【2019年最新版】地方移住おすすめの都道府県ランキングベスト5!仕事・支援・体験ツアーを徹底解説

地方移住をする理由は自然に囲まれてのんびり暮らすというだけでなく、自分のライフスタイルにあわせて目的をもって移住を考える方が多くなっているようです。地方へ移住して自分の求めている暮らしを手に入れてみませんか?ただ、移住するには事前に情報収集をしなくてはいけません。今回は、地方移住に関する情報を紹介していきます。

目次

地方移住とはどんなもの?

最近よく聞く「Uターン」「Iターン」「Jターン」とは、どんなものでしょうか?一つずつ詳細をお話していきます。

地方移住とはどんなもの?

【Uターン】地方から出てきた人が自分の町へ戻ること

生まれ育った地域から、進学や就職などで別の地域に移り住み、その後また元の生まれ育った地域に戻り住むことです。都会や別の地域に住んでみたからこそわかる故郷の良さ。それを再確認して、移住するなら自分がその土地に慣れていてよく知っているふるさとにUターンするケースが多いようです。

【Iターン】生まれ育った町から別の町へ出ること

主に大都市で生まれ育った人が、どこか別の地方へ移り住むことです。都会は利便性に優れているけれど、都会にはない自然豊かな環境に魅力を感じたり、田舎ならではの自然の中で子育てをしたいなど、生まれ育った大都市にはない魅力を感じて移り住むケースの方もいます。

【Jターン】別の町に出た後ふるさとの近くの町へ行くこと

生まれ育った地域から、進学や就職などで主に大都市に移り住み、その後生まれ育った地域近くの地方大都市圏や中規模な都市へ移り住むことです。生まれ育った地域にはない都会特有の利便性と、都会にはない田舎特有の自然豊かな環境の両方をもつ地方都市は、すぐに故郷に帰れるというメリットがあります。安心感もあり魅力的な移住の形のひとつです。



地方移住相談ランキングベスト5!

総務省が発表した「平成28年度における移住相談に関する調査結果」で、地方移住をする際に相談を受けることの多い上位5位までの都道府県を紹介します。

地方移住相談ランキングベスト5!

【長野県】都心からも近い!

相談件数は15,021件で第1位

自然豊かで大都市圏からのアクセスが良く、子育て・住まい・仕事などを支援してくれる多く制度があります。

■参考サイト:長野県移住ポータルサイト「楽園信州」

【新潟県】首都圏での相談窓口が多く気軽に相談しやすい!

相談件数は13,246件で第2位

首都圏での相談窓口が4か所あります。気軽に相談しやく、PR活動も充実していてセミナーや移住相談会を30回/年以上開催しています。

■参考サイト:にいがた暮らし

【北海道】北の大地に憧れる!

相談件数は11,794件で第3位

自然が豊かで地方部までいくと本格的な自然が間近に接することができ、都市生活では味わえない魅力があります。夏は湿度は低く過ごしやすく、道南を除けば杉がないのでスギ花粉に悩まされなくてすみそうですね。

■参考サイト:北海道で暮らそう!北海道への移住・定住を応援する情報サイト

【富山県】富山湾の海の幸が魅力!

相談件数は11,787件で第4位

北アルプス立山連峰の山々に囲まれて、富山湾でとれる海の幸も豊富です。居住費も安く借りることができます。とやま移住応援団(協力事業者)などがあり、移住を希望している方に役立つ各種サービス、特典を提供しています。

■参考サイト:富山県移住・定住促進サイト「くらしたい国、富山」

【石川県】加賀百万石の文化が魅力!

相談件数は9,099件で第5位

北陸新幹線が開通して東京からのアクセスが良くなりました。多くの観光地もあり、海の幸山の幸が豊富で、法政大学調べの「幸福度ランキング」では全国第3位になりました。暮らしやすいことがわかっているため、とても魅力的な県です。

■参考サイト:いしかわ暮らし情報ひろば 移住したい人のためのポータルサイト



2018年住みたいまち部門別ランキング

宝島社の「田舎暮らしの本」で住みたい田舎ベストランキングが発表されました。人口10万人未満の小さなまちと、10万人以上の大きなまちに分けた部門別のベスト3は以下のとおりです。

小さなまち

総合部門1位 山梨県北杜市

  • 八ヶ岳、南アルプスなど雄大な山々に囲まれた自然豊かな環境
  • 周囲の山々から湧き出る名水や豊かな土壌、日照時間日本一の気候
  • 中央自動車道やJR中央線などの都心からのアクセスもよい
  • 子育て支援が充実している。子育て世代包括支援センターの設置、待機児童なし、第2子以降保育料完全無料、病児病後児保育園、中学3年生まで無料で医療が受けられます。
  • 子育て世代にマイホーム補助金として、新築最大150万円助成されます。

■公式サイト:移住・定住情報|北杜市

若者世代部門 大分県臼杵市

  • 豊後水道に面した豊かな自然環境
  • 国宝「臼杵石仏」や臼杵城を中心に城下町が今でも残っている歴史と文化のまち
  • 味噌、醤油の醸造業が盛んで、河豚が有名
  • 定住促進住宅として安い分譲価格の住宅の分譲を用意
  • 就農のための研修制度を設置

■公式サイト:移住支援|臼杵市

子育て世代部門 茨城県常陸太田市

  • 新婚家庭へ月額2万円の家賃が助成され期間は最大36ヶ月間
  • 子育て世帯を対象に住宅取得促進助成金の交付される
  • 市独自の医療福祉費支給制度があり高校生も対象とした医療費助成がある
  • おむつ代を2万円まで助成される
  • 子どもが3人目は保育料がタダ

■公式サイト:移住へのステップ|常陸太田市

シニア世代部門 長野県辰野町

  • 中央アルプス、南アルプスに囲まれて中央には天竜川がある自然豊かな環境
  • ゲンジボタルが乱舞するほたるの名所がある
  • 東京、名古屋からも車で2~3時間でアクセスできる
  • 辰野町定住サポートプランがあり、空き家改修費補助金を最大45万助成、また子育て世代が住宅を建築購入する場合は10万~50万までの補助金が交付される

■参考サイト:信州辰野町移住・定住応援サイトたつの暮らし

大きなまち

大きなまち

総合部門1位、シニア世代部門1位 福岡県北九州市

  • 公共交通網が充実しているので本州とのアクセスが良い
  • 他の大都市に比べ家賃が安くて、住宅の延べ床面積も広い
  • 他の大都市に比べて物価が安い
  • 医療機関の連携と受け入れ体制を強化した結果、救急車の病院到着までの時間が早くなった
  • 小児救急医療があり子育て支援施設も充実している

■公式サイト:北九州ライフ|魅力発信/移住応援/ふるさと納税 公式情報サイト

若者世代部門1位 栃木県栃木市

  • 移住、定住のための支援メニューがある
  • 大自然の中で農業ができるエリア、まちと自然が調和したエリア、東京通勤可能なエリアがある
  • 温泉が多い
  • 風水害や地震などの自然災害が比較的少ない

■公式サイト:移住定住支援 とちぎで暮らそ|栃木市

子育て世代部門1位 福岡県糸島市

  • 福岡県の西部、糸島半島に位置し海と山に囲まれている自然豊かな環境
  • 公共交通網が充実しているので大都市にもアクセスしやすい
  • 約20か所の野菜や魚介類の直売所がある
  • 毎年海岸で野外フェス「SUNSET LIVE」が開催される
  • 「快水浴場100選」に選ばれたきれいな海水浴場がある

■公式サイト:移住・定住情報|糸島市

地方移住の住むところの探し方

移住する地域が決まったら、次は住宅さがしですね。移住先でどのように暮らすのか?求める生活によって住まいの形態も変わります。仲介する不動産屋もなく住まいの情報が少ない自治体では、「空き家バンク」を始めています。住まいの情報が少ない地域では「空き家バンク」を利用して住宅を探すことができるでしょう。

地方移住の住むところの探し方

空き家バンクを活用しよう!

空き家とは「完全に人が住んでおらず管理もされていない状態のもの」と「普段は人がいないが仏壇があるため、管理するために決まった時期(お盆や正月)のみ人が集まるもの」などの形態があります。管理されずに放置されている家屋は、家屋の状態が悪くなり、雑草が茂り防犯上の観点からも地域の心配事になります。

そのような管理されていない空き家を有効活用するため、自治体が主体となって運営します。移住希望者と空き家の売却や貸し出しを希望する持ち主との紹介や仲介を図り、移住者へ空き家を提供するシステムが各地で行われてきています。このような空き家を活用するシステムが「空き家バンク」です。

空き家バンクの利用方法は、持ち主も移住希望者も予め空き家バンクに登録をします。手入れがされておらず長期間空き家になっていた家屋は、外壁などの見える部分だけでなく水周り、柱、土台等が傷んでいる場合もあるので、必ず自分の目で確認することが重要になってきます。

■公式サイト:空き家情報/ニッポン移住・交流ナビJOIN

地方移住をする前にまずはお試ししてみよう

よりよい生活をするために地方へ移住したものの、結果的に地域に馴染まないということにならないように、まずはお試し移住体験をしてみましょう。

地方移住をする前にまずはお試ししてみよう

地域見学してみよう

移住希望の地域や移住のスタイルなどの目的は持っていますか?自然豊かな山間部や利便性が充実している地方都市など、各地域にはそれぞれの長所があります。自分の希望する目的の移住スタイルができるかどうか、まずは実際に現地で生活を体験してみなければわからないことも多いはずです。

できるだけ移住希望地域へ通い、その土地での暮らし方を確認していきましょう。

田舎暮らしを体験できるツアーを利用してみよう

自治体などが企画している「田舎暮らしを体験できるツアー」などを利用してみましょう。1泊2日~2泊3日程の短期間のツアーが多く、内容は農業体験や伝統体験などその土地を知ってもらうための体験企画が多くなっています。先輩移住者と話しをする機会もあるので、移住希望者にとっては欲しい情報を効率よく得ることができるでしょう。

長期滞在できるお試し体験住宅を利用しよう

体験ツアーだけでなくもっと長期間の暮らしを体験したい時、ツアーのように決められた場所に行くだけでなく自分の好きなように地域を巡ってみたい時は、長期滞在してみることがおすすめです。

長期滞在したい場合は、「お試し体験住宅」を利用することをおすすめします。お試し体験住宅とは、主に自治体が主体になって運営していて、地域の暮らしを実際に済んで体験するために用意されている住宅のことをいいます。

物件スタイルは各自治体によってさまざまなものがあり(一戸建てや古民家など)、事前申し込みにより、1泊~年単位までの利用が可能となっています。お試し体験住宅の制度を利用したい場合は、各自治体のホームページで事前チェックをしてみましょう。

仕事はどう探せばいい?地方移住する際の仕事の見つけ方とは

地方移住した場合、仕事はどうしたらいいのか?見つけることができるのか?生活のために仕事を得ることも重要なことです。就職や就農のためのフェアに積極的に参加し、情報を収集することが良いでしょう。

仕事はどう探せばいい?地方移住する際の仕事の見つけ方とは

仕事はどう探す?

地方の求人情報を集める場合は、ハローワークのインターネット検索サービスを利用するのも良いかもしれません。相談員に直接相談して探したい場合は、ハローワークの「地方就職支援コーナー」を利用するのもおすすめです。また、多くの自治体が首都圏に就職支援相談窓口を開設しているので利用してみるのも良いでしょう。

■公式サイト:東京ハローワーク

就職フェアに参加しよう

地方自治体が主催する「U・Iターン就職フェア」のような、各種就職支援イベントが定期的に開催されています。現地企業の採用担当者と直接話すことができるので、最新の求人情報を収集するにはおすすめです。フェアの開催はホームページに告知されることが多いので、こまめに情報をチェックしておくといいでしょう。

新規就農するにはどうしたらいい?

農業経験のない人が就農したい場合は、就農支援や農業研修を利用してみましょう。就農支援は、主に国や自治体が行なっています。「新・農業人フェア」などの農家に興味がある人が参加できる就農フェアには、全国の自治体・農業法人が集まるので、具体的に相談することができます。また、情報収集もできるので積極的に参加してみるといいでしょう。

■公式サイト:
農業を始めたい皆さんを応援します!|農林水産省
全国新規就農相談センター

地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊とは地方に移住して、約1年~3年の間、地域で協力して活動を行うことです。報酬を受けながら、地場産品や農林水産業の応援などを行い、その土地に密着する活動をする内容が多いです。

■公式サイト:地域おこし協力隊|総務省

地方移住を応援している団体・相談窓口

地方移住を応援している団体・相談窓口

移住・交流情報ガーデン

地方移住に関する悩みを相談できます。移住に対する漠然した考えを相談することによって、具体的な内容にできるきっかけになります。

■公式サイト:移住・交流情報ガーデンの案内|全国移住ナビ

認定NPO法人 ふるさと回帰支援センター

地方移住希望者と地域の交流深めたい方たちをサポートするために情報の提供、ふるさと暮らしセミナーを行っています。

■公式サイト:NPO法人ふるさと回帰支援センター

一般社団法人移住・交流推進機構(JOIN ニッポン移住・交流ナビ)

移住相談会やセミナーの情報、地域の仕事情報、空き家バンクの紹介をしています。

■公式サイト:ニッポン移住・交流ナビJOIN

都道府県お問い合わせ一覧

内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局の「地方移住ガイドブック」P20~21に都道府県のお問い合わせ一覧があります。

■参考:地方移住ガイドブック「いなか暮らしはじめませんか?」(PDF)|内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局

自分の理想の地方移住を実現するために心構えと準備が必要

自分の理想の地方移住を実現するために心構えと準備が必要

地域にはその地域のやり方や考え方があるので、都会の感覚で利便性や効率を考えた生活をしようとすると、地域の方々に理解をしてもらうことは難しいかもしれません。「郷に入っては郷に従え」という精神で、地域の人たちに理解してもらえるように努力することが大切になってきます。

また、理想ばかりを追い求めると地域の人々も困惑していまうかもしれません。地方移住を実現するためには、理想論だけではなく現実をしっかり見据えるために情報取集が必要になってきます。フェアやセミナーに積極的に参加して、時間をかけて移住のための準備を進めていきましょう。

地方移住したときの仕事探し詳細はこちら!

少し前までは、田舎暮らしをする人は会社を定年した夫婦などが多く、「老後を自然に囲まれて暮らしたい」との理由で移住していました。しかし、最近では年齢関係なく、都会から田舎に引っ越して子育てをする人が増えてきています。生活をするためには「仕事探[…]

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