【最新版】女性に嬉しい福利厚生が充実している企業ランキング!気になる制度が手厚い会社はどこ?

企業の働きやすさを判断する上で、福利厚生は重要な判断要素の一つになってきます。福利厚生が充実しているかそうでないか。自分に合った福利厚生かそうでないかによって、あなたの企業に対する満足度は変わってくることでしょう。そこで、さまざまな企業のさまざまな福利厚生について、ランキング形式でご紹介していきます。あなたの会社の福利厚生とぜひ比べてみてください。

福利厚生とは?福利厚生の充実と離職率の関係

「福利厚生の良い会社っていいよね!」そういう言葉を良く聞きますが、実際に福利厚生とはどのようなことを言うのでしょうか?まずは、福利厚生について、分かりやすく解説していきます。

福利厚生とは?

福利厚生とは、分かりやすく言えば、企業から従業員に支給される給料面以外での待遇を示します。福利厚生は2種類に分類され、『法定福利』と『法定外福利』があります。

法定福利は、法律で定められている待遇のことを言い、一定額を企業側が負担するものです。例をあげれば、健康保険や介護保険、厚生年金保険などの社会保険。雇用保険や労災保険などの労働保険がそれにあたります。『法定』という言葉が示す通り、これらの保険に関する福利は最低限として整備されてなければならないものです。こういったものに加入していない企業はブラック企業であるケースがあるので要注意です。
次に、『法定外福利』についてです。法定外福利は法定福利とは反対に、法律で定められていない、いわば企業が従業員のためにサービスとして設けている待遇を示します。今回ご紹介していくのは、この法定外福利です。

福利厚生の充実と離職率の関係

前にもご紹介した通り、こちらでご紹介する福利厚生は法定外福利ですが、この福利厚生は、いわば企業からのサービスです。
サービスと聞いて悪い印象を覚える人はいませんよね。つまり、福利厚生が充実していれば充実しているほど、従業員は働くモチベーションが向上するのです。従業員が働きやすく、働く意欲の湧く会社は、その分離職率も低い傾向にあります。逆にそうでない会社は離職率も高く、ブラック企業と見なされてしまいます。そうならないためにも、企業側は労働力の確保や定着。従業員の働く意欲を向上させることを目的とし、こういった待遇を設けているのです。

あったら嬉しい人気が高い福利厚生ランキング

ここで、マンパワーグループが、過去・現在において仕事をしたことがある18歳~60歳の男女972人を対象に行った、『会社の福利厚生として良いと思うもの』『実際にあった福利厚生で良かったと思うもの』についてのアンケートをもとに、自社の福利厚生にあったら嬉しいと思う、人気が高い福利厚生をランキング形式でご紹介していきたいと思います。

1位 住宅に関する手当や補助

企業が従業員の生活に配慮して、住宅の費用を補助する福利厚生のことです。この場合、企業が従業員の持ち家の住宅ローン返済を補助する場合と、企業が賃貸物件の家賃の一部を負担する場合に分かれます。支給される金額や割合は企業によって違い、もちろんこういった福利厚生を整備していない企業も多くあります。支給の額は雇用形態や勤務地、扶養家族の有無や賃貸か持ち家かによって決まる場合がほとんどです。

2位 食堂・昼食補助

社員食堂も、福利厚生の一つです。割安で十分な昼食が取れたり、昼食の際にお店を探す手間や、移動時間が短縮できるメリットがあります。また、企業によっては無料で利用できるケースもあるようです。昼食補助は、その名の通り従業員の昼食代を補助する福利厚生です。その場合条件があり、昼食代の50%以上を従業員等が負担し、企業が負担した食事代が月3500円以下である必要性があります。この条件を満たしていれば福利厚生として計上できます。

3位 法定外での健康診断

企業が年に一回行っている健康診断とは別に健康診断を受けたい場合や、人間ドックをしたい場合に費用を支援する福利厚生です。

4位 法定以上の育児・介護休業

育児休業も介護休業も、本来、法律で定められた期間が存在します。育児休業の場合、基本的には産後休業(出産日の翌日から8週間)終了日の翌日から子供が1歳になるまで、介護休業の場合は、介護が必要な対象家族1人あたり、1年で5日までです。こういった、法律で定められた期間以上の育児・介護休業を与える福利厚生を整備した企業も存在します。

5位 バースデー・リフレッシュ休暇

バースデー休暇とは、従業員の彼氏や彼女、奥さんやご主人、お子さんの誕生日に休暇を習得できる福利厚生です。より良い仕事をするためには、プライベートも大切。そういった考えが反映されているのが、このバースデー休暇です。
また、リフレッシュ休暇とは、企業が定める一定の条件を満たした従業員に対して、連続した休暇が与えられる福利厚生のことを言います。もちろん普段一生懸命の働いてくれている従業員に対しての慰労の意味合いもありますが、従業員の健康維持や自己啓発のためにも、企業はこういったリフレッシュ休暇を整備する傾向にあります。

女性に嬉しい!働きやすく福利厚生の充実した企業ランキング

働きやすい企業は福利厚生も充実している?

ここまで見てきたように、福利厚生というのは従業員にさまざまなメリットをもたらします。その中でも『仕事の効率がアップして働きやすい』『モチベーションが上がって働く意欲が湧く』といった意見が多く見られました。つまり、働きやすい企業というのは、得てして福利厚生が整っているということです。

ここからは、『CSR企業総覧』2017年版に掲載されている1325社の人材活用データをもとに、上位5社がどのような福利厚生を整備しているのかを見ていきたいと思います。

女性が働きやすい福利厚生が充実している企業ランキング

1位 富士通
子育てや介護の支援制度が充実している富士通。子供が6年生になるまで可能な短時間勤務や託児所の設置、ベビーシッターサービス費用の補助といった、女性社従業員の育児と仕事の両立をサポートしてくれる制度が充実しています。その他にも、でもご紹介した家賃補助の制度、リフレッシュ休暇など、人気が高い福利厚生もしっかり整備されていて、従業員の働きやすさに寄り添った会社であることが見て取れました。

2位 三越伊勢丹ホールディングス
前年度1位だった、三越伊勢丹ホールディングス。2015年度の時点で、男性従業員2601人に対して女性従業員2678人という半数が女性という職場です。そのため、女性にとって嬉しい福利厚生が数多く整えられています。

三越伊勢丹ホールディングスの育児休業は最長3年と法定育児休業の期間より長い期間が整備されています。子どもが小さいうちは寂しい思いをさせたくない。けれど、職場復帰はしたい。という女性従業員にとって、とても嬉しい制度です。早期にフルタイム勤務を希望している従業員に対しては、その希望に添えるよう、シフト固定や月10日間までの一時的時間延長によるフルタイム勤務も可能です。

また、働きながら子育てをする従業員の心のケアにも視点を置いていて『ワーキングマザー情報交換会』という、悩みを打ち明け共感したり、情報交換をする場も設けられています。さらに、2年間で失効してしまう有給休暇を積み立てることによって、育児や子どもの学校行事の際に習得できる『ストック有給制度』もあります。有給休暇が取りやすくなるメリットは、子育て中の従業員にとってかなり嬉しい福利厚生の一つです。

3位 富士フィルムホールディングス
富士フィルムホールディングスは、女性従業員の比率がそれほど高くないにも関わらず、女性向けの制度が充実しています。育児や介護を目的とした在宅勤務制度。職務によって勤務日数や勤務時間を設定することができる再雇用制度といった、先進的な制度が多く整備されているのがこの企業の特徴です。

産休や育児休暇は、短期間にできたり複数回習得可能など、柔軟に設定することが可能。保育園の保育料や、ベビーシッター費用の補助もあって、個々の従業員に合わせて利用できるよう配慮されている企業です。また、産休や育児休暇習得の際に相談窓口を設けているのも嬉しい配慮です。産休や育児休暇が習得しやすいように、上司や管理者への指導も怠っていません。制度を整えるだけではなく、使いやすい環境を整えている取り組みは他社にも真似してほしい点といえるでしょう。

おもしろい!ユニークな福利厚生の企業ランキング

エン・ジャパンが運営する『カイシャの評判』という口コミサイトのアンケートをもとに、東洋経済が作成した『ユニークな社内制度や福利厚生がある企業』のランキングによると、1位から3位まではこのような結果になりました。ではここからは、それぞれの会社にどのようなおもしろい福利厚生があるのかを見ていきたいと思います。

1位 サイバーエージェント

  • エフ休
  • 女性特有の体調不良の際に月に1度習得可能な特別休暇です。呼び名をエフ休にしているのは、利用用途を分からないようにして、習得理由の言いづらさや習得のしづらさを排除するためだそうです。エフはFemaleの“F”。女性に優しい会社であることが分かると同時に、ネーミングセンスもユニークです。

  • 妊活休暇
  • 不妊治療中の女性社員が、治療のための通院の際に月に1度習得可能な特別休暇です。急な通院や体調等を考慮して、当日でも習得できるのが素晴らしい制度です。習得の際は、エフ休という言葉を使用することができます。

2位 リクルートキャリア

  • アニバーサリー休暇
  • 健康でいきいきと働くために、有給休暇の習得の促進を目的とした休暇制度です。年に一回、4営業日以上の有給休暇を習得すると6万円ものアニバーサリー手当金が支給されるという、驚くべき制度です。有給休暇を習得しないと損!というのがおもしろいですね。

  • 社内ビジネスカレッジ制度
  • さまざまなビジネスの知識、スキルを身につけるための自主参加型研修制度です。社外のビジネススクールと協力して周囲豊富な研修が用意されています。

3位 オリエンタルランド

  • テーマパークパスポート割引
  • パークのパスポートを割引価格で購入できる制度です。

  • 商品割引制度
  • ディスニーランド、ディズニーシーで販売している商品を割引価格で購入できます。

  • オリエンタルランドグループ共通タイアップ制度
  • オリエンタルランドグループが提携する飲食店や商業施設で、割引等の特典が受けられる制度です。どれも、ディスニー好きにはたまらない制度ですね。

福利厚生から見た企業の思考

ここまで、さまざまな福利厚生を見てきましたが、福利厚生を見ているとその企業がどのように従業員を見ているのかが良く分かります。就職や転職の際は、自分がどのような仕事に就きたいのかだけではなく、どのような環境で働きたいのかも想像してみてはいかがでしょうか。

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