夫婦の寝室は一緒?別々?夫婦円満と答える8割の人が同じ部屋で寝ていた!

夫婦の寝室は一緒ですか?別ですか?最近は夫婦の寝室が別だという夫婦もいらっしゃるようです。今回は夫婦の寝室事情について、みなさんがどうされているのか、メリットとデメリットを踏まえながら考えていきたいと思います。

目次

夫婦のベッドは一緒?日本人の寝室事情をアンケート調査!

いえらぶコラム』というサイトが夫婦の寝室事情について調査したところ、アンケートに答えた約80%の夫婦が同じ部屋で寝ていました。同じ部屋にしている大きな理由はないものの、最初から同じ部屋だったのでそのままにしているという夫婦が多いという結果でした。

次に夫婦の寝室を一緒にしているか、別にしているかそれぞれの理由をまとめてみます。それぞれの理由から夫婦の事情が見えてくるのではないでしょうか。夫婦の寝室事情で円満な夫婦かどうか、違ってくるものなのでしょうか。

夫婦円満の秘訣は一緒の寝室!

オウチーノ総研が20~69歳の既婚男女830人に行った「夫婦の寝室」に関するアンケート調査では、夫婦円満と答える8割の人たちが一緒の寝室で寝ていることが分かりました。

まず、「夫婦円満か」と質問したところ、「円満」と答えた人は43.4%、「どちらかと言えば円満」は34.5%と77.9%の人が夫婦円満と答えました。その77.9%の人のうち、「同じ寝室で、ベッドや布団も一緒」の夫婦は37.8%、「同じ寝室だが、ベッドや布団は別」は43.1%と約80.9%の夫婦が一緒の寝室で寝ていることがわかりました。
このことから、夫婦円満の秘訣は同じ寝室で寝ることが大切ということがわかりました。やはり、夫婦二人きりになれる寝室は普段できない会話やスキンシップができる大切な場所なのですね。

結婚しても夫婦の寝室は一緒!その6個の理由とは

夫婦の寝室を一緒にしている夫婦はどうして同じ部屋で寝ているのでしょうか。

夫婦円満なので別にする理由がない

寝室を別にする理由がないからという理由の夫婦は、夫婦の仲が良いため一緒に寝ている。という理由です。自分たちの両親もずっと同じ寝室で寝ていたので、夫婦はそういうものだと思っているという人も多いようです。円満で、別にする必要がないというのでしょう。

子供が小さいので家族全員で寝ている

子供が生まれて、赤ちゃんの授乳があるため、家族みんな同じ部屋で寝ているという夫婦も多いでしょう。また、子供が小学生くらいまでは子供と同室で家族一緒に寝るという人も多いと思います。
海外では子供は赤ちゃんのうちから一人で子ども部屋で寝かせて、夫婦は2人で同じ部屋に寝るという生活スタイルです。日本人は昔から赤ちゃんが生まれたら親と同じ部屋に寝かせて授乳やお世話をしていました。親がそうだったので、子供が生まれたら同じ部屋で寝るのが普通だと自然に同じ部屋で寝ているという人が多いでしょう。

部屋の間取り的に別にすることができない

部屋数が足りないという理由で同じ部屋で寝ているという夫婦もいます。子供がいる家庭は子供に部屋を与えている家庭が多いでしょう。そうなると、親は個人の部屋を持てないので、一緒に寝ているという家庭が多いのではないでしょうか。

結婚した時にそう約束したから

結婚した時に、「同じ部屋で寝よう、そうしないと夫婦仲良くいられない」と約束したという夫婦もいます。一度別々にしたら元に戻しづらくなるというのも理由のひとつです。
夫婦というものは時には喧嘩をすることもあるし、意見が合わなくて険悪な空気になることもあります。その時に、「顔も見たくない」と別々の部屋で寝てしまったら険悪な空気が流れたままの生活になってしまいそうです。同じ部屋で同じ空間にいることで、時間とともに仲直りをしたりしていくのが夫婦というものだ、という考えで同じ部屋で寝るようにしている、という理由です。

結婚した時にダブルベッドを買ったから

結婚した時にダブルベッドやダブル布団を買ったので、そのまま一緒に寝ているという夫婦もいます。買い替える理由もないので、そのまま一緒に寝ているということです。

別にすると会話や愛情が減りそうだから

寝室を別にすると夫婦の会話や愛情が減ってしまいそうだから、という方もいました。ご主人のお仕事が忙しくて朝早く家を出て、夜遅く帰って来るというご家庭では、一緒に食事をする事もできず、一日のうちで一緒に居られるのが寝るときだけだという家庭もあるでしょう。寝ているので会話はできないけれど、同じ部屋で同じ空間で寝ていることで夫婦だということを感じていたいのです。朝起きた時に夫の顔や妻の顔を見ることで、意識はせずとも夫婦であることを実感するのではないでしょうか。

ベッドを別室にしている夫婦の8個の理由

アンケートの中で夫婦の寝室を別々にしているという家庭もありました。寝室を別にしているということは夫婦の仲が悪いのでしょうか。そうではないのだとしたら、どうして夫婦なのに寝室を別にしているのでしょうか。

相手のいびきや歯ぎしりなどがうるさくて眠れない

相手のいびきや歯ぎしりがうるさくて睡眠不足になってしまうため、寝室を別にしたという夫婦もいます。寝ている本人は気付かないものですが、一緒に寝ている人にとっては辛いものです。
寝不足は昼間の仕事に影響を及ぼします。頭の回転が遅くなったり、イライラしたり、更には精神的にも参ってきてしまうこともあります。そうなると、いびきをかいている相手に腹が立っています。だんだん相手に対してきつく当たってしまうようになることもあります。相手はわざといびきをかいているわけでないのは分かっているのですが、寝不足がそうさせてしまうのです。このままでは、自分も寝不足で身体を壊すし相手に当たって夫婦仲が悪くなってしまうということで、思い切って寝室を分けたという夫婦がいます。

生活スタイルやリズムが違うため

夫が夜勤がある仕事で昼間寝ていることがある、という場合は寝室を分けている場合があるようです。生活のリズムが違う夫婦ですと、夫が寝ているのを起こさないように朝起きるなど、気を遣わなければいけないのが大変です。夫を起こして、仕事に支障がないようにと寝室を別にしてお互いに気を遣わなくてすむようにするというケースもあります。

赤ちゃんの夜泣きや授乳で夫を起こさないように

赤ちゃんが生まれると、妻は授乳やオムツ替えなどで夜中に起きることがあります。赤ちゃんの夜泣きが始まると、毎晩の夜泣きで夫を起こさないようにと寝室を別にするという場合があります。夫の仕事に支障をきたさないように、との妻の気遣いです。赤ちゃんの夜泣きは個人差があり、一週間ほどで終わる子、一年ほども続く子、毎晩泣く子もいれば一週間に2~3回泣く子と様々です。いつ泣くか分からないので、夜泣きが始まったら寝室を別にしたというケースです。

子供の寝相が悪くて夫がゆっくり眠れないため

子供は夜中にとてもよく動きます。寝る時はきちんと寝ていたのに、朝起きたら足の方に頭があったり。親はよく子供に蹴られて夜中に目が覚めることも何度もあるでしょう。子供の寝相に悩まされ、夫が寝不足で仕事に行くのは大変なことです。そこで夫に一人でゆっくり寝てもらうため、寝室を別にするというケースもあります。日本では小さな子供を一人で寝かせることはしないので、そうなると妻は子供と同じ部屋に寝て夫は一人で寝るということになります。

エアコンの設定温度の好みが違うため

エアコンの設定温度の好みが夫婦で違うという話はよく聞きます。夫は暑がりで、妻は寒がりという夫婦は夏のエアコンの温度で揉めることもあるようです。暑がりの夫がエアコンの温度設定を低くするので、妻は冬用の布団をかけて寝るという家庭もあるほどです。どちらかが我慢して眠ることがないようにと、寝室を別にすることにしたというケースもあります。

一人で寝ないとゆっくり眠れない

もともと昔から人と同じ部屋で眠れないという人も中にはいます。相手が愛する人であろうと、誰かが隣にいると眠れないという場合は、夫婦だからと寝室を同じにするという考えはないのでしょう。その様な人と結婚した相手は、最初は驚くでしょうが「眠れない」と言われてしまったら無理に一緒に寝ることもできないのでしょう。

寝る前の読書など自分がしたいことができないから

寝る前に好きな本を読んだり、テレビを観ながらウトウトしてきたら眠りたいなど、人によって寝る前の儀式のようなものがある人がいます。けれど、夫婦で同じ寝室となるとそれが出来ません。寝る前の読書が唯一の趣味で楽しみだったのに、電気を点けていると相手が眠れないだろうからと我慢する。それでは、ストレスがたまる一方です。寝室を別にすればそのストレスがたまらないわけです。お互いに我慢して毎日を過ごすよりは。寝室を別にして快適に過ごそうということなのでしょう。

親の介護の為

年齢を重ねていくと、親の介護をすることもあります。夜中にトイレに連れて行くためなど、何度か夜中に起きる事もあります。そのたびに相手を起こしたら申し訳ないという理由で夫婦の寝室を別にするというケースと、親から目が離せないために親と一緒の寝室に寝るようになったというケースがあります。

夫婦の寝室を一緒にするメリット

夫婦の寝室を一緒にする理由、別にする理由を挙げましたが、それぞれのメリットはどんなものがあるのでしょうか。

夫婦だけの時間が持ててコミュニケーションがとれる

同じ部屋で寝るため、寝付くまでの間に少し話をすることもできますし、子供が自分の部屋で寝るようになった場合は、寝室だけが夫婦2人になれる時間だという場合もあります。子供が起きている時間には話しにくい内容のことも、寝室で寝る前に話すこともできます。また、2人だけの時間を過ごすことでお互いに気付けることもあります。

相手の病気などの異変に気付くことができる

夫婦が同じ部屋で寝ていれば、相手の体調の変化や急な病気に気付いてあげられることが出来ます。若い人でもいつ何があるか分かりませんが、歳を取れば取るほど隣に誰かいる方が安心です。いつもはかかないのに、変ないびきをかいている、急に苦しみだしたなど一人で寝ていては気付かないこともあります。

スキンシップがとれる

寝る前にお互いに肩を揉んだりマッサージをしたり、リラックスしている状態だからこそできるスキンシップがあります。同じ布団で寝ていれば、その時間は相手のぬくもりを感じることができますし、同じ布団でなくても隣にいて、相手の寝息や寝顔を見ることで意識することなく自然に夫婦でいることを実感するものです。

電気代の節約になる

ここ数年は夏の暑さが全国的に異常なほどで、夜中はエアコンがなければ眠れないほどです。別々の部屋で寝ていたら電気代が倍かかることになりますので、それを考えて同じ部屋で寝ているという場合もあります。

夫婦の寝室を別にするメリット

では、次に夫婦の寝室を別にすることでのメリットはどんなことがあるのでしょうか。

いびきなどに悩まされず十分な睡眠がとれる

相手のいびきや歯ぎしりなどに悩まされることなく、安眠できるということは本当に快適なものです。せっかく寝付いたのにいびきで起こされて毎日ぐっすり眠れないと、健康にも影響を及ぼしますし、相手へのイライラが募ります。「この人のせいで自分は寝不足になっている」と思うと優しくできなくなってしまいますし、一緒に眠ることへ嫌悪感さえ覚えてしまうのです。そこで、寝室を別にすることで安眠を約束されると、相手への嫌悪感もなくなり家庭円満で過ごすことが出来ます。

快適な温度で眠れる

エアコンの設定温度の好みが違う場合は、どちらかが我慢して眠っているわけです。真夏なのに厚い布団をかけなければならなかったり、震えながら眠るのは快眠とはいえません。寝室を別にすれば、お互いに快適な温度の部屋で眠ることが出来ます。快適な温度で快適な睡眠がとれるということで、毎日を元気に過ごすことが出来ます。

一人の時間が持てリフレッシュできる

結婚をすると一人の時間を持つのが難しくなります。最近は共働きの夫婦が増えてきているので、朝から家事が忙しく、帰ってきても夕飯の支度などで時間に追われる毎日でしょう。夜に眠る前に一人でゆっくり本を読む、日記を書くなどのリフレッシュできる時間は日々の疲れを取るためにも必要だと考える人もいます。寝室を別にすることで、夫に気を遣わずに好きなことをして好きな時間に寝ることが出来るというメリットがあります。

夫婦の寝室レイアウトはどうする?

シンプルにまとめたお洒落な布団カバー

お揃い枕カバーが可愛い夫婦の寝室

真似したいクリスマス仕様の布団カバーセット

モノトーンでシンプルなベッドルーム

白を基調!おしゃれな寝室

モロッカンスタイルの落ち着いた布団カバー

お互いが快適に眠れるように考えてみてはいかがでしょう

寝室は夫婦が同じ方がいいのか、別にした方がいいのか、それは各家庭の生活スタイルや夫婦の考え方によって変わってきます。お互いに納得していれば、寝室が一緒でも別でもどちらでもいいのではないでしょうか。
また、アンケート調査した中には、「別々の時期もあったが、今は一緒」という答えをしていました。このように、子育ての時期などによって生活のリズムが変わってきて、寝室事情にも変化があるのという家庭もあるのですね。大切なのは、快適な睡眠がとれて夫婦が円満であることです。人間にとって睡眠は大事なものです。2人が仲良くいるために、どのようなスタイルが自分たちには合っているか、一度考えてみるのもいいのではないでしょうか。

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