子育てには欠かせないアイテムの一つが子ども乗せ自転車ですよね。保育園・幼稚園や習い事の送り迎え、また買い物なので重宝するものです。移動が早くできるうえに、重い荷物もカゴに入れることができるので、とても便利です。今回は子ども乗せ電動自転車をご紹介します。購入を考えているなら、ぜひとも参考にしてみてください。
電動自転車と普通自転車の違い
電動自転車とは
電動自転車とは、電気の力で漕ぐのをアシスト(お手伝い)してくれる自転車のことです。普通の自転車にモーターがついていて、そのモーターはバッテリーで動かしています。
バッテリーはどのぐらいもつの?
容量にもよりますが、大体フル充電になるまでに2~4時間ほどかかり、一度の充電で40~50kmほど走行は可能になります。
子ども乗せ電動自転車のメリット・デメリット
ここでは、子ども乗せ電動自転車と普通自転車に子どもを乗せた場合のメリット・デメリットをご紹介します。電動自転車の使い方や走行する環境や周辺状況によって、必要かどうか各家庭でも変わってくると思います。購入する際の参考にしてください。
メリット
- 重い荷物や子どもを乗せていても運転が楽にできる
- 安全を考え一旦停止が多くなるので、こぎ出すときに力を入れず楽に行える
- 坂道や向かい風でも楽に漕ぐことができる
- 電力で動くので、環境に優しい
デメリット
- 価格が高い
- 自転車の重量が重い
- 長距離の移動には、バッテリーが切れる問題も心配される
子ども乗せ普通自転車のメリット・デメリット
メリット
- 価格が安い
- 自転車の重量が軽い
- 車高が低く、タイヤも太いので安定性がある
- スタンドが立てやすい
デメリット
- 荷物と子どもを乗せて、坂道の運転はとても大変
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子ども乗せ電動自転車の選び方
子ども乗せ電動自転車の購入が決まったら、どんな電動自転車を選んだらいいのか…。さまざまなメーカーからたくさん発売されているので、悩みますよね。価格や安全面での選ぶポイントをまとめました。
維持費や価格を知ろう
想像以上に価格が高いのが電動自転車です。普通自転車は1万円でお釣りがくるものもありますが、電動自転車だと安くても7万前後、3人乗り電動自転車になると15万程度します。子どもを乗せるので、頑丈で機能のよい電動自転車を求めますよね。
しかし、気をつけないといけないのは、電動自転車は本体代金だけでなく、バッテリー代も必要ということです。充電の電気代は1回につき10円程度なのでそこまで気になりませんが、使用期間が長くなっていくとバッテリーを買い替える必要も出てきますよね。買い替えの頻度にもよりますが、3~4年毎に3万~4万ほどだと思っていてください。
安全性を確認しよう
子どもを乗せるので、何よりも安全かどうかが大切になってきます。まずは、自転車協会が定めた、自転車安全基準「BAAマーク」を満たしているか確認しましょう。これは耐久性と安全性を認められた製品にだけ付与されるものです。
また、製品安全協会が定めた「SGマーク」がついているか。こちらも購入時、同時に確認しておきましょう。
機能を確認しよう
電動自転車には、さまざまな機能がついています。安全面や使いやすさ等も考えてチェックしてください。
- 座席ベルトがつドがついているか
- ハンドルのロック機能がついているかどうか
チャイルドシートの位置は?
電動自転車に子どもを乗せる際、前に乗せるタイプのものを購入するのか、後ろに乗せるタイプのものを購入するのか検討しましょう。購入後にシートを乗せ換えると、余分に費用がかかってしまう場合もあります。
子どもを前に乗せるタイプの場合 | |
---|---|
月齢の目安 | 生後10カ月頃~4歳未満(体重15kg以下) |
メリット | 子どもの様子が見えるので安心です。 |
デメリット | 子どもが成長するにつれて、前が見えにくく、ハンドル操作も難しくなります。目安では4歳未満は可能とありますが、実際は2歳頃までだと思いますので、使用期間がとても短いです。 |
子どもを後ろに乗せるタイプの場合 | |
---|---|
月齢の目安 | 1・2歳~6歳未満(体重22kg以下) |
メリット | 長い期間使用できます。 |
デメリット | 運転中に子どもの様子が見えないという不安があります。 |
激安のものには注意が必要?
どうしても高価なものが多くなってしまう電動自転車なので、“激安”という言葉を見てしまうと、ソワソワしてしまうことも。一般的に10万前後の電動自転車が半額ほどの値段で売られていたら気になりますよね。でも、「安いから!」という理由だけで購入してしまうと、予想外にランニングコストがかかってしまったなんてことも。
購入を考えている場合は、以下の3点は必ず確認してください。
バッテリーの消耗はどのぐらい?
大手メーカーのバッテリーは、700~900回ほど充電が可能となっていますが、安いものはバッテリーが1年持たない場合もあります。
メーカーを確認しよう
もし安いものが無名のメーカーだった場合、修理に出した時やバッテリーを再購入しようとした時に、もうメーカーが潰れてしまったなんてことも。そうなってしまうと、買い替えるしかなくなるので、余計にお金がかかることも考えられます。
BAAマークがあるか、確認しよう
どんなに安い電動自転車であっても、安全性に少しでも不安があるのなら購入は避けるべきでしょう。フレームの強度が弱かったり、組み立てがしっかりされていなかったり。また、電動のアシスト機能が弱かったりすると普通自転車と大差ない場合もあります。まずは、安全な自転車の目安として「BAAマーク」を必ず確認しましょう。
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おすすめの人気電動自転車
パナソニック
ギュット・クルーム・DX
■メーカー希望小売価格 | 税込 161,784円 |
■バッテリー容量 | 16.0Ah |
■充電時間 | 約6時間 |
■公式サイト | http://cycle.panasonic.jp/products/elfd/ |
乗せ降ろしがラクな低重心モデルです。小型大容量バッテリー搭載し、長く走れることができ、スタンドを立てればハンドルも同時に固定されて、駐輪時に倒れにくくなる便利な機能つきです。
ヤマハ
PAS Kiss mini un
■Amazon参考価格 | 133,800円 |
■バッテリー容量 | 12.3Ah |
■充電時間 | 約3.5時間 |
■公式サイト | https://www.yamaha-motor.co.jp/ |
スタイリッシュでかっこいい電動自転車です。安全を第一に考えた5点式シートベルトとなっていて、とても安全に使用できます。チャイルドシートも2段階のリクライニングが可能となっていて、子どもが前のめりになるのを防いでくれます。
ブリヂストン
2019年モデル アシスタファインミニ
■Amazon参考価格 | 88,000円 |
■バッテリー容量 | 6.2Ah |
■充電時間 | 約2.0時間 |
■公式サイト | https://www.bscycle.co.jp/items/e-bicycle/assista/index.html |
赤ちゃんとのお出かけの必需品の1つがおむつポーチです。いつも持ち歩くものなので、収納に便利で機能性もよく、何より可愛いデザインのものを選びたいですよね。デザインにも機能性にも優れ、かつおしゃれママを演出してくれるおむつポーチをご紹介します。[…]
電動自転車を使う時の注意事項
電動自転車は普通自転車とは乗り方も走り方も違います。思わぬ事故につながることもあるということを予め知っていると、とっさの判断も変わってきます。
正しい乗り方をしよう
電動自転車の利用者数は年々増加しています。でも、身近になればなるほど「大丈夫だろう」という気持ちが生れてくるものです。まずは、もう一度正しい乗り方を確認しましょう。
- 子どもを乗せる前に、電動自転車に乗る練習をしましょう。普通の自転車と違って、さまざまな機能や特徴があるので、事前に慣れておきましょう。
また、ペダルを踏んだ時に思った以上に加速がついてしまうこともあります。曲がり角や坂道、また駐輪する時を想定して練習を行ってください。 - 電源を入れる際は必ず両足を降ろした状態で行いましょう。
ペダルに足を乗せた状態で電源を入れてはいけません。ペダルに力が加わり、バランスを崩す恐れがあります。 - 坂道での立ちこぎは危険です。また、ケンケン乗りも片足に体重がかかった状態でペダルに力が加わってしまうので、バランスを崩す恐れがあります。ですので、坂道ではゆっくり踏み込んで発信するようにしましょう。
- 子どもを乗せる時は、必ずハーフロックをしましょう。ハーフロックとは、ハンドルが回転するのをおさえる装置です。
- 買い物後など、荷物をハンドルに吊るさないようにしましょう。バランスを崩すだけれなく、前輪に荷物が巻き込まれてしまうことも考えられます。荷物はカゴに入れて固定するか、リュックなどで背負うようにしましょう。
- 子どもを乗せる前に、電動自転車に乗る練習をしましょう。普通の自転車と違って、さまざまな機能や特徴があるので、事前に慣れておきましょう。
- 買い物した後などは、先に荷物を乗せてから子どもを乗せるようにしましょう。そして、降りるときには先に子どもを降ろしてから荷物を降ろすようにしてください。
子どもにはヘルメットとシートベルトの着用を
事故はいつ起きるかわかりませんし、電動自転車の重たさから転倒してしまうことも考えられます。電動自転車に乗せている子どもには必ずヘルメットの着用とシートベルトをするようにしてください。ヘルメットもシートベルトも子どもの体に合ったものを選ぶようにし、定期的にゆるさ等確認してください。
定期的に点検しよう
年に一度は自転車屋等で安全な状態であるか、問題がないかどうか見てもらいましょう。もし、走行中に違和感など感じたら、すぐに見てもらうようにしてください。少しの破損から事故につながることもあります。また、タイヤに空気が入っているかどうか、ブレーキが利くかどうかは日常的に点検するようにしましょう。
起こりやすい事故を知ろう
子ども乗せ電動自転車で走行中、約7割のお父さんやお母さんが危険な目にあった経験をもつと言われています。どんなに安全に気をつけていても、ふとした時に事故にあってしまうことも。そのようなことが少なくなるよう、どんな時に事故が多いのか、どのような事故が多いのかまとめました。意識するだけで防げる事故もあります。
夕暮れ時の注意点と対策
夕暮れ時は、夕食の準備に急いで帰宅している人も多く急ぐ気持ちからスピードを出しやすいです。また、高齢の方は散歩している場合も多く、通行量も昼間に比べて多くなっています。暗くなり始めているので、相手が見えにくくなっている場合もあります。自動車と自転車、自転車と自転車、自転車と歩行者など、事故がとても起こりやすいです。
まずは、早めの点灯を心がけましょう。そしてどんなに急いでいてもスピードには気をつけて、信号のない場所でも横断歩道や曲がり角には特に注意を払いましょう。
1日のリラックスタイムであるお風呂。でも子どもがいると、そうは言ってられませんよね。お風呂を嫌がるのが悩み…なんて思うパパやママも多いと思います。今回は、子どもとのお風呂が楽しくなるおもちゃを年齢別でご紹介します。定番のおもちゃからキャラク[…]
子ども乗せ電動自転車で快適な育児を
一度電動自転車を体験してしまうと、あまりの漕ぎやすさにやみつきになってしまうお父さんやお母さんも多いと思います。子どもを連れての買い物や坂道も楽になり、とても楽しいものになりますよね。
昔に比べると、格段に安全性があがったとは言え、どんな時も危険と隣り合わせです。子どもにはヘルメットとシートベルトの着用を忘れずに、楽しい電動自転車のある生活を送ってください。