2年目で転職を成功させるために必要なこと!失敗しないために知っておきたいポイント3つ

入社2年目で転職をしたいけれど、今のタイミングでしてもいいのだろうかと悩む人はたくさんいるのではないでしょうか。入社して少しずつ周りが見えるようになったとき、「あれもしたい」「この会社のここが嫌」といろいろな思いが出てきます。2年目で転職をする際のメリット・デメリットを挙げながら、転職で成功するためのポイントをご紹介します。

2年目で転職したい理由は?

仕事がきつい

仕事のノルマが非常に厳しかったり、当たり前のように休日出勤をするなど休みが取れないほどの忙しさは、仕事を辞めたくなってしまいます。1年目の時は会社の見えなかったことが、2年目になると少しずつ見えてくるようになります。

プライベートな時間が取れないほどの忙しさであれば、このままでよいのか不安になり、転職を考えるきっかけになることがあるでしょう。また、2年目になっても仕事の成果があがらなかったり、なかなか慣れることができず精神的につらいというケースでも、転職を考えることがあります。

社風があわない

2年目になると価値観の変化も出てくるため、経営陣の会社運営のやり方に疑問を覚えたり、周りの社員の働き方から会社の将来に不安を感じたりすることがあります。
また、長時間労働やサービス残業があたり前であるなど、実はブラック企業だったという場合にも、転職を考えた方がよいかもしれません。

人間関係がうまくいかない

上司や先輩、同僚との人間関係がうまくいかなくなると、転職したいと考える原因になります。まだ入社2年目の場合、人間関係のトラブルは自分で解決することが難しいため、一人で抱え込んでしまいがちです。その結果、我慢をしながら働いてしまい、大きなストレスを溜めてしまうことになるでしょう。
また、パワハラが横行している場合も、本来の仕事パフォーマンスができなくなってしまう可能性があるため、転職を考えた方がよいでしょう。

給料が安い

2年目になっても昇給がなかったり、他の会社に勤めている友だちと比べて給料が安すぎると感じたりすると、転職を考えることでしょう。2年目になると先輩と話をする機会も増え、給料の話になることがあります。その時に、この先もあまり昇給が見込めないとわかると、今の会社にいるモチベーションが下がってしまい、不安に感じます。

2年目で転職するメリットとデメリット3選

2年目で転職するメリット3選

  • 第二新卒で採用してもらえる可能性がある
  • 入社3年目までであれば、第二新卒の枠で応募できる企業がたくさんあります。未経験の業種に行きたいなら、経験よりも伸びしろが重視されるので、中途採用よりも第二新卒の方が有利です。実際、第二新卒で未経験可という募集もたくさんあります。

    1年間は社会人を経験しているので、社会人として最低限のマナーは身についているだろうと評価されるポイントになります。新卒に行なう社会教育をする必要がなく、最低限の研修だけで済むのは、企業にとって大きなメリットです。

    最近は、第二新卒を採用している企業が増えてきています。その理由としては、ブラック企業で働いてやむを得ず退職をしてしまった人の中に、優秀な人材がいるということが認知されてきたからです。人手不足を解消するために、第二新卒を採用している企業もたくさんあります。また新卒採用と違って、パンフレットを大量に作ったり大規模な説明会を開いたりすることが無いので、採用にかかるコストが抑えられるというメリットもあります。

    このように、企業にとっても第二新卒はメリットがたくさんあり、新卒と同じように優遇されていることもあります。

  • 年齢の若い方が柔軟に対応できる
  • 入社2年目はまだ年齢も若いので、新しい環境にも柔軟に対応できます。まだ前の会社のカラーにも染まっていない時期での転職になるので、企業側は社風にも早く馴染むことができると考えるでしょう。
    また、年齢が上がるとそれだけ周囲からの期待も大きくなってしまいます。若いうちに転職をすると最初からやり直すことができ、プレッシャーもなく働けます。

  • 体を壊さないうちに環境を変えれる
  • 働いている会社の労働環境が過酷だったり、パワハラを受けて精神的に苦痛を受けていたりするなど、大変な状況で働き続けていると、うつ病や精神疾患にかかったり、体を壊してしまうかもしれません。最悪の場合、過労死や自殺においこまれてしまうこともあります。一番大切なのは自分自身です。仕事が原因で病気になったり命を落としてしまっては遅いのです。そのような状況になってしまう前に、転職をして環境を変えることは自分を守るために大切になります。

2年目で転職するデメリット3選

  • 転職する際に不利になる
  • 中途採用で応募をする場合には、経験不足として判断されることがあります。最低でもあと1年続けることで、もっとよい条件で転職活動ができるかもしれません。3年勤務していれば、継続力を評価してもらえることもありますし、今よりも専門的なスキルが身に付く可能性もあります。

  • すぐに辞めると思われてしまう
  • 企業側はできれば長く活躍してほしいと望みます。1度退職を経験している分、転職に抵抗が少ないと判断され、またすぐに辞めるのではないかと厳しい目で見られる可能性もあるのです。忍耐力がないというように判断される場合もあるということを理解しておく必要があります。

  • 転職後に後悔してしまうかもしれない
  • 働いていた年数が少ないので、会社のことがまだ見えていない部分はたくさんあるはずです。本来は自分に合っている仕事だったのかもしれませんが、少し辛いことがあって辞めてしまったという場合、前の方がよかったと転職後に後悔をしてしまう可能性もあります。後悔をしないためにも、今の会社のことをもっと考えて理解をしようと努力することも大切です。

転職で失敗しないためにはどうすればいい?

焦って転職しない

2年目だと、まだまだ覚えることはたくさんあります。今はまだ余裕がないので、仕事が辛いと感じているだけなのかもしれません。人間関係の悩みやただ仕事が大変という理由で転職したいと考えているなら、一度立ち止まって、家族や友達など周囲の人に相談をしてみましょう。

今の会社がブラック企業なら別ですが、周囲の人に相談をすることで落ち着いて今の会社のことについて考えることができるかもしれません。また、会社の話しやすい上司に相談することも解決方法の一つです。
今の部署が辛くても、社内異動をすることで解決するかもしれません。仕事内容も今とは違うことができたり、人間関係のトラブルも解決したりすることができます。

日本では、生え抜きの社員を大切にする傾向があります。そのため、転職をすることによって同世代よりもキャリアアップが遅れてしまうことがあるかもしれません。将来のこともよく考え、焦りすぎないことが大切です。

自己分析をきっちりする

転職活動をする際に、なぜ前の会社を辞めたのかという理由は必ず聞かれます。なぜ辞めたくなったのか、どうすれば辞めずに続けることができたのか、という自己分析をしっかりとしておきましょう。ただなんとなく仕事を辞めて転職をすると、次の転職先でも同じことを繰り返してしまう原因になります。

企業側も、仕事が嫌で辞めた人ではなく、しっかりした目的意識をもって転職をしている人を採用したいと考えています。転職をしようと考えた時は、辞めたい理由がしっかりと答えられるように自己分析をおこないましょう。

辞めるなら転職先を見つけてからにする

転職先を見つける前に辞めてしまうと、収入がない状態になるため、焦って転職活動をしてしまう可能性があります。そうすると、また自分の理想とは違う会社選びをしてしまうかもしれません。また、入社2年目は支払わなければならない前年度の税金も増えるので、1年目よりも支出が増えてしまいます。第二新卒や中途採用向けに、土曜日にもセミナーが開催されていますので、できれば仕事と転職活動を並行しておこなうようにしましょう。

2年目の転職を成功させよう

入社して2年目は、社会人として経験を積んでいく真っ最中です。将来のことなど色々なことを考える時期ですので、転職を考える人はたくさんいます。転職を考えることは決して悪いことではなく、前向きな行動です。辛い想いを抱えたまま働き続けて、体を壊してしまっては大変なことになります。また、やりたいことが増えたとき、その職業に挑戦することもいいでしょう。

ただ、転職前にはキャリアプランを明確にしてみましょう。今の会社でどのようなことを学び、将来どのようなスキルを身につけたいか、どのようなキャリアを積んでいきたいかということを考えれば、すぐに転職をすべきなのか、そうではないのかが整理できるでしょう。

それでもなかなか一歩を踏み出せない人は、まず転職エージェントに登録だけしてみるのも方法の一つです。登録をすると、さまざまな求人を定期的に送ってもらえます。その求人に目を通し、自分にもこんなに転職のチャンスがあると捉えることができれば、今の仕事の辛さも少しは和らぐかもしれません。その他にも、転職エージェントは書類・面接の対策方法なども教えてくれます。今後のキャリアなど、さまざまなことに親身に相談に乗ってくれるので、自分では気がつかなかったキャリアの道が開けるかもしれません。

また、自分で自由に求人を探して応募したいのであれば、エージェントではなく転職サイトに登録をする方法がよいでしょう。
2年目での転職を成功させるために、今のことだけではなく将来どうありたいかという姿を描き、転職でしか実現できないのかどうかを一度ゆっくり考えてみましょう。新卒とは違い、転職活動には期限がありませんので、焦る必要はないのです。譲れない軸を決め、ぶれないように転職活動をすれば、自分に合う仕事を見つけることができるでしょう。

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