子どもパジャマって本当に必要?季節に合った選び方と男女別おすすめ商品6選

子どもがパジャマを着ている姿ってとってもかわいいですよね。だけど、成長期の子どもはすぐにサイズが変わってしまうため、せっかく購入しても次のシーズンには買い替え…なんてことも。そうなると、わざわざ子どもパジャマを買わなくても、安く購入したりおさがりでもらったTシャツとズボンでもいいのではないか、と思えてきたりします。そこで、子どもパジャマは果たして必要なのか、子ども目線に立って検証していきたいと思います。

子どもパジャマってどうして必要なの?

寝ている間の子どもの体

寝ている間の子どもの体

まだまだ発展途上の子どもの体。大人なら睡眠の際、眠りの妨げにさえならなければ何を着て寝ても大丈夫。ですが、子どもの体はそうはいきません。では、寝ている間の子どもの体はどのようになっているのでしょうか。

子どもの睡眠時間

「寝る子は育つ」と昔から言われているように、安定した睡眠時間を確保することは子どもの成長に不可欠なものです。日中、活発に動いている小さな子どもには、夜十分に眠って疲れを取ることが必要です。それだけではなく、夜眠っている間には子どもの成長に欠かせない成長ホルモンが分泌されます。

子どもにとって良質な睡眠をとることはとても大事なことなのです。では、子どもの睡眠が一日にどれだけ必要か知っていますか? 以下にまとめてみました。

生後2ヵ月頃まで

トータルで14時間~15時間ほどの睡眠時間が必要です。この時期の赤ちゃんは新生児といって一日のほとんどを眠って過ごします。お腹がすいておっぱいやミルクをもらうと、寝てしまうことが多い時期です。

ママのお腹から外に出てきたばかりの赤ちゃんは、夜や昼の区別がありません。お腹の中ではずっと眠っていたので、その感覚が抜けないのでしょう。

授乳期を過ぎて1歳を迎えるころ

理想の睡眠時間は11時間~13時間程度です。生後6ヶから1歳に近づく頃には、赤ちゃんにも体内時計が作られて昼と夜の区別がつくようになってきます。この頃から、夜まとめて眠ることが多くなってきます。

活発に動き始める3.4歳~6歳4頃

11時間~12時間の睡眠時間が必要です。3歳頃からは幼稚園や保育園に行き始めるお子さんも増えてきて、日中の活動時間が長くなってくると思いますが、その分睡眠が深くなっていきます。

睡眠が深くなる分、まとまった睡眠をしっかり取るようになり、お昼寝などの細かな睡眠が徐々に不要になってきます。

小学校以降

参考までにですが、小学生でも10時間ほどの睡眠を取るのが理想的。幼稚園、保育園でも活発に活動していたお子さんも、小学校に入ると自分で歩いて登校することが多くなります。そのため、さらに体力の消耗が激しくなっていきます。

また、放課後子ども達だけで公園へ遊びに行ったり、友達の家に遊びに行ったりと遊びの幅も広がる分、体力の消耗が激しいのです。小学生とはいえど、まだまだ睡眠時間はきちんと確保したいところです。

このように、子どもにとって睡眠はとても大切なもので、成長していくにつれて夜のまとまった睡眠がとても重要になってきます。つまり、夜の寝る時には必ず、子どもが最大限にリラックスできる格好でなくてはいけません。

子どもの寝汗事情

人は寝ている時「一晩でコップ1杯分の汗をかく」と言われています。寝ている時は起きている時に比べて体を動かすことがほとんどありません。そのため、起きている時よりも体温を低く保つために体が自然と調節を始めます。その体温を下げる調節をしている時に汗をかくんです。

子どもは大人よりも代謝が活発で、体内の水分量も多く、体温を調節する機能が完全にはできあがっていません。しかも、体表面積が体の大きさに比べて大きいです。こういった理由から、子どもは体の中に熱がこもりやすく、寝ている時に汗を沢山かくことになります。

眠っている間に沢山汗をかけば、その分子どもの体は冷えやすくなります。通気性の悪い衣類では、汗もなどの肌トラブルも心配です。つまり、夜寝る時に着る衣服というのはとても大切なんです。

子どもの寝相事情

子どもはなぜか、とても寝相が悪い子が多いです。子どもは大人に比べてレム睡眠(浅い眠り)の割合が大きく、特に子どもは脳の活動が活発で、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが短くなっています。寝返りなどの体の動きはレム睡眠時に起こりますので、子どもは寝ている間も良く動くんです。

また、子どもは大人より体温が高いので、熱を逃がすために寝相を変えたりします。暑いからと布団を剥ぎ、なぜかすぐにお腹を出し体温調節を試みます。夜に気が付いたらズボンを脱いでいた…なんてケースもあるんですよ。そのたびに、眠い目をこすって子どもの衣類を直すのではお母さんも大変です。

子どものためにもお母さん自身のためにも、悪い寝相でも着崩れしにくい恰好で寝かせることが重要です。

このように、何かと大人とは勝手の違う子どもの体。これらを理解した上で、寝る際の衣類はしっかり考慮し選ばなければなりません。しかし、子どもパジャマはこういったこともきちんと考えて作られています。わざわざ代用をしなくても、子どもパジャマを着せるのが手っ取り早いと言えるでしょう。

パジャマを着る子どもの心

子どもパジャマは、寝る前の子どもの心にも重要な働きをします。朝と夜との区別が確立したばかりの幼児には、夜眠ることの大切さと共に、どのようにして眠りに入るのか、最適な方法を探し出してあげるのが重要です。

まだどのようにして眠りに入るのか知らない幼児は、寝るのを嫌がったり、怖がったりする子も少なくはありません。最初のうちは布団に入ってからもなかなか眠りについてくれず、寝かしつけるのは至難の業。

そんなお子さんこそ、入浴後や就寝前にしっかりとパジャマを着ることで、自然と寝る方向へ脳が切り替わっていきます。パジャマを着て絵本を読んでもらう…という流れで眠くなるということを体が自然と覚えていくのです。パジャマを着るということは、子どもの入眠儀式みたいなものなのです。

子どもパジャマの機能性とは

子どもにとって寝る時の衣服がとても大切なことは分かりました。では、子どもパジャマにはどのような機能性があるのでしょうか?パジャマによっても異なりますが、いくつか挙げてみました。

通気性・吸水性

睡眠中は、起きている時よりも新陳代謝が活発になります。汗を沢山かいてもいいように、汗を吸収しやすい素材や、通気性が良く、熱を放出してくれるような素材で作られているものが多いです。

腹巻

前にも述べたように、子どもはすぐにお腹を出して寝ます。そんな時、子どもパジャマの腹巻はお腹を冷やさないようにしっかりカバーしてくれます。夏場でも冷房をつけて寝ることが多い昨今、お腹を出して寝ればすぐに冷えてしまいます。

めくれ防止

こちらも前に述べた通り、子どもは寝相が激しくすぐに着崩れてしまいます。そんな時、子どもパジャマは袖やズボンの裾がすぼまったものが多いので、着崩れしにくい作りになっているんです。お腹がめくれないように上下をボタンで繋げられるタイプのものもあります。冬場なんかは特に安心ですよね。

肌に優しい素材

子どもは大人よりも肌が薄く敏感です。そのため、子どもパジャマには優しい素材で作られたものが多くなっています。おすすめは綿100%。着心地がとてもよく、夏場なんかは涼しくさらりと着られます。洗濯後に乾きやすいというのも魅力のひとつです。

子どもパジャマっていつから必要?

いつから、と正確に決まっているわけではありません。お子さんの成長もそれぞれですので、子どもパジャマを着るタイミングはお子さんと話し合い、お子さんと一緒に決めましょう。

例えば、そろそろボタンをとめる練習をしたいから…というのでも構わないと思いますし、お子さんに好きなキャラクターができ、お子さんが喜んでお布団に入るための口実に使っても構いません。子どもって良い意味でとっても単純なので、それだけで夜眠ることが楽しみになってしまうんですよ。

春夏秋冬、季節に合った子どもパジャマの選び方

春夏秋冬、季節に合った子どもパジャマの選び方

子どもパジャマの機能性を理解できたところで、子どもパジャマを選ぶ際、どのようなこと重視して選べばいいのか、季節ごとに選び方をまとめてみました。

春~夏のパジャマの選び方

春先はまだ寒い日もあるのでパジャマは長袖、腹巻付きや上下をボタンで繋げられるタイプのものを選び冷えを防止しましょう。春終盤から夏にかけても、夜はまだ冷えることがあります。お腹だけは冷やさないよう、薄手で風通しの良い腹巻付きパジャマを選ぶと良いでしょう。

この時期は調整が難しい時期でもありますが、汗もなどができないように注意が必要です。着替えが小まめにできるように3枚以上パジャマを用意しておくのがベストです。汗をよくかく子は、ガーゼ素材の吸水性のあるパジャマがおすすめです。また、エアコンをつける場合は薄手の長袖パジャマを選んであげると良いでしょう。

秋~冬のパジャマの選び方

秋から冬にかけては、重ね着ができる薄手の素材の長袖・腹巻付きズボン、そして冬にかけては裏起毛など、気温によって着せ方を工夫しましょう。布団を剥いでも冷えないよう、ベストなどを合わせてもいいでしょう。

寒いからといって、あまり着こませ過ぎるのはいけません。あくまでリラックスできる格好にしてあげてください。ベストなどは汗をかいているかいないかをよく観察して、気温に応じて着せましょう。

男の子のパジャマおすすめ3選

男の子のパジャマおすすめ3選

では、実際におすすめの子どもパジャマをご紹介していきたいと思います。

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Babyfashion 綿100% 子供パジャマ ルームウェア キッズ 2-9歳 (5歳, 濃紺の恐竜1)
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綿100%は抗菌防臭の特徴がありお子様の肌に優しい素材です。通気性も良く着心地が良いです。恐竜のプリントはお子さんに喜ばれます。

サイズ 90cm/95cm/100cm/110cm/120cm/130cm/140cm/150cm
素 材 100%コットン

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子どもに大人気カーズの腹巻付きパジャマです。クーラーの効いた部屋でも腹巻がお腹を守ってくれます。方ボタンも付いているので、着脱が楽です。綿100%で通気性にも優れています。

サイズ 80(身長80cm体重11キロ)、90(身長90cm体重13キロ)、95(身長95cm体重14キロ)
素 材 綿100%

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「エコフレンドリー(無蛍光)」のスリムタイプのルームウエアです。子どもたちの肌に優しいだけでなく、子どもたちの未来の自然をも考えたエコロジカルなキッズウェアです。デリケートなお肌のお子様にはもちろん、元気いっぱい成長する子どもたちみんなにぴったり!

サイズ 80、90、100、120、140
素 材 無蛍光コットン

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女の子のパジャマおすすめ3選

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コットン100%で、さらりと涼しく肌に優しい綿素材。サイズは2歳半~7歳、年齢(サイズ)によって価格に違いがあります。

サイズ 90 100 110 120 130 140 150
素 材 天然コットン、無蛍光

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腹巻付きパジャマがエアコンなどの冷えから守ってくれます。袖やズボンの裾がすぼまっているのでめくれ上がりなどの着崩れが防止できます。

サイズ 80cm 90cm 95cm
素 材 本体 : ポリエステル 65%、綿35%
中わた : ポリエステル 100%
腹巻部分 : ポリエステル 48%、綿 48%、ポリウレタン 4%

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サイズ 90~150の7サイズ
素 材 綿95%

子どものパジャマを洗う頻度は?意外に知らない事実

子どものパジャマを洗う頻度は?意外に知らない事実

みなさんは夜しか着ない子どもパジャマの洗濯、どうしていますか?「子どもは大人みたいにニオイがないし、お風呂に入った後に着るものだから綺麗だし、頻繁に洗わなくても大丈夫」その考えに待ったです!

「子どもが着たものだから大丈夫」そのパジャマがアトピーなど肌トラブルの原因に!?

子どもはとても汗っかきです。夏でも冬でも、寝ている間に沢山の汗をかきます。寝汗をたっぷり吸いこんだパジャマは、もちろん汚いですよね。しかし、注意したいのはそれだけではありません。代謝によってはがれ落ちる皮膚は、雑菌でいっぱいです。この雑菌は、汗の成分が大好物なのです。

パジャマを洗濯せずに何日も着ていると、雑菌が皮膚や汗の成分を餌にしてどんどん増えていくため、アトピーなどの肌トラブルの原因になることも。そのため、パジャマは、夏は週に3回以上、冬は週に2回は洗濯しましょう。ちなみに、夏でしたら毎日洗濯するくらいが理想的です。

パジャマの上に着る、冬場のベスト(スリーパー)の洗濯頻度も同じです。子どもは冬でも沢山の寝汗をかきます。寝汗をたっぷり吸ったパジャマの上に着ているスリーパーも、パジャマから汗を吸い取って汚れていくのです。

パジャマの上に着ているからとはいえ、ベストがパジャマより汚れないわけではないので、一年を通してパジャマと同じ頻度で洗濯することをおすすめします。

子どもパジャマを用意する枚数

以上を踏まえた上で、子どもパジャマは何枚くらい用意した方がいいのでしょうか?夜しか着せないパジャマですが、毎日の洗濯は難しくても、2日に1回は洗濯すれば2着でも着まわせそうに思いますよね。

しかし、小さいお子さんの場合は特に飲み物をこぼしてみたり、おもらししてしまったり…何かと汚してしまうもの。予定より洗濯の回数が増えてしまったりするんです。

急いで洗濯しても、冬場は乾きにくいですし、夏場は晴れの時は良いですが雨などの時は湿気で乾きにくい。そういったことを考えると、3着はあった方がいざという時に焦らなくてすみます。

子どもパジャマのニオイが気になる!そんな時の対策は?

何度洗濯してもニオイが落ちないのは、汗が臭いからと思う方もいるかもしれません。しかし、実は汗は無臭なんです。では、なぜ時間がたつと汗が臭くなるのか。それは、汗を餌にする雑菌が作り出しているニオイなんです。つまり、雑菌が繁殖すればするほど、衣類は臭くなってしまうんですね。

そう考えると、子どもがかく汗は雑菌にとって絶好の餌食なわけです。では、雑菌が繁殖し、ニオイが取れなくなってしまったパジャマはどのようにリセットしたらいいのでしょうか?

パジャマのニオイリセット方法

  1. 通常通り洗濯してから、良くすすぐ
  2. 50度のお湯に漂白剤をシミ抜きの分量を目安に溶かし、2時間程度浸け置きする
  3. 良くすすいでから干す

これで、気になるニオイはなくなると思います。しかしそうなる前に、パジャマが臭くならない洗濯法を試してみてください。

パジャマが臭くならない洗濯方法

  1. 湿ったパジャマを放置しない
    汗などを染み込んで、湿っぽくなったパジャマを次に洗濯する時まで放置していたりしませんか?それでは雑菌が繁殖し臭くなってしまいます。すぐに洗濯できない場合は、ハンガーなどに干すなどして完全に乾かしてから、通気性の良いカゴなどに入れておきましょう。

    洗濯する前に雑菌が繁殖することを抑えてくれるので、ニオイがつきにくくなります。

  2. お湯で洗う
    パジャマに限らず、毎日する洗濯にもニオイが付きやすい時は、お湯で洗濯するようにすると、汚れとニオイが落ちやすくなるのでおすすめです。

 

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子どもパジャマが沢山の利点を兼ね備えていることをお分かりいただけたでしょうか。こういったこと全てを踏まえ、大切なお子さんのより良い睡眠のために子どもパジャマは必要だと考えます。はじめは1着からでも構いません。ぜひ試してみてください。

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