赤ちゃんの「パパ見知り」の対策が知りたい!パパが抱っこすると泣いてしまうその理由とは

赤ちゃんが生まれて、お世話を頑張っているパパは大勢いらっしゃるでしょう。最近ではイクメンという言葉があるように、育児に協力的なパパが多くなってきています。赤ちゃんのオムツ替えや、お風呂に入れたりするのも喜びのひとつになっているパパも多いでしょう。個人差がありますが、赤ちゃんはある時期になると人見知りをするようになります。でも、いつも顔を合わせているパパに人見知りはしないだろ…と思っているパパ。果たしてそうなのでしょうか。

赤ちゃんの人見知りとその時期

赤ちゃんの人見知りとはどういうものなのでしょうか。そして、人見知りはいつごろから始まるのでしょうか。

人見知りとは

今まで誰に抱っこされてもニコニコしていた赤ちゃんが、ある時から初めて会った人や久しぶりに会った人の顔を見て泣き出すようになることを「人見知り」といいます。以前会った時はご機嫌で笑顔でいたのに、なぜだろう。パパやママはそう思い戸惑うでしょう。しかし、これは赤ちゃんがいつもそばに居てくれる人と、そうでない人を見分けられるようになったという成長の証なのです。

「初めて顔を見るけど、誰だろう」「近づいてみたいな。気になるな」という好奇心をかきたてられる気持ちが芽生える一方で、「でも少し怖いな」という不安な気持ちが葛藤するために人見知りは起こるのです。それだけ赤ちゃんはいろいろなことを考え、感じ取っているのです。

人見知りはいつから始まるの?

赤ちゃんが人見知りを始める時期は、だいたい生後6~7ヶ月くらいからで、早い子だと生後3~4ヶ月から人見知りを始める子もいます。ただ、これは個人差があるので、正確に何ヶ月になったら人見知りが始まるというはっきりした時期はありません。また、中には人見知りをしない赤ちゃんもいます。

人見知りが終わるのはいつ?

人見知りが始まるのに個人差があるように、人見知りしなくなる時期も個人差があります。赤ちゃんの家族構成や赤ちゃん自身の持って生まれた性格、赤ちゃんを取り巻く環境によって人見知りの始まりも終わりも違ってくるのです。だいたいは2歳くらいには終わると言われていますが、1歳で人見知りしなくなる子、小学生くらいまで人見知りする子などさまざまです。

パパの抱っこでギャン泣き。これってパパ見知り?

赤ちゃんの笑顔を見るために毎日仕事を頑張っているパパは、疲れて帰ってきた時に赤ちゃんを抱っこして癒される。そんなパパもいることでしょう。しかし、赤ちゃんの中には「パパ見知り」をする子もいるのです。昨日までパパの抱っこを喜んでいたのに、ある日急にパパが抱っこをしたら真顔になり、目でママを探す。そんな日が来たらパパ見知りの始まりかもしれません。

そのうち、パパが抱っこすると半べそをかき始めて、しまいには泣き出してしまう。赤ちゃんによりますが、パパの顔を見ただけで泣いてしまうという子もいます。そんな風になったらパパはショックですよね。

赤ちゃんがパパ見知りをする理由

生まれたときから赤ちゃんのお世話をしてきて、パパの抱っこじゃないと寝なかった赤ちゃんもいるでしょう。パパの抱っこで嬉しそうに声をあげて笑っていたのに、なぜ急にパパ見知りするようになったのでしょうか。

  • パパの仕事が忙しくて赤ちゃんにあまり会えない
  • 赤ちゃんが寝ているうちに仕事へ出かけ、夜は赤ちゃんが寝てから帰ってくる。赤ちゃんに会えるのは仕事が休みの日だけ。そういうパパも多いでしょう。そんな風に赤ちゃんに会える時間が少ないと、赤ちゃんは「あまり会わない人だけど、家にたまにいる人」パパのことをそんな風に思っているのかもしれません。

  • ママとの絆が深まったため
  • 赤ちゃんはママのお腹の中で育ち、生まれた瞬間からママとずっと一緒です。赤ちゃんは生後3~4ヶ月くらいになると、そばに居てくれる人を匂いや声で認識します。なので、いつもそばにいるママの匂いや声で安心し、ママの匂いがそばにないと不安になって泣き出してしまうのです。それは、決してパパのことが嫌いになったのではなく、ママとの絆がより深まった証拠なのです。

パパ見知りは「男の子」と「女の子」どちらが多い?

パパ見知りをする赤ちゃんは、「男の子」と「女の子」、どちらが多いのでしょうか。それは、どちらも同じです。赤ちゃんはこの頃は異性を意識しているわけでなく、「ママがいいから泣く」という理由でパパ見知りをするのです。

赤ちゃんはパパ見知りするとどんな風になるの?

パパ見知りをするとどうなるのか、それは赤ちゃんにより異なってきます。ママがそばにいればパパの抱っこでは泣かない子、ママがそばにいてもパパの抱っこでは泣いてしまう子。ご機嫌がいい時はママが少しの間いなくても泣かない子、ご機嫌が良かったのにママが見えなくなったらすぐに泣き始めてしまう子。本当にさまざまなタイプのパパ見知りの仕方があります。

パパ見知りを直す解決策はあるの?

愛する我が子が自分に対して人見知りをするようになった、そうなるとパパはショックですよね。きっと落ち込んでしまうパパもいるでしょう。泣かれるのが嫌だから赤ちゃんと少し距離を置いてしまおうとするパパもいるかもしれません。

でも、それはよい解決策とはいえません。赤ちゃんと関わらなくなったら、ますます赤ちゃんのパパ見知りが強くなってしまいます。では、パパ見知りが始まったらどうしたらよいのでしょうか。

ママ自身がおおらかに構える

赤ちゃんがまた泣いてしまうのではないかと、ハラハラする様子は赤ちゃんに伝わります。「せっかく抱っこしてくれると言っているのに泣いたらどうしよう。」と不安に思っていると、赤ちゃんにもその不安は伝わるのです。可愛がってくれるのに泣いてしまうなんて申し訳ないという風に思う人もいるでしょう。

けれど人見知り、パパ見知りは多くの赤ちゃんがするものです。赤ちゃんの成長の証だと思って、おおらかに構えましょう。もしも赤ちゃんが泣いてしまったら、ママが抱っこを代わって優しく話しかけてあげましょう。心の中で「やっぱりママが一番なのね!」と優越感に浸りながら!

パパとママが仲良い姿を常に見せる

赤ちゃんの前でパパとママが仲良くしていれば、赤ちゃんは「パパは怖い人ではないのだ」とだんだん理解してくるでしょう。もしも、パパが大好きなママに怒鳴っていたり怖い顔をしていたら、赤ちゃんは「パパは怖い、ママに怖い思いをさせる人だ」と思ってしまいます。

赤ちゃんに笑顔で高めの声で話しかける

赤ちゃんは女性の声で話しかけられると安心します。また、いつも笑顔で赤ちゃんに話しかけると赤ちゃんは緊張が和らいできます。パパ見知りの時期は、パパが意識して少し高い声で笑顔で赤ちゃんに話しかけるようにしましょう。家にいる時に赤ちゃんを見るパパの目線が優しく、いつも笑顔でいれば赤ちゃんは徐々にパパ見知りがなくなってくるでしょう。

赤ちゃんの機嫌がいい時に接する

パパ見知りの時期に、赤ちゃんの機嫌が悪い時に無理に抱っこしようとすると泣いてしまいます。そして、パパは嫌なことをする人だということになってしまいます。パパ見知りをしている時は、赤ちゃんがご機嫌の時に接するようにしましょう。

パパ見知りは赤ちゃんが成長した証です

パパにとって、自分を見て赤ちゃんが泣いてしまうということは悲しいことでしょう。でもこれは、赤ちゃんが成長した証拠なのです。自分の側にいるママを認識し、ママに甘えてママを求めているということなのです。パパは泣かれてしまっても、めげずに赤ちゃんのお世話を続けてください。変わらない態度で赤ちゃんに接するうちに、赤ちゃんに「パパは自分のことを大切にしてくれる人」だということを分かってくれます。

泣いている時や機嫌が悪い時はママに任せて、ご機嫌がいい時は抱っこしてあげてください。そして泣き出してしまったらママに抱っこを代わってもらうなどして、無理せず赤ちゃんと触れ合ってください。

ママは赤ちゃんのパパ見知りが始まったら、パパのメンタルのサポートをしてあげてくださいね。愛する我が子に泣かれてしまうことは、とても寂しいことです。いつかはパパ見知りが終わることをパパに伝え、パパ見知りは赤ちゃんがパパのことが嫌いになったわけではないことを話してあげてください。赤ちゃんが成長したら、いつかあんなこともあったんだよ、と笑いながら話せる日がきっときます。

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