就活がつらいと感じたらするべきこと5つ!自分を責めないで成長していることを認めてあげよう

就活がうまく進まないと、つらい気持ちになったり、友人と自分を比較して不安になったり、マイナスの感情に振り回されてしまいますよね。そこで、就活を原因に自分を責めてしまわないよう、つらい感情の解消法を5つにまとめました。

採用されない理由は小さいことかもしれない

新卒の方の就活にしても、社会人経験が少しある若い世代の就活にしても、面接で即採用となる仕事の経験値はほとんどないに等しい状態と言えるでしょう。具体的な仕事は実践して覚えることが当たり前ですから、仕事ができない人間と判断されて不採用になるわけではありません。不採用の理由はもしかすると、つらいと感じる必要のない些細なことかもしれません。

何社も内定がもらえないという現実に泣きたい

何社もエントリーして、どこの企業からも内定がもらえないといったことは、特別なことではありません。しかし不採用の理由が分からないままなので、連続する不採用には泣きたくなるほどの絶望感を味わうでしょう。そのまま自信を失くしてしまうと、就活する意欲が無くなってしまいます。

採用されなかった会社は自分に合わない会社!とにかく面接慣れしよう

就活で不採用が続いても、淡々と就活を継続できる人は、「縁がなかったんだ」と割り切ることができています。次の採用試験に意識を集中させることができるのです。落ち込む人と落ち込まない人、その違いは解釈の違いにあります。理由が分からない不採用だからこそ、その現実をどう受け止めるかはあなた次第ということになります。

大概は面接での応答の仕方や態度など、マナーで人間力を見極められます。面接官が「育ててあげたい新人」「一緒に働きたい人」などといった理由で選んでいることでしょう。中途採用であれば経験値やリーダー力なども判断材料となりますが、面接官との相性だけで、自己否定に陥る必要は全くありません。通勤時間などでも判断されるものですから、面接官を過大に見すぎず、人として見るようにしましょう。

自分自身も「受けたい会社を面接する」くらいの気持ちで、次の採用試験へと気持ちを切り替えていきましょう。不採用となった会社の数だけ、場数を踏んでいます。初めて面接を受けた時の自分より、社会を知って成長している自分をもっと認めてあげましょう。

人として否定された気分、それは錯覚

就活で不採用が続いて、つらい気持ちが晴れない場合、どのような心持ちでいたらいいのでしょうか。また、そのつらい気持ちが錯覚だとしたらどうでしょうか。

社会で通用しない人間だと思えて疲れる

マイナス思考が止まらなくなる就活。自分を必要としてくれる会社などないのではないかと滅入り、本当に疲れてしまいます。しかしそれは、考え方が飛躍しすぎています。つらい気持ちに打ちのめされているとバカげたように思えるかもしれませんが、「憧れの会社で働きたかったけど、もっと環境のいい企業に出会えるかもしれない。」と明るく受け止めてみる癖をつけてみませんか。自分はネガティブだからと自分の性格を決めつけるような、自分で自分を苦しめる癖をチェンジして構わないのです。

業界が得意・興味分野であることよりも人として成長したい旨をアピール

つらい気持ちは錯覚で、いいことが待っていると考えられるようになったら、自分が面接官になったつもりで、自分トライアルをしてみましょう。どこか頼りない点やコミュニケーション力不足を感じたら、次は謙虚さを前提に、仕事を通して成長したい旨をアピールしてみてはいかがでしょうか。そして面接時のみ役者になることです。

嘘でもいいので理想の明るい人間を演じるのです。そしてその業界について知っていることを話すよりも、仕事を通していろいろ学ばせてもらいたいという意向を前面に押し出してみましょう。演技力を身につけるには、練習がいるかもしれませんが、何もせず面接を受けまくるより、確実に努力が実を結ぶでしょう。

内定が人生のゴールではない

就活で内定をもらわなければ前進できない気分になるものですが、本当に就活で内定をもらうことが全てなのでしょうか。

内定をもらっている友人が羨ましくてつらい!

自分が就活でつらい思いをしている時に、周りの友だちが内定をもらっていると、羨ましくてより落ち込んでしまいますよね。友人と自分を比較すると就活に限らず、これからの人生の節目節目で常につらい思いを抱えながら過ごすことになってしまいます。マイナスの感情はさらなるマイナス要因を呼び、不運を招いてしまいます。

年内内定が人生の全てではないので、少し先の将来を見据えよう

優秀な人材は早く内定がもらえることでしょう。その優秀な人材とは、他人と自分を比較したり、人を羨んだり、ネガティブ思考のタイプではないはずです。つらく思うのは、自分を落ち込ませる考え方をしているだけですから、内定をもらうことに執着するより、何年か先を見据え、その企業で自分が成長したいかどうかで就活を進めましょう。

不採用という結果を受けて、人生終わったと考えるようでは、その先の厳しい社会勉強についていけないでしょう。本当の大変さは働いた後に見えてきます。人生、大手企業への就職が全てではないことを、さまざまな情報収集で知ることも大切です。インプットした情報から視野を広げて客観的な考え方を身につけ、それを就活でも活かしてください。

就活に固執した姿勢よりも心を柔軟に

就活では応募したい会社が見つからないということもよくあります。目標達成のために期限を設けることは有効ですが、内定をもらうための就活を続けるよりも、心を柔軟にして次の面接に備えたいものです。

応募したい求人がなくてつらい!

年が明けると企業側も新卒採用のシーズンを終わらせ、求人数が減ることでしょう。求人が無いことにすら滅入るものですが、その前に希望の職種について、需要がどの程度なのか調べているでしょうか。その業界に入りたいと懇願しても、求人が出ていなければ応募することもできません。繁忙期が分かりやすい業界であれば、繁忙期前に求人が出る可能性があります。年度内で内定をもらうことを急ぐよりも、さまざまなタイミングを計る必要があるかもしれません。

妥協して希望条件を減らした求人検索よりも就活を一時休もう

応募したい求人がなければ、就活サイトだけでなく、就活イベントや求人誌などもフル活用しましょう。幅広く閲覧しているにも関わらず、応募したい企業との出会いがない場合は、就職したい理由に順位をつけて求人の検索条件に妥協が必要になってきます。しかし、その作業こそが就活をつらいと感じてしまう要因でもあります。妥協は必要なのですが、就活をつらいと感じたら、就活に固執した姿勢から思い切って離れることをおすすめします。

そして深刻なうつ症状に陥らないように、自分の精神状態をコントロールする力をつけてください。例えば、睡眠不足はストレスを感じるホルモンの分泌が増えます。十分な睡眠をとって、就活について考えない、好きなことをする日を週1~2日確保しましょう。

運動によってうつ症状が緩和したという研究データなども発表されています。軽い運動はリフレッシュに最適と言えます。求人情報ばかり見る毎日が続いたなら、一週間以上、就活から離れても長い人生に差し支えないでしょう。休息は就活を成功させる手段と捉えましょう。

経験した挫折感や絶望感は、これから生きていく武器になる

就活による止まらないネガティブ思考は、この世界であなたの頭の中だけにあります。つらい気持ち、不安感、絶望感を一度整理して、自分を癒してあげませんか。

どうしていいか分からなくてつらい!

頑張っても頑張っても内定がもらえない事態に、もうどうしていいか分からなくなる、といったことも起こります。次こそ改善しようと反省点を見つける作業すら、やる気が起こらなくなるでしょう。あらゆる行動を試しても結果が出せない場合、人は自己肯定ができなくなり自信を失くしてしまいます。

つらい経験をした人ほど、時間や人間、状況に感謝できる

就活でつらい気持ちに陥ったら、悩みを書き出してください。今の気持ち、これからのことなど自由に書きます。紙に悩みを書き出す行動は、自信回復や悩み解消の効果があるそうです。合わせて、一週間に起こった感謝できる事柄も書き出してみてください。些細なことで構いませんから感謝できることを書き出すと、楽観的な気持ちが生まれ、幸福感が持続する傾向にあります。良いことに気づき、その後も気づこうと意識するためです。

就活で不採用であっても、学んだことや企業に足を運んだことで知ったことなどを書いてみましょう。自然とつらい気持ちがおさまることに気付くはずです。またつらい経験をしてからつらい期間を終了すると、さまざまなことに感謝できるようになります。時間を大切にしたり、人との繫がりに感謝したり、その場の状況に幸福感を感じることができるようになるでしょう。それはこれから社会に出て生きていく上で、必ず役立つ心の武器になります。

リアルな今の自分、フレッシュさを売りにしたっていい

就活のつらい気持ちを軽くするよう自分自身をコントロールできれば、次の面接時に挑む気持ちが前回よりも変化していることでしょう。また、マインドフルネスやアドラー心理学など、自分をマネジメントする際に参考にしたい情報に触れることも、今後役立つものとなるでしょう。

面接では、真面目になりすぎて自分らしさを失うよりも、まだ知らない世界が多い今の自分を隠そうとせずに自己表現する方が、気分がラクになります。どうせ次もダメだと思うのなら、面接官を親戚のおじさんと思って接してみましょう。面接マニュアルでガチガチになった人間より、自然体でいる姿は、面接官にとっても面接しやすい人と認識されます。それは会話しやすく仕事に有利な人材と受け止めてもらえるチャンスにもなります。就活は自分を知ってもらう場。心を開放して挑めるよう、感情コントロールも上手に取り入れて、内定を手にしてください。

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