子どもがしっかり歩けるようになってきたら、次はおむつはずしかな?と思うママも多いでしょう。ところが、いざ始めると子どもが嫌がって失敗したり、はじめる時期やコツがわからずイライラして戸惑うことも多いですよね。そこで、おむつはずし成功のコツやトイレトレーニング方法などの情報を調べてみました。
おむつはずしって?
おむつはずしとは、子どもがおむつを使わず排泄できるようになることです。おむつをはずすために行うことから、トイレトレーニングやパンツトレーニングなどと呼ばれることもあります。
おむつはずし、した方がいい?
大きなメリットとして、おむつはずしをすると紙おむつ代がいりません。毎月の紙おむつ代は意外と多いもの。でも、消耗品なので減らすことができなかったと思います。おむつはずしをすることでパンツを購入するだけでよくなるので、おむつ代をカットすることができます。
次に、スイミングスクールでは「おむつがはずれていること」が入会条件の一つとしているところが多いので、水泳を始められることがメリットとして挙げられます。
おむつを卒業したら水泳を習わせようと思っているママさんも多いですよね。また、外出時の手荷物が減るのも嬉しいメリットです。
いつから始める?
おむつはずしは2歳前後ではじめる人が多いですが、何歳から始めなければいけないというものではありません。1歳でおむつがはずれる子もいれば、4歳になってからという子もいます。子どもの様子を見てスタートしましょう。
季節も関係ある?
夏は蒸れる季節。おむつかぶれが気になる時期でもありますから、夏からスタートする人が多いです。冬と違ってトイレの中も寒くないので始めるにはいい時期ですね。
夏から始めれば、遅くても次の春までにはおむつはずしが完了すると思います。2歳の夏からはじめて幼稚園に通うまでにという計画もできますね。それに夏は薄着なので下着の脱着も簡単です。洗濯物も乾きやすいので、失敗してもすぐに洗濯して乾かせるという利点があります。
もちろん他の季節でも問題ありませんが、大人でも真冬の寒いトイレは行きたくないもの。トイレから足が遠ざかる季節は避けましょう。「トイレ=寒い」など、行きたくないイメージがついてしまいます。どうしても真冬から開始するのであれば、トイレ用暖房を導入するなどして、部屋とトイレの寒暖の差を減らしてあげましょう。
おむつはずし時期の目安
おむつはずしの時期には個人差があると言いましたが、目安がいくつかあります。以下の項目にあてはまっていたら、おむつはずしを始める準備ができていますので参考にしてみてください。
1人で歩けるようになった
歩行が安定して自分の体を支えるのが上手になってきたら、徐々に尿意を感じるようになってきます。足腰がしっかりしていると、おまるや補助便座にも座ることができますね。
言っていることを理解できる
完璧に喋ることではなく、言葉を理解してくれるかがポイント。お話できなくても「たっちして」「ねんねするよ」など、分かってくれるようになったか判断しましょう。理解してくれる時期がきたら、トイレが何をするところなのかイメージさせることができます。
おしっこの感覚が開くようになった
朝起きておむつが濡れていないことがあったり、おしっこの感覚が2時間以上あくようになったか確認しましょう。膀胱が発達しておしっこを溜められるようになると、おしっこが出るタイミングが子どもにも分かるようになります。
おむつが汚れると嫌がるようになった
おむつが濡れるのが嫌だから、トイレに行くという意識付けができます。気になってよく触る、モジモジする、など気にしている行動が見られるようになったら、おむつはずしを開始するきっかけになりますね。
トレーニングはどこ?場所別おすすめアイテム8選
家庭によっておむつはずしのトレーニング場所はさまざまです。主な場所は以下のようなところですので、子どもの気が乗らないなら違う場所を試してみて、上手くいく場所を見つけてあげるといいですね。
部屋の中
トイレに入るのがこわいという子には、まずは部屋の中からはじめましょう。部屋の中ではおまるを使用するので、いくつかオススメ商品もご紹介します。
- リビング
- 子供部屋
いつも一緒に過ごすスペースなのでスムーズに座らせることができます。ポイントはコロコロ設置場所を変えないこと。いろんな場所でしていいのかなと混乱を招くおそれがあります。
トイレに入るのがこわくても、自分の部屋ならこわくないですよね。また、トイレは他の部屋に行ってするものだと場所を移動することを認識させることができます。
おまる 便座+チェア+ステップ 3WAY
部屋の中においていても気にならないデザインです。色はピンク・ブルー・グリーンの3色から選べます。おまるを卒業してトイレでトレーニングする時には、ステップとしても使えて便利です。
- 本体サイズ:W290×H160×D360(mm)
- 対象年齢:6ヶ月 ~5歳
- 重量798g:シートは取り外し可能で、ほとんどのトイレに取り付け可能
- 1WAY:取っ手付き型おまる/2WAY:洋式イス型おまる/3WAY:踏み台として
リッチェル Richell プチポッティ
対象年齢やレビューからすると小さめのおまるになります。小さめなので座りやすく、背もたれもあり安心して座ることができます。インナー部分が外れるので掃除も簡単です。価格はやや高め。
- 本体サイズ:イス型おまる時:26×31×24H(cm)/ポットおまる時:19×24.5×12.7(cm)
- :ポリプロピレン他
- 対象:年齢0ヶ月~24ヶ月
- 重量:1.1kg
永和 BABY CRAFT らくらくおまる
使用期間が短いものだからプチプラを探している方にオススメ。取っ手がついているから座りやすく、いきみやすい。ポット付きなのでお手入れも簡単です。
- 本体サイズ:W27.5*L36.5*H29cm
- 製造国:中華人民共和国
- 素材:ポリプロピレン、ABS
- 対象:12ヶ月~3歳
- 重量:939g
ホーローおまるフタ付き
20cmタイプは新生児から使えるおむつなし育児にオススメのアイテムですが、こちらは22cmと一回り大きいタイプになります。見た目がおまるには見えません。ホーローなので錆びにくく、汚れ落ちはもちろん、おまる以外の用途にも使えて経済的です。小さいので持ち運びも楽にできます。
- サイズ22cmタイプW22×H13.5cm(フタ込23.5)cm
- 容量:約2.7L
- 対象年齢:新2歳~
- 重量:700g
トイレ
トイレを嫌がらないならば、いきなりトイレでトレーニングしてみましょう。子どもは体が小さいので、そのまま便器に座らせるとおしりがすっぽりハマってしまいます。そうならないために、ここでは補助便座のオススメをご紹介します。
Jerrybox 補助便座 折りたたみ 持ち運びバッグ付き
色はイエロー・ピンク・ブルーの3色。滑り止め加工がしてあるので安心して座ることができます。家の中のトイレはもちろん外出時にも使えて便利です。パンダのイラストがかわいいですね。
- 折りたたんだ状態:18cm×15cm×5cm
- 対象年齢:1~6歳
- 重量:322g
3WAYトイレトレーナー よいこレット
オマル、トイレトレーナー(補助便座)、補助便座と、3通りに使用できます。カラフルでかわいい見た目と、階段式になっているので登りやすく、座っても足がブラブラしません。折りたたんでトイレの中に置いても邪魔にならず、設置も簡単です。
- サイズ:補助便座のみ:幅31.5×奥行35×高さ7cm、オマル使用時:幅40×奥行52×高さ35.5cm(座面高さ約18cm)
- トレーナー時:幅40×奥行48×高さ58cm
- 耐荷重:20kg
- 対象年齢:体重1歳頃~20kgまで
- 壁立掛け時:幅40×奥行25×高さ70cm
- 素材:ポリプロピレン
アンパンマン 2WAY補助便座 おしゃべり付き
小さい子は誰もがハマるアンパンマンの補助便座です。これを使うとトイレに行きたがる確率が高くなるようです。理由はサウンドボタン。トイレにいる時間は退屈ですが、音楽が流れると楽しい気分になります。喜んでトイレトレーニングをしてくれるとありがたいですね。
- 本体サイズ:W250×H270×D340(mm)
- 重量:848g
- 製造国:中華人民共和国
- 素材:補助便座/ABS・PP・合成ゴム、サウンドボックス/ABS、便座シート/ポリエステル・ポリウレタン・PVC
- セット内容・付属品:補助便座×1、サウンドボックス×1、便座シート×1セット(左右×各1)、小冊子×1
- 対象:18ヶ月~
アイリスオーヤマ キッズステップ
トイレは便座まで高さがあるので1人で座るのは難しいです。でも、最初から最後まで自分1人でやりたいと思う子も多く、それを遮ってしまうと不機嫌になってトレーニングにならないことも。キッズステップがあれば座る時も1人でできるのでオススメです。1人でできるようになっても、必ず側について見ていてあげてくださいね。
- サイズ(mm):W320×D350×H812
- 重量(g):812
- 主要材質]本体:ポリプロピレン/脚:熱可塑性エラストマー
- 耐荷重(約):全体100kg
- 天面サイズ:(約)1段目W224×126mm/2段目W210×159mm
- 原産国:中国
おむつはずし成功のコツ
おむつはずしの成功は、子ども側の準備はもちろん親の心構えも大事です。イライラして怒ってばかりいませんか?怒ると子どものヤル気が削がれてしまうし、ママも自分を責めてしまうかもしれません。そうならないためにも、おむつ外し成功のコツを見て行きましょう。
子どもに達成感!できたら褒める
褒められて嬉しくない人はいません。大好きなママに褒められれば、なおさら嬉しいです。自分でおしっこができたら大袈裟なくらい褒めてあげましょう。
失敗して当たり前と思う
最初は失敗して当たり前。すぐに出来るなんて思わない方が成功の近道です。失敗して当たり前と思うことで、失敗した時のイライラはなくなり、成功した時の喜びは大きくなります。
子どもの気分を優先する
体調や気分は日々変わるもの。嫌がっているのに無理矢理トレーニングをしてもマイナスの結果にしかなりません。1度でもトイレが嫌なものだというイメージがつけば、おむつはずし成功は遠くなってしまいます。
行く時間、座る時間を決める
2時間おきにトイレに行く習慣をつけるといいようです。そのうち必ずトイレでおしっこが出るので、その時は褒める。とにかく繰り返すことが大事です。
ご褒美シールなどアイテムを使う
言葉で褒めるのもいいですが、ご褒美シールを使うと子どものやる気に繋がりますね。成功したらハナマルシール、失敗しても残念シールをつけてあげるといいと思います。トイレが楽しい空間になるように色んなアイテムで飾ってあげるのもいいですね。
トイレトレーニング絵本を読み聞かせ
大人はトイレがどういう場所か知っていますが、子どもが分かっているとは限りません。トイレを分かってもらえるように、絵本を読み聞かせるのもいいですよ。
上記以外にもトイレトレーニングの絵本はたくさんあるので、探してみるのも楽しいと思います。
寝るときは紙おむつで頑張りすぎない
夜でもおしっこはトイレだと思うと、なかなか気が休まりません。なんでも完璧を求めると煮詰まっていまいます。夜は紙おむつを履かせるだけで、子どももママも安心できますね。
いきなりパンツを履かせる
実践的になりますが、いきなりパンツを履かせてみるのも1つの方法です。紙おむつはとても優秀で、おしっこをしても即座に吸収してしまうので気持ち悪い感覚になりません。
でも、普通の布パンツはおしっこをすると濡れて気持ち悪いですよね。この気持ち悪い感覚が大事で、おしっこで濡れるのがイヤだからトイレにいくという習慣が身につく場合があるんです。
服や床が汚れるのは覚悟しなければいけませんが、気持ち悪いのが苦手な子ども、最短でおむつはずしがしたいというママにはオススメの方法です。
カッコイイパンツや可愛いパンツなど、子どもが好きなパンツを用意しておくと「パンツを履きたい」という気持ちになります。その時に「今日はパンツだから、おしっこはトイレでしようね」と声をかけてあげるとヤル気になってくれるはずです。
おむつ卒業も個人差!おむつはずしは長期戦と心得る
いかがでしたか?おむつはずしについて見て行きました。すぐに出来る子もいれば、時間がかかる子もいます。子育ては人それぞれ。「うちは1日で出来た、1週間で出来た」なんて話を聞いて焦ることはしないでください。そのうちできるようになりますから、楽しみながら子どもと一緒におむつはずしにチャレンジしましょう。