整体師は身体の歪みのバランスを整えてくれる!取っておきたい資格やなるために必要なことを徹底解説

Kaede

昨今、メディアなどでも多く取り上げられるようになった「整体師」という職業。身近で馴染み深い職業ではありますが、実際にはどのような職業なのか意外と知らないもの。また、医師などと混同してしまっているケースも少なくありません。そこで、整体師とはどのような職業なのか、徹底解説していきたいと思います。

整体師とはどんな仕事?

日常生活を送る上で、さまざまなことが原因となって体に歪みが生じます。足を組んだり、腕を組んで立ったりするだけでも、体に歪みが生じてしまうことをご存じですか?体の歪みは、肩こり腰痛、冷え症や頭痛、自律神経系の疾患など、体にさまざまな不調をもたらします。こういった症状を抱える方が増えている一方で、健康を維持しようと努力をする方も増えてきている現状にあります。

整体師とは、このように体に不調を訴える方や健康な体を維持したいと思っている方のために体全体のバランスを整え、本来人間が持っている「自然治癒力」を高める手技療法の専門家のことを言います。

整体師の仕事内容

手技療法と言っても、整体師の仕事は施術を施すだけではありません。

  • カウンセリング、カルテ記入
  • まずは患者さんに、今現在の症状や過去の病歴などを問診表に記入してもらいます。こういったものは施術する際の大切な資料となるので、できるだけ細かく記入してもらいます。

    その後は、記入してもらった問診票をもとに、患者さんとの問診に入ります。整体師は患者さんと一緒に、症状や身体の痛みなどを確認していきます。

  • 検査
  • 骨盤や関節の歪みなど、くまなくチェックしていき、症状の原因となるものを入念に検査していきます。そうした上で、今後の施術方針を患者さんに不安を与えないよう、分かりやすく説明していきます。患者さんから理解を得ることができれば、施術が始まります。

  • 施術
  • 整体師の施術は「東洋医学」中国の推拿(すいな)を基礎としている手法になります。推拿(すいな)とは、中国から来た手技療法で「推」は推す、「拿」は掴むや捉える、という文字の組み合わせを見て分かるように、凝りや痛みのもとを推して捉えるという意味があります。

    具体的には、手のひらや指で筋肉や靭帯の凝りや固まりをほぐして、関節のずれや動きを良くすることで、リンパの流れや血行を改善させて症状を緩和させる、といった施術です。

  • アフターフォロー
  • 施術後、日常生活を送る上で気をつけなければならないことや、自分でも行なうと良いストレッチやマッサージの仕方など、患者さんの症状に合わせたアドバイスをしていきます。整体院を訪れる方の中には生活習慣病だけではなく、ストレスからくる疾患を持ち合わせている方が、近年増えている傾向にあるようです。そういった患者さんにも的確なアドバイスを行なえるように、整体師は健康に関する幅広い知識を身につけておかなければなりません。

整体師の主な仕事内容はこのようになっていますが、整体院によっては独自の手法で施術を行ってるところもあるようなので、内容が若干異なる場合もあります。

活躍の場は整体院だけじゃない?

ここまでは、整体師の基本的な仕事について説明をしてきましたが、整体師が活躍する場は整体院だけではありません。そこで、ここからは整体師の主な活躍の場について説明していきたいと思います。

  • 整体院やカイロプラクティック院
  • 整体師の活躍の場で最もメジャーなのは、整体院やカイロプラクティック院です。基本的には肩こりや腰痛などの症状を緩和したいという患者さんに、治療をメインとした施術を行っています。

    「中国式」「タイ式」「カイロプラクティック」「ロミロミ」など、整体の方法にはさまざまな種類が存在します。

  • スポーツトレーナー
  • スポーツ選手の練習や試合後に、マッサージや整体を行う整体師です。この場合、その人の体調や筋肉の特徴を完全に把握し、正しい筋肉の使い方や日々の過ごし方など専門的アドバイスを行ないます。健康に対する高い知識の他に、スポーツに対する深い理解がないと務まりません。

    こういった整体師は、フリーランスとして活動していることがほとんどです。チームや個人と契約をして専属で整体を行っていきます。

  • ビューティー系の仕事
  • 近年、治療を目的としたものではなく、リラクゼーションを目的としたヒーリング系の整体師をメディアでもよく目にするようになってきました。女性をターゲットとしたスタイルを良くする整体、ヨガと合わせて行う独自の技術を使った整体など、自身をより美しく見せるために整体の技術が使われています。こういったことから、昨今では女性の整体師も増えている傾向にあります。

  • 介護などの福祉関係
  • 高齢化が進んでいる状況の中で、老人ホームやデイサービスなどで介護整体やリハビリといったことを行う整体師も増えています。こういったことから、福祉業界でも整体師の需要は伸びている傾向にあるようです。

  • 独立開業して店舗勤務
  • 整体師の最終目標に独立開業があります。整体院を開院して、そこで整体を行ないます。整体院を開業、持続させていくには、経験や技術、顧客、経営ノウハウが必要になってきます。もちろん資金も必要です。

整体師の給料面と待遇面

ではここで、整体師の給料面や待遇面を見てみましょう。

年収は200~300万円が相場なの?

整体師は、活躍の場の違いでかなりの年収差が出てきます。そのため一概には言えません。しかし、整体師の主な活躍の場である整体院では、月収おおよそ15万円~20万円前後。年収にして200万円~300万円程度であると言われています。

一方、リラクゼーションサロン系に勤務する整体師の場合は、固定給にさらにプラスして歩合制である所が多い現状にあります。そのため、リラクゼーションサロンに勤務した場合は、月収おおよそ20万円~50万円ほどと幅広くなっています。

また、未経験の整体師の場合はアルバイトでの採用がされやすいのですが、未経験の場合だと時給1000円程度と他のアルバイトとほとんど差がありません。経験者の場合だと時給1500円くらいから始められるところも存在します。

勤務時間ってどのくらい?

勤務している整体院にもよりますが、基本、整体院は9:00開院の20:00閉院です。準備や閉院後の片づけなどを含めると、8:30から20:30くらいまでになります。しかし、開院から閉院まで働きっぱなしということではありません。整体師の勤務はシフト制になっていて、基本的には実働8時間。必要に応じて残業があります。

個人経営の整体院は、アットホームな空間で働けるというメリットもありますが、時間ぎりぎりの急な来院などがあった場合、院長の一存で対応するため残業になってしまうこともしばしばあるようです。

1か月の休日目安とは

整体師の休みは基本シフト制となります。大体1か月に6日~8日の休みが一般的です。土日を休みにしたい人が多いため、土日勤務ができる人は歓迎される傾向にあります。日曜日を休みにしたいという人は、日曜日が休診日の医院を探すのも手でしょう。

整体師になるための学校やおすすめの資格

整体師の仕事について分かったところで、整体師にはどのようすればなれるのか、専門の学校はあるのか、資格など必要なのかということを順に見ていきたいと思います。

専門技術を身に着けるための進路とは

整体師になるために必要な国家試験は存在しません。いくつかの民間資格は存在しますが、整体師として働くために必ずしも資格が必要というわけではありません。極端な話、全くの未経験でも整体師として働くことができるというわけです。

しかし、患者さんの立場になってみれば、そのような整体師では「本当に大丈夫なのか?」と不安になってしまいますよね。それだけでなく、かえって症状を悪化させてしまうことになるかもしれません。患者さんの信用を得るためにもしっかりとした専門知識や技術を身につけておく必要があるというわけです。

そういった専門知識や技術を身につけるために、整体師になりたい人は以下のような進路を辿るのが一般的と言われています。

  • スクールや学校に通う
  • 整体師の専門知識や技術を身につけるためには、整体スクールに通うのが一般的です。整体スクールの場合、土日集中コースが設けられている場合もあるので、社会人として働きながら整体院などで働くと、技術を学びながら通うことができます。費用はおおよそ10万円~30万円くらいです。

    また、整体専門の養成学校では、解剖生理学や運動学、人間の体に関する学問や整体師として働くために必要な基礎的技術を学ぶことができます。整体師に必要な知識や技術を学ぶための大学や専門学校もありますが、どれも卒業までに時間を要します。学費の負担も少なくはありません。

  • 通信教育
  • 整体師になりたいけど学校に行く時間がないといった人は、通信教育で整体師になるための専門知識を学ぶことができます。好きな時間に好きなタイミングで勉強できるというのは最大のメリットです。

    しかし、通信教育だけでは技術や実践力を身につけるには十分とは言えません。通信教育で学ぶのであれば、技術や実践力は整体院などでアルバイトや見習いとして働きながら学んでいくのがベストでしょう。

  • 現場で学ぶ
  • 実際の現場で指導を受けながら、専門的知識や技術を身につけていく方法です。いくら座学や通信教育などで知識をつけても、技術や実践力は不十分です。現場で役立つような技術を身につけるのは容易ではありません。したがって、実践を積み体で覚えることは、技術や実践力を身につける上で一番の近道と言えるでしょう。

    実際にアルバイトとして整体院に勤めて、整体師の技術を目の前で学ぶという方法があります。また、整体院や整体学校が開催している講習会セミナーを受講するという方法もあります。

知っておいて損はない!おすすめの資格

前に述べたように、整体師になるための国家資格は存在しませんが、おすすめの民間資格なら存在します。必ずしも必要というわけではありませんが、知っておいて損はないと思いますのでご紹介します。

  • 8つの資格

■JLA公認理学整体師
■整体ボディケアセラピスト
■整体セラピスト
■整体師
■療術師
■カイロドクター
■メディカルトレーナー
■リラクゼーションセラピスト

女性整体師の活躍!整体師の現状と将来性

整体師の現状とこれから

患者さんが慢性的な肩こりや身体の痛みを訴えていても、病院での検査でとりわけ問題がないと診断されれば、ほとんど治療を行ってもらえない。そういった悩みを抱えている方が藁をもすがる思いで整体院を訪れるケースが増えています。

また、高齢化社会という中で、親しみやすい町の整体院を選ぶ高齢者の方が増えている現状もあります。そういったことを見ても、整体師の需要はこれからも増えていくと考えて良いでしょう。

女性整体師の必要性

また、昨今では、[1]でも紹介したように女性整体師の必要性も高まっています。産後の骨盤ケアなど、出産を経験したことのある女性整体師だからこそ活躍できる場もあるので、男性の整体師だけではなく女性整体師の需要の高まりも見込まれています。

整体師として成功するタイプの人

前にも述べたように、国家資格を取らなければいけないわけではないので整体師になること自体は簡単です。しかし、実際に成功するかしないかはそれとは別問題になってきます。では、整体師として成功する人はどんなタイプの人なのでしょうか。

  • 真心ある人
  • 整体師として成功する人は、真心がある人だと言われています。成功してく人は、患者さんのことを思いやれる人だということと同時に、側にいる人にも優しくできる人です。自分のことばかりを考えて、自分の行動に酔ってしまっている人は失敗します。

    どの職業にも言えることなのかもしれませんが、困っている人を癒すための整体師だからこそ、余計にそう言えるのかも知れません。

  • 行動が早い人
  • 行動が早い人には迷いがありません。変に色々と考え慎重に行動する人よりも、迷いがなく思い切った行動ができる人の方が成功します。次へ次へと進む意欲のある人の方が、次々と技術を自分のものにしていきます。そういう人は結果、自分を高めることができ、成功を手にするのです。

  • 師匠のやり方を良く見ている人
  • 治療や広告作成、オリジナルばかりにこだわっている人はよほどの天才でもない限り失敗します。師匠はいわば成功した人です。そういった人のやり方を良く見て真似をする人は、成功パターンを真似していることになるので、もちろん成功します。自分のやり方ばかりにこだわらず、時には人を真似たり、人から技術を盗んだりすることも大切です。

未経験でも挑戦しやすい仕事

整体師はどんな人でも始めやすい仕事のひとつです。資格なども必要なく、未経験からでも始められます。人の体を癒すことに興味がある方は、まずは知識を身につけるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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