ライフワークバランスの本当の意味とは?企業の取り組みと女性から見たメリットを解説!

MOMOKO

朝、すばやく身支度をして出勤。慣れた仕事をこなして、つい今日も残業。上司と軽く飲んで帰ったらもう23時。メイクを落とさなきゃと思いながらソファでうたた寝…。バリバリと働く女性の1日はあっという間に過ぎていきます。一方で、仕事を効率よく定時で切り上げ、プライベートも充実している同僚を見て、うらやましく感じることはありませんか?そんなときは、自分のライフワークバランスを見直すといいかもしれません。今回は、女性にとってのライフワークバランスの重要性やメリットについて考えていきます。

実は知らないかも?ライフワークバランスの意味

ライフワークバランス(ワークライフバランス)の意味はご存知ですか?

■仕事とプライベートを分けて両立すること
■残業時間を減らし定時に帰れるようにすること

これは実はあまり正しくない解釈なのです。ライフワークバランスの定義はひとつに決められているわけではないですが、一般的な定義がありますので押さえておきましょう。

ライフワークバランスの定義とは

  • ライフワークバランス=仕事と生活の調和

ライフワークバランスの直訳は「仕事と生活の調和・調整」です。もっと詳しくいうと「仕事と生活が良い影響を与え合って、その両方が充実すること」です。

■終業後に仕事のスキルアップにつながる勉強をして、さらに仕事の能率を上げる
■仕事を効率よく終わらせて休暇を数日とり、家族とともに旅行でリフレッシュする
■休日に興味のあるスキルを身につけ、理想の職業に転職する

このように、仕事とプライベートの相乗効果によって、人生そのものが向上していくことが、ライフワークバランスのメリットです。

  • 国が定めた「ワークライフバランス憲章」とは?

ライフワークバランスは、1990年代のアメリカ企業が従業員の活性化を図るために生まれた概念です。日本でも、平成19年から内閣府が「ワークライフバランス憲章」を作成することで、本格的に広まりました。ワークライフバランス憲章の概要を簡単に言うと以下の通りです。

■国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たせるようにすること
■家庭や地域社会などにおいても、多様な生き方が選択・実現できる社会にすること

参考:内閣府

国がライフワークバランスに取り組み初めたきっかけは、少子高齢化やグローバル化など社会の変化に対して、日本の労働環境をマッチさせる必要があったこと、長時間労働など古くからの働き方や職場環境がきっかけで心を病む労働者や自殺者が増加したことなどがあります。ワークライフバランス憲章に揚げている、2020年までに達成する目標をいくつかご紹介します。

■フリーター数:約178万人→124万人に減らす
■週労働時間60時間以上の雇用者の割合:50%減らす
■年次有給休暇取得率:47.4%→70%に増やす
■第1子出産前後の女性の継続就業率:38.0%→55%に上げる
■男性の育休取得率:1.23%→13%に上げる

参考:内閣府

これ以外にも、メンタルヘルスケアを受けられる職場を増やしたり、在宅型テレワーカー数を増やすなどの目標があります。国としてもライフワークバランスの改善に必死に取り組んでいるのがわかりますね。

女性のとってライフワークバランスが良いメリットとは

女性にとってライフワークバランスを向上させるメリットは何でしょうか。「仕事と家庭の両立がしやすくなること」「アフター5を充実できること」以外にもたくさんありますので、説明していきます。

ライフワークバランスがもたらすメリット

  • さよなら長時間労働!効率の良い仕事重視に

歴史ある会社にありがちなのが、残業や休日出勤をする人=良い評価をされるという社風です。たしかに、時間をかけてより仕事のレベルを上げる時期も必要です。しかし男性に比べて体力がなかったり、生理や妊娠中など体調を崩しがちな時期の女性、時短勤務のママさんは、長時間労働が評価の壁になることもあります。

ライフワークバランスの考え方が定着することで、効率の良さを評価されるようになれば、元々効率良く工夫して仕事をしていた女性は評価されやすい環境になるでしょう。

  • 仕事のスキルアップ・キャリアアップの準備ができる
  • 仕事の終わる時間が読めないと、仕事後に予定を入れにくい状況になります。ですが残業を減らして就業後の時間を確保することで、取りたい資格の勉強や身につけたいスキルの習得に時間を使えるようになり、結果として仕事の能率が上がったり、同業種・他業種へのキャリアアップ転職ができるようになります。

  • 婚活や恋活がしやすくなりプライベート充実
  • 婚活や恋活をしたくても時間的・体力的に余裕がないという方も多いかもしれません。ワークライフバランスに配慮することで、婚活や恋活に時間を使えるようになります。理想のパートナーを得ることでさらに人生が楽しくなり、仕事にも余裕が出てくるでしょう。またすでにパートナーがいる方も、職場以外の人と交流することで人脈の幅が広がります。

  • 夫を巻き込んだ育児や介護が可能に!負担軽減と喜び倍増
  • 自分だけでなく夫のライフワークバランスも良くなると、夫にも時間のゆとりができるので、一緒に育児や介護ができるようになります。自分だけでは手一杯な育児も二人なら余裕が生まれますし、子供を育てる喜びを分かち合うことができます。

    また、介護に時間が必要な人は今後さらに増える見込みですので、今のうちに時間のゆとりを持てる準備をしておくと良いでしょう。

  • 体力と気持ちに余裕が生まれ、さらに若々しい女性に
  • ふと鏡を見ると疲れた顔の自分が映っている…なんて避けたいですよね。ライフワークバランスに配慮することで、体力と気持ちに余裕が生まれ、外見や内面を磨くことに時間がかけられるようになります。休息に時間を充てることも大切です。いつまでも若々しい自分でいたいものです。

    あなたの会社は大丈夫?ライフワークバランスの取り組み

    ライフワークバランスの向上に取り組むメリットはたくさんありますが、今の職場のライフワークライフバランスはどうでしょうか。満足度が高い企業の特長がありますので、ご自分の職場と照らし合わせてみてください。

    ライフワークバランス満足度が高い企業の特長

    • 経営陣が改革に本気
    • ライフワークバランスは、単なる社内の制度変更ではなく、会社の理念や価値観を変える重要なものです。そのため、会社の経営者や経営陣が本気で改革に取り組むことが大切です。経営陣の取組姿勢を観察してみてください。ライフワークバランスを重要視している企業では、会社の理念に明記されていることもありますので、就職するときにチェックしてもいいかもしれませんね。

    • 制度が整っていて活用されている
    • 時短制度やテレワーク制度などのライフワークバランスにつながる制度が整っているか、そして制度が活用されているかをチェックしましょう。制度があるだけでは意味がありません。

      わかりやすいのは、産休や育休・休職した女性の復帰率です。復帰率が高い場合は、制度が利用されていてかつ機能していることを示しています。もし復帰率が低い場合は、復帰したときのポジションが希望と違う、家庭と両立できないなど、復帰しにくい理由があるはずです。

    • 現場の声が反映されている
    • 経営陣がライフワークバランス改革に本気だったとして、現場の声が反映されているでしょうか。現場の社員が必要としない制度や規則が決められると、余計にライフワークバランスが悪くなりがちです。普段から自分の考えが経営者や上司に届きやすい社風であれば問題ないでしょう。

    ライフワークバランスの取り組み例

    これからライフワークバランスを向上させるための制度を取り入れる会社もあると思いますので、評判の良い制度をご紹介します。

    • 年次休暇・リフレッシュ休暇の消化率アップ
    • 年次休暇(有給)やリフレッシュ休暇(一定の年数を勤続した社員に与える休暇)制度がある会社は多いと思いますが、その消化率は何%でしょうか。消化率を上げるためには、単に休みを取らせればいいわけではなく、休みを取れる職場環境にすることが重要です。消化率を100%に近づけられるような社内体制の改善に取り組んでみましょう。

    • 在宅ワーク制度
    • 最近増えているのが、会社以外で仕事ができる在宅ワーク・リモートワークの推進です。育児や介護をする必要がある社員にとってはとても便利な制度です。リモートワーク人口が増えればオフィスの経費削減にもつながるので、会社としてもメリットがあります。リモートワークを取り入れる際は情報漏えいの危険が高まりますので、PCのセキュリティ環境を整える必要があります。

    • フレックス制度
    • 出勤時間や退勤時間に幅を持たせるフレックス制度により、社員のライフスタイルに合わせた勤務ができるようになります。もし社員全員が揃う時間帯が必要であれば、全員出勤を義務付けるコアタイムを設ければ良いでしょう。

    • 復帰制度
    • 女性が利用する制度といえば産休と育休ですが、子どもが2歳になるまではいつ復帰しても良いなど、復帰する時期に幅を持たせた制度だと利用しやすいです。また、一度退職した社員が5年以内であれば再度就職できる「カムバック制度」がある会社もあります。制度を利用してワーキングホリデーや海外留学をし、得た経験を業務に活かせば、会社としても優秀な人材が増えて一石二鳥ですね。

    ライフワークバランスは大切!本気で考えてみよう

    私自身、ライフワークバランスは良く聞きますが、そこまで重要だと思っていませんでした。しかしライフワークバランスの向上に取り組む中で、自分の働き方やプライベート、人生の方向性まで見つめ直すいいきっかけになりました。
    もし今いる職場環境が悪いのであれば転職や職場改善、プライベートが充実していないなら充実させる努力をしてみてはどうでしょうか。
    仕事とプライベートの相乗効果で、さらに充実した楽しい日々に変えていきましょう!

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