仕事が続かない理由はなに?すぐ辞める人の7個の特徴や原因・解決策

就職すると定年まで勤めるイメージがありますが、実際には新卒者の3割が離職しています。仕事が続かないのは単なる甘えでしょうか?もし仕事が続かないことに悩んでいるなら改善したいですよね。ここでは仕事が続かない人に共通する特徴と解決策をまとめています。自分に当てはまる項目がないかチェックしてみてくださいね。

仕事が続かない!7タイプの特徴と解決策

新卒者の3割が離職しているとお伝えしましたが、これは今に限ったことではなく10年以上前から続いています。このことから離職は景気に左右される問題ではないことが分かります。離職する人には共通する特徴があるので、さっそく見ていきましょう。

人間関係の構築が苦手で仕事が続かない

全ての問題は人間関係にある、と言われるように人間関係が構築できないと全てが嫌になってしまいます。逆に人間関係がいいと多少の不満があっても続けることができますよね。性格だからと諦めてしまうのはもったいないです。

  • 挨拶だけでも元気よく
  • 難しいコミュニケーションは覚えなくてもいいんです。まずは明るく挨拶することからはじめてみましょう。全ての人に好かれようと努力する必要はありません。あとはコツコツ真面目に仕事をしていれば結果もついてきます。メインは仕事です。コミュニケーションにとらわれて本来の目的を見失わないようにしましょう。

プライドが高くて仕事が続かない

就職して仕事をすると教育係が高卒の年下だったり、理不尽でも注意されたりと、どうしても我慢ができないことが多くあります。プライドが高いとそれだけで仕事に行くのが嫌になり、自分に居場所がないと考えてしまうようです。

  • やりたい仕事をする
  • プライドが高いと周囲の目を極端に気にします。見栄で会社を選んでいませんか?会社の規模が小さいから、仕事の内容が地味だからとやりたい仕事を選択肢から外している可能性がないか考えてみましょう。プライドが高い人は失敗を恐れるためチャレンジすることが苦手です。学んできた得意な業種でなくても、やりたい仕事を優先してみましょう。

  • 教えてもらう姿勢を取る
  • 就職して間もない頃は教えてもらわないと何もできません。何もできないのに不満ばかり言っていては会社には必要がない人間になってしまいますね。仕事を覚えるまでと割り切って、教えてもらう謙虚な心構えが大切です。

他の人のせいにして自分に問題はないと思うから仕事が続かない

悪いのは会社や上司だと、自分以外に問題があると決めつけていませんか?このタイプの人は言い訳が多いのも特徴です。

  • いいところを探す
  • 本当に悪いところだけなのか考えてみましょう。完全なブラック企業は問題外ですが、嫌な部分を並べるだけだと嫌気がさしてしまいます。全ていい会社に転職できそうなら別ですが、いいところと悪いところを比べて我慢できるのか気持ちを確認してはどうでしょうか。紙に書き出すと冷静になれますよ。

  • 自分に原因はないか振り返る
  • 自分の欠点を知ることは、とても恥ずかしくて自己嫌悪するかもしれませんが、ステップアップするチャンスでもあります。反省して自分を改善するだけでも仕事に対する見方や姿勢が変わることもあります。

逃げ癖が抜けなくて仕事が続かない

どんなことでも当てはまりますが、一度逃げてしまうとその後も逃げるのが平気になります。嫌なところがあると会社を辞める、辞め癖はついていませんか?実は逃げ癖は自分の問題からも逃げています。何が嫌で会社を辞めたのか明確でしょうか?
すぐ辞めても生活ができる、なにも問題ない、そんな恵まれた環境だと仕事をする意味も見出せないかもしれませんね。自分がどうなりたいのか自問自答する必要もあります。

  • 「今日だけ」だと思って行く
  • 年月は日々の積み重ねです。長期で見ると途方にくれるかもしれませんが、1日だけと思って過ごすと案外どうにかなるものです。今日だけと思って会社に行ってみましょう。そのうち仕事が楽しくなる可能性もあります。

  • 責任感をもつ
  • 責任感がないとは自分に甘いということ。状況が悪くなったら姿が見えなくなる人のことです。仕事に対して責任感がないと、誰かがやるだろうと思ってしまいがちです。自分を追い込む必要はないけれど、手がけた仕事を最後までやり遂げる意識が大切です。一度でも最後までやり遂げることができたら、逃げ癖も自然と改善されているはずです。

飽きっぽいから仕事が続かない

仕事を転々としていると、どうしても飽きっぽい性格と見られてしまいます。それは履歴書にも残るので転職回数が多いと不利になります。転職を繰り返さないためにも飽きてしまう理由が何なのか明確にしておきましょう。
毎日同じ時間に出勤して同じ作業をして終わるのが嫌なのか、ただ面白くない、興味がない仕事なのか、理由は人それぞれですよね。

  • 仕事に変化を探す
  • 工場の流れ作業でも、目標を設定するだけで仕事に変化が生まれます。同じだと思っていた仕事でも変化を出すことは可能ですよね。それで満足できれば仕事を続けることができるかもしれません。自分で目標を決めたり、業務改善をしたりと、工夫することが面白くする第一歩です。

  • 自分に合った仕事を見つける
  • 誰でも興味がない仕事を続けていくのは苦痛です。我慢できればいいのですが、転職を繰り返す人は行動力があるので自分に合った仕事を探すチャンスも豊富にあります。
    ただ、自分に合っているのか、何が向いているのか、わからないまま転職を繰り返している可能性があり、その結果合わない会社を選んでいるのかもしれません。まずは自分を見つめ直して何がしたいのかを明確にしましょう。これまでの経験から何が嫌なのかを書き出していくと向いていない会社を避けることができます。

誰にも弱音を吐けずに溜め込んで仕事が続かない

逃げ癖とは対照的ですが、責任感が強すぎて自分を追い込んでしまう人がこのタイプです。言っても何も変わらないと思っているので自分の中に溜め込んで無理をしがちです。気が付いた頃には体の不調が続き、病気を抱えるといった肉体的にも精神的にもよくない状況に追い込まれてしまいます。

  • 親や友人に相談する
  • 何も変わらないかもしれませんが、口にすることで問題や自分の状況が整理されていくこともあります。深刻な状態になる前に上司に相談しておくことも必要ですね。また、体を壊してまでやりたい仕事なのかも考えてみましょう。

  • 思い悩んでいるならカウンセリングも
  • 眠れない、何をしても気分が落ち込むなどの症状があらわれていたら、専門家の力を借りることがオススメです。気付かないふりをして無理を続けると、回復に時間がかかることになりますよ。健康でなければ仕事を続けることはできません。

自分探しが続いているせいで仕事が続かない

自分に向いてる仕事が他にある、天職があるはずだ。自分探しというと聞こえはいいですが、ただ探しているだけでは迷走しているのと同じです。自分と向き合う時間を設けないと同じことの繰り返しになってしまいます。

  • 自分と向き合う
  • やりたい仕事ばかりに目を向けるのではなく、やりたくない仕事から考えてみてください。やりたい仕事が向いている仕事とは限らないので、選択の幅を広げるためにもやりたくない仕事を書き出します。また、やりたい仕事があれば自分にできそうなのかも考える必要がありますね。資格取得する必要があれば勉強をする、そういった準備をする過程も自分と向き合う時間です。

仕事が続かない理由には努力ではどうにもならないこともある

仕事が続かない人の特徴とその改善点を見ていきましたが、上記は自分の問題です。仕事は自分が変わるだけではどうにもならないことがありますね。どういったことなのか、いくつか挙げていきます。

通勤距離が長い

まずは通勤時間です。片道2時間、往復4時間以上かかると通勤が難しくなります。8時始業の会社であれば遅くても6時前には家を出ないと間に合いません。残業などで終電に間に合わなければ交通費や宿泊費がかかりますし、毎日の通勤がストレスになります。
距離や時間はどうすることもできないので、その時間を資格の勉強や趣味に当てるしか時間を有効に使う手段はありません。よほどの事情がない限り会社の近くに部屋を借りるか、それができないなら転職を考えた方がよさそうです。

続けてもスキルアップが望めない

雑用ばかりでスキルアップができない。転職する場合にアピールポイントがないほど何も任せてもらえない。今の自分は将来のビジョンとかけ離れている。こういった場合は仕事に対して情熱もやる気も持てないかもしれません。
元々そういう会社なのか、自分が物足りないだけなのか、今後もそうなのか、などを考える必要があります。今いる先輩は数年後の自分です。先輩の仕事ぶりを見て、今後も変わらないようであればスキルアップできる会社に転職も考えた方がいいですよね。

条件が悪い職場

離職理由の第1位が労働時間や休日などの労働条件が合わないことです。本当にひどい会社であれば離職率が高いです。社員が定着しない会社に就職するリスクを避けるためにも、離職率は調べておくといいですね。転職エージェントやハローワーク、就職四季報などでも知ることができます。

社内や人間関係ががギスギスしている

全てに満足できる会社などありません。人間関係も同じで苦手な人は必ずいます。ただし限度はあります。会話がなく暗い雰囲気で意見も言えない。攻撃的な人が1人ではなくほとんどの人がそう。とにかく社内がギスギスしていて仕事どころではない。連絡がきちんとなされず、業務に支障が度々出る。こういった理由でストレスを溜めて、健康が損なわれる恐れが大きいなら転職もやむ得ません。

仕事が続かない理由を見つめなおそう

いかがでしたか?仕事が続かない人や理由について見ていきました。離職や転職が悪いというわけではなく、何も考えずに仕事を辞め、辞めたところよりも条件が悪い会社へ転職してまた離職する…といった負のループに陥ることは避けるべきです。
仕事を続けるためには自分に合った会社を見つけること。そのために自分を見つめ直して考えを整理することが大切です。仕事は人生の全てではありません。体を壊すまで頑張る必要はありません。いい会社に巡り会えることを祈っています。

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