会社に寝坊して遅刻しそう!そんな経験はありますか?ないほうがいいことですが、万が一寝坊して会社に遅刻することになってしまった時、どのように対応したらいいのでしょうか。連絡方法と、伝えるべき内容などを知っておきましょう。
あなたは寝坊して会社に遅刻したことがありますか?
マイナビニュースが「寝坊で会社に遅刻したことがある?」というアンケートをインターネットで1,001名の人に行いました。寝坊で遅刻したことがある人は58.1%で、ない人は41.9%でした。半数以上の人が遅刻したことがあるのですね。
遅刻した人の中で、正直に謝った人は69.6%で、寝坊以外の言い訳をしてしまった人は30.4%でした。7割近くの人が正直に謝っています。
正直に謝った人は、なぜ言い訳をしなかったのかというと「嘘をついても仕方ない」「信頼関係が大事だと考えているから」「自分がしたことは正直に謝るべき」「厳しく叱られたが嘘をつかずに話してよかった。すっきりした」と答えています。失敗を正直に話して謝罪するほうがいいと考えている人のほうが多いということがわかります。
言い訳をしてしまった人は、体調が悪かったなどと他の理由を話すことがあるようです。中には家族の看病をしていたと話して、すごく心配されてしまい恐縮したとの答えもありました。
また、寝坊しないように気をつけている人は58.2%です。半数以上の人は寝坊しないように気をつけています。目覚まし時計を数個置いたり、すぐに手が届かない所に目覚まし時計を置くなどの工夫をしています。
寝坊して会社に遅刻してしまったらまずはどうしたらいい?正しい連絡方法とは
寝坊して会社に遅刻するのが分かった時点でメールではなく「電話連絡」をする
会社に遅刻することが分かった時点ですぐに会社に電話をしましょう。メールでの連絡はNGです。会社の人がすぐにメールを見るとは限りませんし、急ぎの連絡は電話でするのがマナーです。
寝坊で遅刻!まずは何を伝えたらいいの?
電話をしたらまずは遅刻することを伝えて謝罪します。電話では長々と謝罪したり言い訳をせず、簡潔に謝罪をして会社に到着する時間を伝えます。現在どこにいて、何時何分頃に出社できるかを必ず伝えましょう。
会社の人たちは遅刻についてどう考える?
寝坊して会社に遅刻したらとにかく連絡がほしい
会社側は寝坊で遅刻することをどう思っているのでしょうか。多くの会社は「まず連絡をしてほしい」と答えるはずです。時間通りに出社しなかったら、事故に巻き込まれているのではないかとか、一人暮らしの人だと病気などで倒れていないかなど心配するからです。仕事のことはもちろんですが、その人自身のことを心配していることが多いのです。
寝坊して会社に遅刻しても下手な言い訳をしないでほしい
寝坊で会社を遅刻した場合、変な言い訳をしないで正直に話してほしいと考える会社が多いです。言い訳をしても遅刻したことには変わりありません。一緒に仕事をしていく上で変に言い訳をして嘘をつくよりは、正直に話して二度としないように気をつけると謝罪したほうがいいのです。
寝坊して会社に遅刻!社会人なら知っておくべき謝罪方法
会社に寝坊しても言い訳をしないで正直に話す
下手な言い訳はしないようにしましょう。遅刻したのは自分のミスなので、正直に話して二度とないように気をつけます、と話したほうがいいです。
もしも自分が逆の立場で、明らかに嘘だと分かるような言い訳をされたらどう感じますか?「この人は何かあったら平気で嘘をつく人なのだ」と思ってしまいませんか?嘘をついて許してもらうよりも、正直に話して厳しく注意されたほうが心の中がすっきりするのではないでしょうか。
自分が悪いので何を言われても仕方がないと思おう
遅刻をしてまわりに迷惑をかけたのは事実なので、叱られても仕方がないと思いましょう。もしも遅刻をしたことについて、嫌味を言われることがあったとしても言われても仕方ないことをしたのですから我慢するしかありません。きっと、いつまでも遅刻に関してグチグチ言われることはないので、遅刻当日くらいは何を言われても悪いのは自分だ、と思って我慢しましょう。
慌てず落ち着いて話す
遅刻をしてしまうと焦ってしまいますよね。電話で慌てて何を使えたらいいのか、要領を得ないようでは困ります。落ち着いてしっかりと話すことが大切です。謝罪と到着時間を伝えるだけでいいので、分かりやすいように話しましょう。そして会社に着いたら改めて上司に直接謝罪しましょう。
寝坊を2回3回と繰り返さないためにはどうしたらいい?
社会人として規則正しい生活を心がける
寝坊をして遅刻をしないためには、普段から規則正しい生活を送ることが重要です。夜遅くまで起きていたり、毎晩飲み歩いたりしないように睡眠時間をちゃんと確保して朝はスッキリ目覚められるようにしましょう。布団に入る2時間ほど前にお風呂に入ると、体温がゆっくり下がり始めて寝付きがよくなります。
また、眠る直前までパソコンやスマホをいじっていると寝付きが悪くなるので、眠る前は避けましょう。会社が休みの日は寝だめをしよう!と昼過ぎまで寝たりすると、生活のリズムが崩れてしまうので寝だめもほどほどにしておいたほうがいいでしょう。
眠る前の飲食は控える
眠る前に飲食をするのは控えましょう。人の身体は眠っている間も胃腸が動いて食べ物を消化しようとします。お腹がいっぱいになった状態で眠ってしまうと、胃が活発に動いて脳も興奮状態になり、安眠ができません。反対に空腹の場合も安眠できません。もしも残業などでどうしても遅い時間に食事をしなくてはいけない場合は、おかゆなどの消化が良いものを食べるようにしましょう。
寝具が合っているか確認する
枕が高すぎたり低すぎる、布団が重くて寝苦しいなどの状態では安眠できません。人の頭は重く、枕はその重さを支えるため痛むのが速いのです。 まだ使えると思っていても実は自分の心地よい固さではなくなってしまっていることもあります。一度、見直してみましょう。
目覚まし時計を数個用意する
朝起きる時に、目覚まし時計が1個だと無意識に止めてしまって寝坊するということがあるようです。対策の一つとして、目覚まし時計を数個用意して止めるたびにだんだん目を覚ましていくという方法があります。
また、わざと手が届かないところ(布団から出て歩かないと届かない場所)に目覚まし時計を置いておくのもいいでしょう。時計自体がころころ転がるものや、目が覚めるほどの音がするものなど、目を覚まさせる工夫がされたものがたくさん売っているので探してみるのもいいですね。
寝坊して会社に遅刻をすると周りの人に迷惑をかけることを強く意識する
自分は社会人だという強い意識を持つことも大切です。自分が遅刻することで迷惑をかけてしまう人がいると思うと、寝坊してはいけないと意識が働きます。自分が遅く出勤することで取引先に迷惑をかけてしまう、同僚に迷惑をかけてしまうことがあるということを意識すれば起きられるのではないでしょうか。
寝坊して会社を遅刻しないために大切なこと
布団の中は気持ちいいもので、冬などは特に布団から出るのは辛いですよね。しかし、一番大切な思いは「責任感」です。仕事をするということは責任が生じます。社会人として働いているのですから、そのことを頭の中にしっかりと意識して寝坊しないように努力しましょう!