赤ちゃんに授乳する姿勢や抱き方のコツは?ケープやクッションなどママが役立つ必須アイテム3選

今回は授乳についてご紹介します。新米ママさんが気になる授乳時間や間隔などはもちろん、病院で教えてもらったはずだけど忘れちゃったママさんにぴったりの授乳方法まで基本をお伝えします。また、先輩ママが役立った授乳アイテムなど一挙ご紹介しますよ。ぜひ参考にしてください!

授乳の基礎知識

まずは新米ママさんが気になる授乳の基本をご紹介します。

新生児の授乳時間は?

まず、気になる授乳時間についてです。新生児は生後1ヶ月の赤ちゃんを指します。まだ産まれたての赤ちゃんは、力が弱いためちょっと飲むと疲れてしまうので、頻繁に授乳する必要があります。
そのため授乳時間は、左右それぞれ5〜10分程度飲ませてあげてください。20分以上になってしまうと、赤ちゃんにもそしてママにも負担がかかってしまいます。長くなりそうな場合は一回休憩させてあげましょう。だんだん赤ちゃんも飲むのに慣れてきて、どんどん欲しがりますので、徐々に時間を飲ませてあげましょう。
また、ミルクと混合の場合は、時間ではなく量で調整しましょう。量は市販ミルクのパッケージに表記されていますので、そちらを参考にしてください。母乳に比べてミルクはカロリーが高いものが多いので、あげすぎないように気をつけましょう。

新生児の授乳間隔は?

続いて気になる間隔ですが、一般的には、2〜3時間おきにあげることが基本とされています。一度に飲む量が少ない分、回数を多くあげると良いでしょう。しかし、新生児の場合は何回飲ませても問題はないとされており、気づいたら1時間ごとにあげていた、なんてママさんも多いですよ。

ミルクとの混合の場合、迷うママさんも多いかと思います。ミルクをあげるときは、ミルクをあげた後、3時間は間隔をあけるようにしましょう。もちろん母乳の量によって変わるので一概には言えませんが、先ほどお伝えしたように、ミルクは母乳よりもカロリーが高いので、あげすぎには注意が必要です。
生後1ヶ月の検診で赤ちゃんの体重を見ますので、その際に、これからどのようにミルクをあげていくべきか、お医者さんから指導されることがあります。しかし、1ヶ月検診まで母乳が足りているのか、あげすぎてないか不安なママさんは、母乳支援などをしている助産院で定期的にみてもらうのも良いですね。

授乳はいつまで?

授乳は、平均的に1歳から1歳3ヶ月までとされています。1日3食離乳食が食べれるようになる事を目安として考えると良いでしょう。もちろん個人差がありますし、離乳食の進み具合を見たり、ママさんが職場復帰したり、色々な要因も関わってきます。

「卒乳」と「断乳」といった言葉を聞いたことがあるでしょうか?母乳の辞め方には、2通りの言い方があり、自然と飲まなくなるまで待つことを「卒乳」と言い、ママさん自身が授乳をやめるタイミングを決め、飲まないようにさせることを「断乳」と言います。もちろんどちらを選ぶかはママ次第。子どもとママさんに合った方法を選ぶと良いでしょう。

上手な授乳の方法とコツ

では、プレママの皆さん必見の授乳方法について簡単にご紹介いたします。

まず、授乳時の姿勢についてです。新生児の時は3キロ前後なので、負担に感じることは少ないのですが、成長とともにどんどん重くなり、同じ授乳姿勢を続けているとママさんの負担になっていきます。また、同じ姿勢を続けていると飲み残しと呼ばれるものが出来、古い母乳がつまってしまい、乳腺炎になってしまう恐れもあります。ママの身体の負担を減らせるような正しい授乳姿勢を心がけましょう。

基本的な姿勢、抱き方は4つあります。

  • 横抱き
  • 横向きに赤ちゃんを抱き、飲ませる方法です。体を安定させやすいので、飲ませやすいのも特徴です。授乳用クッションを使うと、さらに安定します。

  • 縦抱き
  • ママの足に赤ちゃんの足をまたがせて、赤ちゃんを縦に抱きます。しっかりと乳輪までくわえることができる姿勢ですね。赤ちゃんを安定させやすく、密着するのでおすすめの姿勢です。

  • フットボール抱き
  • 小脇にかかえて頭だけおっぱいの方に出して飲ませます。母乳の吸い付きが上手く出来ない赤ちゃんにおすすめの姿勢です。双子のママは一度授乳出来るメリットもありますよ。

  • 添い乳
  • 向かい合って横になって赤ちゃんに飲ませる姿勢です。夜中起き上がる必要がはいので、ママさんも楽チンです。しかし、飲ませた後にげっぷが出にくい姿勢でもあるので、出ない場合はしっかり縦抱きで背中をさすってあげてくださいね。

授乳のコツをつかもう

最初は授乳も難しいものです。自分だけが出来てないと不安に感じる必要はありません!だんだん慣れていきましょう。また、ママが辛い姿勢は赤ちゃんも辛い場合がほとんどなので、コツを掴むのが1番です。
まず、背もたれやひじかけを上手く利用しましょう。何かにもたれながら授乳するだけで、ママの体はとっても楽になります。授乳中は猫背になりがち。少し胸を張る気持ちでやりましょう。
つぎに、正面を向かせ、乳輪部までくわえさせることです。斜めだとくわえ方が浅くなってしまいますよね。おっぱいは乳輪部にたまっています。深くくわえさせることが出来るように、しっかり正面を向かせましょう。
そして最後は、授乳用クッションを活用することです。授乳クッションがあると小さな赤ちゃんでも高さが出ますし、なんといっても抱っこする負担も減ります。高さが合うものや、固さ、カバーの取り外しなどを考えて選びましょう。
初めての授乳はママにとっても、赤ちゃんにとっても難しいもの。何回も繰り返し、息を合わせていくものなので、色々な方法で試していきましょう。

こんな時はどうするの?

続いては、こんな時はどうするの?という疑問にお答えしていきます。

風邪をひいてしまった

結論から言いますと、母乳から風邪ウイルスが移る可能性はありません。しかし、想像出来るように、授乳中に咳やくしゃみをしてしまうと、感染してしまう可能性があります。
予防としては、風邪をひいてしまったら、家の中でもしっかりとマスクをしましょう!また、風邪の時こそ母乳をたくさんあげてください。母乳には栄養がたくさんありますので、栄養をしっかり取ることができ、予防につながります。
薬に関しては、母乳から赤ちゃんへの影響が心配されます。長引いたり悪化してしまったりしてどうしても薬が必要な場合は、自己判断で市販薬を飲まず、お医者さんに相談しましょう。赤ちゃんへの影響が最低限に抑えられる薬を処方してもらえます。

授乳中痛くなってしまった

おっぱいがキューンと痛みを感じたり、胸が張ったりするのは、母乳を作り出しているサインなので問題ありません。おっぱいマッサージをしたり、水分をたくさんとったり、食生活を見直したりしましょう。
しかし、チクチクする痛みや強い痛みの場合は、乳腺が詰まっていたり、細菌から炎症を起こしている場合があります。無理せず病院へ相談しましょう。

授乳中カフェインはOK?

妊娠前にコーヒーを毎日飲んでいたのに、妊娠中は飲めなかった…なんてママさんは、赤ちゃんが産まれたらまた飲みたくなりますよね。
ママがカフェインを摂取すると、母乳へ1%程度移行します。しかし、赤ちゃんへの影響は少ないと言われてますので、1日2.3杯なら問題はありません。
カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶や緑茶、またココアやチョコレートにも含まれていますので、過剰摂取にならないように気をつけましょう。

授乳中アルコールはOK?

結論としては、お酒は控えるべきでしょう。アルコールは80〜90%が移行します。そのため、内臓が未発達の赤ちゃんにアルコールがまわってしまうと分解出来ずに成長に悪影響をもたらす危険性があります。
時間をおけば分解されるアルコールですが、残念ながら、何時間後なら母乳への影響がないというデータは日本ではありません。
米国の研究では、缶ビール1本、ワイン1杯の量は、2時間半ほどでアルコールがゼロになるといわれていますが、アメリカ人においての研究であり、さらに体格やホルモンなどに寄っても異なります。
しかし、疲れた時やもともとお酒が好きなママにとって、お酒が飲めないのは辛いですよね。離乳食に移ってきて、夜の授乳が無くなってきたら解禁を考え始めても良いでしょう。

授乳の必需品

授乳ケープ


必要か必要ではないか問われることの多い授乳ケープですが、授乳室があるかどうか気にせず出かけたいママさん、また2人目3人目と兄弟がいるママさんにとっては、重宝されています。
例えば、ネットで口コミの多いDORACOの授乳ケープは、見た目は授乳ケープに見えない可愛さ。また、専用の袋に入れるとコンパクトにまとめることもできます。また、ポンチョタイプは、成長してよく動くようになっても安心ですね。

授乳クッション


あると何かと便利な授乳クッション。授乳時の手助けをしてくれるのはもちろん、授乳期間が終わってからも使えるものも多いです。
ネットで人気のBOBOの授乳クッションは利便性が高い一品。さらに日本製なども安心ですね。授乳意外の使い方として、座る時の補助としての使い方やお昼寝枕に使う方法なども紹介してます。

授乳ブラ


こちらは授乳の際の必需品ですね。普通のブラジャーではさっと母乳をあげるのは難しいものです。機能性が高いことはもちろん、せっかく買うなら授乳後も使えると嬉しいですよね。
楽天サイトで上位人気の授乳ブラは、美胸授乳ブラとしても有名です。日本製のもので、妊娠により驚くほど変化する胸を支えるブラを研究し、出来た授乳ブラです。ノンワイヤーなのですが、アンダー部分がしっかりしているので、固定もばっちりです。

ママはファッションにもこだわりたい!

利便性が高いのはもちろんですが、やっぱりかわいいのが欲しいのが乙女心ですよね。でも意外とマタニティー服は種類が少なく、さらに授乳出来るタイプとなるとさらに減ります。服は好みなので、気に入るものを選びましょう。

赤すぐネット

ママに人気のシンプルなデザインの多い赤すぐネットでは、口コミなどが多くのっているので、使い勝手やサイズの参考にもしやすいです。
また、なんといってもコスパがとっても良いですね。お財布に優しい価格が揃ってるのは赤ちゃんにも買うものがたくさんあるママにとって嬉しいですね。

ミルクティー

こちらのサイトは可愛い授乳服がたくさんあります。授乳服と思えないデザインのものがたくさんで迷ってしまいそうです。さらに、フォーマルなものからカジュアルなものまであるので、幅広いママから支持されています。

ベルメゾン

通販サイトで有名なベルメゾンのマタニティーページもママに人気の通販サイトです。こちらも種類の豊富さが嬉しいですね。幅広い年代の方に人気のサイトです。

授乳期間もこそだてを楽しもう!

今回は授乳についてご紹介しました。最初は上手くいかなくて当たり前です。赤ちゃんにとってもママにとっても初めての経験なので、一緒に慣れていきましょう。授乳の時の絆は、パパには経験出来ないものなので優越感にも浸れますよ!
いまは授乳グッズが増えていたり、可愛い授乳服もたくさんあります。ぜひ、赤ちゃんとの大切な時間である授乳を楽しんでください。

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