子供に安全な歯磨き粉!フッ素なしの方が良い?

子供の歯磨き粉って何を使えばいいの?よく耳にするフッ素って本当に安全なの?子供の歯磨きは疑問がいっぱい。でも、どうせなら虫歯ゼロのお口の健康状態を親としては守ってあげたいところ。今回は子供の歯磨き粉に関する基礎知識、ご紹介します。

子供の歯磨きはいつから始めたら良い?

子供の歯磨きは、ずばり最初の歯が生え始めた赤ちゃんの頃から行うのが正解です。

赤ちゃんの頃は、唾液である程度は口内の自浄作用がはたらくため必要ない、という話も聞きます。

しかし幼いうちから習慣づけておくことで、生涯にわたる健康な口内環境を守ることが出来ます。

赤ちゃんの頃は口の中に歯ブラシを入れる、という行為に慣れることが重要ですので、

優しく歯をこすってあげる程度で十分です。

1歳を過ぎたら自分で歯ブラシを握らせてみましょう。

とはいえ、仕上げ磨きは大人がしてあげましょう。

歯ブラシも慣れなければ力のいれ加減を間違い、子供が自分で自分の喉を傷つけてしまう恐れがあります。

最初は大人も一緒に歯磨きをして、どのように歯磨きをしているのかお手本を見せてあげることも重要です。

徐々に慣れてきたら、自分でも仕上げ歯磨きをさせてみせます。

子供の歯磨き粉にはフッ素なしが良い?!

さて子供には虫歯予防のために歯が生えた時からの歯磨きが奨励されていますが、歯磨き粉はどうでしょうか。

大人と同じ歯磨き粉でいいのでしょうか。

大人向けの一般的な歯磨き粉と子供向けの歯磨き粉は、実は入っている成分が異なります。

ですから、子供は子供向けの歯磨き粉を使用してください。

具体的に何が違うかと言いますと、間違って子供が歯磨き粉を誤飲してしまっても人体に影響がないような物質が、子供用歯磨き粉には配合されています。

しかしフッ素は大人用歯磨き粉にも、子供用歯磨き粉にも配合されています。

フッ素は歯を強くする作用があるため、虫歯予防が期待される成分です。

また初期の虫歯菌の活動を抑える効果や治す効果まであります。

成人でも効果を期待して歯に直接フッ素塗布を行う人もいるくらいです。

その一方で摂取しすぎるとこれから生えてくる永久歯に影響を与えるなど、悪い面もあります。

とはいえその効能も無視できないため、保育園であってもフッ素奨励園もあれば控えた方が良いと説明する園まで…一体何が正解なのか。

問題は、摂取する量と年齢です。

過ぎたるは及ばざるに同じといいますが、効果のある物質だからといって大量に取れば体の害になってしまいます。

歯が生えそろい、うまくうがいが出来るようになる3歳児まではフッ素は0.7g、最初の永久歯が生えてくる8歳くらいまでは1.3gほどが1日に摂取してもいいフッ素の量です。

(米国学術会議の医学研究機関による発表より)

お使いの子供用歯磨き粉にフッ素が配合されている場合、メーカーによって配合量は異なると思いますが使用量の参考にしてください。

子供に安全なおすすめ歯磨き粉!

口の中をゆすぐことができるような年齢になるまでは、歯磨き粉はシェルタイプをおすすめします。

ゆすがなくても平気で、万が一誤飲しても大丈夫な成分で構成されています。

また、子供は大人向けのミント味などを嫌う傾向にあるので、我が子の好む果物の味をつけた歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。

いくつかおすすめをご紹介します。

【チェックアップバナナ/いいもん】

5歳までの子供用フッ素ジェルです。

一回に使用する量は切った爪程度の量ですから、毛先2本分ほどのごく少量で構いません。

仕上げ磨き時に保護者が使用しましょう。

フッ化ナトリウムが配合されています。

子供の好む味付けがされているので、歯磨きへの苦手意識を抱かせることなく使用できます。

【こども用はみがき(株式会社ジーシー)】

商品名そのままに子供向けのジェルタイプ歯磨き粉です。

フッ化ナトリウム配合でオレンジ、ストロベリー、アップルと様々な味が存在します。

六ヶ月~2歳までは3mm、3~5歳は5mm、6~14歳は1㎝を目安にご使用ください。

フッ素の長所は分かるが、それでも短所の方が気になる!どうしてもフッ素が入っていない歯磨き粉がいい!という方はこんなものもあります。

いかがでしょうか。

【ピカキッズ 研磨剤無配合歯磨き粉(株式会社サンギ)】

フッ素の代わりにミネラルがたくさん配合されていますので、歯には優しい成分のみで出来ています。

大人用は磨き粉には研磨剤が入っており、柔らかい乳歯は傷が付いてしまうことも。

しかしこちらは研磨剤無配合なのでその心配がありません。

虫歯治療は大人でも苦手な人がいるくらい。

できれば、行かないで済むようにしたい。

そのためのはお口の健康を守るしかありません。

虫歯が出来ないようにしっかり子供のうちから習慣を付けてあげたいですね。

歯磨き粉選びも重要なポイントですから、お子さんに合ったものを選びましょう。

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