子供の歯の生え変わりの時期や順番について

子供の歯の生え変わり時期って、いったいいつ頃なのでしょうか。私の子供の経験上、この時期にいっぺんに。ということは言い切れないという印象が強いです。なぜなら、子どもの個々の成長や生まれつきの歯の形成の要素によって、個々それぞれだったからです。ある子は「もう全部抜けたよ~」というのを聞いていながら、わが子はまだ抜けていないということがよくありました。目安としての、歯の生え変わりの時期はありますが、個人差がつきもののものですので、時期はあまり気にしない方が良いです!気になる、歯の生え変わりの順番も見てみましょう。一般的に言われている順番も、ああ~そういえば!と思い当たる記憶があるかもしれませんね!そして、気になる点がある時のポイントを押さえて、歯科受診も必要な際には付き合っていきましょう。

子供の歯の生え変わりの時期はいつが普通?

子供の歯の生え変わりの時期、これはあくまでも一般的に言われている時期ですが、5歳ころから始まり、遅ければ14歳ころとも言われています。

つまり、子どもの個々の成長のように、個人差が顕著にあるということであるのです。

そもそも、永久歯の前に生えている乳歯は、乳児期の歯の機能を果たすだけでなく、永久歯のために準備も始めている重要な歯。

乳歯の時のすき間も、永久歯のためには大事なものなのです。

生まれたときからすでに歯ぐきの中で存在している永久歯。

その永久歯が、そろそろ、出番であることを知らせるために、乳歯の根っこの部分を溶かしてはじめて、乳歯が自ら抜けてゆこうという姿勢になり抜けてゆくのです。

その時期が人とずれたりするのは当たり前のことであるもの。

人によって身長も早めに伸びて止まったり、遅く伸びはじめたと思ったら、時間をかけて伸び続けたり、といろいろですものね!

一般的に生え変わりの時期は、前歯下側から。(もちろんこれも一概に言えず、上から抜ける子もいるわけです)

その一般的に最初に抜けると言われている前歯下側の抜ける時期の目安としては、5歳ころから始まるとされています。

そして上の歯や奥歯に移行していき、最終的には、14歳になる頃まで奥歯が抜けきる、とされています。

遊んでいたり、ご飯を食べているときに、「あ!抜けた!」という経験をした方も多いのではないでしょうか。

はたまた、小学校の入学式でにっこり笑った写真の前歯が抜けている、というだれか(ご自分かも?)の画像を思い出したりしませんか?

子供の歯の生え変わりはどんな順番で進む?

歯が抜けて、生え変わる。

この順番を調べてみましょう。(これもあくまでも、一般的なものとしています。)

まず抜けるのが、「中切歯」と言われる前歯(下→上)

この歯が抜けると、最初の永久歯、いわゆる「6歳臼歯」と言われる奥歯が生えてきます。あごの発達に伴って出てくる、長~~く付き合う大人になっても必要な、大事な大事な歯です。

乳歯も、歯ぐきや永久歯に影響するため、虫歯にならせないようにすることはとても大事ですが、この6歳臼歯は永久歯という意味でまた「大事な歯」なので、仕上げ磨きはさらに入念にしてあげると良いでしょう。
(その6歳臼歯と言われる第一大臼歯の後に、奥へ向かって第二、第三の大臼歯が生えてきます。)

さて、そして生え変わりの順ですが、前歯から奥へ奥へと順に生え変わりが進みます。

前歯に続いて…

  1. 下の中切歯の横の歯
  2. 上の中切歯の横の歯
  3. 下の前から三番目の歯
  4. 上の三、四、五番目の歯
  5. 下の四番目の歯
  6. 下の五番目の歯

となっています。

この順番はあくまでも目安、抜ける時期も前後します。

小学校に入ったころから順に抜け、ここからは乳歯から永久歯への生え変わりの続く時期です。

この時期は特に個人差もあり、生え変わりの順も混合していくので奥から前へ向かって抜けることもありますが、あまり気にしなくていいと思われます。

しかし、生まれもって過剰歯と言い、一本ほど多く生える歯を持つ子もわりと多くの割合でいますので、歯並びはもちろんですが、歯並びだけでなくとも、気になることがあれば、歯科医に診てもらうようにしましょう。

レントゲンで、歯ぐきの下でまだ眠っている歯の状況すべて把握できることも多いですから。

信頼できる歯科医を受診すれば、的確な判断をしてくれるでしょう。

そしてまれにですが、歯が生え変わらず永久歯がない子もいます。

そういった意味でも、歯科医受診というのは、気になることがあれば相談してみると安心できますしね。

子供の歯が生え変わりそうな時、自然に抜けるのを待つべき?

子どもの歯の生え変わりの時期に、望ましい状態としては、永久歯が自然と乳歯を押し上げて、乳歯がポロリと抜け落ちるということであると思いますが…そうではない場合もあります!

例えば…、永久歯が乳歯の下から正しくまっすぐにではなく、横に生えてきてしまった場合、なかなか乳歯が気づかずに縦に横にと乳歯と永久歯が重なった状態で生えてしまっているときもあります。

そんなとき、永久歯がすでにいるよ~!と、遅れてでも、乳歯が気づいて、「はっ」と抜け落ちてくれればいいのですが、永久歯がどんどん伸びてきても、乳歯はまだまだ気づかず居座っていたり…。

はたまた、乳歯がぐらついているので、自然に待っているよりも、グッ~~と!…痛みながらも抜けそうだから!と糸や指で力任せに抜いてみたり…。

そんなことも多々あるのではないかと思います。

前者の場合、ほとんどの永久歯は、乳歯が抜けてから正常な位置に行こう行こうとするらしいのですが、やはり、乳歯の、永久歯のための準備期間の間に作ってくれたせっかくのすき間にもサイズが合わせられず、曲がって居座ってしまうこともあります。

その場合は、早めに歯科医に相談するほうが無難と言えそうですね!

歯科矯正も相談で決めていくことになるかもしれませんが、比較的珍しい話ではありません。

前もっての相談も安心材料となるはずです。

そして、後者の場合、力任せで抜いてしまい、なんと、乳歯の根っこが残っていることもあるというので、そうなると、乳歯の根っこのみの力で抜け落ちることは難しく、残って悪さをする前に歯科受診した方が良いこととなるのです。

なかなか抜けないで無理やり抜くことでのリスクもないとは言い切れませんので、なかなか抜けないでいて、長引くぐらつきで痛がる等の時などは、抜く前の歯科医への相談も無難と言えるでしょう。

そうなると、自然に抜け落ちた際でも、根っこの残りがないか、永久歯の曲がった生え方はないかの確認も、ある程度は必要となりますね。

そして、怠りがちな、乳歯時代の歯磨き。

乳歯なんだし、どうせ抜けるのだから歯磨きはいいか…、と楽天的に考えてしまいがちです。

しかし、乳歯の際に歯磨きしてあげることは、永久歯の時にも影響するので、こころしておくことも必要です。

生え変わりの時期、生え方、気になる点はポイントを押さえて。

でも、とらわれすぎず。

でも、困る前の歯科受診。

意外とシンプルなものです。

この、お子様にとって歯の生え変わりの時期にポイントを押さえて上手に乗り切って、大事な歯と、一生おつきあいできるといいですね。

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