ビスコは何歳から食べられる?栄養たっぷりな優秀おやつは小さな子どもにぴったり

誰もが一度は食べたことがある、日本の国民的おやつ「ビスコ」ですが、皆さんはいくつから食べ始めたか覚えていますか?家庭によっておやつデビューの時期には差がありますが、実際にいくつから子供にあげても良いのか、悩ましいところですよね。そこで今回は、ビスコデビューの最適な時期についてご紹介します。

離乳食とおやつ

ビスコ 何歳から

赤ちゃんは、生まれてから約5ヶ月で離乳食を食べ始めます。ほぼ液体のものから始めて、少しずつ固いものを口にしていきます。この時期から、子育て中のお母さんたちは徐々に断乳の準備を進めていきます。

食品アレルギーは大丈夫?

離乳食が始まった赤ちゃんが、一番気をつけなくてはいけないのが「食品アレルギー」です。

私たちの身体には、体内に細菌やウイルスが侵入したときに、それらを体外へ取り除いて身体を守ろうとする「免疫」が備わっています。アレルギーとは、この免疫が特定の食べ物や物質に過剰に反応してしまうことを指します。花粉症などがその例です。

アレルギーは人によって異なり、血の繋がった親子であっても違います。反応が出て初めて分かるものが多いのですが、赤ちゃんにとっては始めて口にするものばかりです。生後約5ヶ月からは、少しずつ色々なものを食べさせて、我が子のアレルギーを探っていきましょう

なお、アレルギー反応として多いものに、くしゃみ、鼻水、発熱、腹痛、蕁麻疹があります。一見どれも大したことがなさそうですが、あなどると恐ろしいのがアレルギーなのです。

「アナフィラキシーショック」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?これはアレルギー反応が複数の臓器にまで現れてしまう、恐ろしい症状です。気管支や循環器に発疹が出ることによって、めまいや呼吸困難、意識障害を起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

赤ちゃんにごはんを与えるとき、とても緊張しているお母さんが多いと思いますが、万が一アレルギー反応が出た場合はすぐに病院へ行きましょう。赤ちゃんの気管支はとても細く、喉に発疹が出てしまうと大変危険です。

アレルギーを起こしやすい食品

  • 小麦
  • たまご
  • 大豆
  • そば
  • 乳製品
  • 果物(特定の果物に反応することもあり)
  • ピーナッツ
  • エビ カニ(甲殻類)
  • 青魚

上記の他にも、人によってはアレルギー反応が出るものもたくさんあります。アレルギーの反応は摂取量によって強弱があり、基本的には体外に出すことで治まるので、初めて食べさせるものは、ごく少量だけ与えて様子を見ましょう

味覚のために甘いものは避けるべき?

赤ちゃんの味覚は、離乳食の始まる生後5ヶ月頃から徐々に発達していきます。人間の味覚は基本的に五味と言われる、甘味、旨味、塩味、酸味、苦味で形成されています。

そのなかでも、赤ちゃんが初めて覚える味覚は「甘味」です。これはお母さんの母乳に含まれる味で、砂糖などの直接的な甘さとは違います。例えば、お米やパンなど炭水化物を噛んでいると甘さを感じませんか?赤ちゃんが最初に覚えるのは、そういった淡い甘味です。

その後、たんぱく質に含まれる「旨味」、ごく薄い味付けの「塩味」、フルーツなどの「酸味」、そして最後に「苦味」の順で覚えていきます。なお、覚えていく味覚の順が、一般的に子供の好きな味の順番になるそうです。ひと通りの味を覚えてから少しずつ、好き嫌いが顕著になっていきます。

味覚の形成のためには、特定の味に偏ることなく、この時期に色々な物を与えた方が良いとされています。ただし、あまり早い時期から濃い味に慣れさせてしまうと、薄い味を物足りなく感じてしまうようになるので、後々の健康を考えて、基本的には薄い味付けの物を与えてください

子供で野菜が嫌いな子は多いものですが、これは野菜が持つ苦味に反応していることが原因として挙げられます。

人間の味覚は身体にとって安全な食べ物を判断するための機能なのですが、苦味や酸味は、本来身体にとって危険なものを感知するための味覚です。まだ食べ物についての知識も浅い子供は、本能的この2つの味覚を嫌がります。危険なもの、と判断してしまうのです。

子供の野菜嫌いに悩むお母さんはとても多いのですが、ごく自然な反応なので安心してください。成長するにつれて改善されることが多いので、健康状態が良ければあまり神経質になる必要はありません。それよりもこの時期は、食べることが楽しい、と思わせるようにする方が大切です。

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チョコレート 何歳から

歯に良くない?

ビスコ 何歳から

離乳食が始まる頃に、赤ちゃんの乳歯が生え始めます。歯にとって甘いものは良くないとされていますが、実際にはきちんと歯磨きさえしていれば、そこまで影響はありません。

歯のためには、この時期から咀嚼のトレーニングをすることが大切です。よく噛むことで唾液腺が刺激され、口腔内の水分を保ちます。反対に口腔内が乾くと、細菌が増え、虫歯になりやすくなってしまいます。

大人も子供も、物をよく噛まない人は虫歯になりやすい、といわれています。赤ちゃんのおやつが、たまごボーロやミルクせんべいなど、程よく固く、唾液の分泌を促すものが多いのはこのためです。

また、この頃からよく噛む習慣を身につけ、顎の周りの筋肉を鍛えることが、後々歯並びを良くするためには大切です。顎の筋肉が鍛えられず未発達のまま成長すると、細い顎になり、歯が全体的に前方にせり出してしまいます。これが出っ歯と呼ばれるものです。

さらには、嚙み合わせにも影響が出てくるので、子供のおやつはよく噛むようなものがおすすめです。ビスコはクリームを除けばそこまで甘くなく、細かく砕いたものは唾液で柔らかくできますし、歯が生えてからのおやつとしても程よい固さで理想的な子供のおやつと言えますよ。

ビスコは0歳からでも大丈夫!

アレルギーの問題さえクリアしていれば、ビスコは歯が生え始めた頃からあげても問題ありません。ただし、クリームは赤ちゃんには少し甘すぎるので、取り除いてあげることをおすすめします。また、あまり大きなかたまりだと、喉に詰まってしまうおそれもあるので、食べやすいように砕いてあげてくださいね

クリーム付きで与え始める時期は、お母さんの方針で決めて大丈夫です。上に兄弟がいると甘いもののデビューは早くなる傾向があります。やはり、お兄ちゃんやお姉ちゃんが食べているものに興味を持つのでしょうね。

ビスコは子供の身体を強くする!含まれる栄養は何がある?

ビスコ 何歳から

「おいしくてつよくなる」とキャッチコピーにあるように、ビスコには子供にとって必要な栄養がたっぷり入っています。なかでも、ビスコの栄養で特筆すべきは「乳酸菌」です。おなかの調子を整える乳酸菌には様々な種類がありますが、きちんと生きて腸まで届くものは少ないといわれています。

腸まで乳酸菌を届けるためには、胞子の状態で加工する技術があり、この乳酸菌を「スポロ乳酸菌」といいます。そして、ビスコにはこのスポロ乳酸菌がたっぷり入っています。その数はなんと、ビスコ1パック(5枚)で1億個もあるのです。

ヨーグルトなどをまだたくさんの量を食べることができない子供に、少しの量できちんと乳酸菌を摂らせることができるのは、とてもありがたいですね。さらにカルシウム、ビタミンB1、B2、ビタミンDもたっぷり入っており、ビスコ1パックで成人女性の一日に必要なカルシウムの半分を摂ることができるほどです。

こんなに栄養満点にも関わらず意外にも糖質は低いので、子供はもちろん、健康を気にする大人にもおすすめのおやつです。

ロングセラーおやつ「ビスコ」の魅力

ビスコの歴史

ビスコが初めて誕生したのは、1933年です。当時はまだ栄養のある食品が少なく、栄養効果が高いと注目されていた「酵母」を使ったビスケットとして発売されました。

「ビスコ」という名前は、この酵母ビスケットを「コービス」という略称で呼んでいたことに由来します。この「コービス」から、「ビスコ」へと変化していきました。

なおこの頃のビスコは、現在のものと比べると、より固く、甘味も少なく、ぼそぼそしており、ビスケットというよりは、乾パンのような食感だったようです。

その後、第二次世界大戦中に生産が中断していましたが、戦後の1951年に製造が再開されます。1956年にはパッケージがリニューアルされ、1976年には固かったビスケット生地を軽い触感に改良し、クリームをレモン風味に、栄養成分の強化など大幅にリニューアルされました。現在のビスコは、この1976年に初めて作られたものです。ビスコの進化が戦後の復興を物語りますね。

その後もパッケージリニューアルを何度か重ね、1995年に5枚入りのミニパックが初めて発売され、現在に至ります。80年以上の長きにわたって日本の子供たちの健康を支えた、日本を代表するおやつです。

ちなみに現在パッケージの顔になっている通称「ビスコ坊や」は初代から数えて5代目の坊やです。機会があればぜひ初代から見てみてくださいね。どのビスコ坊やも、その時代を感じる良い顔をしています。

シリーズ展開が豊富!

クリームサンドビスケット

まずは皆さんにお馴染みのノーマルビスコです。レモンクリームと昔懐かしい素朴な味わいのビスケットで、根強い人気があるロングセラーおやつです。

小麦胚芽入り

小麦胚芽のサクサク軽い触感のクラッカーで、バニラクリームをサンドしています。従来のビスコより香ばしく、食物繊維入りです。

醗酵バター仕立て

コクのある発酵バターをふんだんに使用したビスケットで、バニラビーンズシードを贅沢に使ったクリームをサンドしたリッチな味わいのビスコです。じゅわっとバターが口の中に広がり、くせになりますよ。

焼きショコラ

SNSで「ビスコ史上最高に美味しい」と話題なった商品です。生地にもクリームにもチョコレートをたっぷり贅沢に使用した、濃厚な味わいです。 

シンバイオテクス

ビスコの乳酸菌と食物繊維をより強化した栄養食品です。乳酸菌は従来のビスコの10倍もあり、忙しい朝にも食べやすいヨーグルト味です。

ビスコ ミニパック

少しだけ食べたい人におすすめなのが、食べきりサイズのミニパックです。ノーマルビスコ、いちご、カフェオレ、小麦胚芽の4種類あります。

他にもコンビニ限定商品やご当地限定商品もあるので、ぜひチェックしてみてください。またアソートパックもあるのでお好きなビスコを楽しんでくださいね。

ビスコファンクラブ

ビスコ 何歳から

ビスコを愛してやまない方のために、ビスコをさらに盛り上げていくための「ビスコファンクラブ」があるのをご存知でしょうか?ビスコ公式ホームページから無料で会員登録ができ、ファンクラブ会員で行われるファンミーティングや試食会など、様々なイベントが開催されています。

ミーティングでのあなたのリクエストが、もしかしたら新商品になるかもしれません。ファン同士のコミュニケーションも盛んに行われているので、気の合うビスコ仲間ができるかもしれませんね。新商品のリリース情報なども随時発表されているので、ビスコファンならぜひチェックしてみてくださいね。

 

ビスコキャンペーン

ビスコでは、箱に記載されているシリアルコードを入力すると、抽選でビスコオリジナルグッズが当たるキャンペーンがあります。何が当たるかはお楽しみですが、パッケージも可愛いビスコのグッズですから、とても期待できますね。インスタ映えも間違いなしでしょう。ビスコを購入した際にはぜひ応募してみてください。

スマイルビスコ

あの「ビスコ坊や」の写真を、自分の子供や家族の写真に変えてオリジナルビスコが作れるサービスが「スマイルビスコ」です。結婚式のプチギフトや子供の誕生日、何かの記念日にもぴったりですね。貰ってもあげてもクスッと笑える、喜ばれること間違いなしのスマイルビスコを一度作ってみてはいかがでしょうか。

美味しく食べて強くなろう!

子供から大人まで、長年にわたり愛され続けるビスコの魅力は、やはり美味しくて身体に良いということです。自分が子供の頃にも食べていたおやつを、母になって自分の子供にも食べさせてあげられるのは、嬉しいものですよね。

幼少期に食べていたおやつは、大人になっても特別な思い出として残ります。食べていたお菓子が製造中止になっていたりすると、大人になってからはあまり食べていなくても、なぜだか寂しい気持ちになる…そんな経験がある方も多いのではないでしょうか?

80年以上の歴史があるビスコは、世代を超えて様々な思い出を共有できる、素敵なおやつです。これからもずっと、大人も子供も美味しく食べて、どんどん強くなってくださいね。

画像引用:ビスコ公式サイト

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