大型連休「キッズウィーク」導入でサービス業や共働き夫婦はどうなる?否定的な意見多数

政府が「キッズウィーク」導入の考えを発表しました。夏休みの一部を他の時期に分散させることで様々な効果が期待できるというものです。しかし、街中では多くの反対意見が挙げられています…。

キッズウィークとは

5月24日、政府が小学生らが夏休みなど長期休暇の一部を別の時期に分散する「キッズウィーク」制度を導入する考えを発表しました。

キッズウィークとは、

“全国の小・中・高校が対象で、地域ごとに夏休みの開始や終了時期を変えて、休暇の一部を別の前後の土曜、日曜と合わせて最大9連休を取れるようにしよう”という考えです。

公立校は義務化を目指し、私立校には協力を求める方針だそうです。

また、キッズウィークを導入することで「親子の時間がとれる」「観光業界の活性化」「夏休みが分散されることで混雑回避」などの効果が期待できると政府は話しています。

反対派が6割!賛否両論の声

キッズウィーク導入の考えが発表された直後から、様々なメディアに取り上げられたり、Twitterでトレンドになるなどその注目度がうかがえますが、もちろん賛否両論あります。

Yahoo!ニュースが行った、“「キッズウィーク」の実施、賛成? 反対?”の調査によると、

全116,176票のうち
賛成:28,044票で24.1%
反対:73,026票で62,9%
分からない・どちらとも言えない:15,106票で13,0%

と全体の6割以上の人が反対しています。(2017年5月25日現在)

コメントには「夏休みが長すぎるから、休みが分散されるのは嬉しい」や「有給をとる良いきっかけになる」などの賛成意見もありましたが、プレミアムフライデー同様「サービス業で働く人たちはどうなるのか」、「正社員以外の働き方をしている人たちのことを考えていない」、「そんな簡単に有給はとれない」などの反対意見が多く見受けられました。

Twitterでは、


と、様々な問題点を指摘し反対していました。

賛否両論のある「キッズウィーク」の導入。
ライフスタイルや働き方が多様化している今、大型連休を増やすよりも日々の労働時間や、好きな時に有給を取得できるような社会にしていく方が大人にとっても子どもにとっても良いのではないでしょうか。

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