転職の不安とはもうサヨナラ!原因をつきとめて対処策をおさえよう!

「転職」を考えた際、つきまとうのは「不安」です。もし転職をするならば、転職しようかなと考えているならば、できるだけ不安をなくして新たな仕事をスタートしたいものです。今回は、転職にまつわる不安の原因をつきとめ、対処策をマスターできるお話をします。

転職にまつわる不安を徹底解明!

仕事とは生活の核となり、自分自身をつくるものです。一日の大半を過ごす場所でもあるため、心落ち着く環境であってほしいですよね。ただ、この会社は自分の思っている会社じゃなかったと考えて転職を意識したり、仕事探しをしている真っ最中に「不安」はうまれてしまいます。ここで、その不安を原因を解明しましょう!

転職前と転職後で不安の内容は変わる

転職に関する不安は、転職前と転職後の2つに分かれます。1つ目は転職を考えたり、転職活動をしていく中でうまれる不安です。2つ目は内定後の入社前に生まれる不安です。この2つの不安の内容はタイプが違い、それぞれに対処策があります。

転職前の不安ランキングTOP5

みんなのおかねドットコムの記事「転職者が感じる不安」を参考に、転職前に感じる不安TOP5をご紹介します。

順位転職前に感じる不安要素
1位年齢
2位年収
3位求めている求人があるのか
4位自分のスキルが通用するのか
5位アピールポイントがない

年齢に関しての不安が圧倒的に多く、30代後半から特に不安を感じる傾向にあるようです。

転職前にできる不安の対処法

  • 年齢に対する不安
  • こちらの不安を拭うためには、捉え方次第で変わります。年齢を不安に感じる理由は、求人広告に年齢制限がされていたり、年齢を理由に採用を断られたりなどが挙げられるでしょう。しかし、経験者を求めている企業は多く存在します。むしろ、即戦力となる人材を求めているため、キャリアのある人が求められているのです。「自分は○○ができる」と、今までの社会経験を強みにしていきましょう。

  • 年収に対する不安
  • こちらは、生活に大きく関与するものです。面接の際、収入面の話をするのは勇気がいりますし、交渉をするのも難しい点があるでしょう。その対処策として、転職エージェントを介すという方法があります。転職エージェントを介せば、希望の年収をはじめさまざまな希望に見合った職業を一緒に探してくれるので、上手に活用してみると良いでしょう。

  • アピールポイントがないに対する不安
  • この対処策としては、面接セミナーに参加したり、自己啓発本や中途採用者向けの書籍を購入し自信へと繋げた人が多く存在するようです。また、自分では何も感じていなかったちょっとしたことが、実はアピールの対象になることもあります。自分に自信を持つことは大切なことです。アピールポイントがないからと諦めるのはもったいないですので、自分と向き合い、長所を見つけてみましょう。

内定後の不安ランキングTOP2

リクナビ就職エージェントが、社会人1年目~5年目の332人に「内定ブルーになった理由」をアンケートしました。「内定ブルー」に陥ってしまった新卒者は全体の約7割という結果になりました。

順位内定後の不安要素
1位入社してから本当にやっていけるのか
2位本当にこの会社でいいのか

内定後の不安は大きく2つあり、1位と2位の差もほぼないくらい、大きな不安要素としてあがっています。

内定後にできる不安の対処法

入社してから本当にやっていけるのか、本当にこの会社でいいのかという不安が、内定後に芽生えてしまうことがあります。この感情は、下記2つの理由からうまれています。

■環境が変わることに対する怖さ
■転職に納得できていない部分がある

環境の変化に怖さが伴うのは当然です。仕事面でも対人面でも上手くやっていけるのかと心配になることでしょう。自分が選んだ企業とはいえ、慣れない環境に飛び込むことは誰でも不安を感じてしまいます。その気持ちが次第と、この会社を選んでよかったのかな…という考えに囚われ、落ち込んでしまう原因となるのです。

これらの不安を払拭する対処法として、「多くの人と話す」ということをおすすめします。友人でも家族でも誰でもかまいません。自分の不安を話すのもよし、他の人の職場の話を聞くのもよし、とにかく自分の分を払拭するために人とコミュニケーションを取ってみましょう。不安の感情を取り除くのに、対人コミュニケーションは有効的です。

転職の不安は家族や恋人に関係している!

転職の不安とは、自分の転職の際にだけ感じるものではありません。自分の大切な家族や恋人が転職するとなった時、この先は大丈夫だろうかと大きな不安を感じることがあるでしょう。その不安を抱えているのはあなただけではありません。周りの人たちは、具体的にどのような不安を感じるのかを知って、少しでも不安を払拭していきましょう。その際に、パートナーに自分ができることは何かを見極めていくことも大切です。

ご主人や彼氏の転職が不安

生活を支えるご主人、将来結婚を考える彼氏が転職をするとなった際に、これからを考えると不安を感じる方が多く存在します。これから先大丈夫かな、なんとか今の会社で頑張ることはできないのかな、辛い状態を傍で見てきたからこそ転職を応援してあげたい、でも本音を言うと不安ですよね。そうした葛藤がある中では、さらに不安は大きくなってしまうのも無理ありません。

パートナーや自分の年齢によっても不安を感じる

転職の不安というと、どうしても出てくるのが「年齢」です。パートナーの年齢はもちろん、自分自身の年齢を考慮すると、転職を応援するべきか否かと悩んでしまうことも考えられます。ここで、転職の年齢について着目しつつ不安と向き合ってみましょう。

  • 転職の限界年齢ってあるの?
  • 28歳・30歳・32歳・35歳の4つの転職限界説があります。中でも35歳転職限界説は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
    転職において年齢はネックになる部分でしょう。しかし、年齢を重ねることにより積み上げられたスキルがあるのは事実です。他社で通用するスキルや資格があれば、年齢問わず転職のチャンスはあります。マルチに動ける、もしくは専門性に特化しているなど、自分の強みをアピールしましょう。

転職先の勤務地も気になるところ

転職先が引っ越しを伴う場所となると、生活面での不安をはじめ様々な心配要素が生まれます。その際の対処策として、転職時は転職エージェントを介して勤務地の希望を伝えることをおすすめします。転勤がある企業に自分から希望する勤務地をなかなか言えないときは、転職エージェントを介すことで上手く話がまとまり、引っ越さなくても良いケースがあります。

パートナーとしてできしてあげられることってなんだろう?

まずは、パートナーに「転職理由」を聞いてみましょう。仕事面や対人面に不安があるのか、収入面に不満があるのか、もしくはキャリアアップを目指しているのかなど、ゆっくりと話し合ってみましょう。転職に賛成か反対か、自分の中でも気持ちを決めた上で話し合うことが大切です。そして、今後どう動いていくかを考え、一緒にスケジュールを管理するなど、自分らしいサポートをできる範囲でしてあげられるといいですね。

転職後の将来性も不安の種

転職し、内定をもらったところがゴールではありません。入社してからが本当の始まりです。転職先の会社の将来性をはじめ、自分自身の今後について考えるとこれでいいのかと不安になることがあります。転職した先の不安について着目していきましょう。

内定先の企業の口コミを知りたい

転職先の企業の実態を知りたくても、面接の時点ではなかなかわかりませんよね。実際働いている社員さんの声を知ることができれば、余計な不安に駆られることなく過ごすことができるでしょう。

転職先の情報を知るために「転職口コミサイト」を通じ、ある程度の情報を収集することができます。社内の雰囲気や収入面をはじめ、実際の状況をインターネット上で見ることができるのです。ただこれは匿名での書き込みであり、信憑性に欠ける部分があるのも事実です。全てを鵜呑みにせず、参考として閲覧し不安軽減に繋げてみてください。

後悔だけはしたくないという思い

転職しなければよかったと後悔はしたくないですよね。会社の将来性に希望が持てるのかどうか再度把握しておきたい、安定した生活を送れるのか、自分の成長に繋がるのかなど、不安は尽きません。これらの不安を解消するために、体験入社という制度があります。体験入社を取り入れている企業があれば活用してみましょう。体験入社がない場合は、人事の方に面談を依頼してみたり、職場見学をしてみたりする方法もあります。

  • 病気になって転職したという背景
  • 在職時、病気になってしまい退職した背景があるため、もうつらい思いはしたくないと強く思う方もいるでしょう。
    仕事によるストレスはうつ病をはじめ、不眠、吐き気など、さまざまな症状が表れます。このような症状に襲われながらも、耐え続けた末に決断した転職という道。同じことは繰り返したくありません。まずは、転職という決断をした自分を褒めてあげてください。そして、新たな環境で自分らしくいられるよう自分のペースを大切にしていきましょう。

後悔しない転職作戦!

「転職してよかった」と思えるように、入社前にできる後悔しない作戦を2つご紹介します。

  1. 社員さんに一日の流れを聞いてみる
  2. 入社して、自分が働いている姿を想像できるようにしておきましょう。そのためには、面接時に一日の業務の流れを、できる限り具体的に聞いてみてください。そうすれば、自分の思い描いていた会社のイメージとの不一致を見つけることができたり、良い点を発見することができたりと、入社前の不安軽減に繋がります。

  3. 入社後の会社で3年間働けるかな?と考えてみる
  4. 多くの企業はだいたい、3年間を一区切りにしています。3年という期間で、自信が持てるスキルを身につけることができれば、仮に再度転職となった場合も有利になるでしょう。

職種別に転職の不安がある

職種により、転職の不安に対する内容は変化します。どのような職種で不安が多くあがっているのかみていきましょう。

転職に特に不安を抱える職種って?

転職の際、不安を抱きやすい傾向にある職種は下記のとおりです。

  • 資格を要する職種
  • ■職種看護師・訪問看護・介護
    ■管理栄養士・栄養士
    ■公務員

  • 仕事内容、雇用形態
  • ■営業職・事務職・外資系
    ■正社員・契約社員

  • スキルを伴う職種

■タクシー
■エンジニア
■デザイナー
■製造業

専門性の高い職種は、知識だけでなく技術も必要とする為、次の職場で上手くいくかどうか、通用するのかどうかという不安が生まれます。また、より良い環境であるかどうかも気になる点でしょう。仕事内容や雇用形態に関しては、安定や安心を求めるがゆえの不安や、将来性を考慮した際に生まれる不安があります。

転職の不安は状況による

自分がその時どのような状況に置かれているかによって、転職に対する不安要素が生まれます。不安を抱える状況というのは一体どのようなものなのでしょうか。TOP3をご紹介しながら対処策をお伝えします。

不安を抱える状況TOP3

転職時、不安を抱える状況はどのようなときなのでしょうか。ホプラス編集部の独自調査の結果、下記のようなランキングになりました。

順位不安を抱える状況
1位ブランクがある場合
2位第二新卒の場合
3位新卒の場合

元の職場を退職しブランクがある場合、同じ業種でも転職となると不安に思いますよね。転職活動の際に、ブランクの期間が面接で不利になってしまうのではという心配が募り、なかなか応募する勇気が出ないなんてことも考えられます。
また、第二新卒や新卒に関しては、入社して間もなくして退職したことが転職時に不利になってしまうのではという不安に繋がっているようです。

安心して転職できる対処法ってあるの?

ブランクがあったとしても、前職で経験を積んでいることは事実です。また、新卒・第二新卒の場合は、これから会社を担っていく人材となる強みを持っています。これからの世代には、まだ伸びしろがあり「うちで働いてもらいたい」と考える企業もあるのです。

安心して転職をするための対処法として、転職エージェントに頼るという方法があります。相談するだけでも良いですし、実際にエージェントを介して転職活動から面接に臨むのも良いでしょう。一人ではなかなか解消できない不安は、転職のプロにお願いするのも有効な手段です。

転職の不安を気持ちよく解消する方法

転職を前にした際に生まれる不安。この不安は、転職前・転職後なのか、転職に至る背景や状況など、さまざまな理由があります。転職の不安を解消する方法を見つけ、しっかりと対処した上で新たな職場へと進んでいきましょう。

不安の原因がわかったならあとは対処するだけ!

転職の不安を気持ちよく解消するために、まずは不安の原因を探るところから始めましょう。不安の原因はどこから発生したものなのか、しっかり突き止めることが大切です。突き止めた上で、適した対処法をとることが不安解消の一番の近道になります。

気さくに話しかけられる人になろう

新たな職場で、気さくに話しかけられる雰囲気をつくることは大切です。誰とでも話してコミュニケーションを取るようにすれば、職場の雰囲気も知ることができます。人間関係が築かれる第一歩となるため、最初はつらいかもしれませんがそのうち不安はスカッと解消されることでしょう。

話しかけやすいという印象を与えることができれば、仕事面も対人面もスムーズにいき、ストレスフリーな日々が待っているはずです。そんな簡単に上手くいくの?と思うかもしれませんが、些細な心掛けを徹底することで案外上手くいく方法があるのでご紹介していきます。

不安を解消して気さくに話しかけられる人になる方法5つ!

「気さくに話しかけられる」になるポイントは5つあります。

  1. 素直に話を聞くこと
  2. 周囲からのアドバイスを真摯に受け止め、次に生かしていこうという姿をみると、人はあなたに好感を抱くでしょう。自分の考えを持つことも大切ですが、入社後は特に柔軟性をもち素直さを意識していくことが大切です。

  3. 自分から学ぼうという姿勢
  4. 入社後、初めて行う業務をはじめ、戸惑いを感じる機会に多く直面することでしょう。そこで、自発的に覚えようと動く積極的な姿勢が好感を呼びます。「仕事を覚えるのが早いね」なんて言われると嬉しいですよね。受け身ではなく能動的な姿勢を心がけてみてください。

  5. 説明をしっかり理解すること
  6. 仕事を任せられた際、少しの説明だけで理解できる人も中には存在します。ただ、もし理解不足のまま進めてしまうとミスが発生してしまう可能性があります。わからないことがあるときはそのままにせず、「確認させていただきたいのですが、○○ということでよろしいでしょうか?」と聞いてから作業に入るようにしましょう。

    最初は誰でもわからないことばかりです。先輩の話を聞いてちゃんと理解をしたうえで仕事に取り組むことによって、この人になら安心して仕事を任せられるという好感へと繋がります。

  7. 周囲への気配りを欠かさない
  8. どのような状況でも、周囲を見渡すことは非常に大切です。入社後は余裕がなく難しいかもしれませんが、意識しているだけでも変わってきます。周囲の変化に気づき気配りができる人とは、好感を持たれ対人関係を円滑にするためのキーパーソンともなります。些細な気遣いや温かな気配りを実践してみてくださいね。

  9. 率先して動くこと
  10. 指示通りに動くことも大切ですが、それ以外にも自分ができることを率先して行うことが、人に好感を与えます。電話を一番にとる、オフィスの整理整頓や共有スペースの掃除をするなど、小さなことでも率先して行うことを意識してみてください。

転職の不安は、焦らずひとつずつ解消していきましょう!

転職にまつわる不安はさまざまあります。その不安も人によってさまざまです。転職前・転職後、パートナーや将来性、職種別の不安。それぞれ対処策をみて不安を軽減する策を見出し、新たな一歩を踏み出していってくださいね。

転職を前に、不安を一気に解消するのは難しいことです。ひとつずつ、ゆっくりで大丈夫です。自分に合う対処策を見つけ、実践してみてください。次第と不安は解消され、希望や期待の気持ちの方が大きくなっていることでしょう。勇気ある一歩を踏み出した自分自身に、エールを送ってあげてくださいね。

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