ボーナスの使い道はどうなってる?計画的に使ってリフレッシュしよう!

ボーナスをもらうと、仕事に対する意欲が湧いてきたり、心に余裕ができたりすることも多いですよね。ボーナスの金額も気になるところですが、皆さんはどんな所にボーナスを使っているのでしょうか?今回は、一般的なボーナスの使い道や、おすすめの使い道についてご紹介します。

増えた?減った?気になるボーナスの平均額

ボーナス 使い道

先日、経団連による大手企業の2018年冬のボーナスの平均支給額が発表されました。金額は増加傾向にあり、景気回復の兆し、といわれています。その一方で、「どこの国の話?」「大手企業のボーナス平均額が年収の半分に近い」との意見もあり、大手企業と中小企業の所得に、格差を感じる方も多く見られます。

ボーナスの支給額の目安は、一般的に月給の1.5ヶ月分から2ヶ月分といわれ、これにインセンティブなどが加算されます。会社全体の利益にも左右されますので、増減は大きい所があります。今期は会社の景気が良いな、と思う方は期待できるでしょう。反対に業績不振が目立った企業は、役員報酬のカットやボーナスの減額と、ちょっぴり切ないボーナスになるようです。

2018年冬のボーナス平均額

大手企業のボーナスの平均額は、以下の通りです。

  • 男性平均:95万6,744円
  • 女性平均:57万3,886円

女性社員のボーナスは、男性社員のボーナスの約6割として試算されています。女性の方が男性に比べて平均支給額が少ない理由は、事務、受付業務など、営業実績が反映されることが少ない部署に務める割合が多いことが挙げられます。

また産休や育児休暇中の女性もいるため、平均予想額が低くなります。もちろんのこと、男性より多く稼ぐ女性も存在します。ボーナスの金額が増えた人も、あまり変わらなかった、という人も、今後に向けての励みにしてくださいね。

続いて、先日発表された、ボーナスの支給額が高い企業ランキングをご紹介いたします。

ボーナスの高い企業ランキングトップ10

1位 住友商事 468万円
2位 東京エレクトロン 408万円
3位 ムゲンエステート 383万円
4位 ディスコ 379万円
5位 ケネディクス 347万円
6位 鹿島 346万円
7位 大本組 330万円
8位 大林組 316.5万円
9位 ルネサスエレクトロニクス 316.3万円
10位 ジャストシステム 316万円
東洋経済調べ

なんと、1位の住友商事は468万円です!30代の平均年収を上回るほどの、驚きの金額ですね。

全体的に半導体事業、建設業が多くランクインしています。その背景には2020年の東京オリンピックに向けてのキャッシュレス化システムの構築や、オリンピック関連設備の建設、築地市場移転などが要因として挙げられます。いずれにせよ、うらやましい限りです。

なお、このランキングはアンケートに回答があった企業のみを対象としているため、更に高いボーナスを貰える企業もあるかもしれませんね。

ボーナスの使い道ランキングベスト3

ボーナス 使い道

気になる皆さんのボーナスの使い道ですが、ベスト3は以下の通りです。

1位 貯蓄

景気が回復してきているとはいえ、まだまだ安心出来ない世の中です。慎重に貯蓄、という方がやはり大部分を占めました。

とくに、子育て中の家庭は、子供の将来のために貯蓄するという家庭が多くあります。保育園の無償化など子育て費用の負担を減らす政策が打ち出されていますが、医療費や教育費など色々お金がかかるのが子育てですよね。日本の未来のためにも、子供がいる家庭のボーナスが増えると良いですね。

その他にも、老後の生活資金のため、リストラや倒産など何かあったときのため、と堅実な貯蓄を心がけている方が多いです。未婚率が上がっているなかで、将来の先行きを不安に思う方も多いのでしょう。

2位 ローン返済

こちらは、将来を見据えた住宅ローンや車のローンの繰り上げ返済をする堅実な方と、たまってしまったクレジットカードの支払いやキャッシングローンの返済に追われる切実な方に分かれました。

ローンの支払いに追われる確率が高いのは、意外にも子供のいない共働き夫婦や独身者に多いのです。「収入が多く、扶養家族もいないのになぜ?」と思う方も多いと思いますが、所得税など引かれるお金も多いのが彼らです。夫婦でお互い稼いでいる安心感から、無計画にお金を使ってしまう傾向にあるようです。いざという時に困らないためにも、ボーナスから少しずつ貯蓄を始めてみてはいかがでしょうか。

3位 散財する

「せっかくのボーナスは、パーッと使う!」という方も少なくありませんでした。やはり、独身者や子供の居ない共働き家庭に多く見られた回答です。半期に一度の自分へのご褒美で、来期に向けて英気を養うのも良いお金の使い道ですよね。

ただし使い過ぎに気を付けましょう。具体的な使い道には、旅行や少し贅沢な食事、欲しかったブランド品の購入などが挙げられました。

この他にも、会社を起こす資金に回すといった夢のある回答や、慈善団体への寄付といった素晴らしい回答もあります。どんなふうに使うのか考えるのも、ボーナスをもらう楽しみのひとつですね。

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おすすめのボーナスの使い道

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お金を扱うプロであるファイナンシャルプランナーによると、ブランド品の購入など、物に使うお金は、全体の1割に留めることが良いとされています。また、ボーナスからローンの返済分を差し引いた、全体の金額の5割を、月々の固定支給額のうちの貯蓄分と合わせて貯蓄に回すと、順調な貯蓄計画と言えるのだそうです。

投資する

仮想通貨や個人投資など、お金をさらに増やすために使うこともおすすめです。うまくいけば何倍にもなりますが、反対に損をしてしまう可能性ももちろんあるので、リスクも計算に入れて投資する金額を決めましょう。

これまでの仮想通貨はUSB型が主流でしたが、最近ではカード型ウォレットも登場しています。「FuzeW(フューズダブリュー)」のようなものを活用すれば、PCがなくてもスマートフォンで安全に取引可能になります。仮想通貨に興味のある人や、USB型しかお持ちでない方は、ぜひカード型の利用をおすすめします。

サラリーマンの副業が解禁になることによって、企業に務めながら自分で会社を起こすことも可能になります。ボーナスをその開業資金や運転資金に回す、というのも新たな使い道として有効と言えるでしょう。

資格を取得する

転職を考えている方には、キャリアアップのための資格取得や勉強のためにお金を使うこともおすすめです。将来を見据えた自分への投資と言えますね。転職をしないにしても、何か新しいことを学ぶことは決して無駄になることはないので、ぜひこの機会に新しいことにチャレンジしてみてください。

特に、東京オリンピックに向けて外国語を話せる人材の需要が高まっています。「おもてなし」をするためにも、勉強を始めてみてはいかがでしょうか。英会話教室に通う時間がないという人には、オンラインでレッスンを受けられるタイプがおすすめです。「Cambly (キャンブリー)」は1回15分〜、1週間に1回〜など、学習スケジュールを細かく決められます。無理はせず、できる範囲から始めてみましょう。

物・プレゼントを買う

物を購入したいという方も、ブランド品や家電製品など大きな買い物は、2019年10月に消費税が引き上げられる前に購入しておくことがおすすめです。長く使えるものなら、今のうちに買い替えるのも良いでしょう。年末セールや初売りが狙いめです。欲しかったものがお得に買えるかもしれませんよ。

さらに、家族や大切な人への日頃の感謝をするために使うのも、素敵な使い方です。家族旅行をプレゼントしたり、お子さんへのプレゼントを用意するのも良いでしょう。特に、冬のボーナスの後にはクリスマスやお正月など、家族や恋人と過ごすイベントが控えています。素敵な思い出作りにお金を使いましょう。頑張った成果を分かち合うことも大切です。

消費税引き上げ、軽減税率、2020年のオリンピックに向けてのキャッシュレス化の促進など、これからたくさんの変化が予想されます。もらったボーナスを賢く楽しく使えるように、慎重に計画してみてくださいね。

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ボーナスで婚活!?

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使い道アンケートでランキング上位にはならなかったものの、印象的だった回答が男女ともに「婚活資金」という方がいたことです。日本の未婚率は年々増加し、少子高齢化が深刻な問題となっています。離婚率にいたっては、3組に1組が離婚するとまでいわれています。

女性の社会進出や働き方改革に伴い、晩婚化や出産率の低下が大きな問題になっていますが、その根底にはやはりお金の問題があるのです。

お金がなく、家族を養う自信が無いので結婚出来ない、結婚しても子供を養っていく自信がない、その結果少子高齢化が進み、人手不足による生産性が下がり、さらに不況が続く、という負のループに陥りつつあるのが日本の現状です。

では単純に子供を産めば解決するのか、といわれると、簡単なことではありません。子供を産み育てるにもやはりお金はかかります。

結婚し子供を一人育てるのに必要な世帯収入は、約600万円といわれています。30代男性の平均年収が400~450万円で、女性の平均額はさらに下回ります。30代で共働きをしてやっと一人子供を持つことができる計算ですね。これでは、晩婚化や少子化が進むのも仕方がないと言えます。

また、子供を産んだ後も働き続けなくてはいけないので、女性にかかる負担は大きいですね。

今後女性が安心して子育てが出来る社会になるためにも、日本の景気回復と世帯年収に大きくかかわるボーナスは、重要な意味を持っています。

ボーナスによって消費行動が活発になることこそ、日本全体の景気回復の糸口になる、ともいわれています。確かに買い手がいなければ、どんなに良いものを作り、どんなに良いサービスを心がけていても景気が良くなることはありえないのです。

お金は天下の回りもの、とは良くいいますが、お金は使ってこそ回るものです。不景気のなか、企業努力を怠らない企業や日本の未来のためにも、ボーナスを使って思い切って贅沢をしてみてはいかがでしょうか。ボーナスの多い方こそ積極的に消費し、日本の経済を動かしてくれることを願います。

オリンピックに向けて

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今後2020年に東京オリンピックが開催されるまで、日本の景気は全体的に上昇していくことが予測されています。海外から多くの人が訪れるオリンピックは、日本経済にとって外貨獲得の大きなチャンスでもあります。この大きなチャンスを活かすことが、日本の行く末を決めるいわれています。

オリンピックに向けて、カジノ法案など外貨獲得につながる様々な新規事業が計画されています。東京オリンピックが決まってからは、民間企業や個人でもその動きが活発になっています。

なかでも大きく経済効果が現れるのは外食産業、そして圧倒的に足りないと問題視されているホテルや旅館などの宿泊施設といわれており、民泊経営に乗り出す人が増えていますよ。

ボーナスを元手に、オリンピックに合わせたビジネスを始めるのもまだ遅くはありません。また、オリンピック関連の企業に投資してみるのも、これから大きく化ける可能性があります。オリンピックバブルは大いに期待でき、アイデア次第で誰にでもチャンスがあるのです。

ボーナスは仕事のモチベーションにも繋がる

ボーナスが増えたと喜ぶ人や、減ったと悲しむ人もいますが、やっぱり貰えると嬉しいものですよね。アルバイトや派遣社員と正社員の収入を大きく分けるポイントも、ボーナスにあります。30代の平均月収と照らし合わせても、ボーナス分だけで100万円以上変わる計算になります。

特に営業職は頑張った結果が反映されやすいので、モチベーションアップのためにも有効と言えます。頑張れば良いことがある、と素直に思えることは、子供でも大人でも、頑張り続けるためには必要ですよね。

企業側としても、人手不足の解消や離職率を下げるためにボーナスは効果的です。ボーナスがあるから仕事を続けられる、という方も多いのではないでしょうか。ボーナスの支給額の高さは、新卒者や転職者が企業を選ぶ際の大きなポイントでもあります。優秀な人材を確保し業績を挙げることが、また社員に高いボーナスを還元できることにつながります。

不景気が続くと、先行きの不安から、どうしても消費を抑えて貯金したくなってしまいます。しかし、社会全体にとっては、眠っているお金が多くあることは長い目で見てマイナスになります。

無計画にムダ遣いする必要はありませんが、ゆとりがあるのなら積極的にお金を回していきましょう。良く働き、良く遊ぶことが日本を活気づけることにつながります。

働く人にとって、人生を豊かにするための出費は決してムダではありません。「コレのために頑張れる」という活力の源になるような趣味や目標をお持ちなら、そのために大いに使うことをおすすめします。

仕事に追われるだけでは、人間は疲弊してしまいます。そうならないためにも、自分へのご褒美は時として必要です。そうした事柄に触れることで、新たな仕事のアイデアが生まれることも多いです。

皆さんがボーナスで、よりハッピーな生活を送れることを願っています!

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