【2020年版】小学生は夏休みに何をする?人気の過ごし方を紹介

小学生の頃、1年のうちで一番長い夏休みを楽しみにしていた人は多いのではないでしょうか。しかし、自分の子供が小学生になったとき、長い夏休みをどのように過ごさせるべきなのか悩むようになる場合があります。この記事では、小学生に人気の過ごし方と夏休みの過ごし方の注意点などを詳しくご紹介します。

【2020年】小学生の夏休みはいつからいつまで?

小学生の夏休みの期間は地域によって差がありますが、平均で44~45日間ほどです。寒い地域の小学校は冬休みが長いため、夏休みはほかの地域より短めに設定されています。

また、秋休みがある地域は夏休みが短く、南の方の暑い地域の夏休みは全国平均の日数より少し長めになっているなど、地域によって設定日数が異なります。

小学生の親が夏休みに気になること

小学生の親は、子供が夏休みになると、どのようなことが気になるのでしょうか。以下に夏休みの気がかりを挙げていきます。

子供に留守番させるのが心配

夏休み中の気がかりのひとつに「子供の留守番」があります。共働きをしているご家庭では特に、防犯や火の取り扱いなどの心配が出てくるでしょう。

低学年のうちは学童保育に預ける家庭もありますが、高学年になったときに子供だけで留守番させるのが心配ですよね。

お昼を用意するのが大変

小学生の夏休み中、親の悩みといえば「お昼の用意」ではないでしょうか。学校があるときは、栄養バランスの良い給食を食べている子供ですが、夏休み中はその給食がありません。毎日、食事の支度をするのは負担になるとともに、メニューを考えるのも大変です。

生活リズムが崩れるのが心配

長い夏休み中は、子供の生活リズムが崩れるのではないか、という心配もあるのではないでしょうか。学校がない朝は決まった時間に起きる必要がないため、ついつい寝坊しがちになってしまいます。テレビに夢中になって夜ふかしして、翌日の朝に遅く起きてしまうなど、リズムが崩れるのが心配ですよね。

長い夏休み中に生活のリズムが狂ってしまうと、学校が始まったときにリズムを戻すのが大変になってしまいます。夏休み中も学校があるときと同じ時間に寝起きして、生活リズムを崩さないように心がけさせることが大切です。

宿題を計画的にできない

夏休みの悩みといえば、「子供の宿題」ではないでしょうか。親としては、しっかり計画を立てて夏休みの宿題に取り組んでもらいたいものですが、なかなかそうもいかないのが現状です。

普段、子供は学校へ行っている間は勉強しています。時間割に沿って、決まった時間に勉強を開始することができますが、自宅で過ごしているとそうはいきませんよね。

夏休みは、テレビが終わってからやる、などと先延ばしになってしまい、計画的に宿題が終わらないという結果になりがちです。

夏休みの予定が決まらない

夏休みはせっかくの長い休みですから、家族旅行などを計画する人も多いでしょう。しかし、小学生には宿題や塾の合宿などの予定が入ることもあり、夏休み中の計画がなかなか決まらない場合もありますよね。

旅行などの予定を立てるためには、夏休みに入る前に、あらかじめ分かっている塾の夏期講習や習い事の合宿などの日程を確認しておくのが大切です。中学生になると部活動や塾の集中講座などで忙しくなります。小学生のうちにできる体験など、早めに計画を練って充実した夏休みにしたいですよね。

【2020年版】小学生が有意義な夏休みを過ごすためのポイント4つ

小学生の夏休みを有意義なものにするためには、親子で気をつけなければならないことがあります。子供自身が注意することもあれば、親が注意しなければならないこともあるため、夏休みに入る前にチェックしておきましょう。

夏休み中に達成したい目標を決める

平均40日間ほどの夏休みですが、この長い期間を有意義に過ごすためには、夏休み中に達成したい目標を決めておくのがおすすめです。

目標は生活面と学習面、それぞれを立てると良いでしょう。小学生のうちは、親もその目標について一緒に話し合い、夏休みが終わるまでに達成できるようにサポートしてあげるのが重要です。

例えば、生活面では「毎朝自分で起きる」、学習面では「1学期に習った漢字の復習と2学期に習う漢字の予習をする」など、無理ない程度の目標を立てます。

夏休みという長い期間を使って、休みが終わる頃にその目標が達成しているように、時々声がけをしてあげると良いでしょう。

宿題をする時間決める

夏休みは普段よりも宿題の量が増えます。1学期の復習から自由研究、読書感想文など様々なものが出ますが、これらを休み中に全部終わらせるために、計画を立てましょう。

午前中と午後の数時間、宿題に集中する時間を設定し、計画的に宿題に取り組むようにするのが大切です。低学年のうちは、勉強の時間を長く設定すると集中力が続かなくなるため、短めに1日数回設定するのが良いでしょう。

計画は子供と一緒に考える

夏休み中の計画を立てるときに大切なのは、「スケジュールは親子で話し合って決める」ことです。親が一方的に決めた計画ではなく、子供と一緒に考えることで、子供自身が納得して自主的に取り組むようになります。

1日の終わりに進み具合をチェックする

夏休み中の宿題や勉強の計画は、無理のない範囲で立てることが重要です。宿題を早めに終わらせようと前半に詰め込みすぎると、勉強の時間に追われて子供自身がストレスを感じることになってしまいます。

親子で相談して夏休みのスケジュールを決めれば、親のほうも「宿題をやっているのか」とやきもきせずにすみます。また、子供の方も「朝ご飯を食べ終わったら1時間は宿題をやる」「昼食後1時間は読書をする」などと、自分でスケジュール管理ができるようになります。

そして、毎日、夜に子供の宿題などの進み具合をチェックする時間を決めると良いでしょう。このときに、進み具合が遅いようだったら、子供と相談してスケジュールを調整するようにすると計画的に宿題や復習を終えることができますよ。

毎日できる家の手伝いをする

小学生の夏休みは、家でなんとなく過ごすのではなく、家族のためにできることをさせるようにすると良いでしょう。無理のない範囲で毎日できることを手伝ってもらうことで、自分は家族に信頼されている、家族の役に立っているという実感がわきます。そして、

子供は何かの役割を与えられると、責任感、積極性、自分に対する自信、持続力が育ちます。また、親に信頼されていると感じることで、親子の信頼感が高まります。そして、毎日行なうことで親の苦労を知り、継続することの難しさなどを感じることができるのです。

夏休み中は毎日読書をする

長い夏休みを利用して、毎日読書の時間をつくるのもおすすめです。時間を決めて、その時間はテレビをつけずお母さんも本を読めば、子供も集中して読書に励むでしょう。そして、子供が本を読み終わったら、感想を聞くようにしてあげると喜んで話してくれるようになりますよ。

読書が好きではない子供も、夏休み中に毎日少しの時間、本に向き合うようにすることで、夏休みが終わる頃には本好きになっているかもしれませんよ。

夏休みを使って自分のことは自分でできるようにする

小学生の夏休みを有意義する過ごし方のポイントの最後は、「自分のことは自分でできるようにすること」です。例えば、塾へ行くときの支度や出かける時間を自分で管理させ、この時間になったら支度を整え、何分後に家を出るなど、支度から時間の管理まで一人でできるようにさせるのです。

普段、学校があるときは、帰宅後に慌てて支度をしなければならないことも多いでしょうが、時間がある夏休みなら余裕をもって習慣づけることができますよ。

小学生の夏休みを楽しくする人気の過ごし方

小学生の夏休みを有意義に過ごすためのポイントをご紹介したところで、次にご紹介するのは、実際に小学生が過ごしている夏休みの過ごし方です。

夏休みならではの「体験編」と、長い夏休みだからこそできる「学習編」に分けて詳しく解説していきます。

夏休みの過ごし方【体験編】

夏休みは、この時期ならではの体験イベントが盛りだくさんです。ぜひ、積極的に参加して夏休みを楽しみましょう。

児童館のイベントに参加する

夏休み中は児童館などで、子供向けのイベントがたくさん開催されます。地域の回覧板や広報誌などに、その情報が掲載されますので、こまめにチェックしておきましょう。

毎日、家のなかで過ごすばかりでは子供も親もストレスがたまってしまいます。児童館でほかの子供たちと一緒に遊ぶこともできますので、気分転換になるのでおすすめですよ。

学校のプール開放日や地区のラジオ体操に参加する

夏休み中は、学校のプール開放日や朝のラジオ体操に参加するのも良いですね。体力があり余っている小学生は、夏休み中に家の中で過ごすばかりでは運動不足になってしまいます。
また、体を動かさないと疲れないため、ついつい夜ふかししがちになり生活リズムが崩れがちです。地区のラジオ体操に参加することにすれば、早起きの習慣がつきますし、適度に体を動かすことができるので、ストレス発散にもなるでしょう。

地域のお祭りに行く

夏といえば「お祭り」!子供会や自治会でお祭りや盆踊りなどを開催するところは多いでしょう。また、住んでいる地区のお祭りなど、夏ならではの体験ができる機会が多くなります。

夏休みのイベントのひとつに夏祭りへ行くことを加えてみてはいかがでしょうか。そして、お祭りに行くとき、お小遣いはどの程度にするかを親子で話し合うことも大切です。小学生の子供にとって、お小遣いをもらってお祭りへ行くのは、お金の使い方や大切さを学ぶ経験になるでしょう。

工場見学に行く

夏休み中は、多くの企業が親子で参加できる工場見学を開催しています。普段食べているお菓子や、好きな飲み物の工場が見学できると大人も子供も楽しむことができますよね。

人気の工場見学はすぐに予約が埋まってしまいますから、夏休みが始まる前からチェックして早めに予約を入れることをおすすめします。

家族旅行をする

夏休みならではの体験のひとつに「家族旅行」がありますよね。夏休みにどこへ出かけるか、子供を中心に家族会議をしてみてはいかがでしょうか。

最近は目的地まで一番安く行ける方法や宿泊先が探せる比較サイトが多くあります。また、予算に合わせて交通手段とホテルのセットを紹介してくれる旅行サイトもおすすめです。

親のほうで予算を決め、その予算内で家族全員が行ける場所を探すところから子供に考えさせても良いでしょう。また、行き先を決めたら、1日のスケジュールを子供に決めてもらいます。そうすることで、自主性や計画性が身につき、「考えて行動する」力も養えますよ。

祖父母の家に泊りがけで行く

親が共働きの小学生の家庭では、夏休みに祖父母の家に泊りがけで行くというところも多いでしょう。低学年のうちは親が祖父母の家まで連れて行く場合が多いですが、高学年になったら子供だけで電車を乗り継ぎ行かせてみても良いでしょう。

普段はできない経験を通して、子供の成長につながり、祖父母と触れ合うことで親と過ごす時間では学べないことを身につけてくれるのではないでしょうか。

夏休みの過ごし方【学ぶ編】

次にご紹介するのか、学ぶことができる小学生の夏休みの人気の過ごし方です。こちらも、夏休みならではの経験ができることばかりですよ。

短期集中講座に参加する

夏休みを利用して、習い事の夏期集中コースや体験短期コースなどに参加するのもおすすめです。普段通っている塾やスイミングスクール、または子供が興味を持っているスポーツや習い事の夏期講習に参加させてみても良いでしょう。

サマーキャンプに参加する

全国各地で開催されている小学生向けのサマーキャンプも人気です。サマーキャンプの内容は様々で、夏を満喫できる川遊び体験や、森の中で子供だけで秘密基地をつくる、電気のない場所でキャンプするなど自然の中で過ごすものがあります。

また、外国人講師と過ごす英語を学ぶキャンプや、スポーツに特化したキャンプなど、バラエティーに富んだ内容のものもおすすめです。子供の興味や性格に合わせて選ぶと良いでしょう。

サマーキャンプに参加するメリットとして、普段味わえない体験ができることがあります。電気がない山の中で太陽が昇るとともに起き出し、日が沈む頃に寝るという生活はサマーキャンプならではです。

また、サマーキャンプは基本的に子供が自主的に行動します。指導する大人はサポートする程度で、率先して手伝うことはしないことが多いです。そのため、サマーキャンプに参加することで自立心が養われます。

さらに、サマーキャンプでは初めて顔を合わせる子供と一緒に生活することで、協調性やコミュニケーション能力が身につきます。自分勝手な行動をするとまわりに迷惑をかけること、相手を思いやる気持ちや助け合う精神など、大切なことが学べるのです。

図書館へ行く

夏休み中に暑さ対策を兼ねて、図書館や学校の図書室へ行くのも人気の過ごし方です。夏休み中に人気シリーズの本を読破する、気になっていた本をじっくり読むのも良いですね。

本が苦手な子でも、夏休みに図書館へ通うことで面白い本に出会い、読書好きになることもありますよ。夏休みの読書感想文の本を探しがてら、親子で図書館へ行ってみてはいかがでしょうか。

夏休みに子供だけで留守番させるときの注意点

共働きの家庭では、子供が家で留守番をすることがあるでしょう。また、親が買い物出かけている間、子供だけで留守番する機会もあるのではないでしょうか。

子供に留守番させるとき、子供としっかり話をして、決まりをつくることをおすすめします。

来客や電話の対応について

子供だけで留守番させるとき、防犯上のことを考えて来客や電話があったときに対応しないように話しましょう。宅配業者などになりすましてドアを開けさせる犯罪者がいるため、十分な注意が必要です。

緊急事態が起きたときの対応

子供が留守番しているとき、体調が悪くなったり困ったりしたときに、すぐに連絡が取れる電話番号を電話の近くに貼っておきましょう。仕事中に携帯電話に出ることができない場合は、会社の電話番号を書いておくと良いでしょう。

そのほかにも火を使わない、黙って外出しないなど、夏休みが始まる前に親子で話し合ってルールを決めておくと安心です。

小学生の夏休みを有意義なものにするための注意点

小学生の夏休みの人気の過ごし方をご紹介しましたが、それらを有意義なものにするためにはいくつかの注意点があります。その注意点について、以下に詳しく解説します。

親子で夏休み中のルールを話し合っておく

小学生の夏休みを有意義に過ごすためには、親子でしっかり話し合ってルールを決めておくことが重要です。子供の留守番のところでも触れたように、子供が納得できるようにルールを決めて守らせることが子供を危険から守ることにつながります。

また、宿題や勉強のスケジュールに関しても、守れなかった場合どのようにするかなど、話し合いで決めておきましょう。

さらに、夏休みはお祭りなどに子供同士で出かける機会もあるでしょう。お金の使い方や誘惑に乗らないためのルールに関しても話し合っておく必要があります。

生活のリズムを整える

夏休みは学校へ行かなくてよいため、決まった時間に起きる必要はなく、つい寝坊したくなってしまう子供も多いでしょう。しかし、夏休み中に夜ふかしや寝坊を繰り返すと、体のリズムが狂ってしまいます。

学校が始まったときに元に戻すのは大変ですから、夏休み中も普段と変わりない生活を遅らせるように注意が必要です。特に、朝起きて太陽の光を浴び、朝食を摂ることは免疫力を高める効果が期待できます。

子供の健康維持のためにも、生活リズムを整えるように意識しましょう。

無理な計画は立てない

小学生の夏休み中のスケジュールは、無理のないように立てることが重要です。この期間だからこそやっておきたいことはたくさんあるとは思いますが、あまりたくさん詰め込みすぎると子供自身に負担を与えることになってしまいます。

夏休みだからこそ、時間に余裕をもたせた計画を立て、子供が自分でスケジュールを意識した行動ができるように見守ってあげましょう。

夏休みを楽しく過ごそう!

小学生の夏休みは、1年のなかでも一番長い休みです。普段はできないことに挑戦し、できなかったことを克服する良いチャンスでもあります。

夏休みを有意義に楽しく過ごすためには、無理のない範囲で計画を立て、融通の利くように親子で相談することが大切です。

小学生が夏休みを楽しくするための人気の過ごし方をご紹介しましたが、気になった過ごし方はありましたか?夏休みの過ごし方に迷っている人がいたら、この記事が参考になれば幸いです。

親子で小学生の夏休みをぜひ楽しいものにしてくださいね。

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