手押し車(カタカタ)は赤ちゃんにデメリットが少ないって本当?使用期間は短いけど購入すべき?

そろそろ赤ちゃんが歩き出すかも。そう感じた時に手押し車を購入するかどうかを検討するかもしれません。手押し車を使う時期は短いと言われているけど「本当に必要なのか?」「使うことで赤ちゃんにデメリットはないのか?」など気になるところやおすすめ商品をいくつか紹介して手押し車が赤ちゃんにどう影響するかをお話ししていきます。

手押し車は歩き始めのおもちゃとして最適なの?

手押し車は歩き始めのおもちゃとして最適なの?

「手押し車って本当に使うのかな?」「歩き始めのおもちゃに役立つのかな?」などと購入するかどうか悩んではいませんか? そこでpigeon.infoに寄せられた先輩ママたちのリアルな意見を参考にしていきたいと思います。

実際に手押し車を購入して使ってみた先輩ママの意見を集めてみると、

  • 伝い歩きをしてまだ歩けないけど手押し車を押してなら歩けるから歩く練習になってそう
  • 楽しそうに遊んでいるけど、しっかり歩けないうちは転ぶと危ないかも…。
  • 音が気にならないプラスチック製のものがおすすめ!
  • 手押し車にも使えて乗り物としても使えるものを買ったが便利だった
  • 早い時期に与えすぎて使いこなせず、しばらくは逆さに向けてタイヤを転がして遊んでいた
  • カラコロと音を立てながら歩く姿が可愛くてビデオに残して正解だった

などの声がありました。

手押し車は歩き始める時期に必ず必要なわけではありません。手押し車がなくても、赤ちゃんは伝い歩きやつかまり立ちの練習を自然としていきます。

そんな中、手押し車を赤ちゃんに使わせるメリットを挙げるのであれば、筋力がつくということでしょう。手押し車を使用することによって、歩行するのと同じように前向きにまっすぐ進んでいくことができるので歩く練習やバランス感覚を身に着けていくことができますよ。

手押し車の使用におすすめの時期は?

手押し車の使用におすすめの時期は?

手押し車が活躍する時期はつかまり立ちを始めたくらいからです。それ以前だと本来の目的通りに使えませんし、怪我をしてしまう恐れもあります。手押し車を使って、どのくらい安定してつかまり立ちや伝い歩きができるようになったかチェックするといった感じの使い方がおすすめです。

安定して歩けるようになってくれば自然と手押し車卒業となってきますが、メーカーによっては対象年齢が明記されていることもあります。よく記載されている対象年齢は、生後6ヶ月~1歳6ヶ月頃なので、手押し車を使用する際の参考にしてみてください。

手押し車は歩行器とはどう違うの?

手押し車を購入するか悩んだ時に歩行器のことも思い浮かべる方も多いと思います。「歩行器は足の発達に良くない」などとよく聞きますよね。

では、手押し車と歩行器はどう違うのかというと、歩行器はリング状に四隅にキャスターがついた形になっていて真ん中に赤ちゃんを入れる形となります。歩行器が安定しているので、赤ちゃんはつまさき立ちのような不安定な体勢でも移動することができてしまうのです。

そうなると、正しい歩行の習得ではなくなりますし、足腰の筋肉が歩行に必要なものとは違った形でついてしまうこともあるので余りおすすめはできないのです。

その点歩行器は、歩行器を支えとしながら自分の力で前へと進んでいくことになるので筋肉の発達の妨げにもなりませんし、妨げになるどころか筋力アップ効果も期待がもてるのです。

手押し車のデメリット

手押し車のデメリット

楽しく遊びながら歩行に必要な筋肉などをつけていけるなんて、すごく便利なアイテムに思えますが、そんな手押し車にもデメリットはあります。しっかりとデメリットの部分も知ったうえで購入を検討するのがおすすめなので、どのようなデメリットが考えられるのかについても見ていきましょう。

転んでケガをしないか心配

歩行器を使う赤ちゃんはまだまだ伝い歩きができるようになったばかりだったり、よちよち歩きだったりと歩行に不慣れな状態で使うのでバランス感覚も危ういです。また、うまく加減がまだできないので、強く歩行器を押し過ぎてしまったりと、バランスを崩してつんのめってしまう恐れもあります。

部屋の中の些細な段差や落ちているもの、ひっかかってしまうものなどがないかどうかよく注意をしてあげてください。思わぬところで転んで、頭を打って怪我をしてしまったということもあるので、見守る大人は充分な注意が必要となってきます。

音が大きめなのでご近所から苦情がこないか心配

手押し車にもよりますが、木製で造られた昔ながらのタイプのものだと歩く際にカタカタと結構大きな音が響いてしまいます。

赤ちゃんはカタカタと音が鳴ると喜びますし、手押し車を使うモチベーションにもつながるのですが、朝の早い時間だったり、夜遅い時間に鳴らしてしまうとご近所トラブルの原因となってしまうかもしれません。

集合住宅などお隣さんが近い距離に住んでいる場合は、あまり大きな音が鳴る手押し車は避けたほうが良いでしょう。今は音が鳴らないタイプや静かなものもあるので、どんな音が鳴るのかを事前に確かめておくと間違いもなく安心です。

手押し車はレンタル品でもOk?

手押し車はレンタル品でもOk?

手押し車の使用期間は確かにそれほど長いものではありません。買ってしまったものの、あまり遊んでくれなかったというケースや、あっという間に歩くのをマスターしてしまって活用できなかったというケースなども起こり得ます。

そんな時、助かるのが手押し車のレンタル制度です。レンタル品はダメなんてことはもちろんありませんし、誰かの使用済みの手押し車を再活用するという方法もあります。

買おうかどうか迷ってるからとりあえず試してみたいという場合は、ベビー用品のオンラインレンタルショップなどでも借りられますし、地元の人同士が交流できるSNSなどでも譲渡の募集が出ていたりするので気になる方は一度覗いてみるといいですよ。

おすすめの手押し車

ここからは、実際に販売されている手押し車の中からおすすめのものをピックアップして紹介をしていきます。おすすめポイントもしっかりとお話ししていくので、手押し車選びの参考にしてみてください。

I’mTOY ウォーカー&ライド カウ

■参考価格 10,800円
■サイズ W35×H45×D25cm W10×H17×D21cm
■対象年齢 1才半頃~

可愛い牛を施した手押し車です。手押し車としてだけでなく、ライドとして乗ることもでき、パズルやプルトイとしても使えて4つの機能を楽しめるので活用的です。赤ちゃんの成長に合わせて、押したり乗ったり、パズルやプルトイで遊んでみたりと段階的に使い分けることができるので長く楽しむことができます。

使わない時はウォーカーの中にパズルのパーツなどを収納することもできるので、お片付けの練習にもぴったりです。

Amazonの口コミ
口コミ
購入者

評価: 511ヶ月の娘に購入しました!
コンパクトで機能性も良いです!
車輪が転がる音も大きくないし、ラグの上でもフローリングの上でもスイスイ動きます!
よく転がるので大人の付き添いは必要ですが時間帯を決めて一緒に遊ぼうと思います!
良い買い物をしました^_^

引用元:Amazon

ひよこのカタカタ押し車

■参考価格 4,968円

こちらは昔ながらの木製の手押し車です。手押し車を押して進むたびに、カタカタと音を立ててひよこがぴょこぴょこと顔を出してとても可愛らしい仕組みとなっています。優しい木のぬくもりも楽しめるので、上質な素材のものをおもちゃとして赤ちゃんに使ってもらいたいと考えているお母さんにもぴったりです。

フローリングを傷つけない車輪ゴム付きとなっているので、手押し車によって家を傷めてしまう心配もなく安心して使えます。そして、転倒防止のストッパーもついているので赤ちゃんも思わぬ怪我をしにくい嬉しい安全設計となっていますよ。

QD-BYM ベビーウォーカー ウォーカー

■参考価格 4,530円
■サイズ 34*42*45cm
■対象年齢 6ヶ月~3歳
■材質 無毒・安全ABS、PP フタル酸エステル類不使用。
■耐荷重 20kg

こちらは多機能タイプの手押し車です。ファンシーな色合いも魅力的ですし、いろいろな楽しみ方ができるので飽き知らずです。手押し車としての機能の他に、本や携帯などの赤ちゃんの好きなアイテムや、回転ダイヤルやミラーなどもついています。

赤ちゃんがぐずった時でも対応できるようなアイテムが付属でついてくるのも嬉しいですね。さらに鍵盤やお絵描きボードと年齢が上がっても使えそうなアイテムもついているので長い期間使うことができますよ。

手作りで世界にひとつだけの手押し車

手作りで世界にひとつだけの手押し車

手押し車は工夫次第で身近な材料を使っても比較的簡単に作製することができます。手作りの手押し車を作れば、世界でたった1つの手押し車となり愛着もひとしおとなります。

手押し車を購入するよりも安く済みますし、後から写真などで見返した時にお子さんも喜んでくれるはずです。家族だけの特別な思い出が詰まったオンリーワンの手押し車を作製してみるのも素敵ですよね。

段ボール、100均のもの、牛乳パックと3種類の材料で作る手押し車の参考になりそうなアイディアをそれぞれ紹介していきます。

段ボール

親と子のための幼児教室バンビー二クレアーレのホームページを参考に段ボールを材料にした手押し車の作り方を紹介していきます。

引用元:バンビー二クレアーレ

1歳前後の子どもが使うことを前提として、幅30cm、奥行き40cm、高さ25cmぐらいのサイズの段ボールを用意します。

  1. 車のような形に仕上げるために段ボールの前の部分をカットしていきます。子どもが乗っても壊れないように厚紙などでしっかりと補強をしておくと安心です。
  2. 車の後ろ部分には、木で作った枠組みを段ボールに取り付け、更にはすりこぎを取っ手に代用したものが持ち手として取り付けられています。
  3. 最後にお好みで色画用紙などで車輪やヘッドランプの部分を作るとぐっと雰囲気が出て素敵な手押し車に仕上がります。

段ボールと木を使用した手作りの手押し車を簡単に作ることができるのでおすすめです。

材料は100均で揃えた手押し車

こちらが100均で揃えられる材料を使って手押し車を作る方法をpinterestを参考に見ていきましょう。

引用元:LIMIA
《材料》

  • クラフトラック用棚板 1枚
  • クラフトラック用ジョイントパーツ(L型) 3袋
  • クラフトラック用紙管39㎝ 1袋
  • クラフトラック用紙管30.5㎝ 3袋
  • ロック付きキャスター 2袋
  • ハイパワー両面テープ

まず必要な材料は上記の通りです。

  1. 棚板を補強したらL字型のジョイントパーツを四角くなるように組み立てて、その中に棚板を押し込んで土台を作ります。
  2. 次に紙管で高さを出して手押し車の形状となるように組み立てていき、キャスターを付けたら手押し車の完成です。

もうできているパーツを組み立てていくだけなので、面倒な工程もなく簡単に手押し車が作れますよ。

牛乳パック

こちらは牛乳パックを使用して手押し車を作る方法をpinterestを参考に見ていきましょう。

引用元:手作りおもちゃで子育て
《材料》

  • 牛乳パック14本
  • ベビーカーにつけるおもちゃのハンドル
  • 段ボール
  • 新聞紙、広告などの要らない紙
  • 色画用紙
  • 透明テープ
  • キャスター
  • 魚焼きの網
  • 雑誌2冊
  • サランラップの芯1本
  • 結束バンド15本ぐらい
  1. まず牛乳パックを並べて組み立てていきます。透明テープでぐるぐると巻き付けて固定をしていきましょう。
    車のフロント部分は立体的になるように牛乳パックを積み重ねてくださいね。牛乳パックの中に要らない紙を丸めて入れると補強になるのでおすすめです。
  2. 手押し車の押すパーツは雑誌を重ねて背もたれのところを作ったらサランラップの芯で作っていきます。
  3. キャスター部分は魚焼きの網を底にくくりつけて、そこに引っ掛けるようにすると安定します。
  4. 結束バンドで網とキャスターを固定したら完成です。

あとは色画用紙などで牛乳パックを隠しつつ、好きな車になるようにお絵描きなどをしてみてくださいね。

手押し車で筋力を鍛えよう!

赤ちゃんが歩けるようになるまでの過程に必ず手押し車が必要となるわけではありません。ですが、バランス感覚を鍛えたり歩くのに必要な足の筋肉を身に着ける役割は期待がもてます。

ただ押して歩くだけの昔ながらのカタカタなら確かにすぐに使わなくなってしまうかもしれませんが、今は乗っても楽しめるタイプのものや鍵盤などが付いた多機能なタイプのものまで幅広く販売されています。機能がたくさんあればその分飽きずに遊ぶことができるので活用的ですよね。

また、アイディア次第では自分で手押し車を手作りすることもできます。赤ちゃんも遊べて、家族も気に入るとっておきの手押し車を見つけてみてはいかがでしょうか。

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