チャイルドシートは何歳まで?年齢別でみる安全で人気のチャイルドシート9選!

子どもを車に乗せるときに欠かせないものがチャイルドシートです。新生児から6歳まで法律で義務付けられており、いろんな種類が販売されていてどれを購入したらいいのか迷ってしまうお父さんやお母さんは多いのではないでしょうか。今回はチャイルドシートを選ぶポイントやおすすめのチャイルドシート、また知っておきたい法律面での着用義務についてまとめました。

チャイルドシートとは?いつから使えるの?

チャイルドシートとは子ども用のカーシートのことを指します。大人なら車に乗る際にシートベルトを着用しますが、子どもは身長も足りないことから正しく着用することができまん。ですので、子どもを車に乗せる際に安全を確保するために身体を座席に固定する装置を使用します。

チャイルドシートはなぜ必要なの?

チャイルドシートを着用しない場合は、大人の誰かが子どもを抱っこして車に乗ると思います。
しかし、抱っこしている状況で事故が起きた場合にとても大きな衝撃がかかることになります。
大人がシートベルトをしているからといって、抱いた赤ちゃんが無事とは限りません。事故の衝撃で腕から離れ、窓ガラスを突き破って外に放り出されるという危険もあります。
一番安全なのは、大人の腕の中ではなくチャイルドシートなのです。

何歳から何歳まで使えるの?

意外かもしれませんが、チャイルドシートは新生児から6歳まで使えます。
産まれたばかりの首が据わらない赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるのは…と躊躇してしまうお母さんもいるかもしれませんが、チャイルドシートは産まれた直後から必要なものになります。
出産後退院時に車を使う場合は、予め新生児用のチャイルドシートを用意しておきましょう。心配かもしれませんが、抱っこして車に乗るよりもチャイルドシートに乗せているほうがお母さんも赤ちゃんも安全なのです。
また、6歳未満の子どもも乗れるチャイルドシートもあります。大きくなったとはいえ、チャイルドシートに乗せた方が安全でしょう。

チャイルドシートを選ぶ基準とポイント

安全性の高いものを選ぼう

何よりも重要視してほしいのが、安全面です。
チャイルドシートには「ECE規則44号」という安全基準があります。
2012年に全て新しい基準に移行していて、現在お店に置いてある全ての商品に「新基準マーク」がついています。
この安全基準を満たした「Eマーク」がついているチャイルドシートを買うようにしてください。

安全基準マークの詳細はこちらをクリック

また、「チャイルドシートアセスメント」というものもあります。これは国土交通省と自動車事故対策機構による「前面衝突試験」と「使用性評価試験」において安全性能の評価としてランク付けされたものになります。
製品によっては試験時の様子を動画で配信しているものもあります。購入の際、安全面を考え選択の際の一つの基準にしてください。

チャイルドシートアセスメントの詳細はこちらをクリック

適合車種を確認しよう

ほとんどのチャイルドシートは、あらゆる車に設置できるように設計されていますが、外国の車やとても古い車になると適応していないこともあります。
値段の高いチャイルドシートを購入したのに、車に取り付けられないなんてことのならないよう、購入前に確認してください。
チャイルドシート売り場には、車の適合表が置いてあるかと思います。それでも不安な場合は店員さんに確認してくださいね。

設置しやすいチャイルドシートにしよう

チャイルドシートをほかの車に乗せ換えたり、重量の面も考えて設置しやすいものを選びましょう。重くて動かせない、設置しにくい…となる前に、チェックしておきましょう。
また、複雑な構造になっているものは間違って設置してしまうことも考えられます。
実はチャイルドシートを不適正に使用した場合、死亡・重傷率は正しく使用した場合の約6倍に跳ね上がるというデータもあります。
この設置方法であっているのかな、と不安にならないよう、簡単に取り付けできると安心して利用できると思います。

チャイルドシートの相場はいくらぐらい?

安すぎるものでは不安が残る、という方もいるかと思いますが、先ほどお話した安全基準を満たしている「Eマーク」のあるチャイルドシートであれば、価格が高くても安くても安全性に問題はありません。
一般的には1万円後半~3万円ぐらいと言われています。人気の価格帯は3万円前後であり、さまざまな充実した機能があり、また安全性も満たしていると言えるでしょう。

買う場合とレンタルの場合の違い

子どもを車に乗せる機会の少ないご家庭にとっては、チャイルドシートはとても高い買い物になります。買うかどうか検討しているのなら、選択肢の一つにチャイルドシートのレンタルも考えてみてはいかがでしょうか。
レンタルなら、子どもを車に乗せるときだけ気軽にレンタルすることができますし、出費も抑えることができます。最新のチャイルドシートのレンタルも多くあり、安心して子どもを車に乗せることができます。

レンタルする前に確認すること

  • 車種に合ったチャイルドシートをレンタルしよう
  • 購入する際も確認が必要とお伝えしたことですが、レンタルする場合も同様にご家庭の車に設置可能なチャイルドシートかどうかを確認しておきましょう。
    またシートベルトの種類によっても付け方が変わってきますので、チェックしておきましょう。

  • チャイルドシートの配送料
  • 思わぬ盲点になりやすいのが、レンタルするときのチャイルドシートの配送料です。1日のレンタル料よりはるかに高い場合も。レンタルする前に必ずそのお店の配送料を調べておいてください。

  • レンタル価格の相場
  • 店舗によっても異なりますが、一般的には1日レンタルで1000~2000円、3日間で2000~2500円、5日間で2500~3000円台です。

レンタルのデメリットも

  • すぐに使用できない
  • チャイルドシートをレンタルする場合は、すぐに使うことができません。予約がうまってしまっている場合や配送期間も考えて、スケジュールに余裕を持って予約や注文を行うようにしましょう。

  • 長期間のレンタルは非効率
  • 長期間のレンタルは非効率になる場合もあります。購入したほうが安い場合もありますので、使用頻度や値段を考えて検討してください。

人気のチャイルドシートをご紹介

新生児用チャイルドシート

新生児~1歳ぐらいまでを対象とし、首が据わっていない赤ちゃんを寝かせるタイプのチャイルドシートです。原則としては後ろ向きに使用します。

  • 体重の目安:13kg未満
  • 身長の目安:70cm以下
  • 年齢の目安:新生児~1歳

【送料無料】【代引き手数料無料】EX COMBI グッドキャリー YW / アルティメットブラック(UB)


新生児から1歳頃まで使用できるこのチャイルドシートは、なんと持ち運びも可能です。この1台で「ベビーシート、ベビーキャリー、ロッキングチェア&ラック」の3役をこなしてくれ、車の中で寝てしまった赤ちゃんを起こさずに室内に移動できます。
また、車のシートに取り付けるさいの最適角度を知らせてくれる機能付き!取り付けの不安も一気に解消してくれます。

マキシコシ MAXI-COSI 【日本正規品保証付】 ペブル Pebble トラベルシステム ISOFIX対応 チャイルドシート(0~1歳向けベビーシート) アースブラウン


新生児期に特化したチャイルドシートになります。持ち運びも可能であり、対応ベビーカーに装着すれば、対面式のベビーカーとしても使用できます。
車でのお出かけや散歩にも最適です。

チャイルドシート

1~4歳ぐらいまでを対象とし、前向きに座った状態で固定するタイプや前向き、後ろ向き兼用タイプもあります。

  • 体重の目安:9~18kg以下
  • 身長の目安:65cm~100cm
  • 年齢の目安:1歳~4歳

コンビ Combi チャイルド ジュニアシート ジョイトリップ エアスルー GC エアーグレー (1歳~11歳頃対象) 軽量&省スペース設計

5,2kgと軽くてコンパクトなチャイルドシートです。眠った時に安心なヘッドサポートや便利なドリンクホルダーも付いています。
また全面3Dメッシュシートを使用し、暑い夏でも高い通気性と快適性を実現しています。

Aprica (アップリカ) エアグルーヴ AGネイビー 軽量ジュニアシート 1歳頃からのロングユース仕様 (両サイドドリンクホルダー付き 洗濯機で洗えるシートカバー) 93500

汚れがちなシートカバーが洗濯機で洗える優れものです。お菓子をこぼした時や、汗をかいた時など、すぐに洗うことができて清潔さを保てます。
大きくて深いヘッドサポートが首を頭をしっかりと支え、合わせて頭・肩・腰をしっかり包み込む3Dサポートクッションなので安心です。

ジュニアシート

4~10歳まで使用でき、お尻の下において座面を上げて固定するタイプのものや、肩や腰を底上げして背の低さを補うタイプのものです。

  • 体重の目安:15~36kg以下
  • 身長の目安:135cm以下
  • 年齢の目安:4~10歳

レカロ スタート ジェイスリー シュヴァルツ RC270.001 3歳頃からのジュニアシート(12歳頃までのずっと背もたれロングユース設計&ワンタッチ背もたれ5段階高さ調節)

3歳から12歳まで使用できるジュニアシートです。背もたれの高さをワンタッチで5段階調整でき、座っている子どもにとっても疲れにくく快適なエルゴノミック座面です。
また背もたれをはずした状態でのブースターのみでも使用でき、子どもの成長に合わせて変化させることが可能です。

GRACO (グレコ) ジュニアシート ジュニアプラス メトロポリタンGR 3歳頃からのロングユース仕様 (収納式カップホルダー付き)67170

コストパフォーマンス重視の方におすすめのジュニアシートです。ヘッドサポートは6段階、アームレストは2段階調整可能です。
また、収納式カップホルダーも装備しており、ドリンクだけでなくおもちゃを置くこともできます。

兼用できるチャイルドシート

チャイルドシートは決して安いものではないので、こんなに買い替えるのは…と思うお父さんやお母さんに、長く使用できるタイプのチャイルドシートもご紹介します。
ただし、発達段階によって固定方法が変わったり、重量のあるものが多いので取りつけも大変になります。

チャイルドシートは義務?

法律違反した場合は罰金もあるの?

2000年4月に道路交通法が適用され、チャイルドシートの着用が義務付けられました、法律上、6歳未満の子どもはチャイルドシートやジュニアシートが必要となります。
しかし、現在でも着用率6割ほどしかない現状でもあります。
このチャイルドシート使用義務を怠ってしまうと「幼児用補助装置使用義務違反」で1点減点となります。罰則や罰金は設けられていませんが、子どもの安全のためにも必ず装着するようにしてください。

義務が免除される場合もあるの?

以下のようなやむを得ない状況であれば、チャイルドシート着用義務が免除されます。

  • 元々座席にベルトが装備されていなく、車の構造としてチャイルドシートが固定できない時
  • 乗車人数が多くて、こども全てのチャイルドシートを固定できない時
  • バスやタクシーなどに乗る時
  • 子どもを病院などに緊急で連れて行く時
  • 授乳やおむつ交換をしている時
  • 子どもの体型や怪我や病気などよってチャイルドシートに座ることができない場合
  • しかし、基本的には必要なものになりますので、子どもの安全を守るためにもチャイルドシートは必ず使用してください。

    地域の補助制度を利用しよう

    チャイルドシートは決して安いものでもなく、家計を圧迫しがち。そんなお父さんやお母さんからしたら、車に乗る機会が少ない場合など買うのを躊躇してしまうかもしれません。

    実は住んでいる地域によって、補助金無料のレンタル制度、また不要になったチャイルドシートの譲渡を斡旋している自治体もあったりとさまざまな支援があります。チャイルドシートを購入する前に、調べてみてはいかがでしょうか。
    実際に貸し出される際に、自分の車に適応しているのか、子どもの年齢や体格にあっているのか、チャイルドシートのクリーニング費用は自己負担かどうかなど、事前に確認しておきましょう。
    また、借りる予定だったのに全て貸し出されていて借りることができないという状況にならないよう、検討している段階から早めに問い合わせてください。

    チャイルドシートの事故を防ぐために

    車に乗る際には必ずチャイルドシートを着用することを心がけてください。
    そして、正しく装着することが何よりも大切です。チャイルドシートを着用している時と比べて、着用していない場合の死亡・重傷率約6倍にもなります。
    また、後部座席に装着しているほうが、助手席よりも死亡・重傷率も低くなっています。ご自身はどれだけ安全運転を心がけていたとしても、事故はいつどこで起こるか予測できるものではありません。

    チャイルドシートに子どもを乗せていなかったときに交通事故にあった場合、100%被害者である場合でもチャイルドシートに乗っていなかったことを理由として過失が認められた事例があります。最悪な場合、子どもが死亡してしまってもこちらに過失があるとされます。

    また、おじいちゃんやおばあちゃんとのお出かけの際にも必ずチャイルドシートは使用してください。2000年に入ってからチャイルドシートが義務化されたので、「昔は大丈夫だったから今も大丈夫」と思っている方も多いでしょう。チャイルドシートに乗って泣いている赤ちゃんをみて「かわいそうだから」と言う方も少なくないと思います。
    しかし、実際におばあちゃんが抱っこしている時に事故にあい、おばあちゃんは無傷で子どもが亡くなってしまったという事件もあります。
    まずは子どもの命を一番に考え、子どもの安全を守ってください。

    チャイルドシートを嫌がる子どもの対策

    チャイルドシートは動きが制限されるので、座った瞬間に泣き叫ぶことも多くあります。運転中に泣かれると、気が気じゃないですよね。

    そんな時はおもちゃであやしたり、音楽を聞かせてあげたりしましょう。チャイルドシートに設置できるようのおもちゃも多数販売されていると思います。
    泣いたからといって、チャイルドシートから下ろしたりせず、子どもの安全を守るための「しつけ」と考えて毅然とした姿勢で接してください。
    また、長時間の運転は避けてこまめに気分転換を行ったり、夏等暑い場合は社内の温度に配慮したり、チャイルドシートに取り付けられる冷却シートなど購入しましょう。

    チャイルドシートで子どもの安全を守ろう

    チャイルドシートは、頭では必要なものと分かっていても高額なものですし、「少しの距離なら」「あまりスピードを出さなければ」と油断しがちですよね。

    でも、もし事故にあった場合などを考えると必要不可欠なものです。さまざまなメーカーから、使い勝手のいいチャイルドシートがたくさん発売されています。
    子どもの安全を守れるのは、お父さんやお母さんだけです。家族みんなで快適なドライブのためにも、ぜひお気に入りのチャイルドシートを見つけてください。

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