誕生前に赤ちゃんの様子が知れるエコー写真!周りにある文字の見方と保存するアルバムおすすめ商品4選

妊娠中に病院で撮ってくれるエコー写真を見ることは、お腹の中の赤ちゃんの様子が分かって母になる喜びを感じられる瞬間ですよね。ところで、エコー写真のまわりにアルファベットや数字がたくさんありますが、何を意味しているのでしょうか。その意味が分かったら、今まで以上にエコー写真を見るのが楽しみになるはずです。ここでは、エコー写真の見方と保存方法を解説していきます。

エコー検査とは

そもそもエコー検査とは、どんな検査の事をいうのでしょうか。エコー検査とは、高い超音波を対象物にあててその反響を映像化する検査の事です。妊娠中のエコー検査は、子宮の中を観察する検査をします。

エコー検査の種類

エコー検査には、いろいろな種類の検査があります。妊娠中は周期によって検査方法を変えて検査します。

  • 経膣法
  • 妊娠初期から12週くらいまでの期間は、プローブという棒状の器具を膣の中に入れて子宮内の赤ちゃんを観察します。

  • 経腹法
  • 妊娠12週頃からは、子宮内の広範囲が検査できる検査方法に変わります。お腹の上からプローブを当て、検査をします。

  • カラードップラー法
  • 従来の超音波検査では見ることができない心臓など、臓器の血液の流れをカラーで見ることができます。この検査により、心臓などの構造や機能をより正確に検査できます。検査方法は経腹法と同じです。

  • 3D・4D検査
  • 経腹法でのエコー検査は断面を見るのに対して、3D・4D検査は赤ちゃんを立体的に見ることができます。赤ちゃんの表情や動きを、立体的に映像で見ることができる検査です。3D検査は、お腹の中の赤ちゃんの様子を立体的に静止画で見ることができるのに対し、4D検査は時間軸が加わり赤ちゃんの動く様子が立体的にリアルタイムで見ることができます。

    この検査は奇形を見つけやすいというもので、医師から受けるように指示がなければ絶対に受けなければならないという検査ではありません。最近では、記念としてお腹の中の様子をDVDにしてもらうという目的で検査を受ける妊婦さんが多いようです。検査の費用は病院によって幅がありますので、検査を希望する場合は問い合わせてみてください。

エコー検査をする目的・検査で分かること

では、妊娠してからなぜエコー検査をするのでしょうか。エコー検査をする目的や分かることはどんなことなのでしょうか。

  • 妊娠を確定する
  • 妊娠を検査するために、病院へ行ったら尿検査をします。尿検査でも姙娠していることを確定することはできるのですが、それと合わせてエコー検査を行います。初期の検査なので、ここで行うのは経膣エコーです。

    妊娠5週くらいになると子宮内に「胎嚢」という胎芽を包んでいる袋が映ります。胎芽と胎嚢がエコー検査で確認でき、赤ちゃんの心拍を確認できたら妊娠が確定となります。合わせて、子宮外妊娠ではないか、検査で確認します。子宮外妊娠とは、子宮内膜以外のところに受精卵が着床してしまう妊娠のことを言います。

  • お母さんの子宮の状態を確認する
  • お母さんの子宮や卵巣に異常がないかも、エコー検査によって見ることができます。妊娠するまで産婦人科へ行ったことがないという方もいると思います。検査を受けにに病院へ行って、初めて子宮筋腫が発見されたという人もいます。

    もし、病気が見つかった時は妊娠を継続できるのか、治療はどのように進めていったらよいかなど、医師とよく相談することが必要です。

  • 赤ちゃんの成長を観察する
  • 妊娠中の赤ちゃんの様子を観察することで、赤ちゃんに疾患はないか、正常に育っているかなどを見ることができます。赤ちゃんの人数を確認することも大切です。双子や三つ子など、多胎妊娠の場合は妊娠中のケアや出産に向けて準備や心構えも必要になるので、エコー検査で確認しておくことが大切です。

  • 出産予定日を予測する
  • 出産予定日は、初期に最終生理日をもとに決めますが、エコー検査で赤ちゃんの大きさをもとに計算して確定します。赤ちゃんの出産予定日は、赤ちゃんの成長を観察するためにも必要なことです。

  • 赤ちゃんの性別を知る
  • 赤ちゃんの性別は、妊娠16週から24週くらいになるとエコー検査で分かるようになります。病院によっては、生まれるまで医師の方からは言わないという病院もあります。知りたい場合は自分から聞いてみるのもいいでしょう。反対に、生まれてから知りたいという人は、最初に性別は生まれるまで知りたくないという旨を医師に知らせておきましょう。

    検査で性別を教えてもらったとしても、それは100%確実というわけではありません。また、エコー検査の目的は赤ちゃんが順調に成長しているかを知ることなので、性別を知るための検査ではないということを頭にいれておきましょう。

エコー写真の見方・英文字が示すもの

エコー写真には、アルファベットや数字が書かれていて何かなと思う人はいると思います。このアルファベットが示す意味を知っておくと、赤ちゃんの成長が分かってエコー写真を見ることが楽しみになるでしょう。

GS(胎嚢)

子宮の中に黒くて大きな丸いものが映っています。それが胎嚢です。その最大経がエコー写真に書かれています。子宮内に胎嚢があるということは、子宮外妊娠ではないということです。

CRL(胎児頭殿長)

赤ちゃんの頭からお尻までの長さです。妊娠8~11週頃にここの長さをもとに出産予定日を算出します。

BPD(児頭大横径)

赤ちゃんの頭の横幅をいいます。赤ちゃんの体重を指定したりする時に参考にします。

FL(大腿骨長)

赤ちゃんの太ももの骨の長さを示します。赤ちゃんの成長の目安とします。

APTD(腹部前後経)

赤ちゃんのお腹の前後の幅を示します。赤ちゃんの体重を知る時の目安にします。

TTD(腹部横経)

赤ちゃんのお腹の横幅の長さを示します。赤ちゃんの体重を知る時の目安にします。

AC(腹部周囲長)

赤ちゃんのお腹の周囲を示します。

AFI(羊水量)

羊水の量を示します。

EFW(胎児推定体重)

赤ちゃんの推定体重を示します。

AGE(妊娠週数)

検査をした日の妊娠週数を示します。

DEL(出産予定日)

EDCと表示される場合もあります。出産予定日を示します。

エコーで確認する妊娠周期別のポイント

エコー検査で確認するポイントを妊娠周期別にご説明いたします。

妊娠初期

一番最初に確認するのは、子宮内に胎嚢があるかどうかです。6~7週くらいになると、赤ちゃんの体が頭と体の2等身になり、赤ちゃんの心臓が動いている様子が確認できるようになります。心音も確認できるでしょう。

8~9週くらいになると、へその緒から栄養をもらうようになってきます。また、骨の形成などの重要な器官ができ上がってくる時期です。

妊娠中期

赤ちゃんは、12週目頃には20gほどの大きさになります。骨格や内臓ができ上がってきて、エコーで見ることができます。筋肉も発達してくる時期なので、お腹の中で動き回る様子を見ることができる時期です。16週頃には安定期と言われる時期で、お母さんのつわりが落ち着いてくるでしょう。

妊娠中期後半になると、体重は1,000gほどになり、エコー写真で性別も確認できるようになります。

妊娠後期

妊娠後期になると、エコーの画面に全身が映らないくらい大きくなります。骨格は完成してきて内臓、神経系、筋肉が完成に向かいます。出産に向けて体が完成してきます。エコー検査では赤ちゃんの位置や羊水の量を見ます。出産が近づくと、赤ちゃんはお母さんの骨盤に頭を入れるような体勢をとります。

エコー写真の保存方法

妊婦健診の時に病院からもらうエコー写真、記念のために保存しておきたいですよね。エコー写真は、一般的に言われる感光紙と言われる紙に印刷されます。光があたると時間とともに色が変わってきてしまいます。それを防ぐために、以下の方法をおすすめします。加えて、エコー写真の保存方法についてをご紹介いたします。

エコー写真のコピーをとる

エコー写真のコピーを取りましょう。家庭用のコピー機ではエコー写真に熱を加えることになってしまうので、エコー写真が真っ黒になってしまう可能性があります。コンビニのコピー機をおすすめします。しかし、コンビニのコピー機も絶対に安心ではないので注意する必要があります。

エコー写真をデジカメやスマホで撮影する

エコー写真をデジカメやスマホで撮影をして、プリントアウトするのがおすすめです。これならエコー写真自体をダメにすることがありません。また、データとして残しておけます。

エコー写真をスキャンする

スキャン機能がついているプリンターでスキャンしてデータとして残しておくのもおすすめです。パソコンの中身を間違えて消してしまわないように、USBメモリにも残しておきましょう。

マタニティダイアリーなどに貼って成長の記念に

エコー写真を残しておけるマタニティアルバムがあります。インターネットでも購入できますし、マタニティ用品を取り扱っているお店でも置いてあるところもあります。おすすめのマタニティアルバムをいくつかご紹介いたします。

エコー写真アルバム 10ツキ10カものがたり<ひよこ>

■Amazon価格:864円(税込)



絵本のようなアルバムです。エコー写真を貼るページに、赤ちゃんからママへのメッセージが書かれています。赤ちゃんが誕生したら生まれた時の写真を貼るページもあり、赤ちゃんの名前と誕生日、身長体重を書けるようになっています。

ママから赤ちゃんへのメッセージが書けるようになっていて、妊娠から赤ちゃん誕生までが一冊の本になるようなメッセージ性のあるアルバムになっています。


OPICA(オピカ) たんじょうものがたりwithはらぺこあおむし

■Amazon価格:2,336円(税込)



はらぺこあおむしの物語にエコー写真を貼ることで、物語ができ上がっていくという素敵なアルバムです。赤ちゃんが生まれたら赤ちゃんの写真を貼って完成です。命名の由来や、赤ちゃんへのメッセージを書けるページもあります。友人へのお祝いに贈ると喜ばれるでしょう。


マークス ハッピーマタニティアルバム

■楽天価格:1,836円(税込)



エコー写真を貼っておくページには、その日にあったことや赤ちゃんへの思いなどを描いておくスペースがあります。妊娠中の出来事や、エコー写真を見た時の気持ちを書いておくといい思い出になるでしょう。その他に、妊娠がわかった時の気持ちや初めて胎動を感じた時に思ったこと、妊娠中に読んだ本などを書いておくページもあります。

妊娠中の思い出になり、いつか子どもが大きくなった時に見せてあげることができます。赤ちゃんへのメッセージを書くページには、パパとママから書く欄があります。可愛いステッカーもついているので、自分の好みのアルバムを作ってみましょう。


サンスター文具 スヌーピー エコー写真アルバム

■価格:834円(税込)



人気のキャラクター、スヌーピーのマタニティアルバムです。母子手帳ケースに入る大きさなので、母子手帳と一緒に保管しておけます。エコー写真を貼っておくページにはメモをしておくスペースがあるので、エコー写真を撮った時期にママが思っていたこと、赤ちゃんへの思いを書いておけます。

エコー写真を貼るページ以外には、体重管理のページ、赤ちゃんへのメッセージ、命名リスト、お祝いリストなどがありマタニティダイアリーのような使い方もできます。フリーページには妊娠中のママのお腹の写真を貼ったり、妊娠中に感じたことなどを書き留めておくことでいい思い出として残しておくことができます。


エコー写真を思い出として大切に残しておこう

妊娠というのは、人生の中でそう何度も経験することではありません。エコー写真で素敵なアルバムを作るのもいいですね。エコー写真は赤ちゃんが生まれる前に赤ちゃんを見ることができる素敵な写真です。エコー写真に記載されたアルファベットの文字の意味を知って、お腹の中の赤ちゃんの成長を楽しみましょう。

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