宅建の難易度はどのくらい?合格の近道を知って夢に近づこう!

宅建

ホプラス編集部

宅建は、不動産業界だけでなく、銀行や建設会社など意外と使える間口が広い資格です。転職に有利で年収アップができるとも聞きますが、その実態はどのようなものでしょうか?スムーズに資格取得ができるよう、下調べをしっかり行いましょう。

宅地建物取引士とは?

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宅建の合格率

正式名称は「宅地建物取引士」といい、不動産業を営む場合に必ず配置させなければなりません。売主と買主の間で行われる契約の際の「重要事項の説明」をすることを、法律で唯一許されている国家資格です。

ビジネス系の資格のなかでは比較的難易度は低い方ですが、合格率はわずか15〜17%というシビアな割合です。簡単な試験でないことはこの数字の低さから伺えますね。しかし、この合格率をあまり気にしすぎる必要はありません。

宅建の受験資格は特に設けられていないため、年齢・学歴・実務経験の有無などは関係なく、誰でも受験することが可能です。そのため、なんとなく申し込む人や会社から受験するよう指示されてくる社員などもおり、万全に対策をせず試験に臨む人が少なくありません。合格率が低い理由のひとつに、こういった背景もあるのです。

他の国家資格と比べた偏差値別 難易度ランキング

勉強

宅建がどれだけの難易度であるか、他の国家資格と比べてみましょう。

難易度Max!ヘビー級

  • 偏差値77 : 司法試験 / 公認会計士

新司法試験の合格率は2割で、旧司法試験の合格率は1割にも満たないほどです。合格率は宅建とさほど変わりませんが、受験者のレベルが大きく違います。受験者は、日本最高レベルの学校で上位に食い込んできた秀才たちなので、並大抵ではない努力が必要です。

ライトヘビー級

  • 偏差値75 : 弁理士 / 司法書士 / 税理士
  • 偏差値74 : 医師 / 不動産鑑定士

不動産鑑定士は宅建と同様に不動産にかかわる国家資格ですが、難易度は大きく異なり、気軽に受けて取得できるような資格ではありません。しかし、宅建とのダブルで資格取得する人も見られます。両方を取得すれば、仕事で相乗効果をもたらすことができるでしょう。

スーパーミドル級

  • 偏差値67 :一級建築士
  • 偏差値65 :社労士 / 航空管制官
  • 偏差値64 :気象予報士

一級建築士も、宅建と同様に受験者全員が真面目に試験を受けているわけではありません。一次試験の合格率は、15%ほどです。そして、二次試験は一次試験の難関をクリアした半分が落とされているという現状で、こちらも簡単に取得できる資格ではありませんね。

ミドル級

  • 偏差値63 :歯科医師
  • 偏差値62 :薬剤師 / 行政書士

近年は、歯科医師の飽和状態を国が対策しようと、合格率が以前の8割程度から6割ほどに下がっています。医師の合格率9割から考えると、狭き門となっているようです。

ライト級

  • 偏差値57: 宅建士 / 社会福祉士

宅建は、比較的取得しやすい資格です。前述のとおり、宅建の合格率が低いのは受験資格が設けられていないからです。しかし、試験に向けて対策を練って、効果的に得点できる勉強法で準備していかなければ、足元を救われてしまうことになりますよ。しっかり準備をして臨みましょう!

宅建取得のための勉強方法

マークシート

独学でも取得可能!効果的な勉強計画を立てよう

試験日や試験内容を知る
宅建の試験は毎年10月に行われます。マークシート方式で【権利関係14問】【宅建業法20問】【法令上の制限8問】【税・価格3問】【免除科目5問】といった構成で出題されます。

受験することが決まったら、まずはテキストを選びましょう。しかし、テキスト毎に内容が大きく変わるわけではないため、700~800ページの厚みであれば問題ありません。
書店で何冊か目を通し、気に入ったものを選びましょう。分冊できるものも販売されているので、かさばらず持ち運べ、外で勉強したい人にはこういったタイプもおすすめです。

ただし、民法の問題に関しては、別に1冊用意しておくことをおすすめします。法律用語を理解することは、普段から法律に関わっていない人にとってハードルがかなり高く、範囲も広いので、テキストを読んだだけでは理解が困難でしょう。

民法の問題は、行政書士の民法試験と同じような内容です。民法専門テキストを熟読し、法律的な言い回しに慣れ、暗記するのではなく読み解く力を付けることが大切です。

勉強期間は3ヶ月~半年程度
勉強時間を1日あたり2〜3時間確保できる場合は、短期集中で3ヶ月程度、長くとも半年で準備するのが良いでしょう。あまりに長期間の計画を立てると、誰しも途中で気が緩んでしまうものです。

効率の良い勉強法なら、その2~3時間を集中して取り組めば、必ず実力がつくでしょう。

過去問は必須アイテム
テキストでの勉強が進んだら、実際の試験と同様に時間を区切り、過去問を解いていきましょう。自分がどの程度理解しているのかを知ることができますよ。過去問に取り組むことで問題の形式に慣れ、読解力を付けていきましょう。

本番に向けての予行演習では、点数の良し悪しは関係なく、なぜそのような結果になったのかを分析し、繰り返し同じような間違いをしないことが肝心です。

独学が不安なら通信講座でサポート

多忙な社会人や受験生にとって、テキスト選びから時間を取られてしまうことはネックと感じる人もいるかもしれません。その点、通信講座を活用すると、合格実績のあるカリキュラムに沿って勉強を進めていくことができるので、無駄な時間を使わずに合格までの道を歩むことができるでしょう。

解らない問題の壁に当たった場合、自分で調べて解決していかなくてはならない独学に対して、講師による添削指導やサポートが受けられ、早くに理解を深めることができることも、通信講座のメリットです。

ユーキャン:宅建公式ページ

フォーサイト:宅建公式ページ

資格取得後の目標やメリットを明確にすればやる気もアップ

就職・転職に向けて

新卒で不動産業界に就職したいと決めている場合は、就職活動を開始する前に宅建の資格を取得しておけば、やる気を買われ面接でとても有利に働くでしょう。

また、30代以降になると難しい転職も、宅建の資格を所有していれば、門戸は比較的開かれることと思います。とくに地方の不動産会社や中小宅建業者に関しては、人材不足であることから売り手市場と言えるでしょう。

金融機関でも活躍の場を大いに持てる宅建の資格ですが、金融業界内に保有している人がまだ少ないので、重宝されるケースが多いようです。

年収UPに向けて

宅建士の資格を活用している人の年収は、平均500万円程度です。資格手当が月2~3万円付きますが、世間の平均年収と比べて大幅にアップということではなさそうです。

しかし、もともと不動産業界は年収が高いことと、宅建の資格を持つ人材の需要が高いことから、実績を残していれば、転職の際に給料交渉する余地はありそうです。

起業に向けて

自身や家族が保有する不動産で賃料収益や転売利益を得ることができるようでしたら、宅建の資格も活かされて、独立しても収入を得ることができるでしょう。

しかし一方で、夢を叶え独立したものの、今までの会社のバックアップやブランドがなくなってしまうことで、新規参入できないまま運転資金が底をつき、会社をたたまざるを得なくなってしまうケースも大いにあります。

お客さんとは別に、同業者との人間関係や信頼関係を構築するには時間がかかります。起業する場合は、収入が0円となる場合のことも念頭に置いて、事業計画を行いましょう。

時間やお金を無駄にしないための勉強法で夢の宅建士へ

夢を叶えるためには、間違いなく努力が必要です。宅建の資格を取って、どう仕事に活かそうかイメージできたら、さっそく勉強の準備に取り掛かりましょう!

1日あたりどの程度の勉強時間を確保できるのか、独学なのか、通信講座を活用するのかなど、自分の性格を見極めて、自分にあった勉強方法を見つけましょう。

宅建合格までの道のりを計画的に進むことで、挫折せず無事に資格取得までたどり着けることでしょう!

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