世間一般的な赤ちゃんのイメージは、授乳している以外は寝ているイメージがあります。でも、実際赤ちゃんを育て始めると、思った以上に赤ちゃんは寝てくれない!ことに気づきます。赤ちゃんの寝かしつけにはいろいろなコツがあります。そんな寝かしつけのコツをまとめてみましたので、赤ちゃんにあう寝かしつけ方法を見つけてくださいね。
赤ちゃんが寝かしつけの時に泣く原因は?
抱っこをしていたら寝てくれるけど、下ろしたら途端に泣きだして起きちゃった。乳を辞めたら途端に泣きだして起きちゃった。寝ているとから一緒に寝ようとしたら泣きだして起きちゃった。ぐっすり寝ていたはずなのに赤ちゃん自身のおならにびっくりして起きちゃった。全部経験があります。
赤ちゃんが泣くのにはいろいろな理由があります。言葉で伝えることができないかわりに赤ちゃんはその原因をママに泣いて知らせているのです。でも、原因がなんなのか、わけわかんない!ってなってしまう時がありますよね…。そこで、赤ちゃんが寝かしつけの時に泣く原因をまとめてみました。
快適に眠れる環境ではない
お腹が空いている。
お腹が空いていては眠れません。ミルクを飲ませて上げることで赤ちゃんは満足して、そのまま眠りについてくれます。
おむつが濡れていて気持ちが悪い。
おむつが汚れていると泣いてしまう赤ちゃんもいます。きれいなおむつに変えてあげましょう。
テレビがついていたりして周りが騒がしいと赤ちゃんは眠れません。
家の外から聞こえてくる音はどうしようもありませんが、家の中での音はなるべくならないようにしてあげましょう。
部屋が明るすぎたり、テレビやスマートフォンの明かりがあたっていたりする。
朝や昼は別として、夜の睡眠時には部屋の明かりを落として、スマホやテレビなどの明かりもついていない環境にしてあげましょう。赤ちゃんでなくても、スマホの明かりは睡眠を狂わせると言われていますので特に注意してください。
暑すぎる、寒すぎる。
大人にとっては快適な室温でも、赤ちゃんにとっては暑すぎたり寒すぎたりして眠れずに泣いている時もあります。
寝るタイミングを逃してしまった。
赤ちゃんは眠たくてもぐずって泣いてしまいます。この場合は、余計に眠れなくなる悪循環に陥ってしまうので、赤ちゃんが眠そうなサインを出しているときは、上手に眠りに導いてあげたいですね。
発熱していたり体調を崩していたりする。
熱が出ているときは涼し気な服装にして、保冷剤などを使って上げると気持ちよく眠れるようになります。また、便秘や下痢をしていたり、おむつかぶれがひどかったりするとそのために眠れずにぐずって泣いてしまうこともありますので、小児科を受診して適切な処置をしてあげましょう。
生活リズムが整っていない
低月齢のうちはまだ生活リズムがそもそもできていませんので、夜型になったかと思えば昼型になったりと、ころころと生活リズムが変わってしまいます。
ですが、朝と夜のリズムを整えて上げると、そのうちに自然にリズムが出来ますので、朝7時には部屋を明るくして赤ちゃんに朝が来たことを感じさせ、夜は最低でも21時には暗い部屋で寝かせて夜であることを感じさせましょう。
また、人間はおフロで一旦体温が上がったあと、体温が下がっていくことで眠くなってきます。ですので、寝る時間に合わせておフロに入れるのと夜のリズムがつきやすくなります。お昼寝の時間が短くなってきたら、最低でも16時までに起こすように心がけましょう。
あまり昼寝を遅い時間までしていると、その後の夜の睡眠に影響がでるので注意してください。
赤ちゃんが安心できない
ママだと眠ってくれるのに、パパだと眠らない、ということもあります。これは、赤ちゃんにとってはママがやはり特別な存在だからでしょう。眠る、というのはとても無防備になる状態です。ですから、赤ちゃんは本能的に自分を守ってくれて、お腹を満たしてくれるママという存在がそばにいないと、落ち着いて眠れないようです。
でも、パパが寝かしつけをしばらく頑張れば、赤ちゃんはパパでも安心して眠れるのだと学習しますので、ご心配なく。以上のような要因で赤ちゃんは寝かしつけ時に泣いてしまうようです。
ひとつの原因だけでなく、複数の要因で泣いている時などは、1つずつを確認していくしかなく、それは途方も無い作業でママにとってはとても大変なことです。そういう日が続くと、ママはどんどん疲れて追い込まれてしまうことも…。
寝かしつけにはいろいろな方法やコツがあります。ママと赤ちゃんにぴったりハマる寝かしつけ方法があるはずなので、いろいろ試行錯誤して見つけてみてください。
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赤ちゃんを放置することで寝かしつけはできる?
欧米で主流のネントレやジーナ式などの寝かしつけの方法の中に、赤ちゃんを放置する、という方法があります。赤ちゃんを放置するなんて!と驚く人は多いでしょう。また、乱暴すぎないかと心配する人もいると思います。
欧米では赤ちゃんは生まれてすぐから子供部屋が与えられ、そこで一人で寝るようにしつけられます。その方法を取り入れたものがネントレやジーナ式というものになります。もちろんベビーモニターを使用し、赤ちゃんの様子には気を配っていて、赤ちゃんが泣けば声をかけたりあやしたりしているので、全く放置ということではありません。
寝かしつけに抱っこや授乳を使わないようにして、赤ちゃんが自力で眠れるようにしてあげるのが目的です。
方法としては、
- 毎日同じ時間にベッドに寝かせ、赤ちゃんだけにします。
- 泣いたらしばらくそのままで放置し、それでも泣き止まない場合は部屋に入って声をかけます。この時に抱っこしたりはしません。
- 落ち着いたらまた部屋を出て様子を見ます。
- 赤ちゃんが泣いてから声をかけるまでの時間を少しずつ伸ばしていきます。
放置といっても必ず赤ちゃんの声が聞こえるような状況で、赤ちゃんが寝入るまではしっかりと様子を伺っておく必要があります。この方法に慣れると、赤ちゃんをベッドに寝かせればそのまま寝るようになるといわれています。
最初の数日は大変かもしれませんが、欧米ではずっとおこなわれてきた寝かしつけ方法ですので、ママと赤ちゃんに無理なく取り入れることができるようでしたら、試してみるといいですね。
ところで、欧米でも最近は日本式の添い寝や添い乳を使った寝かしつけが注目されています。赤ちゃんとの接触が多いと赤ちゃんが安心して過ごせることができるので、子供の精神面の成長に良いといわれているからです。日本でも欧米でも、赤ちゃんにとって一番いいことをママが一生懸命勉強しているのは変わらない、ということですね。
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赤ちゃんの寝かしつけのコツ!
赤ちゃんの寝かしつけのコツに「入眠儀式」というものがあります。入眠儀式をすることによって、これから「寝る時間なんだよ」ということを赤ちゃんに教えてあげるのが目的です。入眠儀式は絶対にこれ、という決まりはありません。ママと赤ちゃんが二人で作っていくものです。ですが、いくつかの寝入りやすくなる方法を紹介します。
ベビーマッサージをする
マッサージをすると赤ちゃんが気持ちよくなって、そのまま眠ってしまうのを利用した方法です。赤ちゃんとのコミュニケーションにもなるので、赤ちゃんが安心できるようです。
子守唄を歌ったり、音楽をかけたりする
このメロディーが聞こえたら寝る時間なんだ、と赤ちゃんが覚えます。また、音楽はリラックスさせてくれるので、赤ちゃんも眠りやすくなります。
背中などをトントンする
一定のリズムで体が揺れると人は眠たくなります。ですので、軽くトントンというよりも、少し強めに叩くほうが眠たくなります。同様に、車に乗ると子供がよく寝てしまうのも、この一定のリズムで揺れる、という方法が効いているからです。
しっかりとおくるみにくるむ
新生児の頃は、お腹にいた時と同じように手足を丸めてしっかりおくるみなどにくるんであげると赤ちゃんは安心します。また、モロー反射というびっくりした時に手足を伸ばしてしまう動きが、かえって赤ちゃんの目を覚ましてしまうことがあるので、しっかりとおくるみにくるんでおくとモロー反射が出ずに、赤ちゃんも眠り続けやすくなるというわけです。
ぬいぐるみやタオルなど、安心アイテムをおく
特にママの匂いがするタオルや毛布などを置くと赤ちゃんは安心して眠れるようです。
頭や眉間をなでてあげる
気持よくて自然とまぶたが降りてきて、そのまま眠ってくれます。最初の数日はなかなか赤ちゃんが寝付いてくれなくて大変かもしれません。でも、根気よく赤ちゃんに接していれば、そのうちに赤ちゃんが勉強してくれるので、落ち着いて眠れるようになります。これらの入眠儀式のどれが有効かは、赤ちゃんによって全く変わります。
我が家の娘ちゃんは最初の頃は添い乳がないと絶対に眠れませんでしたが、入眠儀式で「お風呂に入って上がってすぐに授乳(添い乳はしない)」「手をにぎってあげる」「眉間なでなで」で眠ってくれるようになりました。
息子くんは「お風呂に入ってすぐ授乳(添い乳はしない)」「お腹のマッサージ(おならで起きてしまうことがあったので、おならを先に出してあげておく)」「手をにぎる」で眠ってくれます。
とにかく一人目の時に添い乳の癖をつけてしまって大変だったので、二人目は最初から添い乳はしないようにして(疲れているときはしています)、最初はぐずっていましたが手を握るだけでとどめておいたら、そのうちそれだけで眠ってくれるようになりました。
ネントレやジーナ式、入眠儀式など、最初の導入したての頃は、赤ちゃんはきっと泣習慣化するまでの間はママやパパが頑張るしかありません。ですが、一番の赤ちゃんが安心して眠れる方法は、寝かしつけの時にママやパパが落ちついていることです。
両親のイライラは赤ちゃんにも伝わります。こうしなければいけない、ああしなければいけない、何時までに寝なければいけない、などとガチガチになってイライラするよりも、赤ちゃんも両親も、気持ちを楽にして習慣化していきたいですね。
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