仕事・働き方

好奇心からWebディレクターに! 将来を見据えた人生設計型キャリアチェンジ

高校卒業後、コスメ・ファッショングッズの製造販売会社に正社員として就職。二年間ほど美容部員として販売をした後、本社の広報部に配属されてPRや広報担当として五年間勤めました。

2017年09月07日更新

ホプラス編集部

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トップダウンの社風に限界を感じて転職

販売から広報部へのキャリアアップをさせてもらい、キャラバンや雑誌のタイアップ広告の窓口、新製品のポスター制作を任される等、業務的にはとても楽しかったです。ですが、全てにおいて確認が必要なトップダウンの社風で、個々に決定権がなく、自分の意思で仕事をするのが難しかったこともあり、社内の風通しはあまりよくありませんでした。

業務自体は好きだったので悩みながらも勤めていたのですが、今後のことを考えると不安になって。これまでのキャリアを生かしながら、全く新しいことにチャレンジしてみたいという気持ちもあって転職活動をスタートさせました。

初の転職は職場環境があわずに失敗

転職先は服飾雑貨の卸販売会社の営業職でした。営業職のアシスタントとして新たな気持ちで就職し、最初はとにかくやる気満々でした。しかし、社内の雰囲気とか、人間関係とか、仕事の進め方を知っていくうちに、全てが曖昧で不確かな状態だと気づいてガッカリしてしまいました。

とくに人間関係の問題は辛く感じるようになり、頑張りたいという気持ちがどんどんなくなってしまいました。また、前職の経験やキャリアも全く生かせない環境だったということも大きな要因でしたね。

そう思い始めると、全然先に進めなくなってしまったのですが、とにかく一年間はなんとしてもやってみようと頑張りました。ですが、やっぱりどうしても馴染むことができず、次の転職先を探すことにしたのです。

Webという未知の世界へチャレンジ

転職することを決めて、いろいろな転職サイトをチェックしていたのですが、見ていくうちにこれまで携わったことのなかった“webメディア”という分野に興味を持ちました。全く未知で新しい世界でしたが、今までの経験を生かす場所もありそうな気がしましたし、なんだか面白そうだなという好奇心もあり、思いきって応募してみました。

「webメディアを運用する」「編集やライティングの仕事」という今まで経験したことがない業種だったので、どんな仕事なのか、何をするのかと、ちょっぴり不安な気持ちで面接を受けました。

面接時も耳にしたことのない言葉の連続に戸惑いましたし、説明を受けてもイメージが湧かなかったのですが、「とにかくおもしろそう」「なんだか楽しそう」と強く思ったことを覚えています。

それまでは、自分の知っている範囲でやりたいことを見つけたり、経験を生かしたいという気持ちが大きかったのですが、そんな気持ちが一変し、新しいことにチャレンジしてみようと思えた瞬間でした。

「やりがい」が「楽しい」につながると実感

現在の会社へ転職して5ヵ月経ちましたが、あらためてこの仕事・会社を選んでよかったと思っています。最初はわからないワードが飛び交っていたり、理解できない業務も多く、覚えるだけでも大変でしたが、そんな部分も全部まとめてとにかく楽しいんです。

自分の手掛けた記事がたくさんの方に読んでもらえることや、最初は少なかったPV数が徐々にあがったりなど、毎日頑張った分だけカタチになることも嬉しいですね。

そんな風に頑張ったことが目に見えて成果につながってくれることが、大きなやりがいになっています。「やりがい」は「楽しい」という気持ちにつながっているんだなと、実感しているところです。

今はプレッシャーよりもやる気の方が大きい

世の中に情報を発信するという重大な仕事なので、楽しさばかりではなく責任の重さを感じる面も多く、日々緊張の連続です。反響も気にしなければならないので、その面で怖さやプレッシャーもあります。でも、それよりも今は頑張りたい!というやる気の方が勝っています。

転職前に不安に思っていた未知の領域“webメディア”の世界でしたが、思っていたよりも楽しくて難しくないなと感じています。もちろん、まだまだ全然ですし、覚えることもたくさんあります。でも、この業界に興味があっても「私にはムリ!」って思っている人がいるなら、「そんなことないよ」と教えてあげたいです。

様々な経験がチカラになっていると感じる

一般的に社会経験があると、その職業経験を生かせる職種に転職しますよね。それが無難ですし、やってきたことを生かすのは当然ですから。でも、私の場合はその逆で、経験は生かせる場はありそうだけど、前職とは違う業種を選んでるような気がします。

なぜだろう…と自分分析してみたのですが、いろいろ知りたくて、いろいろ体験してみたいと思ってしまう好奇心旺盛なタイプのようです。振り返ってみても、販売、広報、営業、そしてwebディレクターとイロイロですからね。

業種は違いますが、これまでの様々な経験やキャリアは、今の仕事にもちゃんと役に立っているような気がします。自分が経験してきたことすべてが力になっているんだなと感じています。

「充実した人生」という希望を叶えてくれそう

この会社・仕事を選んだ理由は「おもしろそう楽しそう」という他に、もう一つ大きな理由があります。それは、結婚や出産を経験してもずっと長く続けられそうだな、と思ったことです。

実は私、よくよく考えてみたらそんなにキャリア志向じゃないんです(笑)。仕事することは大好きなのですが、1人でバリバリ働いて、ガンガン出世して、トップに登り詰めたい…なんていう気持ちは正直あまりありません。

だけど、仕事はいつまでも続けたいですし、働く以上は責任を持ってちゃんと勤めたいと思っています。もちろん、結婚しても子供が出来てもずっと社会とは関わっていたいですし、自分なりの充実した人生を送りたいと考えているんです。

そんな希望を叶えてもらえそうだなと感じたことや、経験を積めば在宅でも出来るかもしれない…などなど、あらゆる面で私の今後の人生設計にピッタリだと感じたことも選んだ理由でした。

転職のポイントは職場環境と人間関係

女性の社会進出という部分がクローズアップされ、バリバリ働きたい女性が増えた世の中のようになっていますが、実際は私みたいな気持ちの女性ってたくさんいると思います。

仕事はずっとしていきたいけれど、それは自分の生活の中の範囲として、希望に添いながら楽しく続けていけたら良いなって。そういった自分の希望を叶えるには、業種や仕事内容の選択以上に、職場環境や人間関係が大きなポイントになると思います。

一緒に働く上司や仲間はものすごく大切ですし、会社の方針や考え方もとっても重要。私は、職場環境も人間関係も恵まれた会社に入ることができ、長く続けたいと思える仕事に出会えました。本当に転職して良かったと思っています。

自分の気持ちや希望を大切にして良かった

最初の会社を七年勤めた後、新しいことにチャレンジしたいと考えて転職した会社は自分には全くあいませんでした。それでも自分なりにあわせようとグッと我慢し、がむしゃらに頑張ってみたのですがどうしても無理でした。

でも、それで諦めていたら、今の私はなかっただろうなと思います。その環境を受け入れて頑張ることも大切だけど、自分の気持ちに正直になることも大事だと思います。転職して失敗したからもう次はやめておこうってあきらめたら、web業界に入ることはなかったですし、今の充実感を味わうこともありませんでした。失敗や後悔を後ろ向きに考えず、自分の気持ちを大切にして良かったです。

キャリアチェンジを考えている人へメッセージ

仕事に悩んでいる人や転職を考えている人は、まず行動を起こしてみてほしいです。動かないと自分に合う場所にも出会えないですし、思っているだけでは何も変わらないし始まらないですからね。

「私にはムリ」とか「やったことないから」とか考えるのは、本当にムダなことだと思います。みんな最初は初心者ですし、あうあわないは別にして、やりたいことをたくさん経験した方が自分のためになりますよね。

何でもスタートは不安ですが、たくさんチャレンジして経験して、失敗も成功も体験していくのってとても楽しいです。チャレンジしようという気持ちさえあれば、転職活動は思っているよりスムーズに進みます。私も「学びたい」「やってみたい」という好奇心を忘れずに、これからも頑張りたいです。

(取材・文/たなべりえ)

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