クレジットとデビットの違いを徹底比較&おすすめクレジットカード10選!

現金を持ち歩かなくてすむようになるカードとして、クレジットカードやデビットカードが挙げられます。しかしこの2種類のカードの違いを理解して使用していますか?実は、この2種類のカードは似ているようで全く違うカードです。この先損をしないで利用できるよう、クレジットカードとデビットカードそれぞれのメリット・デメリットや使い分け方法を知り、どちらが本当にお得なのかを見てみましょう。

クレジットカードとデビットカードの違いとは?それぞれ比較してみよう!

まずはクレジットカードとデビットカードの特徴を見ながら、どのように使用するカードなのかを比べてみましょう。

クレジットカードのメリット・デメリットと使い分け方法

クレジットカードのメリット・デメリットと使い分け方法

クレジットカードを使用して支払いをしたとき、まずはカード会社が代金を肩代わりして支払いをしてくれます。利用金額は1ヶ月単位で集計されて利用者に後日まとめて請求がくるので、請求が来てから支払いをする「後払い制」となっています。基本的には銀行口座からの引き落としとなるので、指定してある口座にお金を用意しておきましょう。

また、クレジットカードを持つためには審査を受ける必要があり、審査が通らなければクレジットカードを持つことはできません。

クレジットカードのメリット

  • 購入の時点で現金がなくても使える
    クレジットカードの使いやすい点として、現金を持ち歩く必要がないことが挙げられます。さらに、実際の支払いは後日となりますので、購入の時点ではではまとまった金額がなくても買うことができるのです。
  • 支払い回数が選べる
    クレジットカードで支払いをするときに、その金額を分割して支払うことが可能です。支払い回数も自分で選択できますので、翌月一括で支払う必要がなく、複数回に分けて支払うことで高額なものを購入することも可能となります。
  • 利用金額は利用可能枠まで使える
    クレジットカードは、審査のときに利用限度枠が決まります。申し込みの時点で利用限度額の希望を出すことができますが、その人の収入や勤続年数などでどの程度の金額まで返済可能なのかということが判断され、限度額が決まるのです。そのため安定した収入があり、過去に金銭トラブル等がない方は利用限度額が上がるので、クレジットカードで大きな買い物をすることも可能です。
  • 利用履歴が良ければ信用が上がる
    クレジットカードを持つためには必ず審査があるので、審査に通るということはそれだけで信用があるということです。クレジットカードには種類がいくつかあり、ゴールドカードやプラチナカードなどは審査を通るのが比較的難しく、持っているだけで一定以上のステータスがあるという証明にもなります。さらに、クレジットカードを定期的に利用し、支払いに滞りがないことで利用履歴が優良とみなされ、ローンなどを組むときの信頼度が上がり、スムーズに進めることができます。
  • 海外でも使用できるものが多い
    クレジットカードは、基本的には海外で使用できないものはありません。ただし、クレジットカードのブランドによっては、一部の地域では使用できないなどの規制があることもあるので、2種類以上を持って行くのがおすすめです。

海外では現金を持ち歩くと危険がつきまといますので、クレジットカードを積極的に使用することで防犯対策にもなります。また、キャッシングを利用することでいざというときの対応もできますし、海外旅行時は利用限度額が上げやすいという特徴もあるので、便利に利用することができます。

クレジットカードのデメリット

  • 審査に通らなければ持つことができない
    クレジットカードを持つためには審査を通らなければいけませんが、この入会審査がハードルになる場合もあります。審査はカード申込者の支払い能力があるかどうかを判断するためにあるので、会社の雇用形態や勤続年数、そして年収がどの程度あるかで判断されます。
    現在は昔とは違いパートタイマーや派遣社員が増え、そのせいでクレジットカードを持つことができない方が増えています。審査に通ったとしても希望の利用限度額に達していなかったり、キャッシングやショッピングが使用できないなどの不便が生じてしまうこともあります。
  • 分割払いには手数料がかかる
    クレジットカードのメリットのひとつである分割払いですが、分割するときには金利手数料が発生してしまいます。住宅ローンなどと同じように、支払いをしていない金額には手数料がかかるということです。そのため、分割回数を多くすればするほど実際の支払金額は多くなっていくので、手元にお金があるのなら分割を選ぶメリットはありません。
    また、金利手数料はカード会社によっても違いますし、分割回数も異なります。また使用する場所によっては分割払いが選べないということもあるので、分割払いに頼るのは少し危険でしょう。
  • 使いすぎて返済できない恐れがある
    クレジットカードを利用していると、現金の動きを見ることがないので、支払いをしているイメージがつきにくいのも事実です。そのため月の利用金額が予想を大幅に超えて、翌月の支払いができなくなってしまうなどの可能性も考えられます。
    支払いが遅れたり、できなくなってしまうと個人信用情報に傷がついて、新しいクレジットカードの審査が通らなくなったり、ローンを組めなくなるなど最悪の事態になることもありますので、クレジット利用の管理に不安がある方はあらかじめ利用限度枠を下げておくなどの対応が必要です。
  • お金の管理がしっかりできる人
  • 計画性を持ったうえで支払いを先延ばしにしたい人
  • 大きな買い物をしたい人

デビットカードのメリット・デメリット

デビットカードのメリット・デメリット

デビットカードは銀行口座があることが前提のカードです。利用の際は、銀行口座から即時に引き落とされますので、支払い方法の種類は「即時払い」となります。そのため銀行口座の残高が利用限度額となり、入会には審査の必要がありません。

デビットカードのメリット

  • 審査なしで持つことができる
    クレジットカードのように面倒な審査の手続きが一切必要ないのが、デビットカードの大きなメリットとなっています。銀行口座を持っているということがデビットカードを作る基本条件ですので、これを満たしていれば持つことが可能です。
    これはクレジットカードのように「後払い」をすることがなく、その場で即座に引き落としされるため、信用審査をする必要がないからです。クレジットカードの審査に通らなかった、債務整理の経歴があるなどの方にも心強いカードでしょう。
  • 銀行口座があれば15歳から利用可能
    デビットカードは年齢制限の間口も広く、クレジットカードが18歳からなのに対し、高校生以上の15歳から持つことが可能です。銀行口座を開設できるようになるのが15歳からの銀行が多いため、それに合わせて高校生から持つことができるようになっているのです。
  • お金を使いすぎる心配がない
    デビットカードの利用限度額は、実際に口座にある金額となるので、使いすぎて支払いができなくなるというような心配がありません。利用額を管理するのが難しい方は、口座の残高を調整することで使いすぎの心配がないので、お金の管理が洒水というのがメリットです。また、後払いに抵抗がある方にも好まれる支払い方法です。

デビットカードのデメリット

  • 預金がなければ使えない
    利用限度額は口座の残高ということは、口座にお金が入っていなければ使用することができないということです。高額な買い物になる場合など、その金額が用意できてからでないと購入することができないので、購入できるものは限られてしまうかもしれません。
  • 一括払いしかできない
    デビットカードは、クレジットカードのように支払い回数を選ぶことはできません。一括で支払ってしまうと残高の不安があるというときなどは、デビットカードでの支払いはあきらめなければいけないケースも出てきます。
  • ポイント還元率が低い
    クレジットカードやデビットカードは、利用するたびにポイントが還元される仕組みになっていますが、デビットカードのポイントの還元率はクレジットカードに劣ります。デビットカードの種類にもよりますが、還元率は0.2~0.5%程度しかなく、あまりポイント還元の恩恵を感じることができないかもしれません。
  • 使用できるお店がクレジットカードより少ない
    デビットカードもVISAなどの国際ブランドと提携しているものもあり、だんだん使いやすくはなっていますが、それでもデビットカード自体が使用できないという場所がまだ多くあります。例えば高速道路やインターネットのプロバイダー、一部のガソリンスタンドなどではデビットカードの取り扱いをしていませんので、支払い方法を考えなければいけません。
  • お金の管理に自信がない人
  • クレジットカードの審査が不安な人
  • 18歳未満でカードが持ちたい人

クレジットカードとデビットカード共通のメリット

クレジットカードとデビットカード共通のメリット

クレジットカードとデビットカードは支払い方法が違っても、現金を持たなくていいという共通点があります。そして共通のメリットもいくつかあるので、そちらを確認しておきましょう。

現金よりお得

2つのカードに共通しているのが、利用した金額に応じてポイント還元があることです。ためたポイントで割引や商品交換などができるので、現金で支払うよりメリットがあると言えます。

付帯保険がある

もしものときのために、付帯保険が用意されているのも大きなメリットです。落としたり盗まれたりすると悪用されてしまうので、そのときにしっかりと保証してもらえる不正利用補償や、海外旅行での保険がついたりなど、嬉しいサービスがあります。

ただし、どこの会社のカードを使用しているか、またカードの種類などによって付帯保険の種類も異なり、比較的クレジットカードのほうが手厚い場合が多くなっています。

ATMへ行く手間や手数料を省ける

給料日にわざわざATMへ行って長時間並ぶ必要がなく、深夜や早朝の時間外手数料を取られることもありません。忙しい方こそ現金よりカードを利用するメリットがあります。

明細を家計簿代わりにできる

クレジットカードもデビットカードも、使用した履歴が明細にしっかりと残ります。最近では紙の明細ではなく、ネットで簡単に閲覧ができるようになっているので、会員登録していつでも閲覧できるようにしておけば家計簿代わりに使うことも可能です。

現金での支払いは、レシートや領収書を集めて細かくメモをしなければ使用した総額の把握が難しかったですが、カードの利用を徹底すれば家計簿を自分でつける必要はなくなります。

クレジットカードとデビットカードは結局どっちが使いやすい?

クレジットカードとデビットカードは結局どっちが使いやすい?

クレジットカードとデビットカードの違いを表にまとめてみましょう。

比較ポイント クレジットカード デビットカード
発行会社 クレジットカード会社 銀行
支払い方式 後払い 即時払い
支払い回数 1回・分割・リボ払い 一括払いのみ
利用限度額 カードの種類、利用者による 口座残高分のみ
ポイント還元 0.4%~14%程度 0.2%~4%程度
審査 あり なし
年齢 18歳以上 15歳以上
※中学生は除く

どちらにもメリット・デメリットが存在し、どこでどのように使用したいかでも使い方は異なります。しかし、支払い方のレパートリーがあり、ポイント還元率の高さや付帯保険の種類の多さから言えば、クレジットカードの方が持つことのメリットが大きいでしょう。

使用できる場所もクレジットカードの方が多いですし、海外旅行をする可能性がある方には必需品とも言えます。クレジットカードを持つことができない方にはデビットカードをおすすめしますが、クレジットカードの審査に通ることが可能であるなら、まずはクレジットカードを持っておきましょう。

おすすめクレジットカード10選

三井住友VISAクラシックカード

三井住友VISAクラシックカード出典:三井住友VISAクラシックカード

もしものときのサポートが充実しているのが、三井住友VISAクラシックカードです。ついつい年会費無料やポイント還元率に目がいってしまいがちですが、三井住友VISAクラシックカードは、海外旅行保険はもちろん、ショッピング補償や写真入りICカードの発行、繋がりやすいサポートデスクが用意されていますので、手厚い保証が魅力のクレジットカードです。

発行元の三井住友カード株式会社は日本国内最大手のクレジットカード会社ですし、クレジットカード初心者で安心を求める方にもおすすめできます。

  • 年会費 無料(2年目~1,250円(税別)
  • ETC年会費 500円
  • ポイント還元率 0.5%~1.0%
  • マイレージ還元率(最大) 0.3%
  • 発行スピード 最短3営業日

エポスカード

エポスカード
出典:エポスカード

エポスカードは有名な丸井グループが発行するクレジットカードですが、マルイだけに限らず全国にある10,000以上の店舗で優待サービスを受けられる特典豊富なカードです。演劇やコンサートなどのチケットがお得になるなどの特典もあるにも関わらず、年会費は永久無料ですので、どなたでも持ちやすいのではないでしょうか?

旅行ツアー、レンタカーなどの割引もありますので、アクティブに動く人にはうってつけのクレジットカードです。

  • 年会費 無料
  • ETC年会費 無料
  • ポイント還元率 0.5%
  • マイレージ還元率(最大) –
  • 発行スピード 最短即日

リクルートカード

リクルートカード
出典:リクルートカード

リクルートホールディングスとJCB・三菱UFJニコスが提携して発行しているのがリクルートカードです、その名の通り、リクルートのグループ会社で使用すればかなりのポイントをためることができますし、1ポイント1円でホットペッパーじゃらんなどで使用することも可能です。

さらにMastercardとVISAを選べばEdynanacoへチャージすることも可能ですので、かなり使用勝手のいいクレジットカードと言えます。直接的にマイレージをためることはできませんが、ポンタポイントを還元させることが可能なので、マイルをためている方にもおすすめできます。

  • 年会費 無料
  • ETC年会費 無料
    ※JCBのみ。Mastercard(R) 、Visa1,000円(税別)
  • ポイント還元率 1.2%
  • マイレージ還元率(最大) ‐
  • 発行スピード 1週間~2週間

ライフカード

ライフカード
出典:Life CARD

完全に無料で使用し続けることができる、お手軽なクレジットカードとして根強い人気なのがライフカードです。年会費だけでなく家族カードやETCも無料ですので、必要な方にとってはかなり重宝するでしょう。

しかし旅行保険は付帯していませんので、海外旅行などでこれ1枚では少し心細さも否めません。その分ポイント還元率には力を入れていて誕生日月などはポイントが3倍になるなど、使い方によってはかなりのポイントを稼ぐことが可能です。

  • 年会費 無料
  • ETC年会費 無料
  • ポイント還元率 0.5%〜1.5%
  • マイレージ還元率(最大) 0.60%
  • 発行スピード 最短3日

Yahoo!JAPANのクレジットカード

Yahoo!JAPANのクレジットカード
出典:Yahoo! JAPANカード

Yahoo! JAPANカードは、最短2分で審査が完了します。カードの到着はお住まいの地域にもよりますが1週間程度かかりますが、2分で審査が通ったかダメだったかがわかるのは待つ時間の短縮になり大変嬉しいのではないでしょうか?

またポイント還元率がいいのに加え、Tポイントがためることができるのが大きな芽里とです、Tポイントが利用できる場面は大変多く、ためておいて損はありません。また、auユーザーの方はauWALLETへチャージもできますので大変便利です。

  • 年会費 無料
  • ETC年会費 500円
  • ポイント還元率 1.00%~3.00%
  • マイレージ還元率(最大) 0.5%
  • 発行スピード 1週間

イオンカードセレクト

イオンカードセレクト
出典:暮らしのマネーサイト

イオンカードセレクトはネットから申し込みを完了させておけば、「イオン銀行カウンター」や「イオンクレジットサービスカウンター」で即日受け取ることが可能です。ただしこれは『JCB・VISA・MasterCard』の国際ブランドがついていませんので、イオングループやイオンマークのある加盟店のみで使用できるカードです。

しかしこれを利用すればその日から「お客様感謝デー」の5%割引きなどのキャンペーンを利用することも可能で、後日国際ブランドつきのクレジットカードがしっかり発行されますので、急ぎでイオングループの特典を受けたい方にはぴったりのカードです。

  • 年会費 無料
  • ETC年会費 無料
  • ポイント還元率 1.0%
  • マイレージ還元率(最大) 0.5%
  • 発行スピード 即日発行

オリコカード THE POINT

オリコカード THE POINT
出典:Orico

ポイント還元率重視の方におすすめしたいのが、オリコカード THE POINTです。ポイントは最低でも100円につき1オリコポイント還元されますので、使うほどにポイントたまっていくのを実感できます。

さらに、リアルタイムで様々なポイントに交換も可能で、アマゾンギフト券(500pt=500円分)、iTunesギフトカード(500pt=500円分)、WAONポイント(1,000pt=1,000pt)、ファミリーマートお買い物券(500pt=500円分)など、日常でよく利用する場面でポイント交換することが可能です。

  • 年会費 無料
  • ETC年会費 無料
  • ポイント還元率 1.0%〜3.0%
  • マイレージ還元率(最大) 0.6%
  • 発行スピード 最短8日程度

アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード

おすすめクレジットカード10選!!クレジットカードとデビットカードの違いを知って、上手に使い分けよう!
出典:AMERICAN EXPRESS

海外に行くことが多い方にぜひおすすめしたいのがアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードです。空港券の購入で3倍~5倍のポイントをためることも可能ですし、国内外30ヵ所のラウンジが無料で利用できてしまいます。

国内海外の旅行保険にも手厚い保証がついているのがポイントですので、旅行好きは持っておきたいカードです。しかし、アメリカンエキスプレスのカードですので、空港券の購入がない場合の還元率は他のカードと比べると低めになっていて、空港利用する方に特化したカードと言えるでしょう。

  • 年会費 10,000円
  • ETC年会費 無料
    ※発行手数料850円
  • ポイント還元率 0.33%
  • マイレージ還元率(最大) 1.5%~
  • 発行スピード 3週間

ACマスターカード

おすすめクレジットカード10選!!クレジットカードとデビットカードの違いを知って、上手に使い分けよう!
出典:アコム

カードローン会社のアコムが発行しているクレジットカードが、ACマスターカードです。カードローン基準での審査となるので、一般のクレジットカードより審査が通りやすいといわれていて、審査に不安のある方でも申し込みやすくなっています。

さらに店頭受け取りが可能ですので、最短60分で発行してもらえ、受取可能な場所はなんと600以上となっているのです。しかしその分付帯保険このカードを持っている特典には乏しく、すぐにクレジットカードが必要だけれど、審査が通るか不安という方向けのクレジットカードとなっています。

  • 年会費 無料
  • ETC年会費 ‐
  • ポイント還元率 ‐
  • マイレージ還元率(最大) ‐
  • 発行スピード 最短即日

クレジットカードとデビットカードは賢く使い分けよう

キャッシュレス化が進む現代で、クレジットカードやデビットカードというのは大きな役割を担っています。そのため、最近では多くの方が所持しているカードでもありますが、その2つのカードの違いをわからずに使用していると、思いがけないことで損をしてしまっているかもしれません。

デビットカードは高校生から審査なしで持つことが可能ですので、多くの方が持やすいカードではありますが、そのぶん保証やポイント還元などにはおとり、ある程度の収入が見込める社会人になったならクレジットカードを持っておきたいところです。

クレジットカードを上手に使いこなせることができれば、高額な買い物もあきらめずに済むかもしれませんし、今後大きなローンを組むときの手助けになることも考えられますので、ぜひ自分にぴったりなクレジットカードを選んでみてください!

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