ペットシッターになるのはどうすればいい?動物と飼い主さんの信頼が必要な詳しい仕事内容とは

Hiroko

近年、ペットを飼う人が増えてきました。昔はペットは番犬としての役割を担っていましたが、今はペットは大事な家族の一員です。そんなペットに関わる仕事がどんどん増えてきていますが、その中の一つに「ペットシッター」があります。どんな仕事なのか解説していきます。

ペットシッターとはどんな仕事なの?

ペットシッターの仕事内容

ペットシッターの仕事は、飼い主が家を留守にする間にペットの世話をするという仕事です。ペットを飼っている人が家を留守にする間、ペットを預ける場所として「ペットサロン」「ペットホテル」などがあります。

しかし、ペットの性格や種類によっては環境が変わることでストレスを抱える事になってしまう場合があります。ペットホテルに預けられている間、ご飯を食べなくなってしまったり、トレイに行かなくなってしまうペットもいます。そこで、環境を変えずにいつも過ごす自宅でお留守番させ、そのお世話をするのがペットシッターです。

ペットシッターの1日

ペットシッターの仕事は、依頼主である飼い主の都合に合わせてスケジュールが決まります。そのため、仕事の予定は決まったものはありません。主な仕事は、飼い主が留守の間に餌やりとトイレ掃除をすることです。ペットシッターの1日の仕事として下記の一例があります。

時間帯仕事内容
飼い主が留守をしているお宅へ伺い、犬に餌をあげる。その間にトイレの掃除をする。犬が食事を終えたら散歩に連れて行く。戻ったら昼の餌や水を交換するなどして退室する。
一度家に帰るか、途中でお昼ごはんを済ませる。
午後翌週訪問予定の依頼主の自宅に行き、打ち合わせをする。その後、違うお宅へ行き、猫の餌をやりトイレを掃除する。
夕方朝伺ったお宅に再訪問し、夜用の餌をあげてトイレ掃除をする。
午後に行ったお宅へ再訪問し、猫に餌をあげてトイレ掃除をして少し遊びの相手をする。

仕事の合間にペットの写真や動画を撮影し、飼い主へ送ることもあります。その日のペットの様子を書類にしたり、メールで報告します。

ペットシッターの給料

ペットシッターのアルバイトとして働く場合、正確な統計が発表されているわけではありませんが、時給900円~1,500円ほどというところが多いようです。社員の場合は月給が15万円から25万円程で、年収にすると200万円~300万円程になります。

ペットシッターの仕事は不定期です。一年のうちで忙しいのは世の中の人達が休みになる、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始です。この時期は料金が割増になる場合があるので、稼ぎ時とも言えるでしょう。このように仕事が定期的に入ってくるわけではないので、副業としてペットシッターの仕事をしているという人も多いのです。

ペットシッターになるのはどうしたらいいの?

ペットシッターの会社に登録する

ペットシッターの仕事をするには、ペットシッターの会社に登録する方法があります。ペットシッターの会社はたくさんありますので、どのような仕組みで仕事をもらうのか、仕事をする地域などによって選ぶといいでしょう。

ペットに関して学べる専門学校へ入学する

ペットシッターになるためには、動物が好きなだけでは勤まりません。動物の命を守るためのさまざまな知識や技術が必要なのです。そのために、これらのことが専門的に学べる専門学校へ通う方法があります。

動物の行動、生態、健康管理、人への感染症などを学び、ペットを飼育するための法律についても理解を深めます。学校によっては学ぶ内容が異なりますので、自分が何を学びたいのかを決めて学校を選ぶことが大切です。

ペットシッターに必要な資格はあるの?

ペットシッターの仕事は、動物の命を預かる仕事です。ペットシッターの会社に登録して働く分には資格の必要はありませんが、独立して開業するためには「動物取扱業」として各自治体に登録することが必要です。この「動物取扱業」とは、動物に関する知識や取り扱うための技術があるということを証明するものです。

  • 「動物取扱業」として登録するために必要なもの

■半年以上の実務経験があること
■動物について専門的な勉強ができる学校を卒業していること
■動物に関わる資格を取得していること

上記3つのうち、どれか一つが必要です。動物に関する資格とは、どのようなものなのでしょうか。動物に関する資格はとてもたくさんあるので、代表的なものをいくつかご紹介します。開業しなくても、ペットシッターとして働く時に知識を得るために、また依頼者の信頼を得るために、資格を取得しておくといいでしょう。

  • 愛玩動物飼養管理士
  • ペットの習性や適正な飼養管理の知識を身につけ、犬猫のしつけを習得して指導できるようなることがこの資格の目的です。ペットを飼う人達やペットシッターをしている人が取得しています。

    公益社団法人 日本愛玩動物協会のホームページ

  • 動物看護師
  • 動物看護師は、主に動物病院で働くことが多いのですが、最近ではペットシッターの会社が在籍しているペットシッターは全員、動物看護師の資格を持っているというところもあります。認定動物看護師の資格を受験するためには、専門学校などで動物看護学を履修しているか、動物看護師として3年以上の実績があることが必要です。

  • トリマー
  • トリマーとは、ペットの美容師さんです。毛のカットだけではなく、爪や耳の掃除などのケアも行います。トリマーになるためには、トリマーを養成する専門学校で技術や知識を学ぶことが一番のおすすめです。就職先はペットサロンや動物病院・ペットショップで働く人もいます。

  • 認定ペットシッター
  • 飼い主さんのお留守中にペットのお世話をするペットシッターですが、資格を持っていると就職の時に有利になる場合があります。また、仕事を依頼される時にも資格を持っていることで、ペットへの接し方や世話の仕方を勉強した人だと信頼してもらえる場合もあります。ペットシッターの認定資格を取得するためには、スクールで学ぶ・通信講座を受けるという方法があるので、自分に合った方法で資格を取得しましょう。

ペットシッターに向いている人とはどんな人でしょう

  • 動物を理解しようとする気持ちがある人
  • ペットシッターを仕事にするというくらいなので、この仕事をする人は全員が動物好きだと思います。しかし、動物はかわいいだけではありません。しつけや飼い主の接し方で動物の性格や行動は違ってきます。ペットシッターは仕事なので、どんなペットが相手でもお世話をしなければなりません。しつけがされていないペットや、こちらの言う事を全く聞かないペットもいます。

    どんなペットであれ、預かっているペットなので丁寧に扱わなければなりません。ケガをさせないように、慎重に接することが求められます。時にはお手上げだと思うこともありますが、辛抱強く世話をしなければなりません。動物が好きで動物を理解しようとする気持ちがなければ、この仕事は勤まらないでしょう。

  • 真面目で責任感が強い人
  • ペットシッターの仕事は、飼い主の留守の間にペットの世話をするので、留守の家に入ります。そして、留守の間に飼い主が大切にしているペットの命を預かるということにもなります。他人が留守の間に家に入ることは心配なことです。

    また、見ていないところで本当にちゃんとペットの世話をしてくれるのだろうか、ということも心配されます。そんな飼い主の不安を感じさせないように、ペットシッターは真面目で礼儀正しい人が望ましいのです。誰も見ていないところでも、責任を持ってペットの世話ができる人がペットシッターに向いていると言えるでしょう。

ペットシッターのやりがいや大変さを知ろう

ペットシッターのやりがいとはどんなこと?

  • 動物と心を通わせることができる
  • ペットシッターの仕事をする人は動物が好きな人がほとんどでしょう。というより、動物が嫌いな人はこの仕事をしないのではないでしょうか。飼い主が留守の間、不安でいっぱいのペットは、もしかしたら最初は、そばに寄って来ないで警戒しているかもしれません。

    飼い主に代わってお世話することで、だんだんペットが心を開いてくれる様子は嬉しいものです。そんな時に、ペットシッターの仕事をしていてよかったと思うことでしょう。

  • 人の役に立てる
  • ペットシッターを利用する人は、誰にも頼めないで困っている人です。一人暮らしをしている場合や家族旅行で家に誰もいなくなってしまう、夫婦で出かけなければならないが、預けるところがないなど理由はさまざまです。飼い主にとって、ペットは家族の一員として愛すべき存在です。

    大事なペットを預ける人は、信頼できる人でなければなりません。お世話を頼む時にこの人になら、と信頼していただけるのは嬉しいことです。そして「おかげで楽しい旅行になった」などと言われ感謝されることは、ペットシッターとしてやりがいを感じられる瞬間なのではないでしょうか。

ペットシッターの大変さとはどんなこと?

  • 信頼関係の難しさ
  • 飼い主が留守の間に、家でペットのお世話をすることで大切なのが、飼い主との信頼関係です。知らない人を家の中に入れるのですから、飼い主は不安や心配があるでしょう。飼い主の不安を煽らないように、家の中の物をやたらに触らないようにすることや、ペットの扱いに充分気をつけるなど、気を遣う必要があります。預かった鍵をなくさないようにすることはもちろん、疑われるような行動は絶対にしない、など神経を使う仕事です。

  • ケガがつきもの
  • ペットの中にはしつけがされていなくて、やたらと吠えたり噛み付いてきたりする動物もいます。しつけがされていたとしても、飼い主がいない間に知らない人が家に入ってきたら、警戒して威嚇してくることもあるでしょう。

    また反対に、とても人懐こくて、遊んでほしくてじゃれて甘噛みをしてくるペットもいます。軽く噛んでいるのですが、ケガにつながる場合もあります。動物と関わる仕事はかわいいだけではなく、ケガもつきものなのです。

ペットシッターの仕事の求人は?

ペットシッターの求人は多いの?

ペットシッターの仕事は、都会での需要が多いようです。ペットは日本全国にいるのになぜなのでしょうか。ペットブームにより、都会にはペット飼育可のマンションが増えてきました。マンションで暮らしている人は、一人暮らしや夫婦だけで住んでいる人も多く、急用で家を留守にしなければならない時にペットシッターに頼むことが多いのです。

首都圏では即戦力として働けるペットシッターを募集しているところも多くあります。ペットシッターの経験がある人やトリマーの資格を持っている人は、有利になる可能性もあるのではないでしょうか。

ペットシッターはアルバイトでできるの?

ペットシッターのアルバイトの求人募集は多いです。ペットシッターの仕事は定期的にあるものではなく、仕事量や勤務時間が不規則なのでアルバイトとして働く人が多いようです。

ペットシッターに必要なこと

ペットシッターに必要なことは「信頼」です。そして「命を預かること」を強く認識して仕事に取り組む必要があります。自分の大切な家族を任せてもらっているということを強く意識しましょう。動物は種類によって、個体によって、性格や行動が違います。それらに柔軟に合わせた接し方も必要です。ペットシッターとは、お世話を通して動物と心が触れ合える仕事です。動物好きな人にはやりがいを感じられる仕事でしょう。

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