仕事が嫌いになる理由は大きく7つ!楽しいと感じている人との差は人嫌いなところにある?

仕事が嫌いという人は、この世の中にどのくらいいるのでしょうか。最初から仕事が嫌いだったのか、それとも務めてみて嫌いになってしまったのか、人それぞれだと思います。このまま仕事が嫌いでは、毎日がつまらなくなってしまうと思いませんか?仕事が楽しいと感じている人は、なぜ楽しいと思って働けているのでしょう。その理由を探っていきますしょう!

仕事が嫌いな人の理由は大きく分けて7つ

仕事が嫌いな人は、最初から仕事が嫌いだったのでしょうか。それとも、入社して働くうちに嫌いになる理由ができてしまったのでしょうか。原因はさまざまあると思いますが、中でも代表的な理由を紹介します。嫌いになった理由によっては、解決策が見つかるかもしれません。

人間関係が辛すぎて仕事が嫌いになった

仕事をする上で、会社にはさまざまな人がいます。人間関係が辛すぎると、「会社に行きたくない」となり、仕事が嫌いという結果を導いてしまうことでしょう。仕事は一人でするものが少なく、ほとんどが人間関係で成り立っています。黙々とデスクワークをしていても、なにかと人との関わりはあります。一度、人間関係が辛いと思ってしまうと、その中で仕事をするのは「頼めない」「相談できない」「任せられない」と負のループに陥ってしまい、さらに「仕事が嫌い」という気持ちを悪化させてしまうことでしょう。

では、人間関係を変えることで仕事が嫌いではなくなるのでしょうか。関わりたくない人が居ない職場や部署にすることで、会社へ行くことが苦痛ではなくなるかもしれません。とても辛いのであれば、転職や異動をすると解決するかもしれません。

仕事内容が好きではない

1日のほとんどは会社で過ごします。その仕事内容が嫌いでは、会社に行くのが苦痛になり「人生の貴重な時間を無駄にしているのではないか」とさえ思ってしまいます。お給料のためと割り切ることもできず、やりがいも感じられないくらい嫌いな仕事内容では、やる気がなくなる一方でしょう。毎日嫌いな仕事をしていると、気が滅入ってきてしまいますよね。

それが原因となり、仕事が嫌いにさらに拍車が掛かってしまいます。では、退職や転職をせず仕事内容を変えてみるのはいかがでしょうか。異動届を出すことが可能であれば、試してみるのも1つの方法かもしれません。

仕事は好きだけど会社が嫌い

仕事は好きだけど、会社の体制や方針が酷過ぎるため、辛いと感じる人も少なくありません。モチベーションをあげるための好きな仕事が、会社側からの指示でうまく回すことができなくなってしまったり、それによる影響も大きくなってしまっては、やる気の行き先がなくなってしまいます。「会社が嫌い」から「仕事が嫌い」に発展しないよう注意しなければいけないでしょう。

しかし、仕事自体は好きなのであれば、職場を変えても、やる気を買ってくれる企業はあるのではないでしょうか。本来の力を発揮できない企業にいるよりも、のびのびと仕事ができる環境に移ることも、自分のためになるのではないでしょうか。

仕事ができない自分が嫌い

仕事でうまくいかない時など、何もできない自分にイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。「次は頑張ろう」と切り替えられる気持ちがあれば「仕事が嫌い」になることは少ないと思います。しかし、簡単に切り替えられるものでもありません。同僚や周りと比べてしまうことで、自分の不甲斐なさが際立って見え、さらに落ち込んでしまう。

そんな悪循環に陥り「仕事が嫌い」となってしまうのではないでしょうか。しかし、周りと比較せずマイペースに行うことで、ミスが減ることもあります。人と比べることは、焦りにつながってしまいます。焦らず仕事をするためには、まず人と比較することをやめてみてはいかがでしょうか。

勉強が嫌いだから仕事を覚えるのが苦痛

覚えることが苦手な人もたくさんいます。特に、興味のない仕事に関しては、覚えること自体が苦痛に感じ、覚えることの意味がわからなくなってしまうことでしょう。覚えられないことで、仕事がうまく進まず、上司に怒られることもあります。そのことでさらに「仕事嫌い」が加速してしまいます。しかし、勉強をすることが嫌いでも、興味のあることは自然と頭に入ってくるのではないでしょうか。仕事全部を覚えようとせず、少しずつ興味を持ってみることから初めてみてはいかがですか。

ライフステージが変わって仕事が嫌いになった

ライフステージの変化によって仕事が嫌いになるのは、女性に多い理由の1つです。仕事が好きと感じていた人や、キャリアウーマンと呼ばれていた人が、結婚や出産により一時的に現場を離れ、職場に戻った時「以前とは違う現状」に疲れてしまうことが原因とされています。仕事と育児の両立をしなければいけなくなり、周囲の変化に戸惑ってしまうのです。ライフステージと心境の変化が重なり、好きだった仕事が嫌いになってしまうのでしょう。ライフステージが変化する前の自分を無理に求めようとせず、今できることから、無理のない範囲で仕事を始めてみてください。

努力しているのに評価されないから嫌いになった

仕事をどんなに頑張っていても、評価をされないとやる気を無くしてしまいます。会社に入ると、できて当たり前と思っている企業も多くあり、怒られることはあっても褒められることが少ないのかもしれません。しかし、怒られてばかりでは、やる気を失い、仕事に対して「嫌い」という感情が出てきてしまうのは当然のことです。

評価を求めてしまうのは自然なことで、自分だけが知りたいと思っているわけではないはずです。明らかに不当な評価や偏った評価をする企業なのであれば、今後のことを考えることをおすすめします。

仕事が楽しい・嫌いと感じている人の割合はどのくらい?

仕事が嫌いな人ばかりではなく、仕事が好きな人もいます。では、仕事が好きと感じる人の割合はどのくらいなのでしょうか。また、嫌いと感じる人の割合も合わせてご紹介いたします。

仕事が楽しいと感じている人の割合

マイナビが社会人500人を対象に、「Q.仕事をしていて楽しいと思うことがありますか?」と質問をしました。その中で6割弱の人が、「楽しいと感じる時がある」という回答をしています。仕事をしている時間全てが楽しいと感じている訳ではなく、「楽しいと思う瞬間」を逃さないことが大切なのでしょう。

仕事が楽しいと言える理由

仕事が楽しいと感じる人は、どんなことがきっかけで「仕事の楽しさ」に気づけたのでしょうか。仕事をしていると楽しいばかりではなく、辛くて嫌だなしんどいなと思うことがたくさんあります。その中でも、楽しいと感じるときはどのようなときなのでしょうか。

  • 人に感謝された時
  • 自分が頑張った分、相手から感謝されることは、どんなときも嬉しい気持ちになります。サービス業や接客業ではなくても、人と接する職場では、必ず感謝される場面に出くわすことがあるでしょう。収入だけでは得られない「感謝の言葉」は大きな喜びになり、やる気につながります。そして、自分と相手との信頼へと変化していきます。

    周りから信頼されることで、仕事への向き合い方が変わり、仕事をすることが楽しいと思えるようになるのではないでしょうか。また、自分から感謝の言葉を伝えることで、周りの人のやる気も引き出してあげることができるでしょう。「感謝の言葉」の掛け合いは、職場の雰囲気を良くしてくれる魔法の言葉なのかもしれません。

    目標を達成した時

    目標を持って取り組んだ仕事が終わった時の達成感は、仕事の喜びを感じる瞬間ではないでしょうか。ゴールが近くに迫ってくる緊張感と、ワクワク感を仕事で味わえるのは、目標を決め仕事に取り組んできた結果と言えるでしょう。どんな仕事でも、必ず区切りはあります。単調な仕事は、永遠に感じてしまうこともあるでしょう。しかし、区切りや目標を立て、終わった時に自分へのご褒美を設けたりすることで、楽しい気持ちに切り替えられるかもしれません。

    自分の成長を感じられた時

    新しいことを一つひとつ覚え、できることが増えた時は自分の成長を感じ、楽しくポジティブな気持ちになります。マンネリ化してしまった仕事に対しても、効率化を見つけ出したり、目標を作ってみたり、チャレンジをし続けることができる人は、成長できます。自分のやってきたことが評価されると自信につながり、頼られることも増えるでしょう。人から頼られることは、喜びへと変わります。喜びが増えることで、仕事が楽しいと思うことも増していくことでしょう。

仕事が嫌いと感じている人の割合

マイナビの質問に対し、4割の人は「仕事が嫌い」または「楽しいと感じない」と回答しています。4割の人が毎日、楽しくないと思いながら仕事をしているのが現状です。

仕事は嫌いだけど続けている理由

仕事が嫌いと感じていても続けている理由があります。では、その理由とはなんでしょう。そこに楽しさを感じることは難しいのでしょうか。また、メリットとして感じていることも、我慢しているのであればストレスになります。しっかり見極め、本当に続ける理由があるのかを考えましょう。

  • 安定した収入が得られる
  • どんなに仕事が嫌いでも、安定した収入のことを考えると、仕方なく続けることを選択する人も少なくありません。安定した収入を得られるのであれば、それがメリットになるからです。しかし、金銭面だけでは嫌いな仕事を長く続けることは難しくなってくるでしょう。お金には変えられないストレスが、悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。収入がライフスタイルに合っているのであれば、早めに「収入以外の何か楽しいと思えること」を探し出すことをおすすめします。

  • 新しく仕事を覚えるのが面倒
  • 職場を変えると、仕事の覚え直しをしなくてはいけません。新しい人間関係の構築も必要です。その作業がストレスに思う人は、現状維持のままがメリットと感じていることでしょう。嫌いな仕事をずっと続けることは、ストレスにならないのでしょうか。同じ職場にいても、部署が変わったりすることで、新しく仕事を覚えなければいけないこともあります。ストレスが蓄積する前に発散する方法を見つけ出し、少しでも前向きに新しい取り組みに挑んでみてはいかがでしょうか。

  • 転職活動をしたくない
  • 仕事に対してネガティブだと、転職活動が苦痛に感じてしまいます。仕事が嫌い人にとって、自分に向いている仕事がわからず、すべてが嫌になることがあるでしょう。嫌いな仕事ではありますが、現状維持まま仕事をしている方が「楽」なので仕方がないと続ける場合もあります。しかし、「楽」だけど「嫌い」では、ストレスが蓄積してしまいます。

    転職活動をしたくないのであれば、社内で異動を希望してみてはいかがでしょうか。異動することで、楽しいと思える仕事に巡り合うかもしれません。異動なら、煩わしい転職活動もありません。自分自身のメンタルのためにも、できるだけストレスの溜まらない仕事を探すことをおすすめします。

今の仕事が嫌いだから転職するべき?

転職を希望するぐらい今の仕事が嫌いなのであれば、転職をするのは悪くないのかもしれません。しかし、一時的な感情による転職は、転職先でも同じようなことで仕事が嫌いになってしまいます。その思いは一時的な感情ではないのかを、冷静になりしっかり確認しましょう。

仕事が嫌いで会社を辞めるときの理由

仕事が嫌いでストレスがたまり、「身体を壊してしまいそう」など、退職を考えることもあるでしょう。しかし、退職の理由として「仕事が嫌いだから」は望ましくありません。会社を辞めたい本当の理由を正直に伝える必要はありませんが、会社を非難するような理由は避け、退職理由として納得してもらえるものがベターでしょう。

「人間関係が嫌」「仕事内容が嫌」などの本音と、建前を一緒に考えることが大切です。辞めたいがための適当な理由は、後々転職をする時につじつまが合わなくなることもあります。今後のためにも、できるだけ本音で話しておくことをおすすめします。仕事は嫌いだけど、円満退職を心がけましょう。

好きなことを見つけストレス発散しよう

仕事は生きていくためにしなければいけません。しかし、1日のほとんどを過ごす会社での仕事が嫌いでは、なんのために生きているのかわからなくなってしまいます。「仕事が好きで仕方がない」と思うことは難しいことですが、「今日、ちょっと仕事が楽しいかも」など、ほんの少しでも、仕事に関する楽しみを見つけ出したり、プライベートでストレス発散になる趣味を作ったりなど、仕事を楽しくするための努力をしてみてはいかがでしょうか。

楽しみは自分で見つけ出すものです。待っていても「嫌い」と思っているうちは、楽しいと感じることは少ないでしょう。「仕事が嫌い」という固定観念を捨て、仕事に取り組むことで、今まで何も感じなかったものを感じ取れる力が身につくかもしれません。何事もストレスに思わず「楽しもう」と思うことが大切なのではないでしょうか。

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