<作り方>

  1. さつまいもは洗って皮をむき(無農薬のものを使用する場合には皮はむかなくても大丈夫です。)、薄くいちょう切りし、さっと水にさらします。
  2. りんごは洗って皮をむき(無農薬のものを使用する場合には皮はむかなくても大丈夫です。)、芯を取り除き、8等分したら横に薄切りします。
  3. 鍋に(1)と(2)と水を入れてコトコト柔らかくなるまで煮込みます。
  4. 柔らかくなったら火からおろして、粗熱がとれたらミキサーやブレンダーで滑らかにしたらできあがり。(ない場合はすり鉢ですりつぶしてあげましょう。)

自然の甘味でおいしいメニューになるので、食欲がない時などにもおすすめのメニューいなります。

離乳食初期は個々の赤ちゃんのペースにあわせて取り組もう

離乳食の進み具合はあくまでも個々の赤ちゃんによって様々です。子ども特に赤ちゃんは本能で自分に必要なもの不必要なものを見分ける力をもっています。母乳やミルクが飲めていて、明らかな体重減少や様子がおかしいなどが見受けられなければとりあえず問題はないので、離乳食(補完食)を食べてくれなくてもママが悩みすぎないようにしましょう。

ちなみに、わが家の双子は1歳になるまでほぼ母乳以外は受付ませんでしたが、1歳になったら食べ始め断乳をした今では驚くほど食べるので、「今、食べなくて心配」となっていてもその子の体の準備(消化の準備)が整うのを待ってあげましょう。

今回いろいろなレシピを紹介しましたが、食べてくれるのに毎回作り分けするのは大変という場合は、大人用のお味噌汁用に煮た野菜を1~2切れ取ってつぶして食べさせてあげるということでも全然大丈夫なので、ママができるだけ負担にならないようにいろいろ試してみてください。

食べてくれない時には、固い干し芋や切り干し大根などの乾物を歯固め代わりに握らせて噛む練習や母乳やミルク以外の味に慣れさせるのもぜひ試してみてください。

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