赤ちゃんにとってあせも防止などに必要なベビーパウダー。そんなベビーパウダーが大人の女性にとっても良いって知ってましたか?赤ちゃんだけではなく大人にも使用できるんです。今回は大人が使うベビーパウダーの使い方をご紹介いたします。ベビーパウダーの成分や詳しい使い方、おすすめの商品も要チェックです!
ベビーパウダーについて
小さいころ、よくベビーパウダーがおうちにあったという方も多いのではないでしょうか。私の家では、赤ちゃんの頃はもちろん、余ったものはトイレに置いてあり、あせも対策に使っておりました。ベビーパウダーは、あせもやおむつかぶれなど、敏感な赤ちゃんの肌を守ってくれるものです。
しかし、近年ベビーパウダーは赤ちゃんのためだけではなく、大人もさまざまな用途で使っているということはご存知でしょうか?実はベビーパウダーは美容品として注目されているのです。
ベビーパウダーの成分
ベビーパウダーの主な成分は「タルク」や「コーンスターチ」と呼ばれるものです。タルクは、あまり聞き馴染みがないものですよね。タルクは化粧品にも使われている滑石といういう鉱物の1つです。撥水性や消炎作用があります。
もう1つはコーンスターチです。コーンスターチは、料理などされる時に聞いた事がある方も多いのではないでしょうか。コーンスターチはとうもろこしから取れる植物性でんぷんです。体の表面にある余分な水分や油分を吸いとり、消炎作用、皮膚軟化作用、抗菌作用、鎮静作用などがあります。
過去に海外のものでベビーパウダーが健康被害を出す!との報道がありましたが、日本で販売されているベビーパウダーは厚生労働省が安全基準を設けていますので、心配はありません。
ベビーパウダーの選び方
ベビーパウダーのタイプ
ベビーパウダーとひとくくりで言っても、さまざまな種類があります。まずは、成分を確認しましょう。ベビーパウダーは赤ちゃん用に作られているので、基本的には優しい成分のものがほとんどです。しかし人によっては、お肌に合わないこともあります。商品によっては、肌にうるおいを与えるホホバオイルが配合されているもの、香りがついているものなどもあります。これは合わないな…というものがあれば、事前にチェックしましょう。
また、ベビーパウダーにはタイプが2つあります。よく見かける粉タイプと固形タイプです。近年主流なのは、粉タイプのベビーパウダーです。とっても細かいパウダー状のもので、使いやすく、広範囲にも簡単に使うことができます。固形タイプのベビーパウダーは、化粧の時に使うファンデーションを想像して頂くと分かりやすいかと思います。粉が飛び散らないので、周囲が汚れにくいという特徴もあります。
おすすめベビーパウダー5選!
では、大人に使うのもオススメのベビーパウダーをご紹介いたします。
サンタローザ パルファムクリーム
パムファムパウダーの特徴はなんといってもいい香りのするゴージャスさ。香水の代わりにも使えちゃいます。バラの香りが優雅で人気なのが「パルファムパウダーローズ」です。こちらはお化粧直しなどで顔に使うよりは、制汗剤として使うのがおすすめです。お試しに少し使ってみたいなぁという方も、やや少なめの容量なので手軽に使えるおすすめのパウダーです。
資生堂 ベビーパウダー
こちらは資生堂のベビーパウダー。固形タイプのもので、かばんの中にしまいやすく持ち運びに便利です。化粧直しにも使用している方もいらっしゃるようですが、人によっては合う合わないがありますので、注意しましょう。この粉はキラキラしないため、顔や身体に使いやすいですのが特徴です。
和光堂 シッカロールデオ
こちらの「シッカロールデオ」は大人向けの制汗デオドランドベビーパウダーとしておすすめです。柿タンニンという成分が入っており、除臭効果があるので、お風呂あがりや、汗のニオイが気になり始める春先などに使うと重宝します。粉の細かさは細かく、より肌へしっかりと付けることができます。化粧下地などで使用する人も多いです。
しかし制汗の性能が強く、敏感肌に使えるベビーパウダーよりは吸湿性が高いので、乾燥しやすくなるかもしれません。自分の肌質に合わせて、無理のない使い方をしましょう。さらにこのベビーパウダーの特徴は女性だけでなく、男性にも人気の高い商品ということ。彼氏や旦那さんにも勧めてみましょう。
ニールズヤードレメディーズ ラベンダー&ティートリーボディパウダー
オーガニックのエッセンスオイルで人気のニールズヤードが発売しているボディパウダーです。やはりなんといってもオーガニック原料を使用した、肌に優しいボディパウダーです。原料はオーガニックのコーンスターチなので、敏感肌のみなさんや、市販の物でなかなか合わないという方もおすすめなので、使ってみる価値有りですよ。
エッセンシャルオイル専門店が手がけたものだけあり、ラベンダー&ティーツリーの香りがとても爽やかで上品!香水が苦手な人でもオイルの香りは好きな方も多いのではないでしょうか。毎日でも飽きずに使うことができる香りです。
グレースコールフローラルコレクション タルカムパウダーラベンダー&カモミール
ナチュラルエッセンスが配合されているグレースコールフローラルコレクションの「タルカムパウダーラベンダー&カモミール」。香りが華やかで、しかも凛とした香りもあり、美意識の高い女性に人気のあるボディパウダーです。入浴後や運動後に使えば、肌を気持ちよくサラサラに保ってくれます。シェイカータイプのボディパウダーなので外出時に持ち運び楽ちんです。
また、グレースコールフローラルコレクションのボディパウダーは、ラベンダー&カモミールの香りだけでなく「ホワイトローズ&ロータスフラワー」「マグノリア&バニラ」「リリー&ヴァーベナ」も展開されているので、自分のお気に入りの香りを見つけたり、気分や状況によって香りを変えたりするのも楽しいですね。
ベビーパウダーの使い方
メイクにベビーパウダー?
では、女性の皆様にオススメのベビーパウダーの使い方をご紹介いたします。
- ファンデーション代わりに使ってメイクを仕上げる使い方
- 汚れ落としに使う方法
ファンデーションが肌に合わなくて選ぶのに悩んでいる、またはコスパ的にもう少し安いものを使いたいけど安いものは心配、なんて困っている女性におすすめです。お粉をつけるように、最後にパフでつけるだけでOKです。透明感のある仕上がりになり、使っている方も多いですよ。
ベビーパウダーと聞くと身体、肌に使うイメージが強いと思います。先ほどご紹介したように、ベビーパウダーの機能は、体の表面にある余分な水分や油分を吸いとります。この機能を利用し、汚れが目立っている靴下や白い靴お子様のユニフォームなどの汚れ落としに使います。使い方はとっても簡単で、汚れが目立つ所にベビーパウダーをふるだけです。
まず、ファーが入るぐらいのビニール袋にベビーパウダーと一緒にいれ、全体になじませます。そのままよく降り、取り出してから洋服ブラシで丁寧にとくだけです。
粒子が細かいベビーパウダーだからこそ、ファーの汚れ落としにも使えるのです。
ベビーパウダーの注意点
ニキビ予防にベビーパウダー?
ここで口コミなどでも話題となっているニキビ予防に関して。残念ながら、ニキビ予防にはベビーパウダーは効果がないようです。ベビーパウダーはサラサラしているので、肌の摩擦や蒸れを軽減する作用があります。しかし塗りすぎると、毛細管現象が働かなくなってしまい、汗の蒸発をパウダーが邪魔する可能性もあります。
そもそもニキビは、毛穴が閉じた状態で角栓がつまっているもの、それらに皮膚の常在菌であるアクネ桿菌が異常増殖し、炎症を起しているものなど、毛穴の中で炎症が起こっています。そこにベビーパウダーをニキビに塗ると、粒子が細かいからこそ毛穴が詰まって逆にニキビを悪化させてしまう恐れがあります。
ベビーパウダーのデメリット
洗顔にベビーパウダーを、パックにベビーパウダーを、というようないろいろな方法が試されているベビーパウダー。口コミの中には、こんな方法で肌が綺麗になった!や、ニキビが少なくなった!などさまざまな情報が点在していますが、残念ながら医学的な根拠はまだ立証されていません。
もちろん、良い成分で作られてるベビーパウダーですから、害があるものではないので、人によっては肌質に合い、肌トラブルが改善された方もいるかと思います。粒子が細かいからこそ毛穴につまりやすい一面もありますので、次にご紹介する注意点をおさらいしましょう。
ここには注意しよう!
- 一度に大量を使わない
- 炎症した肌には使わない
- 外国産のベビーパウダーは成分をよく見て使う
- 使用後は洗顔してしっかり落とす
以上の点に注意して使用しましょう。ベビーパウダーは使い方を間違えると、悪いものになってしまいます。デメリットを抑えて正しく使用しましょう。
プチプラベビーパウダーでハッピーに
今回はベビーパウダーをご紹介いたしました。小さい頃使っていたベビーパウダーが大人になっても使えるというのは、なんだか嬉しいですね。さらに、大人向けのベビーパウダーがあるのを知らなかった方も多いのではないでしょうか。
いろいろな使い方をご紹介いたしましたが、今使ってる物が合わないなぁと思っている方、もう少しプチプラにしたいなぁと考えている方など一度試してみて下さい。もちろん、使用上の注意は守って使いましょう。香りも楽しめるベビーパウダーで、自分のお気に入りを見つけてハッピーな日々を彩りましょう。