連れ子再婚を成功させるには?養子縁組をする時の注意点や子どもと上手くやっていくための秘訣

FM_135

Hiroko

子どもを連れて再婚した場合、再婚相手と子どもの養子縁組をどうしたらいいのか悩むことと思います。養子縁組をしたほうがいいのか、どうなのか。その前に、養子縁組とはどのようなものなのでしょうか。連れ子再婚を成功させるためには、また、連れ子がいる再婚で気をつけたほうがいいことはあるのでしょうか。

[1]連れ子との養子縁組・特別養子縁組

養子縁組には、「養子縁組」と「特別養子縁組」があります。これらはどのように違って、それぞれのメリット・デメリットはどんなものがあるのでしょうか。

連れ子

普通養子縁組とは

養子縁組とは、血のつながっていない親子を法的に親子関係にする手続きのことです。これはあくまで養父と養子の関係になるということで、実の親との関係が切れるというわけではありません。再婚をした多くの方はこの普通養子縁組を結んでいます。

では、この養子縁組にメリット・デメリットはあるのでしょうか。

  • 普通養子縁組のメリット

■再婚相手が亡くなった時に連れ子にも遺産相続の権利が生まれる
■再婚相手も親権を持つことができ、扶養義務が発生。給与所得者の場合は「家族手当」をもらうことができる
■戸籍が同一になる。子どもが父親の姓となり、戸籍に入籍する

  • 普通養子縁組のデメリット

■元夫からもらっていた養育費の減額請求の調停が出される可能性がある
■養子縁組や再婚を理由に養育費の打ち切りを言い出されることがあるかもしれない
■元の親とは親子関係は切れていないので、元の親が歳をとったときに介護の問題などが発生する場合がある

特別養子縁組とは

特別養子縁組とは、実の親との関係を断ち切り、新しい家族の戸籍に入ることです。特別養子縁組は虐待や遺棄された子どものためにあるもので、6歳未満の子どもが対象となる法律です。家庭裁判所で審議されて決まります。

  • 特別養子縁組のメリット

■実の親との関係が断たれるので、暴力を振るうなどのひどい親との関係が断ち切れる
■戸籍上の続柄が「養子」ではなく「長女」「次男」などの表記になる
■元の親との親子関係が断たれるので将来の介護の義務はない

  • 特別養子縁組のデメリット

■実の親が亡くなっても相続権がないので、遺産がもらえない
■元の親は養育費の支払い義務がなくなる

相続権が養子縁組の焦点になる

養子縁組の焦点となるのは相続権でしょう。また、養育費をもらっている場合は養子縁組の内容によって養育費がもらえなくなる場合があるので、その点も視野に入れて考えたほうがいいでしょう。

[2]子どもの姓について

再婚した時に子どもの苗字をどうしたらいいか、特に子どもが学校へ通っている場合などは考えなければならないポイントです。子どもが小さいうちは養子縁組で苗字が変わってもあまり気にしないでしょう。しかし、子ども自身が中学生など思春期であったらなおさら、親の離婚、再婚というのは友達には知られたくないと思うものです。その時に何度も苗字が変わるのは子どもが嫌がるという場合があります。

子どもの苗字をどうするか、子どもともよく話し合って決めることが大切です。もしも、子どもがどうしても苗字が変わるのは嫌だと言ったら、再婚はしても養子縁組はしないでおく。そして、環境が変わるタイミングで(高校入学など)養子縁組をしてもいいのではないでしょうか。再婚したからといって、すぐに養子縁組をしなければいけないということはないので、しっかりと話し合って決めてあげましょう

[3]連れ子がいる再婚を考える時

自分に子どもがいて再婚をする場合、また子どもがいる人と再婚する場合、どちらもまずは子どものことを第一に考えてあげる必要があります。再婚ということは、子どもは一度親の離婚を経験しているのです。ということは、悲しい思いを一度しているのです。再婚をしたことで、子どもが寂しい思いや辛い思いをしないよう考えてあげなければなりません。

連れ子

そして、再婚したもののうまくいかず離婚ということになると、二度も子どもに辛い思いをさせてしまうことになります。再婚を考える時はじっくり時間をかける必要があります。子どもが相手に慣れるまで、心を開くまで、受け入れてくれるようになるまで、何年かかっても待ってあげてほしいのです。子どものためだったら再婚を待ってくれる人でしたら、きっとその結婚はうまくいくはずです。これは子どものためでもあり、相手がどんな人かを見極めることにもあります

連れ子を愛せるか

一番最初に不安になるのは、自分が相手の子どもを愛せるかということでしょう。反対の場合は、相手が自分の子どもを愛してくれるかどうかです。連れ子再婚の場合は、早い段階で子どもを再婚相手に会わせることはせず、まずは親が子どもに相手の人の話をたくさんすることから始めてはいかがでしょうか。

子どもは「この人と結婚する」などと、急に連れて来られても困惑しますし、すぐに受け入れることはできません。時間をかけて相手の人がどんな人なのか話してあげてください。こんな面白いことを言った、優しい人だよ、などとその人の長所をたくさん話してあげてください。子どもがその人に興味を持ち始めたら写真を見せてあげて、この人もあなたに会いたがっているよ。と会う機会を設けるようにしましょう。

相手の子どもを愛せるかどうかは一緒に暮らしてみたいと分かりません。人間は親子でも兄弟でも相性というものがあって、家族なのにどうしても好きになれないという場合はあります。だから、他人の子どもを最初から愛することが出来る人はそういないのです。同じご飯を食べて、同じ部屋で寝て一緒に暮らすうちに少しずつ家族としての愛情が湧いてくるのではないでしょうか。

連れ子同士がいる結婚の場合

お互いに子どもを連れての再婚の場合は、大人対子どもだけでなく、子ども同士の関係を考えてあげなければいけません。子ども同士が幼くて物心がついていない頃なら、一緒に暮らしていくうちに自然と兄弟のようになっていくでしょう。

しかし、ある程度の年齢になってくると難しい部分もあります。子ども同士の世界は大人が思うよりもデリケートで、緊張感があるものなのです。大人が見ていないところで、実はいじめがあったり暴力があることもあります。再婚をする前に見極める時間を設けるのが大切です。家族同士で出かけたり、お互いの家に遊びに行くなどして子ども同士の様子を観察してください。子どもには新しいお父さん(お母さん)が出来ることだけでも不安でたまらないことなのに、急に兄弟ができることになるということは心の負担にもなりかねません。

もちろん、マイナスな部分だけではありません。兄弟ができることで今までできなかったことが一緒にできるようになったり、兄弟喧嘩を通じて得るものもあります。大人には相談できないことを、相談する相手ができることも子どものためには良いことです。大人だけの関係ではなく、子ども同士分かり合える部分もあるでしょう。
連れ子がいる同士の再婚は子どもの数が増えれば増えるだけ難しいことが増えます。大人同士はそこを一番大切に考えてあげてください。

連れ子が相手に懐かない場合どうしたらいいか

子どもは大人よりも環境になじみやすいと思われますが、新しい親となる人のことを受け入れるのはそれほど簡単なことではありません。物心がついてからの結婚となると、前の親のことを覚えているわけですし、子どもの心の中は複雑なのです。小学校高学年、中学生頃の多感な時期には簡単に受け入れろと言われても無理な話です。

反発をして口をきかない、返事もしないという態度をとる子もいるでしょう。大人の都合の再婚なのですから、子どもが懐かないとしても腹をたてたりせず、時間をかけて信頼を得ていくしかありません。

[4]連れ子がいる再婚をしたら

どちらかに子どもがいるという連れ子再婚をしたら、はじめからうまくいくのは珍しいと思いましょう。子どもが幼ければ幼いほどスムーズにいく可能性が高いのですが、小さくても元の親のことが好きだったなど、心の中に何かを抱えている場合はどうしても壁が出来てしまうものです。

連れ子

連れ子が自分に懐かなくてイライラする場合

相手の連れ子が自分に懐かなくてイライラしてしまう、という経験は連れ子再婚の人なら経験したことがあるでしょう。子どもとはいえ、1人の人間です。もしも自分の親が離婚して、自分の知らない人が急に親になると言われたらどうでしょう。戸惑うし、すぐには受け入れることが難しいですよね。

子どもにも時間が必要なのです。最初から距離を急に縮めようとせず、少しずつ距離を縮めるようにしていってはいかがでしょうか。「最初から懐くほうが珍しい」と思っていればイライラせずにすみます。

連れ子を受け入れられない場合

相手の連れ子をどうしても受け入れられない場合、きっと相手の子どもも同じような気持ちになっていると思います。あなたの行動や態度は隠していると思っても、子どもには伝わっているのです。自分のことをどう思っているか、子どもは敏感なものです。お互いに時間をかければいいのです。慌てて親子になろうと思わず、仲良しのおばさん、相談しやすいお姉さんというような存在になってみてはいかがでしょうか。

連れ子を叱る時に注意すべき点

自分の子どもになったのだから親として叱らなければ、と真剣に向き合って叱るというのは時間が経ってからがよいでしょう。本当に親子のような関係が築けてきたら相手にも伝わるはずです。

しかし、まだ子ども自身が自分に距離を置いているような時期に連れ子を叱る時は気をつけたほうがいいのです。「本当の親でもないのに」などと心を閉ざしてしまう場合があります。また、父親と暮らした記憶があまりない子どもに男性が大声で叱ったりすると、子どもには恐怖を与えてしまうことになりかねません。どう子どもと向き合うか、叱り方を含めて夫婦で話し合うことが大切です。

[5]連れ子とうまくやる方法

連れ子再婚の場合は、子どものことを一番に尊重してあげてください。好きな人ができたから結婚するというのは自分達だけでしたら自分たちのタイミングでいいのですが、子どもがいる場合はそう簡単ではありません。もしも二人の間に子どもができたら、連れ子には神経を使ってあげてください。二人の子どものほうが可愛いのだと連れ子を悲しませないようにしてあげてください。

子どもに生まれてくる赤ちゃんの名前をつけさせてあげるとか、赤ちゃんのお世話を一緒にしてねと頼むなど、あなたはこの家に必要な子なのよ、と感じさせてあげてください。連れ子再婚は、はじめのうちは大変なことがあるかもしれませんが、大人がよく考えて良い環境を作ってあげれば素敵な家庭が築けることでしょう。

0