夫婦の離婚原因は様々ですが、その中でも単身赴任から離婚に繋がるケースが意外と多いようです。家族の為に必死で働く夫、家で寂しく待つ妻、最初は乗り越えようと一生懸命ですが、うまくいかなくなってしまうこともあります。ここでは単身赴任から離婚に繋がるケースや原因などを詳しく見ていきます。最悪の事態を回避するためにもぜひ参考にしてみてください。
夫の単身赴任で注意すべきこと
現代の離婚率は年々増加しています。子どもがいる家庭や、そうでない家庭でも多いです。単身赴任は、「夫婦のどちらかが家族を残して、別の地域にある勤務先にいくこと」が定義になります。世界的にはあまりない働き方であり、日本独特のシステムと言っていいでしょう。会社に所属する以上、どこかの勤務地に行って仕事をするということは仕方のないことです。
また、離婚する原因はさまざまあるかと思いますが、夫の仕事柄、単身赴任している家庭の離婚率は高いようです。もし、夫が単身赴任でどこかの地域に行くことになった場合、自宅に帰ってくる機会が少なくなります。乗り越えた方も多い単身赴任ですが、重要なのは、単身赴任中に会ったり、声を聴く回数を増やすことです。夫婦のコミュニケーションを増やすことで単身赴任から離婚という事態を防ぐことができます。単身赴任が決まった場合は、お互いにルールをしっかりと決めておいたほうがいいかもしれませんね。
意外に多い!?単身赴任が原因の離婚
単身赴任から離婚に繋がる場合様々な原因があります。大きく分けて「相手の浮気」「別の男性を見つけた」「夫婦間のコミュニケーション不足」の3つです。自分の夫婦関係の中でこれらの中からあてはまるものはありますか?まずはこれらの原因に沿ってどんな場合になるのか見てみましょう。
相手の浮気
単身赴任になると、枷が外れて開放的になる男性が多いです。もちろん単身赴任中は、妻に会っているかと思います。しかし、仕事以外の時間はどうしても寂しくなったり、遊びたくなってしまうのが男性です。「一人でいるときの孤独感」や「一人になった解放感」など気持ちの面でこれらが強くなってきます。この強くなった気持ちを処理するために「浮気」に走ってしまうのです。
この場合、男性も本気ではないパターンが多く、遊びだと認識しているケースが多いです。よく男性が言うセリフは、「寂しかった」「魔が差した」など大抵が、自分は悪くないというアピールをします。しかし、妻はそう思っていません。パートナー以上に魅力的で、心を奪われたと思い、許せなくなります。一生懸命家を守り、お金をやりくりしている妻にとってみれば、浮気の為にお金を使っていたということが怒りになってしまいます。それが単身赴任中だとしてでもです。
また最初は、遊びのつもりでも浮気が継続されると、自分の中での優先順位が変わってしまう場合や、相手の女性から迫られる場合など状況が変わってしまい、だんだん本気になり最終的に離婚となってしまいます。この状況にならないためにも、単身赴任中はルールを決めることが重要です。
例えば、一日に電話する回数や、お互いに会う機会を決めるなどです。最近では、ネットで顔を見ながら電話するなど便利になっています。単身赴任から離婚に繋がらないようにするためにも、これらのツールを有効活用して、お互いの絆を深めていきましょう。
別の男性を見つけた
このパターンは、単身赴任中に家を守る側にいる妻が、別の男性を見つけて浮気をしてしまう場合です。一般的に男性の方が浮気は遊びという認識が強く、女性の場合は本気になってしまう確率が高いです。ましてや結婚生活が長くなればなるほど、刺激は少なくなってしまうものです。毎日の生活を共にして、良いところや悪いところすべてが見えてしまいます。その積み重ねが、相手のことを知りたいという好奇心がなくなってきて、夫だけでは物足りないと思ってしまいます。
単身赴任で離れている相手よりも、近くで好意的にしてくれる人の方が大切に思えてくるものです。そんな状況で、夫とは違う魅力を持った男性が現れて、好意的に接してきたらどうでしょうか。単身赴任で夫がいなくて退屈な状況であれば、新鮮に感じてしまうでしょう。
他にも浮気をする女性の理由に、タブーを犯しているという優越感もあります。結婚しているのに他の男性と関係を持つ、不倫をするということはタブーとなっています。タブーは、人が欲望のままに生きないよう、理性を保って社会で生きていくためのルールです。タブーを破るということは、欲望に忠実に生きるということです。特に女性は、独占欲や略奪欲が強く、この優越感を覚えてしまうと抜け出せなく場合が多いようです。
単身赴任中に浮気をしやすい女性の行動の特徴12選
もちろん、すべての女性がこのようなパターンになるというわけではありません。しかし、単身赴任中に浮気をしやすい女性の行動には特徴があります。結婚するまでに付き合っていた男性のタイプや人数、その女性の考え方など個人差はありますが、以下のようにあげられます。
見慣れない服を着ている
男性は、あれ?と思い、さりげなく聞いてみると、「買った服だよ」「前着ていたやつだよ」などと答えが返ってくるパターンが多いでしょう。
前よりも家事が雑になった
単身赴任中に折角会ったのに食事が簡単になったり、家事もそんなにやってくれなくなったりと変化がわかりやすいものです。
食事や趣味が増えたもしくは変わった
一緒に暮らしていた時にはなかった趣味や、あまり食べていなかった食べ物を急に食べるようになるなどの特徴がみられます。
ため息をつくことが多くなった
日常生活ではわかりにくい特徴ですが、見てしまった場合は注意が必要です。
趣味や趣向が頻繁に変わる
見慣れない服を着るという行動に繋がっています。飽きっぽかったり、新しいものが好きだったりという特徴は、人間関係にも表れます。普段交流している男性にも注意が必要でしょう。
常に恋人がいた
これは、結婚する前の状況です。このタイプの女性は、魅力的な男性がいればすぐに切り替えてそちらに行くことが多いようです。また嘘をつくことに慣れており、嘘に抵抗がないのでタチが悪いケースが多いです。
すごい寂しがり屋
このタイプで注意が必要なのは単身赴任中です。このタイプの女性は、常に近くにいて自分を愛してくれる人を好きになるので、単身赴任で離れてしまってあまり会う機会がない男性は、コミュニケーションをしっかりと取って絆を深めましょう。これらの女性が離婚する理由に「夫が構ってくれない」というのが多いようです。
場の雰囲気に流されやすい
場の雰囲気に流されやすい女性は、周りの視線や意見に左右される人が多いです。また、断ることが苦手で、相手を嫌な気持ちにさせたくないという心理が働きます。その結果八方美人になり、嫌われたくないという思いが強くなってトラブルに繋がってしまいます。
過剰に見た目を気にする
特にブランド物やメイク、服装を以上に気にするタイプです。自分の中での優先順位も見た目が高いため、男性の資産やお金に目が行くことが多いようです。またこれらの女性は、男性の視線も集めたいという願望も強いため、社会的に強い立場にいる男性に惹かれることが多いです。
男性と二人きりになることに抵抗がない
このタイプは、男性のみがいる部屋に遊びに行ったり、居酒屋やカラオケなどの個室などに行ったりすることに抵抗がない女性です。さらにこういった状況に抵抗がない女性は、一緒に言った男性に勘違いさせやすいため危険です。
交友関係が広い
異性の友達が多く、何か集まりがあれば呼ばれたりその異性からのつながりでさらに交友関係が広がったり、夫よりも他の人といる時間が増えてしまう傾向にあるようです。基本的に異性との出会いの場が多ければ多いほど浮気してしまう確率が高くなってしまいます。
スキンシップが多い
このタイプは、夫のみであれば問題ありません。しかし、夫以外の異性に対してもスキンシップが多い女性は注意が必要です。人の体は触れる部分によりますが、気持ちいいと感じる部分が多く存在します。また触られる側も勘違いしやすく、自分に気があると錯覚してしまう傾向にあります。この勘違いでトラブルに発生してしまうタイプが多いようです。
上記にあげた特徴が単身赴任中に見られたら、浮気している可能性が高いです。こうならないためにも、日々の生活でしっかりとコミュニケーションを取って絆を深めましょう。ひとつでも当てはまったら、注意しておくのが良いでしょう。
単身赴任から離婚につなげないために
夫婦でのコミュニケーションは、一緒に生活していくうえで重要なことです。夫婦生活をする中で多いのが、仕事による単身赴任です。単身赴任から離婚に繋がるというケースも珍しくありません。この単身赴任から最悪の状況を防ぐためにも重要なのは、コミュニケーションをしっかり取ることです。
コミュニケーションを取るといっても、やり方はさまざまあります。今であれば、スマートフォンのアプリケーションであるLINEやFacebook、Twitterなどです。他にもスカイプによるテレビ電話など、やり方はいくらでもあります。単身赴任から離婚につなげないためにも、これらのツールを有効活用していきましょう。
夫婦間のコミュニケーション不足は浮気に走られやすい!?
共働きや子どもの学校、仕事の種類によって夫が単身赴任になることはあります。家族を守るためにも必要なこととわかってはいるのですが、いざ距離が離れてしまうと寂しくなってしまい、夫婦でのコミュニケーションも減ってしまいます。これらが夫婦のすれ違いを産み、離婚に繋がってしまう場合があります。コミュニケーション不足になると、ちょっとしたことで不安な気持ちになったり、相手を信じきれなくなったりします。
例えば、単身赴任中に電話すれば出る時間なのに、電話がつながない、すぐでないなどです。一緒に暮らしていた時は、何気ない会話もできましたし、顔を合わせることも多かったのにコミュニケーションが取りにくい単身赴任ともなるとうまくいかなくなってしまうものです。
こうした疑惑や不安が、浮気しているのでは?という思いになってしまうのです。ありもしない疑惑を抱いてしまうことは、ストレスの原因にもなります。負の感情が強くなり、堪えられなくなって、離婚に繋がってしまうのです。このように単身赴任が引き金になって耐えられないという状況にならないためにも、しっかりとコミュニケーションを取ることが重要になるのです。
離れているからこそコミュニケーションの時間をしっかりと取って、密な関係を築いていきましょう。この単身赴任を乗り越えることができれば、夫婦の絆はより深まることでしょう。
離婚を防ぐために必要なこと
単身赴任で、遠い地域で家族のために働く夫、家をしっかりと守る妻、どちらが原因になるかは個人差がありますが、そこから離婚に繋がるというケースは多いのです。もちろん乗り越えた夫婦もいますが、全員が全員そうではないのです。では貴方が単身赴任になった場合、離婚にならないようにできることは何でしょうか?
重要なのはコミュニケーションをしっかり取ることですが、「こまめに連絡をとる」「妻の応援をする」「ふたりで過ごす時間をしっかりと取る」ことがポイントになります。
こまめに連絡をとる
単身赴任中のコミュニケーションを取る方法としてかなり有効です。ちょっと前であればすぐに連絡を取ることは難しかったのですが、今はスマートフォンやネットの普及もあり、簡単に連絡を取ることが可能です。
妻の応援をする
これは単身赴任中の男性側のスタンスです。もちろん、遠い地域で家族の為に一生懸命働いているのは男性です。しかし、自分が家族のためにやっているという態度が強くなってしまうと、行動に出てしまうものです。大変なのは自分だけでなく、家を守っている妻も大変だということを意識しましょう。
そこで、今まで一緒に生活して支えあっていた部分を妻が補っているのであれば素直に褒めたり、応援したりしましょう。妻が自立して、自分の世界を広げていくことを素直に応援することは、夫婦の絆を深めることに繋がるのです。
ふたりで過ごす時間をしっかりと取る
夫婦であれば一緒に過ごすことが大前提です。単身赴任の地域にもよりますが、毎週のように会うわけにはいかないでしょう。会う時間もあまりとれないかもしれません。しかし、二人で過ごすときは長さよりも一緒にどう過ごすかが重要なのです。
相談できる人を見つけよう
単身赴任しているときは、さまざまな障害が出てくるかと思います。二人で支えあって乗り越えることが重要ですが、全部が全部そうできることではありません。そんな時は周りを頼りましょう。自分たちでは考えつかなかったアイデアで解決できるかもしれません。自分たちの視野を広げるためにも、相談する人がいたほうが解決できることもあります。注意しなければならないのは、やみくもに相談しないことです。
親や友人、親せきなどいますが、相談するときは自分たちにとって正しく、後悔のない選択をするサポートができる人にしましょう。また相談する内容によっても違ってきます。例えば、夫婦のことや性生活などであれば、知人や会社の先輩や後輩などが相談しやすいでしょう。離婚のことであれば、親に相談することも大切ですが、まずはお互いを知る友人などに相談するといいでしょう。状況を打開するためのアドバイスがもらえるかもしれません。
単身赴任からの離婚を回避して夫婦の絆を深めよう
今回は単身赴任が引き金で離婚に至るケースをご紹介しました。夫婦が離婚するというケースはさまざまあります。単身赴任からの離婚はその中の一つではありますが、夫婦問題の中でも多いのも事実です。単身赴任からの離婚は、家庭の為に一生懸命働く夫、自宅で待つ妻、どちらもトラブルのもとになる可能性があるのです。
このようにならないためにも、夫婦間のコミュニケーションはしっかりと取りましょう。相手の気持ちを完全に理解することはできませんが、相手を理解したいという思いは伝わります。夫婦の絆が深まれば、どんな厳しい状況も乗り越えられるはずです。