女の子を授かると「どんな名前にする?」と、まだ見ぬ我が子を想って夫婦の会話に花が咲きますよね。その反面、名前はその子にとって一生に関わるもの。責任重大であり、どうやって決めたらよいか悩む夫婦も多いかと思います。特に、ここ数年の女の子の名前は、古風なイメージを持つ名前が可愛らしくおしゃれで人気なんです。女の子の名前人気ランキングと合わせて、名前を決めるための発想法をご紹介いたします。名付けのポイントをおさえ、参考にしていただければと思います。
【2016年】女の子の名前人気ランキングTOP20
名前を考える前に、まずはおさえておきたい最近のトレンド!人気の傾向をおさえ、名付けの参考にしてください。(※1)
第1位 | 陽葵(ひまり) |
---|---|
第2位 | 陽菜(ひな) |
第3位 | 結愛(ゆあ) |
第4位 | 咲良(さくら) |
第5位 | 咲良(さくら) |
第6位 | 結菜(ゆいな) |
第7位 | 凛(りん) |
第8位 | 葵(あおい) |
第9位 | 結衣(ゆい) |
第10位 | 結月(ゆづき) |
第11位 | 杏奈(あんな) |
第12位 | 莉央(りお) |
第13位 | 杏(あん) |
第14位 | 莉子(りこ) |
第15位 | 心春(こはる) |
第16位 | 紬(つむぎ) |
第17位 | 芽生(めい) |
第18位 | 楓(かえで) |
第19位 | あかり |
第20位 | 美咲(みさき) |
Amazon参考価格: 1,706円
著者 | たまごクラブ | 出版 | ベネッセコーポレーション |
---|---|---|---|
初版 | 2018/11/2 | 単行本 485ページ |
最近の傾向として「優しさ」と「強さ」を感じさせる名前が多いです。響きは、柔らかく優しい印象や自然をイメージした漢字が多いですね。女の子らしいふんわりとした愛らしさの中にも、大地に根付いた凛とした芯のある女性、というイメージがうかがえます。
また、「ひまり」「さくら」「こはる」「かえで」などの読み、「月」「陽」「菜」「春」などの漢字から、自然をテーマにした名前が人気のようです。
「結」「愛」「心」「咲」など、女の子らしい優しさを表す定番の漢字も、人気の傾向です。また、ここ数年目立っているのは「莉子」のように「子」をつける古風な名前、「紬 つむぎ」「楓 かえで」のように漢字一文字で読み方が三文字、の名前も今時の傾向となっているようです。
長いようで短かった妊婦生活ももう少し!臨月は赤ちゃんに会える楽しみ反面、出産への不安も高まる時期でもあります。臨月へ入るとママの体も出産に向けての準備を始めていきます。臨月の過ごし方と注意点、お産が始まるサインについてお話します。 […]
古風なイメージを持つ可愛い女の子の名前が人気!
個性的な名前やキラキラネームが話題になっていましたが、ここ数年、古風で趣のある雰囲気の名前が人気です。和のイメージを連想させる漢字や言葉、響きがかわいらしく、誰もが呼びやすい名前であることが特徴です。
日本の女性らしい上品さと慎ましさ、優しさ、凛とした芯の強さ…こんな女性になってほしいという願いを感じますね。古風な名前は古臭くなく、逆に「粋」な雰囲気もあり、おしゃれでセンスのある名前として目立ってきています。
古風な女の子の名前 おしゃれな漢字一文字!
古風な雰囲気・意味合いを持つ漢字一文字は多くあります。一文字で表す潔さがあり、その漢字から漂わせる印象も美しいものです。また、漢字一文字は目立ちやすく、人から覚えてもらいやすいというメリットもあるようです。
凛(りん)・葵(あおい)・恵(めぐみ)・杏(あん)・花(はな)・茜(あかね)・雅(みやび)・紬(つむぎ)・蘭(らん)・桜(さくら)・美(よし)・雅(みやび)・紫(ゆかり)・京(みやこ)・雫(しずく)・都(みやこ)・澪(みお)・楓(かえで)・和(のどか・かず)・椛(もみじ)・幸(みゆき)・希(のぞみ)・忍(しの・しのぶ)・栞(しおり)・鈴(りん・すず)・柚(ゆず)・唯(ゆい)・結(ゆい)・心(こころ)・朱(あけみ)・藍(あい・らん)・琴(こと)・梢(こずえ)・泉(いずみ)・奏(かなで)・鼓(つづみ)・知(とも)・菫(すみれ)・詩(うた)
古風な女の子の名前 かわいい印象の読み方二文字!
女の子の名前は、読み方二文字がつけやすく人気とされています。特に、古風な響きを持つ名前は、漢字をあてはめるとさらにかわいらしく愛らしい印象を持ちます。
こと(琴・古都)さよ(小夜・沙夜・紗世・沙代)ふみ(文・史・史実)あや(文・郁・彩・亜弥)はな(花・華・羽菜・葉奈・波奈・英)はる(晴・波瑠・春)かよ(加代・佳世・奏夜・華夜)いと(愛・伊都)
古風な女の子の名前 人気の読み方三文字!
女の子の名前を決める際には、画数、漢字、響き、願いやこだわりが多すぎて悩む方も多いのではないでしょうか。漢字で二文字、読み方三文字で表せば、どうしても入れたい漢字を使いつつ、響きも重視したいという方におすすめです。
特に、古風な雰囲気をもつ定番の漢字を使った名前をご紹介いたします。
美琴(みこと)・晴香(はるか)・沙月(さつき)・涼乃(すずの)・彩香(さやか・あやか)・雪乃(ゆきの)・菜月(なつき)・雛乃(ひなの)・琴乃(ことの)・和奏(わかな)・夢乃(ゆめの)・彩乃(あやの)・由乃(よしの)琴美(ことみ)・市乃(いちの)・華乃(はなの)
ひらがなで表す古風な女の子の名前
ひらがなは、もともと女性文字として主に女性が使用する文字でした。漢字にはない特有のふんわりした優しいイメージで、女の子のかわいらしい響きを大切にしたい方には人気です。
また、読み間違えられることがない、憶えてもらいやすい、画数を気にする必要がない、どんな苗字とも相性がよい、書きやすいなどと漢字にはないメリットもあるようです。
あい・あこ・うた・こと・らん・はる・はな・かの・さゆ・しづ・しの・すず・せつ・せり・たえ・まり・なつ・なな・ちよ・ゆい・さと・もも・まこ・わか
ひかり・はつね・ちはる・かすみ・むつき・はづき・やよい・ゆきの・さくら・はるか・ななみ・たけの・こはる・みつき・あかり・すみれ・のどか・かおり・わかば・
みさき・かれん・ひなの・あずき・みのり・こなつ・いろは・とうか・つむぎ・ひより・しずく・かおるこ・さくらこ・みどりこ・すみれこ・ゆかりこ
古風でかわいい「子」のつく女の子の名前
昭和時代に流行っていた「子」のつく名前。近年においては「子」のつかない名前ばかり目立っていましたが、ここ数年「子」のつく名前は人気急上昇中なのです。そもそも「子」は「はじめ(一)からおわり(了)まで」という意味。
「自分の人生をまっとうしてほしい」といった大きな意味を持っています。
恋子(ここ)・菜子(なこ)菜々子(ななこ)・佳子(かこ)・翔子(しょうこ)・萌子(もえこ)・希子(きこ)・姫子(ひめこ)・真子(まこ)・菫子(すみれこ)・莉子(りこ)・羽子(わこ)・弥子(やこ)・歩子(ほこ)・涼子(りょうこ)・紗子(さこ)・埜子(のこ)・桜子(さくらこ)・鈴子(すずこ・りんこ)・唯子(ゆいこ・いちこ)・桂子(かつらこ)・瑠子(るこ)・由宇子(ゆうこ)・恭子(きょうこ)・璃々子(りりこ)・華子(かこ)・実子(みこ)・瑠衣子(るいこ)・亜子(あこ)・灯子(とうこ)・翠子(みどりこ)・恋子(れんこ)・凛子(りんこ)・薫子(かおるこ)・愉子(ゆこ)・璃衣子(りいこ)・未唯子(みいこ)・蘭子(らんこ)・埜々子(ののこ)・雛子(ひなこ)・寧々子(ねねこ)・杏子(あんこ・ももこ)・爽子(さわこ)・真子(まこ)・芽愛子(めいこ)
花・植物の名前からイメージする古風な女の子の名前
赤ちゃんの産まれ月や季節から、お花の名前をつけたいと考えるパパママも多いはずです。響きもかわいらしく、花言葉も素敵なものをピックアップいたしました。
薺(なずな)・椿(つばき)・李(すもも)・蓮(れん)・皐月(さつき)・桃(もも)・杏(あんず・あん)・楓(かえで)・菫(すみれ)・菘(すずな)・桜(さくら)・梢(こずえ)・椛(もみじ)・紅葉(もみじ)・苺(いちご)・柚(ゆず)・麻(あさ)・なつめ・樹(いつき)・百合(ゆり)・つくし・菜の花(なのか)・菖(あやめ)・花梨(かりん)・茉莉花(まりか)・よつば・霞(かすみ)・梓(あずさ)・ひまわり・せり・かんな・くるみ
色からイメージする古風な女の子の名前
四季を感じる日本には「色」のイメージが相性ぴったり。女の子の名前に、色の名前や色彩を感じさせる漢字を使用することで、どこか趣があり、人生に彩りを添える願いの込もった名前になります。
彩(あやか・あやな・あや)・碧(あおい)・緑(みどり)・朱(あけみ)・蒼乃(あおの)・翠(みどり)・橙(あかり)・藍(あい)・桃(もも)・茜(あかね)・紫(ゆかり)・朱実(あけみ)・朱夏(あやか)・彩子(あやこ)・沙彩(さあや)・紫乃(しの)・瑠璃(るり)・橙子(とうこ)・紫月(しづき)・茜里(あかり)・七緒(ななお)・藍子(あいこ)・麻白(ましろ)美紅(みく)・蒼(あおい)
女の子の名前を決める11の発想法
名前を決める時は、まず思いついた名前をどんどんリストアップしていきましょう。本やネットを使ってもいいですし、使いたい漢字、ひらがなでもいいので候補をメモしていきます。少なくとも30個ほど出しておくといいですね。
その中で、絞る作業をしていきます。夫婦でどちらかが気に入っていない名前を省き、画数や呼んだ時の響き、苗字とのバランスを見ながら残った名前の中で、第一候補グループと第二候補グループに分けてみます。
この時、第一候補には5~10個ぐらい、第二候補には10~15個ぐらいまで絞ります。最終的に決定するタイミングは、夫婦によって様々です。赤ちゃんの誕生後に決める場合もあれば、ふとした夫婦の会話の中でピンとくる場合もあるでしょう。
いずれにしても、赤ちゃんを授かったという幸せな気持ち、子どもの未来のことを想って夫婦で楽しみながら考えることが何よりも大切なことです。
性別が女の子と分かったら、特にパパママは女の子のお顔を想像して、パパは一緒に遊んだり、ママは一緒におめかししたり…と、子どもとの未来の想像も具体的になりますよね。そんな時に呼ぶ名前をイメージして、その子のためにかわいらしく素敵な名前を決めてあげたいと考えるはず。
我が子にとってお気に入りの名前を選ぶために、まずはまんべんなくたくさんの候補を出すことをおすすめします。
女の子の名前候補をどういった切り口から出したらよいか、様々な角度からその発想法をご紹介いたします。
音の響きで決める
何度も呼ばれることになる名前ですので、呼んだ時の響きのかわいらしさ愛らしさは、女の子の名前にとって重要な要素の一つです。夫婦で互いに呼び合ったり、ニックネームを考えて呼んでみて想像したり、後から漢字を当てはめてみたりしてみましょう。
女の子に人気の柔らかい印象の音は、あ行・な行・ま行・や行・ら行・わ行と言われています。
著者 | たまごクラブ | 出版 | ベネッセコーポレーション |
---|---|---|---|
初版 | 2018/3/14 | 単行本 485ページ |
漢字で決める
パパママの名前の一文字を使用して名前をつけたり、おじいちゃんおばあちゃんの漢字を使ったり、家族で大切にしている意味合いの漢字を使って候補を出します。
また、漢字一つつひとつはしっかりとした意味を持っているもの。「その子にこうなってもらいたい」という想いが入れ込まれるので、漢字の意味合いにこだわりを持つ方は候補を出しやすいです。
例えば、「心」という漢字は「人が集まりその真ん中で大切な存在になる、心豊かで優しい子に」という願いが込められています。
季節や自然に因んで決める
生まれる季節を表した漢字、または空、海、草木、花、風、太陽、月など、自然に因んだ名前はナチュラルな印象で、女の子の名前に相応しいものが多いです。漢字で表すにも、古風な漢字一文字が多く、人気です。
生まれてきてくれた赤ちゃんへ、最初のプレゼントが「名前」です。お腹にいる間から、どんな名前にしようか考えるのはとても楽しいですよね。いろいろな名付け方法はありますが、生まれた季節にちなんだ文字を使うのもひとつの方法です。そこで、夏に生まれた[…]
画数で決める
運気の良いとされる画数から名前を出していきます。姓名判断は様々な流派があるため、その占いの流派を決めてから画数を調べるといいでしょう。
ただし、先に呼び名から決めてしまうと、後で姓名判断をして「凶」と出る場合もあります。どうしても気になってしまい、せっかく決めつつあった名前を変えたいという気持ちになることも多いようです。
Amazon参考価格: 670円
著者 | なかやまうんすい | 出版 | 河出書房新社 |
---|---|---|---|
初版 | 2016/3/16 | 文庫 219ページ |
文字数で決める
「一文字」「二文字」「三文字」など文字数から名前を決めます。最近では、漢字一文字が人気であり、男の子より女の子の漢字一文字は非常にバリエーション多いので候補を出しやすいです。
一文字で表す潔さ、凛とした印象もあり、おしゃれさも持ち合わせています。ただし、苗字ともバランスを考えながら候補を出すといいですね。
イメージで決める
子どもへの期待、願いを込めて「明るく活発な」「知的な」「古風な」「愛らしい」印象など、文字や響きが持つイメージから発想していきます。
ランキングから決める
どこから決めていいか分からなかったり、名付け作業に行き詰まってしまったら、ひとまずここ数年の人気名前ランキングをチェックしてみるのもおすすめです。「あ、これはピンとこないな」「あ、こういうイメージ好きかも」といった方向性が見えてくるかもしれません。流行りの傾向もつかめますね。
妊娠中から悩んでしまう赤ちゃんの名前。最近ではどのような名前が人気なのでしょうか。最新の名づけランキングを男の子・女の子別にご紹介します。ランキングを参考にする以外にも、名づけにはいくつかのやり方があります。名前を決める際のポイントや気をつ[…]
妊娠15週目~20週目くらいになると、妊婦健診の超音波検査で性別がわかるようになります。性別がわかったら、いよいよ赤ちゃんの名前も本格的に考えるようになりますよね。名前は一生ものですから、パパもママもとても悩むでしょう。中性的なものから古風[…]
ゆかりのある人物で決める
両親、祖父母、思い出のある歴史上の人物、子どもにこういう人になってもらいたいという有名人を表す名前などから発想します。
兄弟と関連ある名前で決める
お兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合には、関連性のある文字を入れると、兄弟姉妹ならではの繋がりを感じます。特に姉妹で同じ響きだと、一層かわいらしいですよね。第一子であっても、今後兄弟が増えた時のことを想像してつけるのも楽しみかと思います。
他人に決めてもらう
夫婦でお世話になった方、恩師、祖父母、お寺や占い師につけてもらう、というスタイルも名付け方法の一つです。
赤ちゃんのお顔をみて決める
産まれてきた赤ちゃんのお顔を初めて見た時に感じた想い、頭に浮かんだ名前をつけます。ただ、名付けにはタイムリミットがありますし、出産後のママは余韻を感じる暇はないほど心身疲れるもの。候補は3個ぐらいに絞った状態をおすすめします。
名前は親から子どもへ初めてのプレゼント
名前は、親から子へ初めて贈るプレゼントです。こんな子になってほしい、こんな人生を歩んでほしいといった親の愛情や願いが込められているものや、これから出会うたくさんの人たちから呼んでもらう親しみのあるものイメージをして、楽しみながらじっくり時間をかけて納得のいく名前を考えてくださいね。
是非、参考にしていただければ嬉しいです。
いざ出生届を出す、となったときのための記事もあります。こちらもあわせてどうぞ!
出産後は赤ちゃん中心の生活になりますが、赤ちゃんのお世話以外にもやることがたくさんあります。特に役所への届け出や申請書類は膨大な量ですし、時間に追われながら分かりにくい書類を書くのはとても大変です。そこで今回は「出生届」をテーマに、よくある[…]
■参照サイト
➡お名前大辞典
➡赤ちゃんのお名前辞典