「名もなき家事」とは?共働き夫婦の家事に対する大きな認識の差が話題に

女性の社会進出が増え、それにともなって家事の分担をしている家庭も多いのではないでしょうか。しかし、共働き夫婦も増加しているため家事や育児を分担する家庭も増えてきています。

「名もなき家事」とは?

今、Twitterやメディアでも話題の「名もなき家事」が何のことかご存知でしょうか?

「家事」といえば思いつくのは料理や洗濯、掃除などですよね。共働き夫婦でもこれらを分担している家庭は多いと思います。

では、出しっぱなしの物をしまったり、ポストに入っていた不要なチラシを捨てたり、お手洗いのタオルを取り換えて洗濯かごにいれたり…といった「名もなき家事」を行っているのは誰でしょうか?

おそらく“お母さん”という答えが多いのではないでしょうか?


プレスリリースより掲載

妻と夫で家事に関する大きな認識の差

近年、育児を積極的に行ったり育児を楽しむ「イクメン」が注目されています。
また前述ですが、共働き夫婦も増加しているため家事や育児を分担する家庭も増えてきています。

しかし、大和ハウス工業が20代~40代の同居している子どもがいる共働き夫婦を対象に家事事情についての調査を行った結果、夫婦間で家事に関する大きな認識の差があることが分かりました。

  • 夫婦の家事参加率についての割合
  • 妻の認識では「夫1割:妻9割」(37.3%)との回答が一番多かったが、夫の認識だと「夫3割:妻7割」(27.0%)となり、妻が思っているよりも「自分はやっている」と思っている夫が多いことが分かりました。

  • 夫婦間の「家事の定義」に対する認識の差
  • どこの家庭でも行っている一般的な家事、30項目について「家事と思うか」を質問すると、妻は18項目を家事と認識しているのに対して、夫は11項目という結果になりました。

    妻は「脱ぎっぱなしの服を片付ける」や「トイレットペーパー買いに行く」などを家事として認識している一方で、夫は認識していない傾向にあり、「名もなき家事」の存在が明らかになりました。

様々な反響のあるネットの声

Twitterでも様々な反響があり、名もなき家事に対して共感する女性の声や「今一度見直して妻に感謝しなくては」という男性の声も多くある一方で、「家事は妻がやる方が効率が良い」や「男を批判しているようだ」などの否定的な意見もありました。

相手を思いやる気持ちが大切

夫婦とはいえ、「他人」です。自分のものは自分でやるのが1番いいですが、中々そうはいかないときもありますよね。
もし疲れていたり、やり忘れていたりして相手にやってもらったら「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えましょう。そのたった一言で救われるものです。

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