赤ちゃんの爪切りはいつから必要?切り方のコツや注意点を解説

生まれたばかりの赤ちゃんの爪はとても小さいですよね。そして、とても薄いため鋭いため、そのままにしておくと赤ちゃんが自分の顔を傷つけてしまうおそれがあります。そのため、マメな赤ちゃんの爪のお手入れは重要です。ここでは、赤ちゃんの爪をいつから切ったら良いのか、爪切りのコツや注意点をご紹介します。

新生児でも爪切りは必要?

赤ちゃんの爪はとても小さく、爪を切るのが怖いですよね。新生児の赤ちゃんは寝ているだけだし、爪切りは必要ないのではないかと思っている方がいるかもしれません。はたして、新生児に爪切りは必要なのでしょうか。

赤ちゃんの爪切りは新生児期から必要!

赤ちゃんの爪は、いつから切らなければならないという明確な決まりがあるわけではありません。生まれたばかりの赤ちゃんでも爪が伸びていたら爪切を切ってあげましょう。赤ちゃんの爪は、お母さんのお腹の中にいるときから伸びているため、誕生してすぐの赤ちゃんでも爪が伸びている場合があります。

新生児の爪は薄くて鋭いため、伸びたままにしておくと赤ちゃんの顔や目を傷つけてしまうかもしれません。赤ちゃんの爪が伸びていないか、チェックしましょう。

赤ちゃんの爪切りの種類


赤ちゃんの爪はとても小さいため、大人用の爪切りを使うと、赤ちゃんの指を傷つけてしまいます。赤ちゃんの爪を切るときは、赤ちゃん専用の爪切りを使用しましょう。。

ハサミ型の爪切り

赤ちゃんの爪切りで一般的なのが、このハサミ型の爪切りです。小さな赤ちゃんの爪の形に合わせて切れるため、使いやすいということでハサミ型を使うお母さんが多いようです。ハサミ型の爪切りは、赤ちゃんの指を傷つけないように、先が丸くなっている工夫もされています。薄くて柔らかい赤ちゃんの爪を切りやすいので、使いやすいですよ。

クリップ型の爪切り

大人用の爪切りと同じような形をしているのが、クリップ型の爪切りです。この爪切りは、クリッパーと呼ばれることがあり、親指と人差し指で持って爪を切ります。この形の爪切りは爪を挟んで力を加えて切るため、新生児期の赤ちゃんの薄い爪には適していません。この形の爪切りは、爪がしっかりしてきてから使用するタイプのもので、1歳を過ぎても長く使えるタイプです。

爪やすり

「爪切り」ではありませんが、赤ちゃんの爪を切るのではなく、やすりで少しずつ削っていくものです。刃物で爪を切るものではないので、赤ちゃんの爪に負担をかけないため、爪切りを使うのが怖いというお母さんにおすすめですよ。ただし、時間がかかるためじっとしているのが嫌いな赤ちゃんは嫌がるかもしれません。

赤ちゃんの爪切りのコツと注意点

初めての子どもの場合、「こんなに小さな爪を切るのは怖い。」と感じるでしょう。しかし、赤ちゃんの爪はこまめに切らないとすぐに伸びてしまいます。早速、赤ちゃんの爪の切り方のコツと注意点をご紹介します。

赤ちゃんの爪切りをする手順

赤ちゃんの爪切りについて、順を追って解説します。初めて切るときは緊張すると思いますが、落ち着いて行なえば大丈夫ですよ。

1.お母さんの膝に赤ちゃんを座らせ、赤ちゃんの手を握るように持ちます。
2.切りたい赤ちゃんの爪をお母さんの指で動かないように固定します。
3.赤ちゃん用の爪切りで、赤ちゃんの爪の両端を切り、次に爪の中心の部分を切ります。

<h3赤ちゃんの爪切りのコツを知ろうh3> 赤ちゃんの爪を切るとき、いくつかのコツを知っておくと安全に切ることができるので覚えておきましょう。

爪はラウンド型に切る

赤ちゃんの爪はラウンド型になるように切ります。1本の爪を4~5回に分けて切りましょう。横に真っ直ぐ切ってしまうと、角が鋭くなってしまい赤ちゃんが顔を引っ掻いたときに傷ついてしまうので注意してください。

赤ちゃんが動かないように指を固定する

爪を切っている最中に赤ちゃんが動いてしまうと、指にケガをしてしまうおそれがあります。寝かせた状態で爪を切る時は、赤ちゃんの頭の方からのぞくようにして切りましょう。お座りができるようになったら、お母さんの膝に座らせて、動かないようにしっかり指をつまみ固定しましょう。

赤ちゃんが寝ている時に爪を切る

じっとしているのが嫌いな赤ちゃんは、爪を切る時にお母さんに手を固定されると動きたくて暴れてしまいます。安全に爪を切るためには、赤ちゃんが寝ている時に切るのがおすすめです。また、授乳中も赤ちゃんは飲むことに集中しているため、あまり動きません。ただし、どちらのときも、赤ちゃんが急に動くことがあるので注意してくださいね。

赤ちゃんがテレビに夢中になっているときに切る
赤ちゃんがテレビやDVDなどに夢中になっているときも爪切りのチャンスです。ただ、好きなテレビを見ている時、赤ちゃんは楽しくて動く場合がありますので、気をつけましょう。

赤ちゃんの爪切りをするときの注意点

赤ちゃんの爪を切るときは、細心の注意を払わなければなりません。以下にその注意点を解説します。

爪切りは短時間で済ませる

赤ちゃんの爪切りはできるだけ短い時間で済ませましょう。寝ているときやテレビに夢中になっている間でも、赤ちゃんは急に動くことがあります。また、授乳中でも爪切りをされていることに気づくと、手を動かすおそれがあるため十分に注意しましょう。

爪切りは短時間で済ませるように心がけ、赤ちゃんが嫌がって動いてしまうようなら中断します。赤ちゃんの爪切りに慣れていないうちは時間がかかってしまいますが、一度に全部の爪を切ることはないので何日かに分けて切ってあげましょう。

深爪に注意しましょう

赤ちゃんの爪は薄くて柔らかいうえにとても小さく、深爪になりやすいため注意が必要です。深爪や巻き爪を予防するためには、爪の白い部分を0.5mm~1mmほど残して切るようにしましょう。

爪切りはお母さんが使いやすいものを使いましょう

赤ちゃん用の爪切りの種類をご紹介しましたが、使用するものはお母さんが使いやすいものを選んでくださいね。実際に使ってみないと分からない場合は、いくつか用意して試してみても良いでしょう。

爪切りはお風呂上がりを避けよう

お風呂上りや指しゃぶりをした後に爪を切るのを控えましょう。「赤ちゃんの爪が柔らかい方が切りやすそう」と思うママもいると思いますが爪が柔らかいと逆に切りすぎてしまい、深爪になりやすく、さらに赤ちゃんの指や爪を傷つけてしまうおそれがあるので注意して下さいね。

爪切りの頻度は?

赤ちゃんは新陳代謝が活発で、爪が伸びるのがとても早いです。そのため、3~4日に1回を目処に爪をチェックして伸びているようでしたら切ってあげましょう。先ほど解説したように、赤ちゃんの爪切りは一度に全部の爪を切らなくても良いので、何日かに分けて切るようにしても構いません。

赤ちゃんの爪切りで血が出てしまったとき

爪切りのとき、赤ちゃんの指や爪から血が出てしまった場合は、ガーゼやティッシュなどで止血しましょう。軽い傷であればすぐに血が止まりますから、慌てず様子を見てください。傷が深くてなかなか血が止まらない場合は、病院へ行きましょう。

赤ちゃんがケガをしたとき、消毒液を使うと肌が荒れてしまうことがあります。また、消毒液をつけた手を赤ちゃんが舐めてしまうこともあるため、消毒液は使わないようにしましょう。そして、ケガをした指に絆創膏を貼ると、赤ちゃんが口に入れたときに飲み込んでしまう危険性があるので使用しないようにしてくださいね。

赤ちゃんの爪切りは焦らずに!


赤ちゃんの爪切りは神経を使うものですが、お母さんが真剣な顔で必死に爪切りをしているとい赤ちゃんは驚いてしまいます。さらに、お母さんがビクビクしながら爪切りしていると、赤ちゃんは爪切りが怖いものだと思ってしまうのです。

慣れるまでは時間がかかってしまうのは当然です。焦らずゆったりと構えて、今日は右手で明日は左手というように、何日かに分けて爪切りしてあげましょう。優しく声をかけながら、スキンシップの一環として爪切りをすれば、赤ちゃんも緊張せずやらせてくれるかもしれませんよ。

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