生命保険は夫婦型で加入すべき?それとも夫婦別?気になる保険の選び方と3つの種類の特徴について

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Kaede

結婚した途端に、気になる自分や、ご主人の生命保険。両親や友人から生命保険に入った方がいいとアドバイスを受けるけれど、何を選んだらいいか?分からないと思っていませんか?生命保険選びは家族の未来をプランニングすることです。今回は、あなたのご家族にとってベストで、安心できる生命保険の賢い選び方についてご紹介させていただきます。

[1]結婚したら生命保険に入るべきなのか?

結婚したら、両親や友人などの周囲の人から生命保険に入った方がいいとアドバイスを受けたり、あなた自身も生命保険に入った方がいいのかなと思ったりしてませんか?実際に生命保険を選ぼうと思ってインターネットで調べたり、友人や両親に相談してみるけれど、たくさん種類があってどれを選んだらいいか。どれに入ったらいいのか。分からないままになっていませんか?生命保険についてわからない。それは当然のことです!

私たちは学校の授業でも、会社でも生命保険について学ぶ機会がありません。きっと、私たちの両親の世代も同じです。両親や周囲の大人からも、生命保険について教えてもらう機会などありませんよね。保障内容や今の自分にとってベストな保険なのかどうかも判断できないまま、なんとなく今の保険に加入しているという方も多いのではないでしょうか。

結婚は、独身時代に加入している保険を見直し、新しい家族という単位で生命保険を考えるチャンスです。この機会に生命保険について学んで、考えてみましょう。生命保険の基礎知識から、あなたにとってベストな生命保険の選び方のコツなど、お伝えしていきます。

そもそも生命保険とは何?ご夫婦のための生命保険に基礎知識

生命保険とは、死亡または高度障害になった場合に、契約者が指定した保険の受取人に保険金が支払われる保険です。まず、生命保険の専門用語をお伝えします。契約者とは、保険会社と契約を結び、保険料を支払う人です。被保険者とは、保険の保障の対象になる人です。保険金受取人とは、保険金を受け取る人です。

例えば、あなたのご主人が契約者で被保険者、あなたが保険金の受取人の場合を考えてみましょう。ご主人が万が一なくなった時に、保険金を受け取ることができるのは保険金の受取人のあなたです。生命保険は被保険者が亡くなったり、もしくは高度障害になった場合に残された家族の生活を守ることが目的の保険です。残されたご家族が経済的な不安を抱えることがないように、元気な間に万が一に備えてお金を準備する方法です。

[2]生命保険の3つの種類(定期保険・養老保険・終身保険)

生命保険をインターネットや雑誌、本で調べてみるとたくさん種類があるように思います。確かに、たくさんの保険会社がいろいろな種類の保険を販売しているので、そう感じても仕方がありません。生命保険の基本の形は「定期保険」「養老保険」「終身保険」この3つの保険です。

この3の種類を組み合わせたり、少し形を変えたりして多くの生命保険ができています。そのため、この生命保険の3つの種類の特徴と仕組みを理解すると、グッと保険のことが理解しやすくなります。

定期保険

バスや電車の定期券をイメージしてもらうと理解しやすいと思います。定期保険とは、一定期間だけ保障があり、その期間に被保険者が亡くなった場合に、保険金受取人に保険金が支払われます。

例えば、保険期間が被保険者のご主人が30歳から60歳までの間だったとします。ご主人が45歳で万が一亡くなった場合、保険金は支払われますが、ご主人が61歳で亡くなった場合は支払われません。保険料は掛捨てのため、支払った保険料は戻ってきません。ただし、他の2つの保険に比べて安い保険料で、大きな保障を得ることができます。

定期保険の仲間で収入保障保険というものがあります。この保険は保険金をまとめてもらうのではなく、毎月毎月分割して保険金を受け取ることにより、定期保険より保険料を抑えることができます

養老保険

養老保険とは、死亡保障に貯蓄の要素が組み合わさった保険です。保険期間に被保険者が亡くなった場合、保険金の受取人は保険金を受け取ることができます。保険期間が終了し、その期間までに被保険者が亡くならなければ満期金という形でお金を受け取ることができます。

ご主人が契約者で被保険者とします。あなたが保険金の受取人の場合、保険期間内に万が一ご主人が亡くなれば、保険料の支払いがなくなり、あなたが保険金を受け取ります。保険期間内にご主人が亡くならずに満期を迎えれば、満期金をご主人が受け取ることができます。そのため、養老保険は貯蓄性の高い保険といわれています。ただし、大きな保障を持とうと思った時は、保険料がかなり高額になります。

終身保険

終身保険とは、一生涯保障が続く保険です。保険料の支払いを何歳までと決めることができます。そして、保険料の支払いが終わった後も保障が続くため、被保険者が亡くなった時点か、もしくは高度障害になった時点で保険金の受取人がお金を受け取ることができます。また、保障期間の途中で、まとまったお金が必要になった時などは解約することができ、その時に解約返戻金としてお金を受け取ることができます。この時保険料の払込が終わっていたり、長期間加入していた場合などは、払った金額より多く戻るケースもあります。

ご主人が契約者で被保険者とします。あなたが保険金の受取人の場合、保険料の支払い期間がご主人が60歳になるまでだったとしたら、保険を解約しない限りは万が一ご主人が亡くなったとき、あなたが保険金を受け取ることができます。また、保険期間の途中で保険を解約することで、解約返戻金としてお金を受け取ることができます。

終身保険は貯蓄性の高い保険のため、定期保険と同じ保障額を持とうと思った時に、定期保険と比べると保険料がかなり高額になります。そのため、定期保険と組合わせて「定期保険特約付き終身保険」という形で販売されています。

[3]生命保険夫婦型に加入すべきか?別々に加入すべきか?

夫婦型というのは生命保険ではなく、医療保険やがん保険などで契約者であるご主人以外の配偶者を、保障対象にすることができる保険です。1つの保険で二人分の保障のため、配偶者の保障額は主契約者であるご主人の保障額の60%です。同じように、お子さんも保障対象にする家族型もあります。

夫婦別々で加入するよりも保険料を抑えることができ、管理が楽です。ただし、ご主人が先に亡くなってしまうと、主契約が亡くなるため配偶者であるあなたは保障を失ってしまったり、いざ主契約を見直そうと思った時にあなたが過去に病気をしていたりすると見直しが難しかったりと、その後の家族の変化に対応することが難しいのがデメリットです。月々の支払いに余裕があるのであれば、夫婦型ではなく別々に加入をしておく方がよりベストです。

生命保険のメリット・デメリット

生命保険のメリットは、ご家族が万が一の時にお金の心配をせずに済むことです。ご主人が突然亡くなった場合、あなたが共働きで、仕事を独身の時と同じくらいしていて収入があるのであれば、万が一ご主人が亡くなったとしても、経済的負担は大きくないと思います。

しかし、あなたが専業主婦で小さなお子さんがいた場合、ご主人が亡くなったからといってすぐに働きにいくことは難しいと想像できます。最初は、貯金を切り崩して生活をしたとしても限界があります。このようなケースの時に、あなたとお子さんが経済的に大変な思いをしないよう、まとまったお金を保険金として受け取ることで経済的不安から家族を守ってくれるのが、生命保険の最大のメリットです。

生命保険のデメリットは、保険会社や種類が多すぎて複雑なため、気がついたら不必要な保障のある生命保険に加入してしまっていたり、将来が不安で必要以上にいろな保険に加入してしまい、月々の保険料の支払いが多くなって家計を圧迫してしまう可能性があることです。万が一の時に、必要なお金を貯蓄でカバーすることができるなら、もしかしたら生命保険に加入する必要はないのかもしれません。貯蓄でカバーできない、万が一の時のお金を準備することが、生命保険に加入する目的の1つです。

生命保険を選ぶ前に確認しておきたいこと

ご家族の生命保険について考える時に、抑えておきたいポイントについてお伝えします。保険の相談に行く前にご主人と確認しておくと、あなたのご家族に必要な保険が何か、保障額はどのくらい必要なのかなど判断しやすくなります。

  • 今の保険の加入状況を確認する
  • あなたは、今加入している保険の保障内容が分かりますか?分からないのであれば、ぜひ確認してみてください。そして、ご主人の今加入している保険の保障内容も合わせて確認しましょう。もし、すでに必要な保障に入っているのであれば、結婚したからといって無理に生命保険に加入する必要はありません。

  • ご主人または奥様の万が一の時にいくら必要か?
  • 今加入している保険のままでいいのか?それとも改めて保険に加入する必要があるのか?を判断するためにも、ご主人が亡くなった時いくらがあれば、今までと同じ暮らしができるのか考えてみましょう。

    将来の家族構成や、家族の状況を想像していくことでどのくらい必要かみえてきます。ネット上でライフプランのためにプランニング表などダウンロードできるので、ぜひ活用してみましょう。

夫婦保険

[4]ご家族構成ごとの生命保険の選び方と相場

家族構成によって、万が一の時に必要な保障額は変わります。まずは、家族構成ごとに保険の選び方や相場をみていきましょう。

共働きで子なし夫婦の場合の生命保険の選び方

共働きでお子様がいない場合は、基本的にはどちらかが亡くなったとしても経済的に困ることがありません。そのため、結婚したとしても独身の時の保険のままで問題ありません。独身の場合は、生命保険で受け取れる死亡保険金は多くても、お葬式の費用くらいあれば充分です。また、老後にそなえて年金保険やお金の運用先の一つとして、貯蓄型の終身保険に入っておくのもいいでしょう。

独身の場合は亡くなった時のリスクよりも、病気や怪我で仕事ができなくなり、収入が失くなった、もしくは少なくなる場合に備えて、お互いに医療保険やがん保険を中心に加入しておくといいでしょう。大きな生命保険の見直しは、妊娠や出産であなたが働けなくなるか?収入が減ることがはっきりとわかった時点でも遅くはありません。

共働きで子あり夫婦の場合の生命保険の選び方

共働きでお子様がいない場合と大きく異なるのが、ご主人が亡くなった場合にあなたがお子さんを育てながら、今までのように働くことができるか?ということです。同時に、ご主人の収入がなくなるため家計全体でみた時、収入は半減します。

また、住まいが持ち家か、賃貸かによっても大きく変わります。もし、マンションをご主人名義で購入し、ご主人名義で住宅ローンを組んでいる場合は、住宅ローンを組む際に団体信用生命保険に加入します。ご主人が亡くなった場合は、住宅ローンの残額が0になります。住宅ローンの返済をすることなく、購入したマンションに住むことができます。

生命保険の保障額を考える時に、ご主人が亡くなった場合に毎月いくら必要か?ご主人が亡くなった後の生活費を考えるところから始めます。そのため、もしマンションを購入しているのなら、ご主人が亡くなった後の生活費に家賃を含める必要がないため、賃貸の場合に比べ保障額を抑えることができます。まずは、「ご主人が亡くなった場合の毎月の生活費がどのくらいかかるか」をご自身でシュミレーションしてみましょう。

専業主婦で子なしご夫婦の生命保険の選び方

万が一、ご主人が亡くなった場合、あなたが独身の時のように働きに行くことができるのであれば、共働きで子なし夫婦の場合と同じように、独身の時の保険のままでいいかもしれません。あなたが、看護士などの手に職があり何歳になっても比較的再就職先が見つかって、生活費を稼ぐことができるのであれば、無理にご主人の生命保険の保障額を上げる必要はありません。

また、お住まいが持ち家か賃貸かによって、毎月の生活費の額が変わりますので、その部分も忘れずに考慮します。あなたがご主人が亡くなった時、どのくらい生活費が必要で、そのうちのどのくらいを自分で稼ぐことができるかをしっかり考えてみましょう。

専業主婦で子ありご夫婦の生命保険の選び方

このケースが、一番保障額を多くする必要があります。万が一、ご主人が亡くなった場合、お子さんを育てていきながら生活をしていくのに、毎月いくら必要でしょうか?お子さんを育てながらだとお子さんの年齢にもよりますが、すぐに再就職できない可能性やフルタイムで働きたくても保育園が見つからず働けないケースも考えられます。

この時もお住まいが持ち家か賃貸かによって、毎月の生活費の額が変わりますので、その部分も忘れずに考慮して考えます。そのため、お子さんが独立するまであなたが働かなくても済むには、毎月どのくらい生活費が必要なのでしょうか。

他のご家庭が、毎月どのくらい保険料を払っているのか気になるところです。実際、家族構成やご主人が万が一の時にどのくらい生活費が必要になるのか、もしくは準備をしておきたいかによって保障内容が変わります。そのため、ご主人の年齢やご家庭によっては保険をお金の運用先として利用しているため、保険料の相場というのはなかなかわかりません。

参考までに、生命保険文化センターが実施した「生活保障に関する調査」(個人調査)をみてみましょう。

年間払込保険料(個人年金保険の保険料を含む)は男性で平均22.8万円、女性で平均17.4万円です。金額の分布をみると男性は「12~24万円未満」、女性は「12万円未満」が1番多くなっています。

また、同じく生命保険文化センターが実施した「生命保険に関する全国実態調査」(世帯調査)によると1世帯あたりの年間払込保険料(個人年金保険の保険料を含む)は平均38.5万円となっています。
引用:生命保険文化センターホームページ


まず大切なことは、ご主人が万が一の時にどのくらい保険で生活費を準備できれば安心か?ということです。その上で保険会社や割引制度を利用して、お得に無理なく保障を持ちましょう。

[5]生命保険どこで相談して、どこで加入するべきか?

担当者の方と長くお付き合いをしたいと思うなら、生命保険会社

生命保険会社は、信頼できる一人の担当者のに出会えれば、保険の相談から契約及び見直し、一番重要な保険金の支払いまで、その方が対応してくれます。そのため、何かあった時も安心できます。

保険金は、基本的に請求しなければ支払われません。「これって、保険金支払いの対象になるの?」と思った時など、ご家庭の保険契約の内容を把握していて、すぐに相談できる人がいるというのは心強いと思います。ただし、複数の保険会社から商品をみて選ぶことができないこと、もし担当者の方が退職した場合、別の方が担当者に代わるため、その時はきちんと引き継ぎをしておいていただくことや、コミュニケーションを事前にとるようにするなど注意が必要です。

いろんな保険会社の保険を選びたいなら、保険代理店

保険会社との大きな違いは、代理店は保険会社とお客様を結びつけるという点です。そのため、代理店によって取り扱う保険会社の数と商品が大きく異なります。保険代理店は保険会社から委託を受けて代わりに保険商品の販売や顧客サポートをする会社です。保険会社関係なく多くの保険商品の比較検討をすることができます。

例えば、A社という保険会社からご主人の生命保険に加入する場合は、A社が持っている生命保険の中から選択しなければいけませんが、保険代理店なら、A社の持っている生命保険だけでなく、B社、C社、D社というように複数の保険会社の商品の中から、保障内容や保険料を比較して検討することができます。加えて、医療保険やがん保険も加入したいと考えている場合、生命保険はA社、医療保険はB社、がん保険はC社というような組み合わせ方ができます。

ただし、複数社に契約がまたがってしまうため、申し込みの時に何枚も申込書や告知書を書く必要があったり、自分がどの会社でどんな保険に加入して、どのくらい保障額があるのかを把握しておくことが大切になります。

月々の掛け金を少しでも抑えたいなら、ネット生保

ネット生保とは、自分で好きな時間にインターネット上で申し込みができる保険です。保障内容は、従来の保険会社と同じです。保険料を抑えることができることが最大のメリットです。また、営業の担当者がついて保険の説明や相談を受けて加入する必要がないため、自分のペースで決めることができます。

ただし、ある程度保険に関する知識がないと、どの保険に加入するか選ぶことが難しい可能性あります。保険に関する知識や身近に相談できるのであれば、ネット生保からでもあなたとあなたのご家族にとって、ベストな保険を見つけることできると思います。

[6]お得に加入するための生命保険の割引制度

実は、生命保険には割引制度があります。代表的な2つをご紹介しますので、生命保険に加入する時は是非利用してみてください。

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健康体割引

生命保険会社によって名称や基準が若干異なりますが、基本的には保険会社が定める一定の基準をクリアして、健康体と認められた割引が受けられます。健康体の基準は主に、BMI・血圧・尿検査など、通常の健康診断での検査で受けるもので判断されます。特別な検査等必要ありませんので、生命保険加入時は確認しましょう。

タバコを吸わない方の非喫煙割引

喫煙することで、多くの病気にかかりやすくなったり、タバコを吸わない人に比べると死亡率が高くなります。そのため、多くの保険会社ではタバコを吸わない人=非喫煙者割引というのを取り入れています。タバコを吸っていないかの判断基準は、告知の際に唾液を採取しニコチン検査を行います。この検査で1、2年以内にタバコを吸っていないことを証明できれば保険料が割引になります。

生命保険会社では健康体割引と非喫煙割引の二つを組み合わせて、

  1. 健康優良体で非喫煙
  2. 健康優良体で喫煙
  3. 標準体で非喫煙
  4. 標準体で喫煙

このように4つに分類して割引を行なっています。一番割引率が高いのは1です。全く割引がないのが4です。生命保険に加入するなら、健康な内にかつ喫煙していない時に入るのが一番お得です。

[7]生命保険を選ぶことは、家族の未来をプランニングすること

生命保険を選ぶには、まず家族のライフプランを考えることで大切です。今から何年後に子どもが欲しいのか?また子どもは何人欲しいのか?家は購入するのか?購入するならいつごろ購入する予定か?あなたは仕事を続けるのか?続けるならフルタイムで働くのか?など、未来のあなたの家族の姿を想像して、万が一のことがあったとしても、その生活を守るために保障を持つことが生命保険の大きな目的です。毎月の保険料を無駄にしないためにも、結婚したら生命保険に入るのではなく、まずはご夫婦で家族の未来の姿を、ライフプランニングすることから始めてみませんか?

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